パートナー選び、というと恋愛サイトのようになりますが、今回は子どもの学習のパートナーについて書いてきます。
さて、我が家の2018年度の学校生活はのんびりと穏やかにスタートしたと思いきや、子供①②から色々と耳にして感じることがありました。
どうやら、2年生の子供②のクラスではすでに宿題をしてこないメンバーが固定化している様子。
1年生の時のユルイ宿題から、習った漢字を使用した文章や熟語を自分で考える、といった方針に変わったので、これは苦労する子が出ると予想していました。
しかし、2ヶ月目での固定化にはさすがに驚きました。展開早すぎ、です。
先日行われた授業参観でも、隣のクラスのママさん達が廊下での立ち話でも、子供が全然宿題しない、と嘆きの声が聞こえてきましたし・・・。
いやいや、宿題しないじゃなくて、させる環境を作らないとダメでしょ、と心の中でツッコミをいれながら、他の家庭だからな、と思う自分。
一方、小学4年生になった子供①のクラスでも、男女ともに宿題未提出メンバーは固定しているそうです。
ただね、グータラ小学生だったので、嫌というほど分かるんですよ。その後、苦労するのは子供本人だということが。
そして、よほどの覚悟と努力がないと、放棄してズタズタになった学力を修復&回復させられない現実が待ち受けています。
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ありがとうございます。
鉄は熱いうちに打つのが一番だけど
勉強に関しても、鉄は熱いうちに打つのが一番。
とはいえ、ここで意味しているのはスパルタ系ではありませんよ。小学1年生から勉強時間2時間とか、我が家の方針ではありえないですし。
小学1年生から宿題+アルファ的な家庭学習習慣を定着させると、後から定着させるよりずっと楽だから、に他なりません。
これは、私自身の経験(グータラ小学生からの脱却でとんでもない苦労した)と塾で見てきた経験から断言できることです。
ただ、鉄が熱くはなく、すでに冷えてきた場合やカチコチになっている場合は早目の緊急対策を施さないと挽回が望めなくなることも。
今回は、2018年度版の成績別対処法を独断と偏見で書いていきます!
かなり長めの記事ですが、お付き合いよろしくお願いします。
ケース1 家庭学習の習慣がない子
塾で仕事をしているとき、家庭学習の習慣がまるっきりない生徒を多数見てきましたが、中学生に入って自分で出来るかと言えば、答えはNO。
私自身、小学生時代は家庭学習やっておらず、中学1年の夏に心を入れ替えて苦行した経験があります。
土日7,8時間の猛勉強&平日2,3時間の勉強→なんとかトップ層に手が届く、になりました。
戦後の復興期ならまだしも、苦行してまで学力アップしていいことあるのか?、と状況になっているのが日本ですね。
ですから、中学入学からメキメキ勉強する子に自然となる、は幻想です。
地方都市でも、私の中学時代より成績のトップ層とボトム層は広がっている印象があります。
これは、地方での公立中高一貫校の誕生で小学4,5年生から通塾する生徒が増えてきたことも原因の一つでしょう。
首都圏や近畿圏を代表とする激アツ地域ほどではないでしょうが、地方でも確実に中学受験の裾野が広がっています。
残念ながら、地方の小学校でも高学年になるとトップ層とボトム層が固定化されているのが現実です。
なんとか、ミドル層に手が届くには早い処置が有効。
とは言え、親がドリルを買い与えてもスムーズにやる可能性は限りなくゼロに近いです。
小学1年~2年
まだ親の言うことを聞いてくれる年齢。
それを活用し、学校の復習をメインにしたドリルや問題集で対策を施しましょう。
そして勉強する際は、スマホやゲームが視界に入らないところにおき、テレビ等を消し環境を整えることが大切です。
市販のドリルで、学習習慣ゼロでもやってくれそうなのが我が家でも大活躍した5分間計算ドリル 。
計算ドリル大嫌いな子供①が唯一まともに取り組みました。
これで力が格段につくか、と言われればそうではないのですが、とりあえず家庭学習の習慣を、の場合は最適です。
