学習漫画好きな私、と子供たち。
これまでは鉄板の【ドラえもん】を中心に購入したり図書館で借りていました。
しか~し、子供①が小学4年生になり、夏休みに挑戦した学習漫画シリーズがありました。
それは、小学館から出版されている大人気漫画コナンの学習シリーズです。
エール出版社より本が出版されました。
小学3年生から4年生で気をつけるべきことを詳しく取り上げています。
kindle出版しました。unlimitedでも読めます。
完全に無料で読めるコミックエッセイです。
↓こちらはアマゾンの縦読みfliptoonです。
キンドルとは違う読み心地かなと思いますので、読み比べもしてみてください。
内容は一緒です!
透明教育ママの絵日記 教育系コミックエッセイだけど役に立つ可能性ゼロ【ブログ放置編】
新作です。
kindleのジャンル別ベストセラー獲得しました!
ありがとうございます。
学習漫画の世界は深い
コナンは映画でも興行収益が話題になるなど、幅広い層・年代に支持されている漫画の一つでもあります。
さて、コナンの学習漫画の存在は子供①が幼稚園生の時代から知ってはいました。内容はコナンの世界観を踏襲した話を挟みながら学習していくスタイル。
ドラえもんの学習漫画同様に、王道の手法ですね。
ですが、ドラえもんとは全く雰囲気が異なります。おそらく、読者ターゲット層が高めに設定されているからでしょう。文字が小さいです。
いや、私の目の衰えでそう見えるのではありませんよ・笑。
子供たちもそう指摘しています。
今回は、小学生中学年以上向けと思われるコナンの学習漫画もオススメ!、な理由を書いていこうと思います。
コナンの学習漫画は知識が全て会話に入っていて分かりやすい
ストーリに小学生向けの知識を落とし込んでいます。
例として分かりやすいのが、地理をメインにした名探偵コナン推理ファイル 地図の謎。
コナン一行(コナン、蘭姉ちゃん、毛利探偵といういつもの3人)は美味しいラーメン屋さんがある、という話を聞いて茨城県土浦市にやってきました。
ところが、偶然火事に出くわして・・・、という放火事件を下敷きにしたストーリー展開。
放火魔は市街地のシャッター商店街を狙って全国各地で放火している設定にし、街中の商店街の没落と原因や日本海側と太平洋側の季節風の説明などを上手く取り上げています。
正直、普通の小学1年生は理解に苦しむことでしょう・笑。漢字は全てルビが振られているので低学年の子でも読めます。
子供②も読んではいますが、知識はチンプンカンプン・苦笑。話のみ楽しんでいます。気に入っているようなので、それはそれで良しとしておきましょう。
火事に関する会話で、蘭姉ちゃんが【振袖火事】という言葉を発するシーンがあります。いやいや、私知りませんけど!?、とGoogleですぐさま検索しましたよ。
中学受験する子はマストアイテムな学習漫画
正直言って、地方の中学受験しない子供が知らなくても困らない情報も記載してあります。
【地図の謎】では測量方法も丁寧に説明してありますし、北緯南緯から、秋田県にある経緯度交会点標示塔(全く知りませんでした)などなど、てんこ盛り。
ユーラシア大陸はアジア州とヨーロッパ州に分けられるという話はまだいいとしましょう。
世界の6大州の面積とパーセンテージものっていたりと、どんな小学生がこの知識を求めているというんだい、と突っ込みたくなるようなディープな学習漫画です。
地方の子には敷居が高いが視野が広がる学習漫画
首都圏や近畿圏を筆頭とする中学受験激アツ地域在住で受験組の子なら必須の学習漫画シリーズです。
しかし、ノー中学受験組が大半の地方の小学生には敷居が高いと断言できます。
ストーリーはコナンの世界観が表現できていますが、なにせ漫画は2作(地図の謎は)。その間の知識猛プッシュ、濃い内容のページを飛ばす子が多いと容易に想像がつきます。
地図記号の紹介ページでは田んぼ、畑、針葉樹林といったメジャーどころから、ハイマツ・笹地というマイナーもの(私的にです)も登場。
極めつけは海辺の地図(本では鞘の浦)。
隠顕岩の記号、初めて見ました。えぇ。
ですが、知らないよりは知っておいた方がイイ、というのが知識というもの。興味関心の幅が広がり、悪いことは一つもありません。
コナンの学習漫画は、メインテーマ以外の知識も漫画の中に織り込んでいますし、最初はストーリーを楽しみ、2度3度と読み返していくことで知識が自然と身に付くこと間違いなしです。
ちなみに、放火魔の話ではシャッター商店街のこと、日本の海流と季節風のはなし、2話目ではシーボルト事件の話などがさらりと描写されています。
コナンの学習漫画のジャンルは広い・除く国語
