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【元塾講師ママの体験談】教育虐待と自覚していない親はけっこういる、と思う話

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(Last Updated On: 2019年7月12日)

 

NHKで中学受験の重圧で、子供が精神的に追い詰められる子供の特集がありましたね。

【NHK】中学受験が重圧 心を病む子どもたち

 

【教育虐待】と言われたり、多数の習い事に通わせる裕福層の家庭の場合も多いいので、【やさしい虐待】(←傍目から見ると習い事たくさん通わせ、子供が幸せと思われる)とも言われます。

 

私自身は、正反対の子供時代を過ごしていたのですが、習い事たくさんしていると自由時間なくて大変そうだな~、とグータラ的な発想をしていました。

 

大都市圏だけの話かというと、そうではありません。

私も地方都市の新興住宅地界隈で仕事をしている時に、教育虐待的な保護者と出会っています。

 

割合はそう高くはありませんが、地方都市にも存在しているのです。

そして、10数年前よりも割合は上昇していると個人的に思われます。

今回は教育虐待に関して書いていこうと思います。

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そもそも【教育虐待】とは?

教育虐待は、親が【子供のため】と大義名分を振りかざし、子供のスケジュールを管理し目標を勝手に決め、コントロールすることです。

 

特徴1.一般的に親からの虐待のDVとは違い可視化されにくい

DVといった身体への虐待は周囲の耳と目があれば、察知することができます。

しかし、教育虐待はたいていの場合は教育にお金を投資できる家庭で起きているため、虐待が行われているとは思いもしません。

 

特徴2.周囲からは【羨ましい】と思われる

 

私自身、教育虐待とは真逆なグータラ小学生でした。

かつての私のような子から見ると、【習い事をたくさんしている=裕福で羨ましい】、という感情。

 

スケージュールがすかすかで勉強もしない小学生だと放課後の時間があり過ぎです。

私もテレビや漫画や読書、そしてフラフラ遊びに出かける日々でしたからね。

 

特徴3.【親から愛情を注がれる子】の印象を与える

小さい頃から習い事に通い、親から勉強も見てもらっていると、親からの愛情をたっぷり受けていると捉えられますよね。

 

常識の範囲内であれば、たしかに【親から愛されている子】です。

しかし、親が子供の勉強や目標をコントロールするのは完全にアウト。

 

あなたのため、と幼少期から習い事を親主導で進めていき、教育虐待へと進展してしまいます。

 

教育虐待は大都市圏だけの話ではない!

メディアでは主に大都市圏の中学受験を主軸に教育虐待の実情を伝えています。

しかし、地方でも教育虐待に走ってしまう親はいるのです。

 

私の経験で、【子供の考えを無視している】【いくらなんでも暴走している】と感じた保護者は2名います。

どういうわけか、両者とも父親でした。

 

両者とも、良かれと思ってやっていて【暴走している】という意識皆無。

 

1.勉強時間を確保させるために複数の塾を掛け持ちさせる父親

 

中学3年生の生徒の父親が、【子供はA高校以上のところは受けない!】と志望校を勝手に決めていました。

正直、A高校に到達する成績ではなかったのですが、父親はプライドが高く、譲りません。

当の本人はノラリクラリと勉強する日々。

 

なかなか成績が上がらないことに父親は業を煮やして、別の塾にも通い出だしました。

複数の通塾での月謝代は、どんなに安く見積もっても月6万円は下らなかったはずです。

熱くなる一方の父親は、自宅で勉強する時も横に座ったりしていたそうです。

 

生徒は逃げ出すように塾の自習室に来ていましたが、集中力もなく頻繁に先生から声掛けされていました。

結果は言わずもがな、A高校は不合格となりました。

 

担当していた先生の話によると、その子の父親の同僚の子供の多くがA高校以上の学校に通っていたので、面目を保ちたかったのだろう、とのことでした。

親のプライドで子供が振り回されるケースですね。

 

タイプ2.子供を冷静に見ずガンガン先取りしようとする父親

 

ある年、小学校低学年の生徒が通塾することになりました。

毎回、父親が送迎してきたので【とても教育熱心なお父さん】と私も感じていたのですが、すぐに問題発生。

 

簡単に言うと、父親は自分の子供を天才児だと信じて疑わなかったのです。

担当している私からすると、いわゆる先取りして出来ているタイプの生徒。

正直言って、優秀かもしれないけど天才タイプではありません。

 