同シリーズのもオススメです。
勉強は学校の宿題を適当にやってきた子供が、いきなり分厚い問題集を取り組ませるのだけは避けましょう。
勉強嫌いに拍車がかかるだけです。
学校の内容の復習をしよう!、だと教科書ワークがベスト。ただ、毎日勉強するには進度具合も影響するので、取り組ませるのは夏休み以降がオススメです。
市販の簡単なドリルでもだめ、という場合は学研や公文といった外注を使うのも手です。
が、宿題をしっかり家庭でやる癖をつけさせないとお金をドブ川に捨てる行為になりかねません。
明確に結果が出やすい学校のテストなどで高得点を目指すなら学研、学習の習慣と全体の基礎学力を上げるなら公文、とカラーが違うことを念頭に入れておきましょう。
塾はどうか、というと個別形式の塾は低学年OKなところが多いのですが、働いていた者としてはオススメできません。
たしかに、家庭学習がある子は塾でも集中して勉強できます。
が、家庭学習ゼロの子が塾に来たから勉強するようになるか、と言われたらそんなことはありません。
なにせ小学1、2年生。
集中力は切れ気味で、なんとか勉強から気をそらせようと先生に話しかける強者もいました・笑。
塾系は家での勉強が出来るようになったら手を伸ばしてください。
小学3年~4年
この学年までに家庭学習の習慣ナッシングー、の場合は学年を遡ってつまづいている単元を徹底的に復習、理解をする必要があります。
おそらく、簡単な計算は出来ると思いますが、単位換算や漢字の定着が不十分のまま先をやらせようとすると、必ずボロが出てきます。
上記で上げた、5分間計算ドリル などを利用し、目標日を設定して1冊終わらせるという循環システムを作り上げて学習習慣の定着をはかりましょう。
どんな子も、下学年の問題をやりたくはないものです。
サッサと終わらせたい気持ちを上手く利用してみてください。
そして、ザ・ドリル的なものに拒否反応を示しだすので、日本一楽しい漢字ドリル うんこ漢字ドリル などの個性的なドリルで気分アゲアゲにさせることも大切になってきます。
子供①は2年生の漢字の復習をうんこ漢字ドリルで敢行しました。
毎回、例文を読んでは大騒ぎしていましたね・苦笑。
この頃になると、自分のクラスでの成績立ち位置が少しずつ分かってきます。
勉強の話を避けずに、親子で腹を割って話てみてください。
まだ、9歳だし、なんて思うのはNG。地方でも、親世代とは時代が異なってきています。
勉強している子はドンドン先を走っていっているのが現実です。昔に比べて、乗り遅れる時期が早まってきています。
将来のこと、それに向けてはどんなことが必要なのか。
ギスギスと感情的になるところを抑えて真面目な顔で毅然とした態度で接すれば、子供も真剣に勉強のことを考えるはずです。
最初は10分からスタートし、1ヶ月 or 2ヶ月毎に+5分と設定していくと学年末には30分~40分の家庭学習タイムが確保できる計算に。
これは、凄いことですよね。
個人的に、塾の時で痛感したのが小学3年生で漢字の出来不出来が決まるスタートラインなので、絶対に苦手にならないようにしてください。
大学入試改革で、今の小学生は記述式問題が増えることが予想されます。
AOや推薦でも論文を書かされることでしょう。
誤字脱字は減点対象になりますし、教授陣からの印象が悪くなります。
ある程度、家庭学習の習慣が定着しつつ、秋以降になったら教科書ワーク等を利用して学校で習った内容の総復習に充ててみてください。
理解度が深まること間違いなしです。
⇒【灯台下暗し】やっぱり復習派重要、と気づかされた教科書ワーク
小学5年~6年
明確に、学力が固定化されています。
女子はとくに、アノ子は出来る・出来ないの把握が早いと思います。出来ない子はお洒落や恋愛道に走るので危険がいっぱい。
とくに今は、スマホがあるので以前よりも危険地帯を踏みやすいです。
超絶美少女ならまだしも、そんな女の子たちは勉強しておいた方が、将来の伴侶選びにも有利に働くことに気が付きません・・・。
