【幼児期から意識したい】10歳の壁の越え方【恐れる必要なし】

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(Last Updated On: 2021年8月24日)

 

今回は、小学生を持つ親なら耳にしたことのある「10歳の壁」「小4の壁」の乗り越え方について説明していきます。

教育産業では保護者の心配や不安を煽るパワーワードのように使われることが多いのですが、必要以上に恐れることはありません。

 

ただし、「うちの子まだまだ先~」と余裕で構えていると、準備期間に当たる小学校低学年の時期はあっという間に過ぎ去ります。

そして、後であたふたする羽目になるので注意が必要です。

 

さて、10歳の壁といいますが、乗り越えれば飛躍的に学力や精神面が向上、成長していくチャンスの時期でもあります。

 

10歳の壁を越えるための準備運動

それでは、何の準備もなく10歳の壁を乗り越えられるのかというと、それはあまりにも無謀なことです。

もちろん、あまり勉強していないけれど飲み込みが凄まじい天才児は簡単に飛び越えられるけーすもあります。

しかし、勉強もしていない子が【ほら越えなさい】と言われてピョンと超えることはムリゲー。

 

幼児から児童、そして少年・少女へと成長の階段を駆け上がっていく時に息を切らさないでいるには、就学前か集中力や語彙力、そして努力する大切さを分かっている子の方が断然有利です。

 

与えられたプリント等をただやるだけでは、後伸びできません。

【なぜ、学ぶのか】という考えを子ども本人が理解していることが重要となってきます。

知識を詰め込もうと前のめりになっていても、10歳の壁を軽々と超えるのは難しいな、と個人的に感じています。

 

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まずは、なぜ小学4年生前後から学力差が目立ち始めるのかをおさらいしていきましょう。

 

 

飛び越えるかは小さな積み重ねの有無がカギ

 

さて、簡単に小学生時代の流れをザクっとみていきましょう。

小学生時代に家庭学習の習慣がないと、中学で挽回するにはありえないくらいの努力が必要となります。

しかし成績や校内順位が出る中学以前から学力差や立ち位置が決まっています。

 

そして、それが固定化されてくるのが小学4年生頃です。

子供①②を通じ、一般的な公立小の様子を見てきましたが小学4年でクラス内の勉強得意な子・苦手な子、はザクっと認識されてくるようです。

 

算数の出来不出来は一番目立つ

算数を例にすると、小学1年から3年生までに四則計算の基本(足し算・引き算・かけ算・わり算)を一通り学びます。

4年生からはそれらをベースに小数や分数の領域も習い、そこから差がだんだんと出始めることで学力差が顕在化します。

一般的に、このことが【小4の壁】とされますが、残念ながら差はその前から生じています。

 

小数や分数は「普段の生活であまり使わないから子どもも理解不足になっている」と思う親もいるかもしれません。

しかし、

・日頃から数字に慣れさせているかどうか

・子どもが自信を持つための少々の先取りをしてきたか

が別れ道になります。

あとは、地味に算数の躓きポイントになっている単位換算の影響も大きいです。

 

 

低学年の頃は計算スピードだけで目立っていた子も、割合等の単元に入り減速する子もいます。

 

国語の漢字力・読解力

 

一方、国語の方も習う漢字が徐々に増え、とくに小学3年、4年はボリューミー。

さらに習う漢字の数も増えたことで、しっかり学習していないと正しい同音異義語を選択することも難しくなります。

私も仕事をしている時に、漢字の苦手な生徒に出会ったことがありますが全員共通していたのが「小学3年生の漢字から躓いている」という点。

 

厄介なことに読解力に関しては小学校時代の大判の青いテストでは学力差が見えにくく、ガツンと出るのが中学校に入ってから

しかも国語は成績向上するまでに時間を有する科目ということもあり、小学生時代に軽視すると挽回するのが極めて困難になります。

 

