【高校受験と中学受験】親はどちらが大変か | 元塾講師 透明教育ママ見参!!

【高校受験と中学受験】親はどちらが大変か

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今回は【高校受験と中学受験 親はどちらが大変か】と題し、お話していきます。

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ありがとうございます。

 

色々な受験がありますが、最も親が主体となって子どもをリードするのが小学受験です。

ただ、小学校受験は全国的にも非常に珍しく東京都内でもお受験をして小学校に入る子どもはたったの5%程度です。

こうした事情と地方でも公立中高一貫校があることから、全国的に『子どもの受験だけど親の受験と言えば?』と聞かれたらパッと思い浮かぶのが中学受験ではないでしょうか。

 

中学受験は義務教育期間にわざわざ受験をして私立、公立中高一貫校、国立中学への進学を目指します。

そもそも学校数、すなわち定員も限られているので、受験生同士の激しいパイの奪い合いになります。

 

小学校3年生の2月から始まる新4年生クラスに入り、入試に向けて少しずつ勉強主体の日々を送ることになります。

しかも、受験するかどうかは小学校低学年頃にある程度決めているので『塾に入った時に他の子と学力差がでないように』と家庭学習も抜かりなく行うという事前準備も不可欠です。

 

これだけだと『やっぱり中学受験の方が親は大変』『最近言われる自走する子にうちの子はなれるのか』『そもそも自走する子にもっていけるか自信がない』と思うかもしれません。

しかし、高校受験は楽なのかと言えばそうとも言い切れない難しさがあります。

 

中学受験そして高校受験を経験している身としては『どっちの受験の方が親は大変なのか』という視点で考えていきます。

 

1.親の誘導と子どもの頑張りの中学受験

私の子どもが突然中学受験を決意したのは小学5年生の冬のことでした。

地方に住んでいるとはいえ、さすがに遅い決断です。

ただ、なんとか受験を乗り越えたのも一般的に中学受験する子ども達が塾に入るタイミングと同じ時期に通い始めていたからです。

 

地方で、しかも中学受験も考えていないのに塾通いを始めた理由はブログでも触れていますが『高校受験』『大学受験』を見据えて、ということです。

そんなこともあり、子どもがいきなり中学受験をすると言ってもなんとか対応できた、という側面があります。

 

これが学校の勉強、受験算数にノータッチの家庭学習を進めていたけれど小学5年の冬にいきなり中学受験をすると決めても、相当センスのある子、天才児でもかなりの努力をしないと受験を乗り越えるのは非常に厳しいです。

 

低学年から親が『受験するかも』と思うようになった段階で、家庭学習の量を増やして中学受験に特化した塾に入ってもついていける学力に仕上げるよう誘導し、入塾したら宿題、模試、模試のやり直し、苦手強化や苦手単元の洗い出し、偏差値の推移を親がチェックしていきます。

そして大都市圏であれば複数校受ける子が大半なので、志望校を絞り込む作業もしていきます。

5年生や6年生になれば学校説明会、学校見学会の予約、塾の説明会や保護者面談と親のやることも増えます。

さすがにこういうことを全部子どもに投げ出すことはできません。

中学受験をする家庭では親担当です。

 

限られた定員をゲットするべく勉強するのは子どもだけれど、それ以外の中学受験に関わる細々としたことは親が担当するというのが中学受験です。

 

2.思春期真っ最中の高校受験は子どもの意欲次第

中学受験は小学校4年生頃から塾に入り、小学6年の冬に短期間で一気に決まります。

年齢的に反抗期という子もいるので、親子で衝突することも多いという家庭もあります。

ただ、とくに波風なくスムーズに受験を迎えるということもあります。

 

一方、高校受験は中学3年生、子ども達は14歳から15歳になっています。

中学受験と比べるとプラス2歳、3歳年齢が上がっているわけですが、この数年で子どもは体も心も成長して大人に近づいてきます。

 