女子も男子も、勉強しても意味ないし~、と考えがちな子は、ゲームやスマホの世界に入り込みます。
小学校低学年からゲーム三昧の場合はそこから足を洗うのはかなりの根性がないとムリでしょう。
いっそ、有名プロゲーマーになりなさい!、とハッパかける方がいいかもしれません。海外ではプロのゲーマーは職業として成り立っています。
ということは、英語は必須条件。
好きなだけゲームやって収入得る道があるけど、英語がペラペラじゃないとダメみたい。だから英語を学ぼう!、と誘うとか。
アレコレ親が指示しても衝突するしかないので、逆手にとって勉強への道に強引に歩かせる方法を考えるしかありません。
じゃぁ、ドリルやろっか!、で乗っかることはほぼ期待できない年齢。
私も、まったく勉強していない小学生でした。
ファミコンなどは買えない家でしたし、そもそも接続できるテレビではなかった・笑。ゲームっ子にはならなかったのは幸いでしたね。
本と漫画とテレビ三昧の小学生でしたから。
で、今振り返り、あの当時どうしたら勉強する子になっていたか考えてみました。
やはり、明確な将来の夢があれば勉強していただろう、ということに尽きますね。
いくら親が大学・大学・大学、と叫んでいても、勉強丸投げだったことと、世の中にどんな職業があるのか全く話をしていなかったのが原因でしょうね。
小さい頃から、紅茶やコーヒーが好きだったので、貿易関係の会社に入るとそういった仕事に携われる、と知っていたらハイレベルな大学目指していただろうに、と時々考える自分がいます。
家庭が貧乏だったので、親は短絡的に大学→教員、大学→公務員、としか考えていなかったようですし、それにはどんなことが必要なのかも親は全く理解していませんでした。
口だけ言う、ですね。
5年、6年でも大変ではありますが挽回のチャンスはあります。下剋上受験の佳織さんがした努力の半分くらいで、挽回できるのではと考えています。
⇒ 首都圏の最難関中学を5年の夏から目指す場合はこれだけ努力を要するのかが分かる・下剋上受験の感想
親子でいい意味でバカになって、中学校で1位になるぞ!と目標を掲げて勉強に励むのも手です。
親子で勉強して、一緒に泣いて笑ってをして今まで放置した勉強と向き合う。
自分も、親がそんなだったら楽しく勉強しただろうな~、と桜井父娘を羨ましく思ったりしています。
2年辺りから復習し、タイムを測定しながら2年~3年は一気に復習し、学力の分かれ目と言われる4年の単元をじっくり復習していく方針がベストかと思います。
上記の学年別で紹介したドリルや教科書ワークを使用し、周回遅れを解消する基礎学力と勉強の習慣を身につけることが重要。
また、高学年になると極端に出来ない科目もあるので、集中治療する必要があります。
理科や社会は基本的なドリルや教科書ワークで徹底復習。そして学習漫画を利用。
中学校では、小学校内容を進化させたものになるので、小学校で壊滅的な状態のままだと危険です。
そんな時にオススメなのが 理科にぐーんと強くなる (くもんの理科集中学習)。
単元ごとにまとめポイントが載っており、それを見ながら問題を解き、理解を深める形式。
高学年だと完全に復習になりますが、うろ覚えが多い子にはピッタリです。
私も、理科が壊滅的だったので、中学入学後にチャレンジを使ってかなり時間をかけた記憶があります。当時、こんな問題集を解いていたらラクできたでしょうね・・・。
勉強の習慣がない子向けの通信教材ベスト4
市販もダメ、公文&学研もムリ、なら通信教材の力を借りるのも手段の一つです。
Z会は、とりあえず家庭学習定着させる子!向けではないので除外します。
ドラゼミも難易度が高いので、ドラえもんだし子供が勉強してくれるかも、と軽いノリで選択するのは避けましょう・・・。
となると、選択肢は以下の4つになります。
【タブレット・PC系】
◆スマイルゼミ◆
【紙orタブレット】
◆チャレンジ小学生◆
【従来型の紙ベース】
◆親子で学べる!教科書に沿っていてテストで高得点を狙える!【月刊ポピー】◆。まずは無料おためし見本から!
