【小学生の学力】全国統一模試の追跡調査結果が興味深い話

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欧米の大学機関では1970年代より学力の追跡調査は普通に行われていますが、日本においては2000年代に入ってからが主流でしょうか。

親としては、そういったデーターは気になるものです。

今回、ネット検索をして気になった情報を紹介したいと思います。

四谷大塚主催の全国統一模試の追跡調査です。

 

エール出版社より本が出版されました。

小学3年生から4年生で気をつけるべきことを詳しく取り上げています。

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キンドルとは違う読み心地かなと思いますので、読み比べもしてみてください。

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ありがとうございます。

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テストの大規模データー

6月と11月が近づくと、テレビで流れる四谷大塚の全国統一模試のCM。

下剋上受験でも、中学受験を目指すきっかけとなった無料テストとして名称は変えてありますが登場してきます。

我が家では受けたことがありませんが、地方でも教育熱が高い家庭の子はほぼほぼ受けているようです。

 

2007年からスタートしたこのテスト。

四谷大塚のスタイルとしては、少子化で先細りが確実の塾業界で、地方塾と提携し裾野を広げていく作戦の中、地方での受験数も年々増加しているわけです。

 

まぁ、そんなこと大っぴらに表明できませんけどね・笑。それでも、小学生が地方と都市部の学力の違いを知るいい機会となっています。

会社としても、大都市圏の子息ばかりの受験ではあらゆるデーターとは言えませんし、そこに地方もプラスされれば厚みが増し、データーとしての有益性は高まります。

今回使われているデーターは、全国統一模試2009年のものです。

 

偏差値データーから見えてくるもの

毎日新聞のHPに、小学5年時の偏差値をグループ分けし、高校3年時の偏差値60以上のパーセンテージを表示したグラフが掲載されています。

また、2017年度東大合格者132人の小学5年時の偏差値のグラフが掲載されています。

⇒ 子どもの学力 10年追跡調査 知的好奇心育み学力アップ(毎日新聞 2017年10月20日)

超端的に言うと、小5の時点で偏差値60近くとっている子は高校3年生でも偏差値60以上をキープしている確率は高くなっています。

子どもの学力 10年追跡調査 知的好奇心育み学力アップ(毎日新聞 2017年10月20日)より

2009年のデーターと、全国統一模試では初期の方なので、おそらく教育熱が高めの家庭の子の割合が高い状態と思われます。

で、この結果なんですよね、ハイ。

 

小学5年以降での学力変動(大化けする)を期待してはいけない、と捉えてもいいかもしれません。

地方ではこのことを理解していない親御さんが多いんですよね・・・。

さて、次にのっているグラフでは小学5年生時の偏差値と2017年度東大に合格した132人のデーターをグラフ化した資料が載っています。

子どもの学力 10年追跡調査 知的好奇心育み学力アップ(毎日新聞 2017年10月20日)

偏差値40~49で計9人が東大に合格しています。パーセンテージに直すと、6.818%。

つまり、100人中7人未満の計算になります。

 

天才児を育ている保護者は、こういうレアケースには興味は持たないかもしれませんが、普通の子を育てている親からしたら、このレアな子がどういった道筋でたどり着いたのか気になるところです。

受験するということは勉強に関心がある家庭の子だけど、スポーツなどの習い事に熱中していて勉強が二の次になっていたのでは、と推測できたりもします。

そういった場合、基礎的な学力はついているけれど応用問題に触れる機会が他の子よりも少なく、模試では偏差値40だった、ということも考えられます。

 

エンジンをかけるのが遅かったけど、後伸びした、というタイプなのでしょう。

まぁ、我が家の子供②も塾のテストを受けて算数がボロボロでしたからね。基礎的な力はそこそこあるのに、やはり塾の問題形式は学校のそれとは違いますから。

 

家庭学習の質で偏差値がこんなに差がでますが、親から見て、二人の能力差はほぼありません。

家庭学習の質の違いが塾のテストで明白に【偏差値の差18】
学校のテストはほぼ満点。 けれど、塾の模試を受けてみたら結果が散々・・・、という話を耳にしたことありますよね? 我が家の子ども①②もその傾向がありますが、ちょっと興味深い話を今回は書いていこうと思います。 最初は実験のつもりではなかったので...

偏差値にとらわれ過ぎてはいけませんが、やはりデーターは現実を教えてくれますね。

 

今、家庭学習でやっておきたいこと

それにしても、二つのグラフを見ると小学5年生で学力がほぼ固定されているのが分かりますね。

教育現場に何かしらの形で携わった経験があれば、誰もが感じることですが、やはり教育に関心がある層以外だと、浸透していない事実だと思います。

 

順位が出る中学に入ったら自動的に勉強するハズがありません。

低学年からの学習習慣&基礎学力があってこそ応用にチャレンジできるようになるんです。

地方だと、高校受験が受験デビューというのがほとんどなのですが、トップ高校では応用問題の出来不出来が合格ラインになります。

 

そういった高校を目指す生徒は基礎学力があります。まぁ、中には無理やり受験する・させられる生徒もいますけどね・・・。

小学5年で固定化するので、もしお子さんの学力に心配があるのなら、それ以前の学年の単元まで遡って総復習をしていく必要があります。

たいてい躓くのは小学2年のかさの単位、漢字以降なので、ドリルを使用して手早くおさらいすることをお勧めします。

 

一番楽なのは、長期休みに出る総復習ドリルを利用する手です。

我が家でも、子ども②が2018年の夏休みに学研とZ会の復習ドリルを使用して基礎学力の定着をはかっています。

国語の文章が長いので、本を読まない子におすすめです。

カサの計算も学校より難しめ。

 

 

学校の復習ものとして、たいへんよく出来ています。Z会より基本的な作りですが、基本を押さえているかどうかを確認できるので便利。

 

こういった復習ドリルは、夏休みが終わっても復習教材として使用できますよ。

イベントが多くて勉強から離れがちな冬休みにも使いたい!、と心底思うドリルです。

 

まとめ

学力の追跡調査は日本においてはナイーブな問題なので、なかなか親の関心をひきつけるデーターが上がってこないのが実情です。

その中、超有名な全国統一模試の資料は貴重といえます。

もちろん研究機関のような分析には至っていませんが、価値はありますよね。

 

分かっていたけどやっぱりね、という気持ちと、やっぱりレアケースの子もいるよね、ということが分かり個人的にはスッキリしました。

情報収集の大切さを改めて痛感しましたね。

家庭学習は低学年から習慣付けを!勉強するしないの親子間衝突を回避、または和らげてくれます。

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