高学年以降になると、保護者の大きな悩みのひとつが子どもの反抗期。
親がアレコレ言うのを極端に嫌がります。
親としては、子供が話をしなくなり【学校で何をしているのか分からない】と気になることが増えるばかりに。
反抗期を迎えた子供の心の変化、接し方や親の心構えについて書いていこうと思います。
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あぁ無情。あれだけ可愛かった子供の反抗期
我が家の子供①も、小学4年の夏に荒れる時期がありましたが、その後症状は落ち着きました。
で・す・が、最近言葉使いや態度に変化がみられています。
朝、ご飯のことを聞くと、【いや、自分でやります】と他人行儀な言葉を口にするように・・・。
まるで、会社にいる気分ですね・笑。
この子供①の言動にはある共通点があります。
1.眠い時
2.お腹がすいている時
3.疲れている時
見ての通り、大人でも機嫌が悪くなる時に出ています・苦笑。
なんだかな~、な反抗期です。
それでも、少しずつ本格的な自立に向けて一歩踏み出し始めたのは間違いありません。
子どもは小さな反抗期を繰り返している
思い起こせば、子供はイヤイヤ期をスタートとする小さな反抗期を繰り返して成長しています。
我が家の場合、三者三様のイヤイヤ期でした。
子供①→自由気まま期
子供②→イヤイヤ期が意思表示が出来る3歳以降で逆に大変
子供③→トイレトレーニングと重なりトンデモナイ事態に・・・
反抗期の波が押し寄せては引くの連続です。
最後にドカンと来るのが、思春期(12歳~18歳)の反抗期。
大きさは子供によって様々ですが、バトルを繰り広げる家庭は絶えません。
低学年から中学年で少しずつ子離れしていく
小学校に入った頃は、幼さも感じる子ども達ですが、集団生活を過ごしていくうちに、たくましさも身に着けてきます。
交流範囲も広がりますし、子どもにとって家庭が全てではなくなります。
友達や学校生活の探りを入れる親を煙たがり始める、です。
1年生ではまれですが、小学2、3年生で学校の話を全くしない子が出てきます。
【子どもが何をしているのか周囲のママ情報からでしかゲットできない】という方も実際いますね。
子ども①②は、自分に関心を持って欲しいタイプですが、子供①はすでに私がアレコレ聞くのを嫌がるようになっています。
聞いて欲しいことがあれば勝手に子ども①が話をするので、それを待つようにしています。
高学年は【25%は大人の精神になっている】と考える
子供によって個人差があrものの、高学年の子の精神状態は100%子供ではなく、25%は大人感覚になっていると思います。
園時代→100%子供
低学年→95%子供+5%大人
中学年→85%子供+15%
高学年→75%子供+25%大人
個人的な解釈ですが、上記のパーセンテージで心の変化が推移していると考えています。
高学年になると、心の四分の一が大人的な感覚が占めてくるのでは、と。
とくに女子は精神年齢も高いですし、子供によっては半分大人の精神状態とかあります。
高学年の子に【まだまだ子供だから】と低学年の頃と変わらない接し方をするのはNGです。
ある意味、【大人になってきているのね】と割り切りましょう。
反抗期の子供への接し方に答えはないけど
正直、反抗期の子供への接し方って、100%の答えはないと思うんですよね。
性格やら家庭環境などバラバラですから。
反抗期に突入する年齢も異なります。
だからと言って、低学年の頃と同じ接し方では改善するわけないですよね。
子供は大人への階段を上り始めています。
反抗期の子供への接し方は、基本的に大人扱いをする、です。
接し方1.口出す回数を減らして責任を持たせる
子供が物を片付けなかったり、宿題の取りかかりが遅いと【さっさとやりなさい】と言いがちです。
小さい頃なら、何だかんだ言ってもやったりしますが、反抗期になると言葉で反撃してきます。
それが元でケンカに発展することも。
ケンカは無駄な労力なので、避けるのがベストですが、やはり子供の言い返しにカチンときてしまいます。
カチンとしないためにも、要らぬケンカをしないためにも、口出す回数を意識して減らすことが大切です。
子供①に関しては、確実にアレコレ言うのを控えるようにしています。
向こうから何か話してくるのを待つ、受け身の姿勢で接するように心がけています。
ただし、旦那はほぼ平日は顔を合わすことがほとんどないので積極的に声をかけています。
平日は、忙しい朝の20分程度しか一緒の時間ないですからね。
それで子供①の反抗期の程度はまだ丸く収まっている雰囲気です。
ここから爆発するか不明ですが、今のところ大嵐はナシ。
何となくですが、父母の役割分担をしておくのも反抗期対策になるかな、と感じています。
接し方2.勉強に関することで細かく叱らない
学校や塾のテスト結果を親からガミガミ言われて【やる気がアップする!】という子はゼロです。
小学4、5年生になると、【うるせぇ!】と言い返してきます。
中学生になると、勉強する・しない、勉強した・していない、でもめます。
こうなると、毎日毎日ケンカの繰り返しで出口が見えないんですよね。
反抗期の子供とのケンカは親側の消耗戦なので、グッと堪えることも必要です。
成績が思うように上がらないことで苛立っているのかもしれません。
機嫌がよさそうな時に、【算数とか国語、難しくなってきた?】という程度に抑えておきましょう。
子ども①の学年でも、算数のテストが悲劇的な結果のクラスがありました。
高学年や中学生になると、クラス全員が90点以上になることはゼロです。
多くのクラスメイトも躓いていることを理解しつつ、子供だけを責めるのは避けましょう。
【そうか、難しくなってきたのか】と親が歩み寄ってくると、子供も【分かってくれる】と感じて心を開いてくれるはずです。
接し方3.どんな時でもドォ~ンと構える
反抗期に突入する子供は、もう精神的に大人の成分が強まってきています。
自分が反抗すると親はどう反応するか、も観察できるようになっているのです。
オロオロうろたえる姿を見て内心笑ったり(これも正常な反応)します。
うろたえると子どもの思うつぼです。
親は動じない強さを持つことが大切です。
何を言われようが、何をされようが、ドォ~ンと構えていると【あぁ、母さんには敵わない】と思うようになります。
ちなみに、私は高学年の頃に反抗期を迎えましたが、母は全くスルーしていました。
無関心だから、というわけでもなく、イチイチ噛みついてもきませんし、言動を完全スルーしていましたね。
それを見て、【なんだ、つまらないな】と思って反抗期は終了。
大人になってから理由を聞きました。
母曰く、【自分はもっと小さい頃からじゃじゃ馬していたからあんなの普通だよ】とのこと。
母のこの態度は見習うところがあるかな、と感じて現在自分も導入しています。
反抗期は自立する子供の親離れに向けた儀式
反抗期、親も経験済みのはずですが、いざ我が子が反抗期になるとオロオロしてしまいますよね。
私も、自分の小学校高学年のとんでもなく酷い反抗期に比べれば、子供①のなんてかわいいものです。
しかし、自分のことを棚に上げて【反抗期は面倒だな~】と考えてしまいます・笑。
直球を投げられても、サッと避けることが大切です。
真面目に正面から剛球(子供の反抗)をつかもうとしてもムリ。
体も心も持ちません。
子供が生まれてから、親が我が子を【子供らしい】と思える期間はせいぜい十数年です。
この数字を長い短いと考えるのは個人差がありますが、本当にあっという間。
子供の健全な成長を願いつつ、20年後は【反抗期、酷かったよね】と笑い飛ばしたいものです。