スマイルゼミ
タブレットオンリーの通信教材です。
運営会社はジャストシステムですが、一太郎の会社、と言う方が通じる方もいることでしょう。
子供①②が通う公立小でも、パソコンルームのソフトはジャストシステムのを使用しているそうです。
スマイルゼミの登場は、通信教材の巨人、ベネッセがタブレットに舵を切って追随するほど衝撃的でした。
難易度を高めに設定しているコースなどもあり、タブレットオンリーで基本~ハイレベルまでカバー。
ハイレベルの配信は発展クラスを選ぶ必要があります。
漢検ドリルやオプションで英検に特化したコースなど豊富で、他にはない特徴。
資料請求すると、2018年春から新学習指導要領の移行措置として始まる新しい授業について、詳しく解説している冊子がついてきます。
チャレンジ
スマイルゼミの登場で、チャレンジタッチを開講&猛プッシュです。
スマイルゼミもそうですが、すべてAI任せなので人件費が少なくてすむ、という大人の事情もあります・笑。
家庭学習の習慣がない子、とくに高学年の子はチャレンジタッチの方が失敗する可能性が低いと思います。
チャレンジのHPでも、まずは習慣を、の場合にチャレンジタッチをおススメしていますね。
低学年や中学年なら、従来のチャレンジでいいと思います。
ただし、勉強の確認が大変!という場合は、学習状況が保護者宛のメール配信があるタッチの方が便利。
資料請求に同封してある保護者向けの冊子には、お子さんの学年のポイントや2020年度の教育改革に向けた情報が載っている場合もあるので、要チェックです。
月刊ポピー
教科書内容の定着向けです。
私が仕事をしている時、校舎では月刊ポピーを副教材として利用していました。とくに、中学生向けの定期テスト対策でフル活用。
新単元の定着を目的にしているので、しっかりした作りをしていました。
おまけのおもちゃもなく、極めてシンプルな作りです。そのため、他の通信教材よりお値段は控えめ。
低学年ならコチラがオススメ。
中学年も、下学年での苦手克服をしつつ学校のテストで70点以上を取りたい、という子には良い選択です。
どうしても、学校内容に並行しているので、高学年の子は復習をした上で受講するのが筋と勝手ながら思っています。
とりあえず、学校のテストで高得点をとりたい!、と願うのなら併用利用の価値アリです。
親子で学べる!教科書に沿っていてテストで高得点を狙える!【月刊ポピー】。まずは無料おためし見本から!
ケース1のまとめ
学年が上がるごとに、やることは増えてどんどん勉強から逃げたくなる状況になっていきます。
ですから、勉強習慣は遅くても10歳前に定着を図らないと挽回は難しくなります。
多種多様の市販の教材や通信教材、外注(学研や公文)があるにも関わらず、最大限に活かせるのは低学年での手当が一番効果が出やすいです。
中学生になり、勉強しない子で悩まされる親御さんを多数見てきましたが、やはり鉄は熱いうちに打て、です。
とは言え、スパルタはダメですよ~。
ケース2.ちゃんと勉強する子
今回、ブログスタートしてから初めて書くテーマですね。
以前から書きたいな、と思っていたのになぜか機会がありませんでした。
ケース2では、勉強はするけど、応用問題を避ける子向けの処方箋を書いていきます。
あくまで、地方の子なので首都圏&近畿圏の難関中学目指したいけど応用の正答率が上がらなくて困る、というインターエデュ掲示板にありそうな話ではありませんよ。
学校のテストは満点連発。クラスでもできる子、と評判。でも、四谷大塚の統一模試を受けると何故かボロボロ、という子は多くいるでしょう。
そんな感じの子を指しています。
小学1~2年
基本的なことはOK、なので、学校内容以上のことを家でやりましょう。
応用系に足を踏み入れると間違えることに抵抗を覚えるんですよね。で、勉強したくないと口に言う。
こういった場合は、全て応用が出来るか出来ないか、他の子が出来ないことが出来るかで順序は決まっていると教えてあげましょう。
スポーツなら分かりやすいですね。
