11月中旬、子ども①が通う塾へ向かいました。
年に数回行われる保護者面談のためです。
多くの塾では、季節講習会の1ヶ月前から教育相談会などの名前で面談を行います。
前回は、6月下旬にありましたが、サラッと話す程度に終わりました。
今回は、子供①の黒歴史的な夏休みの(2018年夏)もありそれなりに突っ込んだ話となりましたので紹介したいと思います。
【教育熱高めの公立中のトップ層は小学時代の偏差値どれだけだったの!?】という話です。
最後には、家庭学習で公立中のトップ層に到達できるためにも、7~8割解けるべき問題集を紹介します。
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小学3年生から4年生で気をつけるべきことを詳しく取り上げています。
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ありがとうございます。
結論から言うと偏差値60が目安
答えを先にいいますと、小学生の時点で難しい模試で偏差値60。
教育熱高い公立中でトップ→トップ高校で上位層に入れます。
先日行われた塾の面談のこと。
担当の先生に「中学受験は考えていませんが、受験する子と同程度の学力を目指している」的な話をしました。
その際に、「このテストで偏差値60程度あれば、附属中や公立中高一貫はクリアできる学力」と言われたのです。
偏差値から見る学力の違い
塾の難し目のテスト、というのは有名私立中学を狙う子も受けているテストです。
中学受験の最難関レベルの学校(灘・筑駒・開成・桜蔭)=72~70と設定しているレベルの模試になります。
そういったレベルの模試で偏差値60あれば、地方の教育熱高い地域の中学でトップを取れます。
「今のままでもそれなりに上位にいられるでしょうけど・・・。
(トップの中のトップにはなれない)」と先生に指摘されたわけです。
まぁ、私も塾で仕事をしていたので偏差値57くらい取れていれば、学区の中学でそこそこトップ層には入れる。
けれど、ぶっちぎりトップは無理と感じていました。
逆に、小学生時点である程度まで仕上げないとトップのトップには辿りつけない、と自分の経験を重ねて真面目に考えたのです。
私は市内で有数の教育熱高い公立中出身でしたが、1,2位を争う同級生2人は別格でしたね。
2人とも、小学生時代から進学塾に通っていましたし、おそらく入学時点で偏差値62プラスα程度あったと思われます。
彼らは、スタート時点から何十メートルも進んでいたのです。
ちなみに、越境してきた友人Aは中学入学時で偏差値60位と推測しています。
地方の小4の家庭学習の長さは?
我が家の子供①は、理科はボチボチ(56~58)、国語もソコソコ(55~57)、算数は残念(44~46)、という感じです。
2019年についに算数の力がアップ!【偏差値60到達記念】子供の算数嫌いを回避するに役立ったアイテム【家庭教育のコツ】
担当の先生に正直な家庭学習時間(70分程度)を記載してお見せしました。
で、「これだけですか?!」と言われました・苦笑。
先生の発言から察するに、やはり地方の小学4年生でも進学塾に通っている子は2時間くらい(もしくはそれ以上)家庭学習しているようです。
ちなみに、子ども①は通っている小学校のクラス内では【頭いい子】と思われているので、完全にお山の大将・・・。
地方の小学生でも、塾の宿題も含めて2時間程度しているのが現実。
もちろん、なかには1時間未満でもスラスラ解ける。かつ偏差値60後半を叩き出す天才肌の子もいるでしょう。
しかし、そういうタイプの子はレアケースです。
復習がなにより大切です
復習は大切です。
塾での面談でも、先生から「反復が大切です。すきま時間を見つけて復習させる習慣を身につけさせてください」と言われました。
毎回、子供①には復習の大切さを語ってきましたが、相変わらず耳から耳へと通り過ぎる状態が続いていました。
しか~し、涙を流す時がようやく来たのです!!
確認テストで算数玉砕
塾では、2、3ヶ月に1度行われる確認テストがあります。
そのテストは、学習内容の定着を確認するものでして、初期に習った単元からも出題されます。
理科が好きな子供①は、サラッとした復習で理科はソコソコ取れています。国語もそれなり。
しか~し、特殊算などの分野も出てくる算数は復習してこなかったツケがドカ~ンと爆発したのです。
「○○が全然分からなかったよ~。悔しいよ~」
鼻水垂らして泣いていますが、私からしたら当然の報いです。
私「今まで解いてきた、算数の単元チェック問題、一から復習する?!」
子供①「やるよ~」
ようやく、少しは復習の大切さを知った子供①でありました。
高学年に向けて学習スタイルの見直しをする
5年生になると、学習内容が2ランク難しくなります。
学校でも、勉強できる・できないはさらに差が広がっていくので重要学年です。
塾でも同じように、4年よりも掘り下げて勉強していくので子供①の今までの学習スタイルでは通用するわけがありません。
- 苦手単元の復習をする習慣を定着する
- 得意な教科はさらに得意にする
- 学習時間を20分増やす
以上のようなことを、5年生に向けた準備として掲げました。
1.苦手単元の復習をする習慣を定着する
苦手単元を克服しないと学力アップは望めません。
その一方で、苦手を放置したくなる子供の気持ちも分かります。
片づけしなくちゃな~、と思いながら放置し続けている私と同じです。
苦手から逃げてばかりいるのは、将来のことも考えてマイナス要素にしかならないので、向き合う習慣を今から養成していく必要があります。
ですが、長時間はNGです。
ずっと、嫌な単元ばかり勉強したら最後は勉強をする気力が失せます。
最初は、家庭学習の中の10分に取り入れる程度に抑えると上手くいくはずです。
2.得意な教科はさらに得意にする
得意な教科はたくさん解きたいと思うものです。
得意科目を上手く利用し、苦手な単元を10分勉強したら次は○○(得意な教科)をやろう!、とルール作りすると子供は乗っかりやすくなります。
先にやるか後にやるかは、子供の性格を見てフレキシブルに対応してくださいね~。
ちなみに、子供①は最初に苦手をやるとノリが悪くなるので最後の最後にするようにしています。
得意科目はサッと済ませて、残り時間は苦手単元の復習に充てています。
それが終わらないと、読書タイムが逃げていくので必死です・笑。
3.学習時間を20分増やす
もう、十分勉強時間を確保しているのでしたら話は別です。
しかし、我が家の子供①のように超短時間のやっつけ仕事的な勉強方法ですと、今後の成績向上は厳しくなります。
今より+20分勉強時間を増やしていくように仕組んでいきましょう!