小学館は、低学年→ドラえもん、中高学年→コナンも併用、という作戦で二枚看板を上手に利用していると個人的に推測しています。
ドラえもん同様、コナンも様々なジャンルをカバーしてます。ただ、ドラえもんと違うのは、【○○シリーズ】として4ライン出版されています。
既存の学習シリーズラインと、科学シリーズの2種類があるドラえもんよりラインが多いので、最初は混乱しました・笑。
ドラえもんの学習漫画に関してはこちらで詳しく説明しております↓
名探偵コナン推理ファイル
一番最初に出版された学習漫画シリーズ。全18巻です。
名探偵コナン推理ファイル 地球の謎 (小学館学習まんがシリーズ)
タイトルに○○の謎、とついているのが特徴です。
厳密に言うと、最初の学習漫画は科学トリックBOOK1、2ですけどね・笑。
[amazonjs asin=”4092531427″ locale=”JP” title=”名探偵コナン 科学トリックBOOK (1) (小学館ワンダーランドブックス)”]
どうしても、事件専門という漫画的なイメージからか、ドラえもんのように国語的なものは少ないです。
あるのは漢字の謎だけ。
[amazonjs asin=”4092961278″ locale=”JP” title=”名探偵コナン推理ファイル 漢字とかなの謎 (小学館学習まんがシリーズ)”]
これも、謎の手紙を読み解くというコナン的な展開ができるから誕生したと思われます。
やはり、国語の慣用句やことわざは低学年から親しませたほうがいい知識なので、そこはドラえもんに任せているのでしょうか。
日本の歴史の謎もあり、社会科や理系のディープな知識を求める子供にはベストな学習漫画と言えます。
ちなみに、名探偵コナン推理ファイル エジプトの謎 は完全に高校生の世界史レベルです・笑。
[amazonjs asin=”4092969422″ locale=”JP” title=”名探偵コナン推理ファイル(既18巻)”]
サイエンスコナン
名探偵コナン推理ファイルの【地球の謎】と同時期に出たのが名探偵コナン実験・観察ファイル サイエンスコナン 磁石の不思議 。
それ以降、コンスタントに出版され、既刊は全10巻。
コナンの話で普通に出てきそうな科学的な話専門の学習漫画です。
ドラえもんの科学シリーズをワンランクアップ、または別の角度から知るのに適しているシリーズという印象。
名探偵コナン 理科ファイル
タイトル通りに理科に特化した学習漫画です。理科を習い始める小学校3年生以上を対象にしていますね。
が、やはり漫画の間に掲載されている図や文をみると、完全に難関中学受験を考える子供向け内容です・笑。
進学塾に行きつつ、あまり復習しないで記憶だけが抜けていく子供①のようなタイプの子供には、ちょうどいい本です。
子供①は星と星座がお気に入りですが、やはり内容は濃いです・・・。
[amazonjs asin=”4092961847″ locale=”JP” title=”名探偵コナン理科ファイル 星と星座の秘密 (小学館学習まんがシリーズ・名探偵コナンの学習シリーズ)”]
日本史探偵コナン
日本史探偵コナン 全12巻セット (日本史探偵コナン全12巻)
推理ファイルの中にも、【日本史の謎】として縄文時代~明治時代までの日本の歴史を4巻でまとめていますが、それとは別に全12巻に日本史をまとめたシリーズ。
何と言いますが、コナン好きの親が子供のためと言って購入してしまいそうな雰囲気ですね・笑。
ルビも振られており、学年は問わないのですがやはり中学年以上対象です。
探偵と歴史ものが好き!、というお子さんは何度も読むこと間違いなし、です。
タイトルも【3 飛鳥時代 霧の中の異邦人(ストレンジャー) 】、とコナンの世界観反映。
普通の歴史系の学習漫画はあまり読まない、という子にも知っているキャラクターなのでとっつきやすいと思います。
ただし、コナンはディープな情報が多いので、お子さんの知識が追い付いていないと混乱を招く恐れがあります。気を付けてくださいね。
まとめ コナンの学習漫画で知識増を狙う
ドラえもんの学習漫画は早い子で年長から読めますが、コナンはどう考えても9,10歳以上をダーゲットにしています。
それまで、ドラえもん的な学習漫画に慣れていた子からすると文字や内容が濃いので、面食らうかもしれませんが、探偵ものの児童書を読んでいるとコナンのストーリーに引き込まれ、抵抗なく読むことでしょう。
国語系の学習漫画は、やはりドラえもんが鉄板で、理系の深い知識を得るにはコナンがオススメ、と言えます。
低学年から読める探偵系の本を紹介しています↓