2010年前後に、一大ムーブメントを起こした【リビング学習】という言葉。
ポンポンと関連本が発売されていましたね。今では市民権を得たように、定着した言葉となっています。
本当に効果があるのか、気になるところです。
さて今回は、教育業界では支持率高め?のリビング学習を4年以上実践してみて感じたことを書いていこうと思います。
エール出版社より本が出版されました。
小学3年生から4年生で気をつけるべきことを詳しく取り上げています。
kindle出版しました。unlimitedでも読めます。
完全に無料で読めるコミックエッセイです。
↓こちらはアマゾンの縦読みfliptoonです。
キンドルとは違う読み心地かなと思いますので、読み比べもしてみてください。
内容は一緒です!
透明教育ママの絵日記 教育系コミックエッセイだけど役に立つ可能性ゼロ【ブログ放置編】
新作です。
kindleのジャンル別ベストセラー獲得しました!
ありがとうございます。
リビング学習は子供の成長に合わせて変化させる
最初に結論から申しますと、ベースはリビング学習のまま子供の成長に合わせて距離感を置くようになりました。
我が家では子ども①の年長頃から、入学を見据えてリビングにデ~ンと細長いテーブルを設置。
園児時代は、折り紙やお絵かきや工作など、床に紙を散らかすのもお構いなく堪能していましたね~。
小学校入学後は、そこで宿題やドリル、問題集を解いていったのですが、2018年春に子供①の本格塾デビューを機に子供①のみ移動!
レイアウトは以下の通りです。
リビングにある長机→子ども②&子ども③使用
リビング隣の和室→子ども①の机(私の嫁入り道具である無印料品の机・笑)
子ども①は完全個室ではなく、普通にダイニングテーブルからもリビングのソファーなどからも見えます。
まぁ、極セマ空間なので四方八方から見られる環境なんですけどね・・・。
とは言え、子ども①からの要請と成長でレイアウトを変更してみて、リビング学習の効果をより実感するようになりました。
前置きが長くなりましたが、成長に合わせて変化させる理由を説明していきたいと思います。
- 幼少期~低学年は100%目が届く範囲におくべき
- 3年生以降は徐々に親との距離を少し置いたように見せかける
- 高学年からは子供からは親が見えない範囲で勉強させる
子供と言っても、自我が芽生えてくる中学年以降は徐々に親から自立させていく方向にもっていくのがベストですね。
それでは、詳しくみていきましょう!
1.幼少期~低学年は100%目が届く範囲で勉強させる
子ども①は典型的なかまってちゃんです。
幼児期からずっと、私が夕飯の支度をしていようがトイレに入っていようが「こっち来て!」を連発していました。
そして、集中力も途切れがちなので100%目が届く場所で勉強させることが良いタイプ。
年中頃から、リビングに成長に合わせて高さを調節できる伸縮タイプの長机を置いて工作や絵を描かせるなど、机に向かう習慣を作っていきました。
年長の冬からは、100均のドリルを使いひらがなや簡単な足し算を先取り。
小学生に向けてテンションを保つことを意識し、「小学生になったら勉強する」を無理のない範囲で体感させてきました。
で、子供②もこの流れを踏襲しましたが、2人とも小学校入学時から勉強に対しての抵抗感はほぼゼロ。
工作やら絵を描いたりして、ノリでべたべたりしていた時期から始まり、子供①②が並びながら使用したのは約5年間。
2018年の春に小学4年になった子ども①がマイ机をゲットし、子供②③のペアで現在も愛用中です。
塾で仕事をしている時に、一番感じたのはモチロン【学習習慣の有無=成績の差】です。
小学生の頃から家庭学習をしている子は、もちろん成績がよく中学生時代にさらに努力をしていくと伸びていくのを目の当たりにしました。
一方、家庭学習のない子は中学生になって身に付くことがとても難しく、どんどん下り坂・・・。塾の宿題もほとんどやってきませんでした。
自分の経験と塾の生徒たちを通じて、低学年の頃はリビング学習のように親の存在を感じながら短時間でも勉強する習慣を身につけることがとても大切と断言します。
ダイニングテーブルや、我が家で愛用している長テーブルだと兄弟姉妹で兼用できるのでおすすめです。
2.3年生以降は徐々に親との距離を少し置くように見せかける
それでは、子供が成長してもリビング学習をしていけばいいのか、というとそうではありません。
我が家の例ですと、子供①は4年生の春から、リビング隣の6畳ほどの和室に移動しました。
使用しているのは、私の嫁入り道具でもある無印のパイン材の机。
旦那さんは最初、リビングから顔が見えないように設置する気だったのですが、子供①の性格を考えた私がその案を却下・笑。
10歳になったとはいえ、基本的にかまって気質は変わらないので顔が見えるような場所に机を配置しました。
距離は少し遠くになったけど、以前と同じように親の顔が見える状態です。
精神面での成長が早い子は、中学年の時点でもう少し距離を置いた方がいいかもしれません。
反抗期などに突入し、ケンカが絶えないなど面倒なことになるので・・・。
ちなみに、子供①は現在の机に移動してから勉強時間が1.25倍増え、塾の模試では偏差値が5近くアップしました!!!!
