今回は【シンプルに子どものモチベーションの上げ方とは】と題し、お話をしていきます。
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ありがとうございます。
モチベーションアップというのは、大人になっても【どうすればいいのか】と悩む人も多いです。
子どもも同じように、【やる気がでない】【勉強しないといけないのにやりたくない】と思ったりしています。
そして、親の方も【どうすれば子どものモチベーションをアップできるか】と考え、色々と調べたりもしています。
塾に入会する時に【子どもがやる気が出るような指導をお願いします】と話をする親もいました。
それだけ、学習意欲を引き出すことが家庭では難しいことがありますし、私も経験上、教育産業に頼らざるを得ない状況になっている家庭も少なくないのだと感じることもありました。
ただ、子どもの学習意欲はお金をかけてどうにかするよりは家庭で対策すること、そして子どもが勝手に意欲的に勉強に取り組んでくれることが一番です。
とはいえ、実際にどうやってモチベーションアップをしていけばよいのか分からないことも多いです。
とくに子どもの性格は親に似ているとも限らないので、親の経験で【こういうことでやる気が出た】が通用しないこともあります。
さらに言えば、勉強は【成績アップを目指す!】と心に決めて行動に移してから結果が出るまで早くて数ヶ月はかかります。
短期間で結果が出ないという現実が、【勉強しても成績が上がらないからやめた】と諦めてしまう子を生み出している原因でもあります。
努力をして結果が出るまでの時間差を小学校低学年、3年生くらいの子どもに理解させるというのは少々難しいものもあります。
そして、小学校4年生以上の学年でも頭では分かっていても【いざやれるのか?!】というと、おそらく厳しいと思います。
とにかく、少しでも子どもの意欲が出てくるような取り組みを考えて実践していくしかありません。
今回は、どのようにしたら子どものモチベーションを上げられるのかをご紹介していきます。
子どもの性格に合う方法を見つける
まず、子どもの性格に合うモチベーションアップの方法を見つけるようにしましょう。
例えば、人前での発言が苦手、間違えるのが怖いという慎重派の子は親が【失敗しても大丈夫】と声がけをして励ましつつ、子どものやる気が出るようしっかりサポートしていきましょう。
我が家では子ども③にこういう傾向があります。
極度の人見知りであり、小柄な子なので、幼児期や小学校低学年の頃は【自信が持てない】【ガンガン積極的に発言する子みたいにできない】と挑戦する気も出ず、ましてや人前に出ることや発言することが苦手でした。
こういう性格は3歳とか4歳の頃に把握し、とにかく根気強く子ども③の得意なこと、できることなど励まし、励ましの連続を繰り返してきました。
小学校2年生で【約束のネバーランド】を読んでいても【この学年でその本を選ぶ子はなかなかいないよね】と、本当に些細なことでいいので【体は小さいけれど同級生よりも背伸びしている部分】を見つけて褒めました。
そうしたサポートが実を結んだのか分かりませんが、小学校4年生頃から積極性が増してきて、勉強にも主体的に取り組むようになったり、小学校5年生になってからは委員会活動やクラス内でもリーダーシップを取るような役職に自分から進んで立候補するようになり、家族全員が驚いています。
一方、子ども①のようなマイペースな子はとにかく【気分のムラがある】【簡単に学力を伸ばしたい】【時間を気にしない】という欠点があることを十分理解した上で、親の方も怒りを爆発させないように、【競争感覚を取り入れる】ということをしました。
つまり、【子の勉強を毎日続けたらご褒美】【タイムを計って早くなれるかどうかチャレンジする】でマイペースながらも競争心が芽生えるような勉強法を取り入れてみました。
子ども②はコツコツタイプですが、どちらかというと周囲の目を気にするタイプであり、自分でリミットをかけるタイプなので、【すごく頑張っているね】と言いつつ、【この問題も解いてみるとさらに力がつくよ】と誘導することを心がけました。
子どもに成功体験を積ませる
さて、子どもの性格に合わせたモチベーションアップの方法を家庭で実践するのと同時に、子どもに成功体験を積ませることを意識してください。
【毎日計算ドリルを1ページやろう】【継続して頑張ろう】とすぐ終わる課題からスタートし、達成すべき目標も【子どもが確実にクリアできること】とハードルを下げ、達成感を得やすくする工夫をしましょう。
初めは時間や量よりも、確実に達成できることを重視することがポイントです。
そして、勉強を頑張ってきている、親が見て成績が上がってきているなと感じたら、これまで避けていたような問題、でもちょっと頑張ればできる問題を1問、2問取り組ませてみてください。
こういう問題を自力で解く、もしくは親のほんの少しのサポートで解けると、子どもは【以前よりもできるようになった】と自覚するようになります。
これは、子どもにとっては大きな自信になります。
そして、親も子どもが正解したらしっかり褒めてください。
【前は嫌がっていた問題なのに】とか【避けていた問題をちゃんと解こうとしたなんて成長したね】など、前よりも成長しているところ、力がついているところを指摘すると、子どもも【親が見守ってくれている】【自分でも気がつかなかったけれどそうなんだ】と驚きつつも嬉しくなり、勉強への嫌悪感が減っていきます。
ただ、成功体験を積ませていく過程では応用問題を解いていくなかで【やっぱり分からないな】と感じることもあるでしょう。
そういう時は【ゆっくりでいいよ】【わからないならそう言っていいんだよ】と声をかけてください。
決して間違いを責めず、【ここまではよくできてるじゃない!】と部分的に褒めるようにすると、くじけずに努力することに慣れていき、結果として【ステップアップができた】になります。
どうしても結果ばかり気にしてしまうと【成功体験=間違えないこと】になりがちですが、努力をすれば結果は後からついてきます。
大切なのは子どもの【努力した】【工夫した】【前よりよくなった】という自分の成長に気づかせてあげることです。
自分の意思で決断させる回数を増やす
ところで、私が塾で仕事をしている時に【どうしたら生徒はやる気が出るのか】と色々と考えた末にたどり着いた答えのようなものとして、【自分で勉強をやると決意させるまでのサポートをする】【成績を上げたいという気持ちを引き出す】というものがあります。
極論を言うと、子どもが勉強するかどうかは気持ち次第です。
気持ちが勉強に向いていればやりますが、勉強から遠ざかれば当然ながら【勉強はやらされるもの】と感じます。
【やらされる】より【自分で決める】の方がやる気が出ます。
ですから、子どものモチベーションを高めるには【自分で決めた】という感覚を育てることが【主体性を育てる】になり、勉強を自分のこととして捉えられるかどうか、のカギを握ることになります。
すぐに家で実践できるのは子どもに勉強の時間、勉強する教科の順番を選ばせてみることです。
子どもとしても自分で決めたことですから、【親に言われてやっている】より責任を多少なりとも感じます。
【とりあえず勉強を10分やってみようか】から始めていき、それを継続していけば着実に力をつけていきます。
どうしても、子どもが宿題や家の勉強の取り掛かりがおそいと親があーだこーだと言ってしまいますが、子どもの考えを聞くことで、【このことに関してはあなたが主役ですよと】と主導権を持たせることになります。
子どもの性格上、【最初から勉強で決断させるのはちょっと】と感じる時は、先に宿題をするかゲームをするかや週末の夕飯を何が食べたいのか考えさせる、選ばせるということをして【受け身ではなく自分で考えて決めることが当たり前】に慣れさせ、次のステップで勉強面での選択する機会を増やしていくのもおすすめです。