野球なら速い球を投げられるかどうかでピッチャーとしての評価が上下したり、確実にチャンスでヒットを打てるかどうかでお給料が変わる。
難しいドリブルができて、スルスルっと抜けてゴールできる選手かどうかで価値が変わる。
その子の好きなジャンルで例えて、応用が出来るか出来ないかは分かれ目になることを理解させた上で、家庭で取り組ませてみましょう。
何の説明もなく、応用をやろう!、と言われて問題を解くもお手上げで自分が確実にできる問題しかやりたがらない子になります。
学校以上の内容も含まれている問題集でオススメなのが、グレードアップ問題集です。
我が家も子供①に使いましたね。
ゆるい家庭学習でしたが、このおかげで進学塾でもなんとか堪えられる基礎学力が定着しました。
他の子は、もっとみっちり勉強してきた様子なので、最低限のマナーですね・笑。
低学年の時から意識させたいのは、ことわざや慣用句。学校では本当に有名どころしか学ばないので、もし公立中高一貫などの中学受験を考えている場合は、語彙力は重要です。
この1冊で、ことわざ・故事成語・四字熟語・慣用句などが楽しく理解できます。
他にはないのが、カタカナが入っている点です。
よく使われているけど、意味を理解していない場合の知識の訂正に役に立ちます。親にも役にたつこと間違いなし、です。
低学年ですと、ドラえもん好きな子も多いことでしょう。
小学3年~4年
学力差が出始める時期。
頭一つ出るには、基礎学力と演習がモノを言います。ちなみに、我が家の子供①は基礎学力はそこそこあるものの、単純な問題でミスを連発&演習量の圧倒的な不足で、塾のテスト結果ではもがいております。
ようやく、自分の演習量の少なさに気が付いてくれました・苦笑。遅すぎ!!
単純な問題での凡ミスは、やはりこれまで解いてきた問題量が少ないから起きるのだと確信しています。
同じ学力でも、宿題をしっかりやってきて+αをやる生徒と、その場で要領よく問題を解く子は、テストでの凡ミス率が違いましたからね。
スター選手ほど毎日の素振りや基礎トレーニングを怠けませんから。それと同じ原理です。
さて、それなりに家庭学習ができているという場合、通塾のタイミングを考える親御さんが多いかと思います。
地方でも、小学生が通う塾でもランクがあるので、自分の子供はどのランクに通わせたいのか、通えるのかをリサーチすることは大切です。
口コミでよくても、子供には合わないなんて話はよくあることです。
さて、将来的に地域トップ高校を目指す子が多く通う塾に入れる場合は、準備が必要です。ハッキリ言って、まったく準備しないで入塾する子は皆無です。
まぁ、そういった塾では入塾テストをしてふるいにかけているんですけどね。
第一関門を通るには中学年までの家庭学習がカギです。
Z会のグレードアップ問題集以上のものをやっておくと、子供が入塾後に塾の問題を見ても驚かなくて済むので、ぜひ取り組ませましょう。
基礎的はOKで、相変わらず応用逃げる場合は、真面目に世の中の本当の姿(応用できてナンボの世界)を説明してください。
市販問題集の3つの最高峰
塾を念頭していている場合は、通塾前年から必ず最高峰の問題に触れさせておくことをおススメします。
最レベ
最レベは、単元ごとに標準レベル、ハイレベル、最高レベルの3つのレベルが用意されています。
子供①での話ですみませんが、最高レベルまでには到達できないだろうと判断して却下しました。
今は地方に住んでいるけど、首都圏&近畿圏or他の地域で偏差値高い私立中の受験を考えている方は中身を確認してみてください。
地方でも、最大級の書店なら置いているハズです。
ただ、郊外の大型書店だと扱っていない可能性高いので、教育熱高い地区の大き目書店には並んでいるとは思います。
スーパーエリート問題集
関西で有名な希学園の理事・前田氏とどんぐり倶楽部の糸山氏の監修。
思考力を謳っているだけあり、図形や規則性の問題など頭を使わせる問題が多い印象。