小学校低学年時代は基本的にどんぐりの背比べです。

けれど、学年が上がるにつれてドカンと学力差として出てきてしまうのは、小さな積み重ねの有無が左右しているからです。

それでは、就学してから気を付ければよいのかというというと、そんなに単純な話でもありません。

幼児期からの読み聞かせや本と接する機会を増やすなど、意識して語彙力を増やして活字慣れしていくようにしましょう。

次は、理科と社会についてです。

 

理科・社会は家庭教育や学習漫画の所持で決まる

 

国語と算数に比べて、あまり重要視されない理科と社会。

小学校でも、確認テストや単元テストの回数は国算より少ないです。

そのため、期末の確認テストといった範囲の多いテストで思うように点数が取れない子も多く、地味に知識差が出やすい科目

 

理科と社会は学習漫画との相性も良いので、積極的に購入して家庭で無駄なく知識量を増やしていきましょう。

我が家には結構な数の学習漫画がありますが、これも【楽しみながら理科や社会の成績をアップさせる】ために意図的に購入してきました。

 

幼児期&低学年ではドラえもんの学習漫画

 

中学受験を考えているなら名探偵コナンの学習漫画

 

9歳・10歳向けの学習漫画活用に関する記事

学習漫画に限らず、良質な漫画は子どもに様々な知識を増やす格好のアイテムです。

 

就学前は意図的に向上心の土台を作る

小学校入学後は、各教科の知識などを増やしていく地道な作業が必要ですが、就学前はさらにその土台となる【向上心】を引き出していきましょう。

 

向上心の土台というのは、単なる先取りではなく子ども自らが【学びたい】と思うようにすることです。

小さい頃は親の言うことを聞いてプリントなどを解く子も、成長して反抗期に入ると全く勉強しなくなる、めんどくさがるというのは「子育てあるある」

 

【親の言うことだけを聞くロボット的な子】というのは表現は悪いものの、自分自身の力で人生を歩んでいくことが難しくなります。

・決断力の欠如

・親の言われるままに進路先や就職先を決める

・自分探しを延々と続ける

 

こんな子どもになって欲しいと願う親は一切いないと言い切れませんが、いたとしても超少数派(いつまでも親に頼って欲しいこでありたいと願う親)でしょう。

 

自分の個性を伸ばし、活躍できる場に身を置く。

多くの親が望む我が子の未来像ですが、こうしたゴールに到達するには幼少期から【向上心のある子】に育てていくことが大切です。

 

やる気のある子、目的意識を持って何事にも取り組める子は、10歳の壁を飛び越えるどころか容易にグーパンチで破壊することができます

親が事前に道を作り、歩むだけの子にはできないことです。

 

子どもの好きなことを見つける

 

子どもの向上心を引き出す具体例を言うと、自由に遊ばせることがポイントです。

放置するという意味ではなく、子どもの好きな遊びを親が把握したくさん遊ばせるという意味

同じ遊びでも、子どもによって遊び方が異なります。

例えば折り紙でも、昆虫やモノ、植物や乗り物など様々。

 

昆虫や動物が好きなら図鑑を借りてみ子どもの関心のある分野の知識を増やしていきます。

我が家の子供①②③はレゴが好きですが、遊び方は三人三様。

それぞれの好きそうな分野を感じ取り、関連した本を借りたり買ったりしてきました。

 

 

子どもの好きなものを見つける

本などで【好き度】をアップ

色々なことを知りたがる気持ちが伸びる

受け身ではなく自発的に探したり考えるようになる

 

こんな流れを作ることが、幼児期には大切です。

 

で、これらの流れは就学したら自動的に始まることはありません。

ある程度、親がベースを作っておくようにしましょう。

 

10歳の壁の越え方

さて、どうすれば我が子が10歳の壁を越えるのでしょうか。

まず大切なことは、親がむやみに焦らないことです。

【小学4年生になったら途端に難しくなる】と呪文のように口にしていると子どももその暗示に飲み込まれて【4年は難しい】と恐れおののくようになります。

 

10歳の壁を越える大前提として【親が必要以上に大騒ぎしない】ことです。

それでは、次から10歳の壁の越え方をご紹介していきます。

 