我が家で最近スタートしたのは、塾のチェックテスト(授業前に前回の復習をするA3判のテスト)を第1回から1枚ずつ解きなおす、です。
これをすると、自然と+10分は勉強時間が延長になります。
今のところ算数のみ実施していますが、頃合いを見て理科や国語も投入予定です。
家庭で偏差値60程度まで持っていくワザ
家庭勉強のみで公立中のトップレベルの偏差値に持っていくワザを考えていきましょう。
- Z会のグレードアップ問題集は必須
- 市販教材界の最高峰を解く
- 定期的に塾の模試に参加してみる
1.Z会のグレードアップ問題集は必須
学校の学習内容を定着しつつ、+アルファ的な問題に触れることができるので、おすすめです。
国語は、漢字や言葉などは公立小学校よりも踏み込んだ内容となっています。
主語・述語など、授業ではほとんどやらない問題も出来てくるので、塾に通っていなくても文法の勉強が出来ます。
ちなみに、子ども①の小学校で国語で文法の問題をサラッと解いたらほとんどの子ができなかったそうです。
どうやら、主語述語はどれとどれ的な問題だったようですが、「主語?、述語??」と混乱が起きた模様・・・。
2.市販教材界の最高峰を解く
市販の問題集で、中学受験を考えている子向けの難しい問題集があります。
ここでは、4種類の問題集を紹介していきましょう。
最レベ
最レベは、小学1年~3年生のみの販売となっています。
これは、「4年以降はみんな塾に通うよね」、という出版社の考えなのでしょうか・・・。
少し前まで、Z会のグレードアップ問題集も3年まででしたが、要望に応えて高学年まで揃うようになっています。
トップクラス問題集
トップクラス問題集は、市販の問題集の中でも異質でして、こちらの濃い色の問題集と、地方の子向けと思いたくなるような徹底理解編の2種類が、国算ともに用意されています。
トップクラス問題集算数小学3年―中学入試をめざす 徹底理解編
我が家では、徹底理解編にお世話になりました。
※残念ながら、徹底理解編は絶版となっておりますが、最新版が出版↓
この算数もしっかりやっておけば良かったな~、と反省。
トップクラス問題集は、小学1年生~4年生の国算展開となっています。
ハイレベ100
最レベと同じく、奨学社の問題集です。
難易度の流れで言うと、最レベ>ハイレベという印象。A4と大判なので、低学年の子も書きやすいサイズです。
幼児向けのハイレベシリーズもあるので、小学校前からガンガンやるぞ!とお考えでしたら取り組ませるのも手です。
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ただし、無理強いはやめましょう。
こちらも、小学1年~3年までとなっています。
Z会のグレードアップ問題集→ハイレベ→最レベ or トップクラス問題集、という流れをおすすめします。
スーパーエリート
スーパーエリート問題集 算数 小学3年[新装版] (中学受験を目指す)
難関中学受験を考えている子向けです。
地方の子でこれを解かずにいられない!、というレベルは滅多にいませんが、子ども①の塾にはこのレベルの子がいます・笑。
偏差値70前後を取っている子なら解いていて楽しくなるでしょうね、という感じです。
3.定期的に塾の模試に参加してみる
進学塾の中には、一般向けに塾の模試参加ができるところもあります。
また、講習会の最終日にテストを行う塾もあるので、検討してみましょう。
講習会だと、代金はテキストのみなど特典があるので利用してみるのも手です。
また地方の場合、【小学生ぜんけん模試】を開催している県もあります。
検索してみると、広島や、愛知、宮城では実施しているようです。
専門学校などが会場だったり、地元の塾で受けられたりと様々。
わが故郷、北関東でも栃木&茨城では小学5,6年生向けに【新教研ジュニアテスト】が、行われていますが、群馬では行われていません。
地域によって、小学校向けに地方独自の模試が行われているので、一度受験してみるのもいいですね。
問題の難易度は、進学塾の模試に比べれば解きやすいと思います。
全国規模で行われるといえば、四谷大塚の統一模試が有名ですね。
追跡調査から、小学生の頃に偏差値60だとその後も60をキープしている割合が高いことが判明しています。
まとめ
小学3年のプレから始まり、塾通いも1年が経過しました。
今回の面談は、過去のそれよりも突っ込んだ内容を話し合うことが出来たので良かったです。
おかげで、子ども①も少しは目を覚ましました、多分・・・。
来年度はとうとう高学年&中学年&年中になりますし、色々と中学に向けての対策を練っていかねばと考えています。