【どうして伸びない?】子どもの学力の伸びは個人差あり【見直すべきことは何か】 | 元塾講師 透明教育ママ見参!!

【どうして伸びない?】子どもの学力の伸びは個人差あり【見直すべきことは何か】

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学校のテストで思うように高得点を取れなくなってきた。

同じように勉強しているはずなのに、ずっと成績上位の子がいる。

もっと学習時間を増やしたら成績はアップするのか。

 

勉強に関して悩みは尽きないものですよね。

 

成績が思うように伸びないと親の方もイライラしてしまいます。そもそも、どうして勉強しているのに成績が伸びないのでしょうか。

 

家庭で見直すべきポイントなどを話していきます。

 

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勉強でも個人差があるのは当たり前

何でもすぐに理解してくれる子。

教科書を一読したら全て暗記する子や基本問題しか勉強していないのに応用問題もスラスラ解ける子。

そんなタイプの子なら手がかかりませんが、天才肌の子はごくごく僅か。

 

ご存知の通り、運動神経と同じように勉強に関しても理解力のスピードなど個人差があります

 

体力測定や運動会では駆け足の早い子は一目瞭然ですが、学校では「勉強が出来る子・出来ない子」の差が目立つことはほぼしません。

 

運動では個々に能力差がある、というのは小学1年生や2年生も分かっています。

しかし、勉強に関しては「個人差があるんですよ」ということをj前面に出すことはないですよね。

 

それでも、学年が上がって来ると同級生の間にハッキリとした学力差がある事は子ども達も理解してきます。

 

「あの子は漢字のテストでいつも100点」

「計算スピードがあって算数が得意」

 

こんな具合にクラスの中の秀才が誰なのか分かるようになります。

 

親としては、そういうクラスメイトをみていると「地頭が良い」「暗記力がすごい」と我が子とついつい比べてしまいますよね。

 

少しでも近づくために家庭学習をさせたり塾に通わせたりしても、なかなか追いつかない。

 

賢い子は好奇心旺盛なので、自分の解けない問題や未知の問題に出会うと「何とか解きたいな」と前向きにどんどん解いていきます。

 

やはりここが違う点で、普通の子はこうはいきませんよね。

 

今まで解いたことのないような問題に出くわすと「嫌だな」「どうしよう」という気持ちを抱きます。

そういう感情が悪いのではなく、とても普通の反応です。

 

しかし、こういう感情、気持ちを持っているとなかなか先を行く子の背中は見えてこないです。

 

賢い子に近づくには、どうしたら「解いてみたいな」という気持ちになれるか、というのが重要です。

ただ単に勉強時間を増やせばいいものではなく、気持ちの持ちようが大切。

 

勉強への向き合い方が重要で、家で長時間勉強しているからすぐに成績があがるとは限りません。

先ずは、普段の勉強スタイルを見直していきましょう

 

勉強時間よりも集中力と適切な教材が重要

ダラダラと2時間勉強しているよりは、短期集中の方が効果的です。

30分集中して勉強に励んだ時の方が暗記できたり、問題がサクサク解けたという経験をしている人は少なくありません。

 

私も塾で仕事をしている時、早い時間帯から自習室に来て勉強しているけれど集中力が途切れがちで、先生をつかまえては話をする生徒がいました。

 

生徒本人は長時間塾で勉強しているので、「勉強したつもり」になっていました。

しかし、第三者からみると典型的な「メリハリがなくて実がない勉強法」です。

 

勉強させるにも、本人の集中力がないので頭に入ってこない。

 

こういうタイプの子は、タイマーで10分単位で勉強時間を区切って「全力で問題を解く時」と強制的にメリハリをつける勉強スタイルにチェンジすることをおすすめします。

 

使用している教材も、背伸びしていないか確認しましょう。

 

子どもに合った教材を選ぶのは意外と難しいです。

手っ取り早い目安は「子どもが自力で8割から9割解ける」ということ。

 

そういう教材を準備していくと、子どもも「この問題ならできる」と嫌がらないで取り組んでくれます。

 

ただし、簡単すぎる、難しすぎると極端なのは考えものです。

 

簡単だと、丸連発が当たり前すぎて間違えるのが怖くなり応用問題に手を出さなくなります。

難しすぎるのも、勉強嫌いにさせてしまいます。

 

自力で解ける問題を解いて、力がついてきたら少しレベルアップすると、スモールステップで学力を鍛えていきましょう。

親のいない時間の過ごし方をチェック

小学生でもスマートフォンを持っている子が増えています。

便利なツールですが、SNSやアプリゲームがあったりと子どもにとっては魅力的な機能が満載で勉強そっちのけではまってしまう子もいます。

 

高学年になり、児童クラブを辞めて家で放課後を過ごすようになると、スマートフォンを使用する時間も長くなりがち。

 

宿題はもちろんのこと、家庭学習の教材や塾の宿題を放置しないように気をつけましょう。

 

やはり親のいない時間の過ごし方次第で、成績が上がるか下がるかが決まってきます。

 

親のいない時間がある時に、子どもが自分から勉強するようになるには次にあげることを行っていきましょう。

 

・日頃から家庭で使い方をよく話し合いフィルタリングをしてスマホ管理を行う

・通塾している場合は塾の自習室を使う

 

自習室完備という塾が多いです。

これを使わないのはとても勿体ないです。

 

塾で学校の宿題を済ましてついでに塾の宿題や予習復習をして、夕方になったら親が迎えに来るということもできます。

 

放課後の居場所を作り、勉強もできるので利用してみてください。

 

結果が出るまで辛抱強く待つ

とにかく、成績が上がり、結果が出るまで時間がかかります。

 

お話してきた学習スタイルや教材の見直し、放課後の過ごし方の確認をして、ようやく環境が整った状況です。

 

これで、先頭を走る賢い子を追いかける準備が完了しました。

 

ですから、3日ですぐに成績がグインと上がることはありません。

 

最低でも2ヵ月から3ヵ月は辛抱強く日々の勉強を続ける。それしかありません。

 

忍耐力が試されますので、ひたすら辛抱です。

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