どんな仕事でも、椅子に座って作業しますよね。
職務中にウロウロ歩いていては、仕事になりません。
野球やサッカー、ゴルフやテニス等々のスポーツの世界は【椅子に座っての仕事】ではありません。
でも、ミーティングなどは椅子に座って議論しますよね。
対戦相手の映像を見るのも、おそらく寝っ転がってではなく椅子やソファーに座って真剣に見るはずです。
長いか短いかは別にして、現代社会で生きていくには【集中して椅子に座ること】が求められています。
それでは、どうやったら椅子に座って集中できる子に育てられるのでしょうか?
今回は、乳幼児期から就学前後と就学後の2パターンにお話していきたいと思います。
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乳幼児期から専用の椅子を用意しておく
集中力の程度は個人差があります。
同じ兄弟姉妹でも、違いがありますしね。
個人差を理解しつつ、乳幼児期から就学に向けて椅子に座ることに慣れさせておくことは大切です。
【就学してからでいいや】という考えだと、後々苦労することになります。
ここでは乳幼児期から家庭で出来る、椅子に座るコツをご紹介していきます。
コツ1.1歳頃からベビーチェアーで座る時間を作る
昔からあるプープー椅子(この言い方は私だけ?)でもいいのですが、何かとうるさいですよね。
我が家でも、プープー音が鳴らすのが好きだった子供①対策で、テープを貼って音が出ないようにしました。
今は、最初から音が出ない椅子も登場しています。
1歳頃から、大人を真似て椅子に座ってみる動作を遊ぶ感じで始めたりします。
最初は段ボールを机代わりにしても良いアイデアです。
赤ちゃん用の机と椅子セット設置し、座る機会を増やしてみましょう。
コツ2.子供専用の机と椅子で塗り絵などをする
3歳前後になると、シール遊びや塗り絵、粘土など遊びの幅が広がってきます。
そのタイミングを逃さず、子供専用の机と椅子を用意しておきましょう。
我が家の場合、中古店で低めのテーブル(折りたたみ式)を購入しました。
子供①②が2歳差なので一時はベビーチェアをそこに2つを並べていました。
今では、レゴの作品置き場と化していますね。
子供③がレゴで遊ぶときに使用しています。
椅子に座って作業をすることを、遊びを通じて学ばせていけます。
コツ3.ひとりでもOKな就学準備ドリルに取り組ませる
年長の秋以降は、就学準備としてドリルに取り組ませる方も多いと思います。
子供がひとりで出来そうなときは、あえて子供の机と椅子で解いてみるのもいいですね。
子供にとっては、【小学生気分】を味わえます。
親としては、【子供の集中力を伸ばせる】ことが期待できます。
ただし、無理は禁物です。
早く小学生みたいに自分で勉強してもらいたいと焦り、押し付けてしまうと子供の勉強嫌いにつながりかねません。
・子供が一人でできそうな問題
・5分程度を目安にする
・子供に無理強いしない
上記の3点を留意してください。
【就学ドリルに関してはこちらの記事】
成長してから椅子に座らせるのは難易度も上がる
乳幼児期から家庭で椅子に座らせている子は、家庭と園生活で椅子に座る習慣が出来ています。
その一方で、就学から本格的に椅子に座る子、家に椅子がない子にとっては試練です。
先生の話をじっと座って聞くのも大変です。
ちなみに、私は乳幼児期に家庭で椅子に座った習慣はほぼゼロ。
椅子に座るのは、保育園でのみでした。
家庭で椅子に座ることもないまま入学直前に母方の祖母から学習机を買ってもらったことで、初めて【自分専用の机と椅子】をゲットしました。
しかし、椅子に座って勉強は何不慣れで何とも窮屈なものでした。
改善策1.【とりあえず5分】と大きな気持ちで見守る
椅子に座っても集中できない子は、親の方も忍耐力が必要です。
【とりあえず5分】と寛大な心で見守るようにしましょう。
