【教育小噺】賢い子の考えていること | 元塾講師 透明教育ママ見参!!

【教育小噺】賢い子の考えていること

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今回は【賢い子の考えていること】と題し、お話をしていきます。

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小学3年生から4年生で気をつけるべきことを詳しく取り上げています。

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キンドルとは違う読み心地かなと思いますので、読み比べもしてみてください。

内容は一緒です!

透明教育ママの絵日記 教育系コミックエッセイだけど役に立つ可能性ゼロ【ブログ放置編】

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新作です。

 

kindleのジャンル別ベストセラー獲得しました!

ありがとうございます。

 

塾で仕事をしていると、色々な学年の子ども達と一度に接するため年齢問わず【賢い子】と【学業不振な子】【勉強に対してやる気がない子】と話をしたり勉強を教えたりすると、学力グループによって考えている方向が似ていると感じることがありました。

例えば、時間の使い方や宿題に対する考え方、進路進学など自分の将来に関することも、同じような未来、つまりは学部学科や就きたい仕事を見つめているわけではないのに、不思議と学力ごとに向き合い方が似ていることに気がつきました。

子どもたちの学校生活でも、学年が上がるにつれて仲の良い友達と学力グループがだんだん似通ってくるのも、様々なことに対する考えが似ているかどうかで交流範囲が決まってくるからだと思います。

よく【あの子とは話が合わない】【あの子とは話が合う】と同級生の人間関係を語ることがありますが、それもものの考え方や趣味趣向が近いかどうかが大きく影響しています。

 

小中学生、または高校生になると付き合う友達によって危険なことをしたり、命にかかわる行動をしてしまうなど親にとっては笑えない事態を招くこともあるので、【どんな友達と仲良くなるのか】というのは非常に気になります。

ただ、子どもの交友関係にいちいち口出しするのも過干渉であり、毒親と捉えられるかもしれません。

できれば、自然と成長する中で安心安全な行動をする賢い子と仲良くなって欲しいですよね。

そうなるためには、子ども自身も賢い子の思考回路に近づくのが手っ取り早い方法です。

 

賢い子は反省をして改善する

まず、塾で教えた賢い子は勉強でも部活動でも失敗をしたら必ず振り返りをして、次に備えて対策をしていました。

例えば、定期テストで英語の英作文に失敗したら英作文を完璧に書けるよう、英文法や英単語の綴りを間違えずに書けるよう地道な練習を繰り返し、【次のテストで同じような失敗をしない】と心に誓っていました。

部活動でも練習試合や大会で負けた時に【あの時、ああいう動きをすれば良かった】と反省し、対処法を考えたりトレーニングをして体幹を鍛えるなど、勉強と同じように真面目に向き合っていました。

正直、部活に関してはそこまで熱心にやらなくてもいいのではと感じることがありましたが、子どもたちの中で【大会に出るには自分のベストを尽くしたい【しっかり頑張って試合に出たい】と生半可な気持ちを持たずに真剣に練習をしていました。

そうした姿を見て、まさに文武両道だなと感心するばかりでした。

勉強を嫌がり、やる気の出ない子は概ね部活動も【所属している】という感覚で、真剣に練習に取り組んでいるような言動を感じることはありませんでした。

同じ中学生でもこれまで違うのかと驚いたのをよく覚えています。

 

賢い子は自分に関わることを中途半端な気持ちでやろうとせず、自分なりのベストを尽くしているので周囲からの評価も高くなり、結果として評定も良いものになります。

【優等生ぶっている】とか【先生に媚び売っている】という気持ちではなく、心の底から頑張ろうとしてるだけです。

元グータラ小学生の私は優等生に対して【良い子ぶっている】という考えをずっと持っていましたが、中学生時代に心を入れ替えて勉強をし、そして塾で賢い子達と接するに従い【周囲の目を気にして模範的な行動をしているわけではない】ということに気がつきました。

ただ単に、より良い自分になりたいという素直な気持ちを持っていて、それが成績や行動に反映されているだけなのです。

点数稼ぎをしようという思いで打算的に行動することはありません。

そういう考えなのは、ミドル層とかやや学力上位層に足を突っ込んでいる子に見られがちです。

 