ですから中学受験のように親が誘導して子どもは勉強に集中して取り組めばOK、ではなくなっています。

思春期真っ只中ですから、親が学習時間を増やせとかそんな勉強をしていると志望校に合格しないという小言を『うるさい』と一蹴して、喧嘩になることも珍しくありません。

 

親の意見を受け付けず、反抗的な態度を取りますし、会話も少なくなります。

ただ、自分に合った勉強法を確立している子や苦手教科や苦手単元をハッキリ把握している子はそう多くはありません。

 

受験と向き合うのが怖くて勉強から逃げる子もいます。

やることが山積みだけれど何から手を付けていいのか分からなくて現実を受け止められない子もいます。

 

そう状態に陥っている子をなんとか親が立ち直らせようと思っても、半分大人になってきているので小学生の頃よりも格段に扱いが難しいです。

そういう時は、塾の先生、担当している先生に相談して子どもと話し合ってもらうとかアドバイスを送ってもらうようにするのが思春期の子どもへの対応策の一つになります。

 

素直に親の助言、時には小言を受け止めるような年齢ではないです。

そのため、子どもがいかに勉強に対して意欲的かどうか、真剣に志望校合格を目指して勉強に励めるかが全てです。

 

中学受験とは異なり、学校説明会や見学会も子ども一人で行く、友達と一緒に行くケースも珍しくありません。

普段の生活で子どもの勉強面をサポートする機会がだいぶ減るのが高校受験です。

 

3.親の大変さの質が変わる

個人的な経験ですが、中学受験と高校受験を振り返ると、親子の衝突や話し合いは高校受験の方が多かったです。

地方ですから中学受験を失敗しても学区の中学に進学すれば良いという考え、雰囲気があるので、その点は大都市圏とは事情が異なります。

 

中学受験の勉強は塾の授業をしっかり受けて、宿題の他にも苦手単元を復習したり入試で課される作文対策で誤字脱字がないよう基本的な漢字がしっかり書けるかどうかを小学6年生の夏休み頃から力を入れて取り組んできました。

 

中学受験では面接もあり、質問されそうな将来の夢や最近気になるニュースへの対策として新聞を切り抜いて親子で『こういう質問されたらどう対応するか』という話し合いをしました。

 

親からのアドバイスにも耳を傾けるという思い出が多いのですが、高校受験では子ども主体の受験に変わります。

 

高校受験はその先の進路進学に直結するので親子共々より神経質になりました。

また、公立高校であれば内申書も気にしたりと『学校の授業態度はどうか』『定期テストの成績』と学校でのことも色々と気になることが増えます。

 

中学受験は『親の伴走でゴールを目指す』というのが基本で、今流行りの言葉で言えば『自走する子』になるのが理想的という世界です。

その一方で、高校受験は反抗期や思春期真っ只中と子どもの精神面が大きく変化している時期に行われるので、思ったことを口にすれば言い争うになったりするので、親もグッとこらえたりします。

親が心の中で『なんで勉強しないのだろう』と悶々とすることが増えて別の意味でストレスとなります。

どちらの受験でも親の心配は尽きませんが、大変さの意味合いというかストレスを感じることが変わります。

 

まとめ

高校受験と中学受験を比べると、定員の少ないパイの奪い合いになる中学受験の方が勉強は過酷です。

しかし、親子で乗り越えようという気持ちを共有できる分、親も受験生のような感覚で受験当日、合格発表まで全力で駆け抜けます。

 

中学3年生で受験する高校受験は心も体も成長して大人により近づいている状態なので、親が直接口出しする機会が減り親子関係も喧嘩したりと勉強以外の面でも親がストレス、不安を感じることが増えます。

 

同じ受験であり合格を目指すとは言え、子どもの年齢も異なり親の大変さの中身が変わるため、家庭によっては中受が大変、楽だった、とか高校受験は子どもが勝手に勉強してくれた、全然勉強せず修羅場になったとあるので、一概に『こっちが大変』と決めつけられない難しさがあります。

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