【結論】小学4年は決定的な学力の分岐点。小学5年からドカンと顕在化する話 | 元塾講師 透明教育ママ見参!!

【結論】小学4年は決定的な学力の分岐点。小学5年からドカンと顕在化する話

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子供①②を通じて感じている、小学3年生から少しずつ学力格差が出始めているという話は今まで何回かしてきました。

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小学5年でドカ~ンと学力差が出る理由

公立小だから簡単、ということは一切ありません。

1年生からの小さな積み重ねが小学4年で爆発し、そして5年になると【出来る子・出来ない子・普通の子】に分類されます。

 

小学5年の子供①に、クラスでの学力差はハッキリしているのかと聞いたところ「バッチリだよ」というズレた返答をしてきました・・・。

 

とりあえず、クラスのみんなが【あの子は出来る】【あの子は勉強しない】【あの子はまぁまぁ】と把握しているようです。

高学年になると、自分と他者の違いも分かるようになり、比較することもできます。

 

たしかに親世代でも、高学年でクラス内の賢い子と勉強苦手な子は何となく分かりましたよね?

どうもその差が拡大するばかりなのと、差が以前よりも鮮明に出ているようなのです。

 

ではなぜ、差が広がり小学5年でドカ~ンと顕在化するのでしょうか?

その理由を勝手に探っていきます!

 

理由1.アクティブラーニングが増えて子供の総合力がバレる

国の方針で、義務教育で生徒自らが調べて発表するアクティブラーニングに力を入れることが決まっています。

それを受けて、親世代よりも現在の小学生は授業で発表する機会が増えています。

 

とくに年度末の授業参観は1年を通じて子供の成長を感じるように発表形式の授業が行われることが多いです。

5年間見ていると、学年が上がるにつれて生徒の能力差がハッキリ出てきます。

子供に対して能力差というのは嫌ですが、運動面でも能力の違いがあるように、やはり学力でも差が目立ってきます。

ただし、運動能力に比べて学力は本人の意志で改善できるので、【ウチの子ムリだ~】と諦めるのは早いです!

 

授業参観を通して感じたのは、以下の3つの力の差です。

  1. 語彙力
  2. 表現力
  3. まとめる力

それでは、それぞれの力を説明していきましょう。

 

1.語彙力

子供達の発表を見ていると、自分の気持ちや考えを伝える時に語彙の豊富な子と少ない子がいることに気がつきました。

語彙力がないと発表する時間も短くなりますし、何を言いたかったのか伝わりにくいマイナスな面もあります。

 

何も知らない大人からすると、「語彙力少ない=勉強苦手」「語彙力少ない=本を読んでいない」という印象を受けます。

そして、語彙力の問題はそのまま入試での論文や面接、就職活動でのエントリーシート作成に面接に直結すると思い、恐ろしくなりました。

 

これを目の当たりにし、子供①②③の語彙力対策しないと、と立ち上がりました。

 

 

塾の国語でも語彙問題は出されますが、やはりリラックスしながら学ぶことも大切ですからね。

学習漫画は重宝しています。

 

2.表現力

ここで言う表現力とは、発表時に見ている人がすぐに分かるイラストや表を作る力のことを指します。

大学や社会人になった時のプレゼンテーションで役に立つ力です。

要は資料のまとめ方。

 

小学生といえども、学年が上がると個性が出てくるので、授業参観中も興味深く見ました。

調べた対象物の相違や特徴をどうすれば伝わるのか、と子供一人一人の創意工夫が分かります。

 

何というか、子供の目でも【やる気ある】かどうか判断出来てしまうんですよね~。

低学年までなら気がつかないけど、というものです。

 

 

グラフの書き方は小学3年生頃から算数や理科で勉強しますが、時間を割いて学ぶことは。

「どんな風に書けばいいのか知りたい」という方には、統計グラフコンクールの入賞作品で小中高生の作品を見ることができます。

 

ちなみに授業参観での発表で、子供①は用紙にびっくり箱的なものを貼り付けていました・・・。

 

3.まとめる力

発表の締めも言葉、すなわち要約する力も成長するにつれて差が顕著です。

どうしても、子供達の発表を斜め目線で見てしまう悪い癖?があるので、まとめ方をチェックしてしまいます・・・。

 

調べたことで明らかになったこと、それを受けてどう感じ、どうしたいのかを自分の言葉で述べるわけです。

 

これは、国語の力そのものなので子供のトータル力が垣間見えてしまいます。

説得力のある発表かどうか、を左右する重要な力です。

 

2020年度以降の教育改革では記述問題が増える、思考力を重要視されます。

文章の構成を考えて相手に伝えるスキルを身に着けるのは、短期間で出来るのは難しいです。

 

【ウチの子、まとめる力ゼロ!】という場合は、出口汪先生の論理シリーズでコツコツ基礎固めしていくのをおすすめします。

 