1.得意教科をひとつ作る

子育てをしていると何でも器用なオールマイティな子は憧れてしまいますが、全員が全員そういうわけではありません。

 

10歳前後になると他者との違いを気にするようになります。

何かしら自分が強みに感じる得意科目を一つでも作っておくと、【自分はこれならクラスでもトップクラス】と自信がつくようになります。

 

自信があるというのは魔法です。

私も、小学6年生の卒業直前の頃に担任のN先生から【社会が得意ならどの教科もできるはずだ】と励まされました。

馬鹿正直な私はその言葉を信じ、中学入学後にこれまでのグータラ小学生から脱却するに至ります。

 

なにも毎回100点という高いレベルを求める必要はありません。

平均より上なら【得意】と捉え、勉強に対して少しでも前向きになれるように持っていきましょう。

 

小学校でも、4年生が近づくと先生から【上級生に近づいている】と言われることが増えてきます。

家庭と学校でプレッシャーがかかりやすい時期になるため、子どもが揺るぎない自信を持つことは壁を越える上で強い味方となります。

 

2.素直につまずいた単元を復習させる

 

塾で仕事をしていた時、勉強の苦手な子ほど躓いた単元や学年まで遡って復習することを嫌がっていました。

やる気のある子や、勉強できる子は率先して【この単元が苦手なので】と自己申告して復習をします。

 

10歳の壁を撃破するには、理解が不確かな単元まで戻って復習することが大切です。

戻って勉強し直しすることは面白くないことでしょう。

けれど、その先のことを考えると躓いた単元を放置していると傷口は知らぬ間に広がります

 

土台がグタグタだと、その後に突貫工事をしても最終的に壊れるのも時間の問題。

私自身、中学生時代に突貫工事をして学力を上げましたが結局は基礎工事を省いた手抜き(小学生の頃勉強していない)だったので高校進学後にものすご~く苦労しました。

 

面倒なことかもしれませんが、小学4年生以降の学習内容をスムーズに理解させるためにも【過去に戻ってそこからやり直す】は必要不可欠です。

 

3.時間を気にする(スケジュール管理)

 

子どもというのは今の時間が永遠に続くと思いがちです。

この時間を気にしない、は勉強しない子の特徴の一つでもあります。

この特徴を含め、勉強しない子がなぜ勉強しないのかについて以下の動画で説明しています。

 

勉強しない子はどうして勉強しないの?

 

さて、小学3年生が終わり4年生になる=小学校の折り返し地点、を意味しています。

6年間というと長く感じますが、3年というのはあっという間。

子どもでも【3年間は早いな】と感じます。

 

時間を意識した行動が出来るかどうかは、今後の人生をより良くするためには必要なスキル。

10歳になる前に時間を気にして宿題やテストに備えるよう心がけるようにしましょう。

 

時間を上手に使えるようになると、

・目標を立てられる

・学習計画を考える

ようになります。

 

すぐには完璧にスケジュール管理することはできません。

1週間ごとの目標や、予定を書き込んで時間の流れを感じさせるようにしてください。

 

ダウンロード無料の子ども向け、大人向けのスケジュール表を作っています。

ぜひご利用ください。

 

長い人生の最初の分岐点

我が家の子供①は努力するのがまぁ、嫌いな子で痛い目に遭わないと頑張れない子でした。

しかし、塾のみんなについていくために頑張っています・笑。

 

中学進学を控えた今、英語の単語を覚えることを【面倒】とし逃げ回っていました・・・・。

で、ガツンと叱ってようやくコツコツと英単語を学ぶようにしています。

とは言え、英会話教室に行っている子との差は歴然。

そこは気にせず、自分のペースで頑張れ。そのうち追いつくよ、と励ましています。

 

10歳の壁が超えられたからといって【全て順風満帆】というわけではありません。

挫折や落ち込むこともあると思います。

その時は追い込まず寄り添うようにこころがけたいですね。

と言っている私でも、なかなか試行錯誤の日々を送っています・笑。

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