私もグータラ小学生でしたので、集中力はあまりありませんでしたね・・・。
学校では椅子には座っていましたが、すぐにボーっとしていました。
家では、机に座って勉強、なんてほぼゼロ時間。
漫画を読む場、でした。
そういう症状の子には、5分、7分、と小さなハードルで地道に伸ばしていくように仕向けるようにしてください。
【5分勉強したらおやつを食べよう】とモノで釣ってもいいです・笑。
あまりにも授業中にウロウロしたり、座っていることにストレスを感じているようなら発達障害の疑いもあります。
そういった場合、椅子に座らせることを強要することは、子供にとって苦痛でしかありません。
専門機関に相談したり受診するなど、早めに行動をしましょう。
改善策2.叱るよりも褒める
親は思うように行動しない子供を見ると、叱りたくなりますよね。
叱り慣れている子は、心に響きません。
逆に、褒められると物凄く嬉しいものです。
私も経験しています。
小学6年生の卒業まじかに、担任のN先生から【社会がこれだけ出来るんだから、中学に行けば何でも出来るはずだ】と子を掛けられました。
褒められていない子にとって、褒められるのは本当に嬉しいです。
激励されるとやる気が出ます。
中学入学後に猛勉強したのは、N先生の言葉も大きかったのは言うまでもありません。
直接勉強に関することだけではなく、【図工の作品よく出来ていたね】【ゴミ出しありがとう】など褒める言葉を意識してかけてあげましょう。
改善策3.親の目の届く範囲の椅子で宿題をさせる
完全個室の子供部屋は親の目が届きません。
椅子に座って勉強する習慣が身についていないなら特に避けるべきです。
子供部屋は寝るだけの部屋にし、勉強するのはリビングにするなどにしましょう。
椅子に座って勉強している時は、集中を妨げるテレビを消し、ゲーム機やスマホも見えない場所に置くようにしてください。
親がテレビ三昧、スマホ三昧だと【何だよ自分ばっかり】とゲンナリします。
私も小さい頃、母がテレビ大好き人間の影響もあり、ずっとテレビの電源がついている中で生活していました。
そういった環境下で、勉強しろと言われても無理です。説得力ゼロ。
要求する親も、テレビやスマホを控える配慮が必要です。
リビング学習に関してはこちらの記事をご覧ください。
【椅子に座って授業を受ける】が大前提
今の学校教育では、椅子に座って授業を受けることが大前提となっています。
今後、ITの発達でどうなるかわかりませんが、【椅子に座る】という条件は崩れないと思います。
ある意味、集中して椅子に座れるかどうかは、子供の学力や社会での成功に必要なスキルです。
就学前後にのみ取り上げられますが、こうして考えてみると、椅子にじっと座ることは本当に大切だな、と感じてしまいます。
我が家の場合、子供①②は1歳を過ぎたころからベビーチェアに座り、子供用の机で色々と工作やらなにやらやってきました。
机の上はいつも散らかり、ノリでベトベト、クレヨンで汚すを繰り返していました。
キレイ好きな旦那は、文句を言っていましたが、私は完全スルーして適当に整えつつ見守っていましたけどね。
あ、最凶は粘土でしたね・・・。
小麦粘土は相性が悪く、白い粘土にハンコのインクをくっつけて色を付ける遊びが大好きでした。
インクと白の粘土と、色のついた粘土が机の上や椅子、床に落ちて掃除をするのが大変。
こればかりは、その日のうちに掃除をしました・笑。
子供は、整頓されると嫌がるんですよね。
自分の空間を妨害されている気分になるようです。
ある程度放置気味で、好きなように任せていればいいと思います。
度が過ぎたら、一緒に片づければいいかな、と。
まぁ、私の場合は乱雑な家で育ってきたので、少々の乱雑さは全く気にしません。
そんな幼児期を経た子供①②は、少々乱雑な中でも集中して勉強できる子に育ってきています。