(Last Updated On: 2020年3月7日)

 

教育を科学する。学力を科学する。

最近、このネタが子育て&教育本で賑わっていますね。

アメリカを筆頭に、欧米では研究機関による研究結果がニュースのトッピックスで扱われることがあるくらい、家庭環境や所得差の影響が及ぼす学力問題の取り組みがアツイです。

今回は、日本に置いて日本人が初めて?欧米方式にのっとり、検証システムで教育に関しての都市伝説(笑)を検証した本、それを取り上げた雑誌特集を紹介しつつ話をすすめていきます。

 

教育経済学??

週刊東洋経済 2015年10/24号 [雑誌]

週刊東洋経済 2015年 10/24号

教育経済学、とデカデカと銘打つ本などがこの数年出版されています。

この教育経済学という言葉。謎です。最初は気にもしませんでしたが、やっぱり気になるので探してみました。

で、その途中に出会ったのが上記の雑誌。

経済学の一分野である労働経済学には、人間は投資によって技能や知識を高められるという考え方(人的資本論)がある。いかに人的生産性を高めるか、その中では教育が大きなテーマになる。今では教育経済学は一つの分野として確立したといっていい。

週刊 東洋経済 2015 10月24号 P50より

ビジネス雑誌は本当に侮れませんよ!ビジネス雑誌は教育情報の宝庫?という記事はコチラです。

 

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就学前の教育

幼児教育の経済学

幼児教育の経済学

こちらのブログでも何度か取り上げている、ヘックマン教授の本。実験の対象となったのは、シカゴの低所得層の家庭。

これらの実験を通じて分かったことは、成人になってからの教育、つまりは職業訓練は効果かが低く最も高いのは就学前教育を受けることによって、その後の人生を真っ当に過ごせる可能性が高くなる、ということです。

分かりやすいグラフですな~↓

週刊 東洋経済 2015年10月24日号より

日本では、保育園や幼稚園に通う子がほとんどだと思いますが、アメリカでは園に通うにも個人の負担が大きい実情があります。

ちなみに、アメリカのIT企業の子息は、ハイテクとは無縁のモンテッソーリ教育の園に通う率が高いそうです・・・。

CEOなどもモンテッソーリ教育経験者、という方も多いですしね~。Googleの二人はとくに有名ですし。

 

幼児教育に重要な非認知スキルとは

幼児教育=足し算・引き算、漢字、とイメージする方も多いとは思います。

しかし、ヘックマン教授の本でも、中室牧子氏の「学力の経済学」でも非認知スキルの大切さ、が訴えられています。

認知スキルは、数値化しやすいIQや偏差値といった学力のことを指しています。

対して、非認知スキルは目に見えにくい、子供の心の部分を意味しています。

学力が高くても、思いやりがなく共同作業ができないと社会人になってから生き抜くことはできません。

なにか特別なことを施さないと無理なのでは、と思ってしまいがちですが、昔から言われている「よく遊び、よく学べ」、を通じて高めていくことが出来ます。

幼稚園や保育園でお友達と仲良く遊ぶ、ブランコの順番を待つ&守る、外遊びを通じで自分の考えを相手に伝える、ごっこ遊びを通じで想像力をつける、工作&折り紙でオリジナル作品を作る、等々。

幼児なら通る道ですよね。

それを、早く漢字を!、早く計算を!、と親は焦らずに、幼児期にしか出来ない遊びをたくさん経験させる方が大切だ、ということです。

ちなみに、ヘックマン教授の就学前教育プロジェクトで、実験の被験者と受けなかった子のIQの差は8歳前後でほとんど消えてしまうことが判明しました。

出版以降、問題提起をし続けている本ですね。

 

 

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忍耐力は大切だと思うワケ

 

個人的に、非認知スキルで個人差が激しくかつ身に着けるのが難しいのが忍耐力だと思います。

塾で仕事をしている時でも、けっこうな頻度で、「うちの子は飽きっぽい」との相談を受けました。

忍耐力がないと、勉強に取り組む覚悟も出来ないし厳しい部活動の練習にも逃げ、最悪楽な方に転落する人生を歩みかねないです。

やる気はあるけど、宿題をやる頑張りがでないなど。

これって、小学高学年や中学生では心根を入れ替えることはほぼ不可能だと思います。

いや、中にはいると思いますよ。でも、1,000人いたら1,2人ではないでしょうか。それぐらい、成長してからの大変身は難しいものです。

では、どうすればいいのでしょうか。

やはり、幼児期に少しずつ忍耐力をつけさせる訓練をしていくしかないと思います。

 

大リーグ養成ギブスをつけろ、という意味ではありませんヨ・笑

折り紙を1枚使うなら、何かしらの作品を作る。無駄にしない、ということをしっかり伝える。

作品の出来不出来は攻めずに、1枚をしっかり使い切る、という点が重要なわけです。

縄跳びをやりたい、と言い出したら少なくとも5回跳べるようになろう!、と小さな目標を立てて親子でチャレンジしていく姿勢で養えることかと思います。

 

なんでも楽すると、後々大変ですよ(;’∀’)

でも、楽にダイエットできる魔法があれば乗っかりたいですが・・・。