今回は【偏差値70の高校に受かる子の特徴と勉強方法】と題し、お話をしていきます。
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ちょっと乱暴な言い方ですが偏差値70くらいの高校というのは全国各地になります。
もちろん、大都市圏基準、全国レベルで考えると地方の偏差値70近くある高校というのは【偏差値55くらい】になることもありますが、地元で開催されている模試では志望校判定で安全圏となるには偏差値70必要ということもザラです。
【偏差値70というのはちょっとよく分からない】と感じる方もいると思います。
簡単に言うと、【トップ高校に合格する子は平均よりずっとできる子】です。
平均というのは偏差値50の学校に進学する子、中学校や小学校の中でクラスで学力の中間層の子よりずっとできる子、という意味です。
学校のミドル層の子はとりあえず授業内容を理解できる子達ですから、どのくらいできる子なのかが分かると思います。
しかし、その子たちが【生まれつきの天才】かというと、必ずしもそうではありません。
天才、神童さんはごくわずかであり、その他の子達は地道な努力を積み重ねてきています。
また、家庭学習をする上で集中力を保てる環境があり、自分に合った学習方法をうまく見つけられ、目標やモチベーションがはっきりしているといった要素が組み合わさって、偏差値70に届いたケースが多いです。
ですから【特別な才能がなければ無理】と思うより、【適切な努力と環境があれば目指せる】と考える方が自然です。
このように偏差値70の高校に合格する子は、ただ単に【頭が良い】というだけではなく、しっかりとした計画性や学習への取り組み方が大きなポイントになっています。
基礎をしっかり固めているので、難しい問題に取り組む前に、まずは教科の基本の考え方やルールを完全に理解しています。
基礎がしっかりしていると、応用問題に出会ったときも自信をもって解けるようになります。
こうした力の違いが他の子よりも学力が高い要因になっている、というのは塾で教えている時もひしひしと感じました。
そこで今回は偏差値70を目指すような子どもたちの特徴と、そういう子達が行っている勉強方法を紹介します。
計画的に勉強を進められる
まず、シンプルなことですが計画的に勉強を進めることができます。
勉強できる子、進学校を目指す子の多くは毎日または毎週の目標を明確にし、どの教科にどれだけ時間をかけるかを決めています。
日々コツコツと続けることで、勉強の積み重ねが大きな成果につながります。
小学生時代からそうした学習習慣が身についているので、【こうやって計画を考えて勉強する】のが当たり前になっているのです。
とはいえ、全てが計画通りに進まない時もあります。
例えば、勉強をしている時に分からない問題があり、ちょっと時間がかかりそうな時や誰かに質問した方が良い時は放っておかず、すぐに先生やその単元が得意な友達に聞いて【分からない】という状態をなくす努力もします。
こうして理解不足を早めに対処することで、後々大きな理解のズレにならないようにしています。
偏差値70に近づくには、自分に合った学習計画を考えるようにしましょう。
毎日、または毎週、毎月のスケジュールを作り、どの教科をどのくらい勉強するか決めてください。
最初は作成することや考えることに時間がかかるかもしれませんが、計画を立てることは自分の今の学力や弱点、越えるべき問題点と向き合える貴重な機会です。
今まで学習計画を考えてこなかった子にとってはなかなかハードな作業かもしれません。
しかし、実行すれば得られるメリットもあります。
【面倒だからやりたくない】と思わず、できる範囲で計画を作成しましょう。
たとえば、数学は基礎問題と応用問題を分けて学習し、国語は漢字や読解の復習に重点を置く、といった具体的なプランがあると良いです。
その日のうちに復習するほか、1週間後、1か月後など、時間をあけて何度も復習することで、知識が長期記憶に定着しますし、計画性が高い勉強を続けることで【今やるべきこと】が自然と分かるようになります。
インプットとアウトプットを行っている
