前回の中学編が終了してから時間が経ちましたが、とうとう高校編に突入します。
今、私の子育ての考えの大半は小学校時代と高校時代の反省で成り立っています。
不穏な動きは、中学3年頃から少し感じてはいたものの、無事第一希望の高校に合格したことで私は舞い上がっていました・・・。
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トップ高校の本当の姿を知らずして入るべからず
地元では印籠のような高校に入学することになった私。
浮かれまくり、少しわがまま言って良い自転車を買ってもらったり、スポーツブランドの通学用のカバンを買ってもらったりしていました。
気分はアゲアゲです。
しかし、春休みに出された課題で早くも躓きました・笑。いいや、中学校の時みたいにド根性でなんとかなるだろう。そう、軽く受け流していたのが不運の始まりでした・・・。
多くの子供に言いたい。入るだけで満足してはいけない!!
授業の雰囲気からして違う
我が世の春と思い、アハハオホホと過ごしていた春休みが終わり、ドキドキの女子高生生活がスタートしました。
入学式も全員女子。始業式は2年生、3年生も加わるので総勢千人の女子高生が体育館に集まる光景を今でも鮮明に覚えています。
女子高ならまだしも、男子高はもう終わりだぞ、とたまたま図書館で会った中学時代の同級生(No1.男子校進学組)が愚痴っていました・笑。
周囲はやはり各中学校の精鋭部隊ばかりなので、授業中は私語は一切なし。
これには私は驚きました・・・。
私語を普通にしようと思っていたのに、誰も喋らない。
この時点で私の負け・・・。
塾で1年の夏休み前までは先取りしていた!
数ⅠAの問題に四苦八苦している私の横で、地域No.1塾(賢い子ばかりが通う)出身の同級生たちが、「このあたりまでは勉強していたから~」、という話をしていました。
「それは一体どういうことなんだ!?」、と内心思いながら話の続きを聞いていると、私の知らない世界があったのです。
つまり、塾のトップクラスに籍していた生徒は、年末段階で中学内容は終了し、年明けからは英語&数学は高校内容を予習していた、ということでした。
受験前日まで必死に高校受験のための勉強をしていた私とは違い、高校受験の勉強は年明けにはひと段落して、高校入学後の勉強をしている同級生・・・。
当時の私は、塾業界などに全くの無知な一人の少女です。
今だったらそんなの常識と笑い飛ばしていたことでしょう。
しかし、その話を耳にした時の衝撃は今でも覚えているくらい心にズシンときました。
入った時点で、私と殿上人(月謝の高い難しい塾に通い、そこのトップクラス在籍者)の間には中学生の頃にもう開きが出来ていた事実を理解することを拒否する自分がいました。
学校生活は楽しいけれど・・・
正直言うと、小学&中学ではなかなか話が合う子があまりいませんでしたが、高校で初めて自分に似た感覚の子がゴロゴロいたので大変居心地がよかったです。
個性を持ち合わせいるけど、まったくそれで浮くことがない学校。
これは、おおよそトップ高校に共通する点だと思います。人は人、自分は自分。
ある意味ドライな線引きをほとんどの人がしていました。
女子特有の陰湿さもありませんでしたね。
そんなの意味ないよね~、とばかりに。
で、肝心の学業ですが、塾で英語を教えていた身分ですが、壊滅的でした・・・。
数学が難しいよね、レベルではなく、英語に関してはもう笑えないくらいでした。
女子高ということもあり、東京外語大を頂点とした外国語学科を目指している同級生も多数。
彼女たちの意識の高さとそれに見合うレベルの教科書&問題集を課す学校英語に、もはやお手上げ状態となりましたよ、入学早々に。
トップ高校での注意点!!
もう20数年前の北関東でさえ、トップ高校に入学した生徒の8,9割は中学時代に塾通いをしていました。
通塾していない話をすると、決まって驚かれたものです。
スミマセン、余裕のない家なので(;’∀’)。
公立高校なのに、中流以上の子ばかり・笑。
そして、ほとんどの同級生が塾で高校内容の先取りをしていました。
出来る上に先取りしていたら、私のような呑気に春休みを過ごしていた生徒は最初から周回遅れになっていたわけです。それに気が付いたのも入学して半月が経ってから。
今は、入試改革のこともあるので、地方においてもこの現象がさらに拍車がかかっているかもしれません。
さらに、義務教育の中学校までとは違い、高校側が学校のレベルに合う教科書を選択します。
トップ高校であれば、その先の大学入試を見据えているのでレベルが高いものを使用します。
そのため、言葉は悪いのですが、英語も中学校の教科書なんかゴミ、みたいなハードなものが配布されます。
講師時代に、とりあえず普通科、というレベル(偏差値50以下)の高校で使用する英語の教科書を生徒から見せてもらったことがありましたが、まぁ、中学校の延長+αでした。
その生徒は、国立大学に行きたいと真顔で言ってきましたが、「相当頑張るしか道はないよ」としかへんとうできませんでしたね。
とにかく、地方でFランク以外の大学のことを考えているのならが、地元の進学校に行くしか道はないと思います。