3.高学年からは親の姿があまり目に入らない場所で勉強させる
高学年以上になると、反抗期などが加速してきます。
親子が頻繁に顔を合わせないよう工夫することが何よりも大切です。
ただし、子供からのSOSにすぐ対応できるよう、リビングやキッチンから隔離された場所はできるだけ避けましょう。
子供の性格によっては、親の気配を感じた方が落ち着くケースもあるので、お子さんの性格で判断するようにしましょう。
今のところ、子供①は高学年でも今の場所で落ち着きそうです・笑。
一方、子供②は少し私の顔が見えない方が(気配は感じるが子供②から完全に見えないような状態)良さそうな感じです。
リビング学習で置いておくと便利なグッズ
ここでは、リビング学習を実践してみて、置いておいて良かったな、というグッズを紹介していきます。
出回っている本に載っているものと同じ内容になってしまいますが、お許しを・笑。
- 地図や地球儀
- 社会の用語集
- 本棚
ベタなアイテムばかりですね~。
でも、これらはやはり鉄板でした!
1.地図や地球儀
レイメイ藤井 地球儀 先生おすすめ小学生の地球儀 20cm OYV11
ニュースで世界情勢や経済の話題を取り上げている時、地図や地球儀があると国の場所を教えることができます。
ドキュメンタリー系やお笑いでも、海外特集をしている時は、活用しない手はありません。
毎週土曜日みている、地球ドラマチックでも大活躍していますね~。
また、子供からしたら大きくても、地図上では日本が小さい島国であることが分かります。
そして、世界には様々な国があることを容易に把握できるので、リビングにはマストアイテムです。
ちなみに、我が家には地球儀もあったのですが、当時2歳だった子供③がチャップリン並に上に乗って遊んだため、壊れてしまいました・笑。
そろそろ買わないと、と思っています。
最近ですと、【北朝鮮とアメリカのトップ会談を行われたハノイまでどうやって列車で行った?】という話で盛り上がりました。
2.社会の用語集
中学入試 小学用語&資料集 社会3300 (中学入試 用語&資料集)
中学受検向きの社会用語集を1冊置いてあると、ニュースで取り上げられる用語への理解が深まります。
子供①が塾で社会がスタートしたこともあり、用語集は3冊購入しましたが、中学受験の有無関係なく準備しておくと便利です。
中学生も対応可能の用語集は、常に子供①の机の上に置いております。
[amazonjs asin=”4010221046″ locale=”JP” title=”中学社会用語集 三訂版”]
子供①は、勉強の合間にチラ見ちています。
社会は、普段からコツコツ知識を積み重ねていくと後で楽になる科目です。
沖ノ鳥島の護岸工事は、お母さんが小中学生の頃からずっと行われているという話をしました。
子供①「うわ~、だいぶ昔からやっているんだね!」
私「(# ゚Д゚)・・・・・」
3.本棚
リビングに本棚は、子供の知的好奇心を刺激させ、幅広い知識を増やすのになくてはならないものです。
我が家の場合ですと、図書館から借りてきた本や子供①②と旦那さんがハマってる宇宙兄弟 やコナン を並べています。
勝手に本を読むのはいいのですが、毎日宿題に取り組む前に2人ともソファーにごろ寝しながら読んでいますね・・・。
リビング=テレビを見る場所、ではなく【本を読む場所】になっています。
リビング本棚、最強です。
コナンの学習漫画に関してはコチラの記事を参考にしてください。
まとめ
リビング学習は、巷で言われている通り効果があります。
小学校入学→完全に独立した子供部屋与える、は避けた方がいいでしょう。
とくに低学年の間は、親の目が届く範囲で勉強させるのがおすすめです。
そして、成長に合わせて距離感をとることで親子ケンカを減らしつつ、子供の自立心を芽生えさせられるかな、と個人的に考えています。