さて、偏差値70の子は日々の勉強でインプットとアウトプットをしっかり行っていることが多いです。
学校の授業やで習った知識や自分で進めた予習の中で得た知識を実際に使って問題を解くことを重視します。
過去問や模擬試験などを繰り返し解くことで、試験の傾向や自分の苦手分野が明確になり、対策を練ることができます。
子ども①②の周囲にいる偏差値75くらいの神童さん達も、まだまだ受験学年ではない段階から難関校の過去問題などに取り組んで、【色々な形式の問題に慣れる】【あまり見たことのない問題を解く】という勉強法を取り入れていました。
子ども①②は【あれは勉強ではなく趣味的な感覚で問題を解いている】と驚きの声を上げていましたが、高偏差値の子になればなるほど【得た知識を実践でやってみたい】という気持ちが強いです。
インプットは授業を受けていれば誰もが経験することですが、アウトプットに関しては子ども本人の意思があるかないかで実施回数も個人差が生じてしまいます。
いきなり応用問題をガンガン解こうとしても、解けない問題ばかりでは自信喪失してしまうので、まずは基礎が理解できたら、練習問題、類題問題にどんどんトライしましょう。
基本問題がほぼできるようになったら応用にチャレンジしていくことや、模擬試験や過去問を解くことで、試験に慣れると同時に、自分の弱点を知ることができます。
そして、間違えた問題は【なぜ間違えたのか】をしっかり復習することが重要です。
子ども①②がアウトプットで一番効果があったと口をそろえているのが【友達に教える】です。
友達に教えるということは【相手に伝わりやすい言葉を使って説明するには自分が理解していないといけない】という条件があるので、自然と自分の理解力も磨き上げることができました。
この他にもノートにまとめることもアウトプットになります。
インプットをし、自分にあったアウトプットをしていると小さな積み重ねが将来の大きな成功に繋がると信じ、無理なくステップアップできる方法を見つけましょう。
時間管理が上手
ところで、偏差値70の高校に受かる子は時間管理が上手な子が多いです。
学校の勉強や家庭学習、部活など忙しい生活を送りながらも休憩やリラックスする時間も計画的に確保して、効率よく勉強できる環境を整えています。
受験のように人生の分岐点では【自分が得意な教科と苦手な教科の勉強時間】を冷静に配分し、苦手強化対策に力を入れることができます。
子ども①の同級生の神童さんは数学が鬼のように良く出来ているので、【入試直前期は3週間ばかり数学はやらずに他の教科をやる】という、真似したくてもできないような受験勉強をしていたそうです。
少し極端な例かもしれませんが、それくらい賢い子というのは【残された時間で最大限できることを考える能力】に長けています。
学業不振の子ほど時間管理がルーズだったり、そもそも時の流れに気がつかないところがあるので、定期テストや受験勉強で不利な状況になりやすいです。
もし、あとひと伸びできないと子どもが感じているなら、手帳を買い、予定表を印刷して学習計画を書き出すということをしていきましょう。
子ども自身が毎日の過ごし方を把握し、その中でどれだけ勉強できるか知らないでいるというのは勿体ないことです。
この他にも今の親にとって子どもの勉強の妨げとなってしまうスマートフォンの存在も気になるはずです。
偏差値70の子が他の子と違うのが【スマートフォンの使い方】です。
【スマートフォンを使うならこの時間】と心に決めて、流されない強い意思を持っています。
スマートフォンを断ち切る時間が多いか少ないかは、子どもの成績に直結する問題でもあるので、使い方に関してはしつこいくらい話し合いを重ねてください。
ただ、受験して合格した後に制限されていた分スマートフォンに夢中になっている子もいますが、そういう子がいる中でも本当に上位層をキープできる子は【スマートフォンを上手にコントロールしている】という特徴があるのも忘れないでください。
このように偏差値70の高校に合格するためには、たくさんの努力と計画が必要です。
けれど、まずは【自分で考え、疑問を解決しながらコツコツ取り組む】という姿勢を大切にしてください。