賢い子は下の子と比べない

そして、賢い子は自分よりも下の子、つまりはダラダラすごしていて、やる気のない子と自分を比較するということはしません。

こういう表現が良いのか、適切なのか分かりませんがほぼ例外なく比較するのは、自分と同じくらいの学力、または自分よりも学力の高い子です。

そういう子達をライバル視して【負けない】という気持ちで勉学に励み、【あの子達より上だし】という自分よりも学力的に下の子を見て安心するということはしません。

つまりは、切磋琢磨することを望んでおり、自分が優位に立つような世界観で物事を見ていないということになります。

おそらく、皆さんのこれまでの人生を振り返ると、賢い子、何か他の人より秀でている人に出会ったことがあると思います。

そういう人たちは自分を高めることに意識を向けていて、そのため学力が上がる、または上達していったと思います。

下を見ていると結局自分も格下だと思っていた人たちの仲間入りすることになります。

格下を見て安心をし、するべき努力をしないので気がついたら同じ学力になっているということは珍しくありません。

また、自分より下だと思っている子に意識を向けると向上心を育てることができなくなり、結局自分をより高めるチャンスを失うことになっています。

 

賢い子はそういう言動をしないので、さらに、そして勝手に上の世界へと駆け上っていきます。

【よりよい自分になろう】という向上心は生まれ持ったものなのかと思ってしまうほど、他の子とは明らかに違いました。

ただ、色々な子や保護者と話をしていく中で賢い子、成績の良い子は生まれながらにして向上心が強いわけではなく、親とのかかわりや家庭環境の違い、親が知的好奇心を促すことをしたり、ひそかに勉強する子になるようサポートしている、誘導している結果が中学生になるとドカンと出るという流れを感じました。

塾で仕事をしている時、同タイミングで高校生から年長さんや小学1年生の子と接していたので、学年や年齢関係なく賢い子は似たような考え、言動をすることが分かったのは大きな収穫でした。

自分が子ども時代はあまり気がつかなかったことも、大人になり塾の先生というある意味第三者的な立場となって色々な子と接していく中で【賢い子は賢い理由がある】【勉強に対してやる気ができない子や成績が伸びない子には理由がある】というのを実感しました。

 

賢い子は未来を見つめている

賢い子が賢くなるのは【より良い自分になる気持ちが強い】【下の子を見ずに自分と同じか上のライバルしか見ない】からなのですが、それともう一つ【未来を見つめて行動している】という特徴があります。

小学生時代の私はこの【未来を考えて行動する】という視点を持っていませんでした。

ですから、毎日ダラダラと過ごしていても全く焦りも感じず【このまま小学生時代が続く】という謎の感覚を持って日々暮らしていました。

時は絶えず流れていることは誰もが知っていることですが、時間を感じる感覚というのはかなり個人差があります。

塾で出会った賢い子達は【今は中学2年の秋だから1年後は受験本番直前期でどのようなことをしているか】【どのようなことをしたらより第一志望の学校に近づけるか】というのを考えて、学習計画を考えていました。

その一方で、学習意欲の低い子は同じ学年であっても【まだ一年ある】と受験はまだ遠い未来のように捉えていて、その時間感覚の違いに衝撃を受けました。

それと同時に、意欲の低い子は自分の小学生時代の頃と同じだなと感じて、時の流れを感知する力の大切さを痛感しました。

 

私も子育てをする際、自分の反省を踏まえて時間の流れを感じ取れる子に育って欲しいと意識しながら色々とやってきました。

とくに子ども①は何かに夢中になると時間を忘れてしまうことが多々あるのと、時間を気にせず過ごす性格なので、家のあちこちに時計を置いていたら、狭い家のわりにどこにいても必ず時計が1個か2個視界に入るようになってしまいました。

時間の流れを感じないと自分の成長、自分の未来をあまり考えない子に育ってしまうので【未来を感じる子】になるよう、小学生の頃から【2年後の自分】【5年後の自分】を想像させるような会話を意識しました。

自分で未来を考えて行動できる子はいいのですが、そういうことができない子、苦手な子には親がさりげなく未来を意識させるような話を家庭でしていってほしいなと思います。

賢い子の考えに近づく、友達もそういう感覚の子と仲良くなっていくので、勉強面だけでなく子どもが学校や放課後も安心安全に過ごせるポイントになるので、賢い子の特徴を少しずつ増やしていきたいですね。

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