父親の要求は以下の通りでした。

  1. どんどん漢字を覚えさせて欲しい
  2. 理解度が凄いから算数もガンガン鍛えて欲し
  3. 塾では簡単なことはやって欲しくない

親からこういう要請が来る時点で怪しさ満点です・・・。

 

とりあえず、国語と算数を見ましたが、カタカタが定着していないことが判明しました。

おそらく、ひらがなとカタカナをしっかり勉強させずに漢字へ突き進んでしまったようです。

 

教える立場としては、カタカナが不確かなまま学年が上がるのは避けたいところ。

ポイントポイントでカタカナのミニテストを行いました。

撥音系が書けないことが浮き彫りになったのです。

 

しか~し、クレームの電話が入りました・・・苦笑。

 

父親的には「こんな簡単なことをさせてバカにしているのか」、「高いお金を払ってカタカナなんてふざけている」という意見。

とりあえず、状況を説明しましたが不満気。

 

「うちの子はそんな幼稚なことをして、がっかりしているはずだ」と。

「いやいや、真面目に取り組んでいたけど」と内心思って一方的な言い分を聞いていました。

 

そんなこんなで、その子は数ヶ月で退塾しました。

塾の代わりに英会話に週3回通わせることにした、と捨て台詞を吐いて去っていきました。

 

忙しいイマドキの小学生は休息日が必要

話を現在に戻しましょう。

ゆとり教育から脱却し、学校で学ぶことが多くなったこともあり授業数が増加。

ただでさえ忙しい日々に、習い事を複数通わせるとスケジュールがきついです。

 

高学年になると帰宅時間が午後4時過ぎが急激に増える

 

子供①②の学校でも、4年生以上は週3回の6時間授業となっています。

5時間の日はクラブや委員会などが組まれるので、先生の会議などがない限り、高学年はほぼ帰宅が4時近く。

 

それから学校の宿題や習い事に行くので、朝から夕方までハードスケージュールとなっています。

複数の習い事に通っていると、自由時間は限られてきますよね。

 

子供①②は、ただでさえ忙しい平日に自由時間を奪われるのが嫌なので、平日は完全フリーです。

 

まぁ、習い事させる経済的余裕がないのが大きな理由ですが、これはオフレコで・・・笑。

それにしても、子供達が私のグータラの血筋を引継いてくれているので、【習い事して自分のまったり時間が無くなるのがイヤだ!】と感じてくれたのはラッキーでした。

 

小学生に結果を求め過ぎるのはコクなこと

 

問題視されている中学受験での教育虐待は、子供に結果を求め過ぎて起きる悲劇です。

受験は、偏差値というデーターを照らし合わせることが出来ます。

そのため、、子供の数値を照らし合わせれば誰でも合否が見えてくる恐ろしさもあります。

 

自我が芽生える前から親が準備したレールを走り、無理難題を押し付けられても【これは親の愛情】と捉えてしまう子供は多くいることでしょう。

 

親主導で決めると子供が自発性に欠ける恐れも

 

とくに父親が教育に口を出すと、仕事で結果を求められる立場でいることから、子供にも結果を強く求めてしまうのです。

 

他の人より先に抜きんでれば輝かしい未来が待っている、このレベル以上なら周囲から尊敬のまなざしを向けられる、という親のエゴが子供の精神を蝕みます。

 

ちなみに、塾で出会った2名の父親の子供達は、自発性に欠けて常に受け身という共通の特徴を持っていました。

 

まとめ:【子供のため】の言葉に憑りつかれないようにしよう

 

私自身、幼少期はほんの少し放置子気味でしたので、子供に対してはそうならないように気をつけています。

ただし、その反動で【子供①②③のために!】とアレコレ口出したり習い事をガンガンさせる気はないです。

 

水泳を例にすると以下の通りです。

旦那が休日の日に家族で公営のプールに行く

子供③は私担当、子供①②にスイミングスクール通っていた旦那が教える

親子の触れ合いも出来て5人全員満足

 

結果として、運動苦手な子供①もクロールで25m泳げるようになりました。

 

 

子供と親は別の人間ですし、子供を自立させることが親の一番の役割。

自由時間での読書やまんが、テレビから子供の将来の夢が見つかる可能性もあるので、それを奪うようなハードスケジュールは避けたいところ。

 

やはり子供時代はまったりと、少しのグータラ時間を提供しつつ日々を送らせたいですね。

 

教育虐待をもっと知りたい!という方はこちらの本に目を通してみましょう

 

おおた としまさ氏

 

 

友田 明美氏:幼少期の虐待で脳に変化が起きる可能性を指摘している本です

 

 

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