我が家の場合、算数ラボ 考える力のトレーニングで思考力を鍛えさせる方針だったので、却下しました。
まぁ、子供①は歯が立たないかな、というのが実情でしたけど・笑。
トップクラス問題集
我が家が選んだのは、トップクラス問題集です。
とはいっても、こちらの藍色のものではありません。
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最大の特徴は、徹底理解編の存在です。
中学受験はするか分からないけど、レベルの高い問題に取り組ませたい、という方針の方向きです。
こちらは、公立小に在籍し中学受験も考えていないけれど、やがて大学受験でめぐり合う首都圏&近畿圏の賢い子と似たような問題を経験させておきたい、という考えで選択しました。
まぁ、本当に首都圏や近畿圏の子と巡り合うまでのレベルに到達できるのか心配ではあります・笑。
私のように、相まみえる機会もないまま大学受験終了で今に至る、もあり得ますからね。
私の最大の半生は、国語に気を取られて算数をやらせてこなかったこと、の一言に尽きます。
進学塾では算数の出来不出来は最初から出やすいので、もし4,5年からの通塾をお考えでしたら、必ず算数でもこの手の問題集で慣れさせてください。
小学5年~6年
通塾スタートしているお子さんが多いかと思いますが、そうではない場合は家庭での勉強がメインになるでしょう。
市販で行うよりは、通信教材を利用し、年2回のテストなどで苦手単元を見直すことができます。
Z会
Z会は難易度が高めの通信教材のイメージが強いですよね。
とくに、毎年難関中学の合格を輩出している中学受験コースは最高峰と言って過言ではありません。カリキュラムも、中学受験塾のカリキュラムと同じ内容となっています。
中学受験はしないけれど、という場合はハイレベルコース(国算)の選択が可能です。
タブレットコースの場合は、自動的に子供のレベル判断できるのでコース設定はありません。
四谷大塚 進学くらぶ
中学受験塾として有名な四谷大塚は、小学4年~6年生向けの進学くらぶという通信も行っています。
ネット配信の解説もあり、通塾と変わらないレベルの授業や問題と接することが可能です。
高校まで地方にいるという子でこの選択はレアケースかもしれませんが、Z会の中学受験コースと同じ立ち位置ではあると言えます。
ケース2のまとめ
出来る限り、低学年・中学年から応用的な問題に触れさせる工夫を凝らしておくと、その後の通塾時に困らなくなります。
計算ならできる、漢字はできる、という子は多くいますが、さらなる学力アップのカギは応用問題が出来るか出来ないか、です。
学校で100点連発で甘んじていると、ぶつかっては跳ね返される応用系に拒否反応を示す恐れもあります。
地方でも、小学校ではトップ層、学区が広がり人数も増える中学ではミドル層、なんてよくあります。とくに、教育熱がアツイ学区だと普通の現象。
教育熱の高い公立中でトップ層にいる子の多くは、通信で勉強や4年、5年で進学塾通いがほとんどです。
子供①が通塾していますが、話を聞いていても教育熱高い学区の生徒さんが多いですね。
家での勉強をちゃんとできている子の場合は、高学年になってから通塾するのかどうかで舵取りが変わるので、定着の向こう側を見据えて無理のない範囲での家庭学習のシフトチェンジをはかってみてください。
まとめ
今まで、勉強しない子がする系は書いてきましたが、勉強する子はする子なりの方向性を決めていく必要性を少し書きました。
次回、機会があれば勉強はそれなりにするけどイマイチ伸びない、という子向けの対策を書いていきたいです。まさに、子供①の状態です・笑。
我が家の処方箋でもあり、一番親御さんが頭を悩ませる症状でもあるので、色々調べて考察していきますよ。
教育改革が迫ってきているため、保護者としても正しい情報を常に更新しないといけない状況が続きます。
最近は中学入試激アツ地域から、地方の教育熱心な保護者へも門戸を広げた感のあるプレジデントファミリー等で知識を得るのが便利です。