はじめての論理国語

出口先生の最新作で、2020年度からの新教育対応と謳っています。

基礎的な問題が多いのとカラーなので、子供もお手上げ状態になりにくいと思います。

【論理的な文章とは?】という説明も書いてあるので、さっさと終わらせるのではなく、丁寧に時間をかけて読み&解くことが重要です。

どの問題集でもそうですが、苦手な場合は学年で括るよりは、子供の学力に合わせて購入するようにしましょう。

 

 

 

 

緑の論理エンジン

論理エンジンシリーズの緑は、縦長なので学習机で書き込むのに便利な形ですね。

問題の数が多いので、

緑の論理エンジンは、地方の大型書店にも置いてあるはずです。

読解力をつけさせるぞ!、とコチラを最初に子供に渡すと拒否られる可能性もあります。

 

手始めに【はじめての論理国語シリーズをして、と段階を踏むようにしましょう。

 

 

 

 

水色の論理エンジンシリーズ

中学受験対応可、という水色の論理エンジンシリーズ。

小学4年~6年生向けが出版されています。

深く読み、自分自身で考えを導き出す力を鍛えることを目標にしています。

 

地方でこの問題をスラスラ解けれたら、他の子より抜きんでるレベルになれるはずです。

 

 

 

理由2.親の勉強への意識差が昔より広がっている

昭和時代なら、【大学出れば将来安泰】ということで親は子供に高学歴を望みました。

その考えが崩れたのが、バブル崩壊と就職氷河期。

大学時代が氷河期に被る親も多いとは思いますが、想像を絶するほどの就職難でした。

 

個人的に、【大学出しても就職できない】というコスパの悪さが親にアピールされた気がします。

とくに、地方の親は【仕送りも大変し地元の大学出て就職すればいい】という発想の方が増えたかな、と。

 

只今、親の考えで子供の学力はダイレクトに影響を受けると肌で感じている最中です。

各家庭の考えですが、勉強への考えの差がトップ層とボトム層でグングン広がっている印象を受けています。

 

ただし、勉強をすることで将来の選択肢が広がることは間違いありません。

勉強しないで楽に医師になることも、食材や衛生の知識を気にせずに調理師免許を取ることも出来ません。

 

4年生が分岐点になるのは理科と社会の存在

3年生から学習する理科と社会は内容的にも深くまで勉強することはあせません。

しかし、4年生になると社会では住んでいる地域の産業や農業、地図の見方もさらに詳しく学習します。

理科も、天体の動きなどの自然現象の観察をして知識を増やしていきます。

 

受け身のままだと定着しにくい2教科なので、自分から学ぶ意欲を持たないと成績が向上しにくいです。

子供①が4年生の時に小学校で受けた年度末のまとめテストでは、理科と社会が壊滅的だった子が多くて先生がお説教していた口にしていたことがあります。

 

その中には、普段の国算はそれなりに高得点を取る子も含まれていたそうです。

理科と社会が好きな子供①は、「あんなに楽しい教科なのに、みんな勉強するのが面倒らしいよ」と不思議がっていました。

 

番外編:理科と社会は学習漫画で好きにさせる!

我が家では、子供①の入学以降から少しずつ学習漫画を購入して理科と社会対策をしていきました。

 

一番最初は鉄板のドラえもん。

 

子供達がコナンにはまってきたら、ハードルは高いもののコナンも書い足し。

 

最近は、こち亀まで購入しています・・・笑。

 

学習漫画は、子供に理科と社会の知識を楽しく身につけさせることが出来るます。

また、「理科と社会は楽しい」という気持ちを芽生えさせてくれるので、本当に学習漫画はおすすめです。

 

高学年で明らかになる差は低学年からの積み重ねの差

私自身、小学生時代は勉強もせず遊び惚ける日々を送っていました。

中学入学後に覚醒し、勉強をしましたが、とんでもない努力を要しました・・・苦笑。

 

自分を反面教師にし、子供達には1年生から家庭学習の習慣を身につけさせるよう決意!

無理のない範囲で、です。

 

まぁ私の子供なので、基本的にグータラ小学生ですが、それでも勉強するように、を意識しました。

 

低学年で軌道に乗り、あとは将来の夢や目標を見つければ自発的に勉強するようになります。

子供①は、宇宙やロボット、AIに興味関心があるので、夢を実現するために勉強へ意欲が増しました。

子供②も、なんとな~く夢が出来たようです。

 

高学年になって【このままだとヤバイ!】、と本人が目覚めるケースも稀にあるかもしれません。

しかし、確率の低いことに賭けるのは無謀です。

 

やはり低学年からコツコツと知識の貯金を作らせておくことが大切だな、と過去の自分とと子供①②を比べると痛感します。



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