公文で鍛えた計算力で(宿題は全く手をつけませんでしたが)、3年生まではまぁまぁだった算数。
4年頃から割合・速度が入ってくるとお手上げ状態になり、そのまま中学校で進級。
中学校ではド根性で成績アップしたものの、高校進学で出会った数学に翻弄されるのでした・・・。
今回は、親の立場となって考える算数と数学、そして高校数学の違いです。
kindle出版しました。unlimitedでも読めます。
完全に無料で読めるコミックエッセイです。
↓こちらはアマゾンの縦読みfliptoonです。
キンドルとは違う読み心地かなと思いますので、読み比べもしてみてください。
内容は一緒です!
透明教育ママの絵日記 教育系コミックエッセイだけど役に立つ可能性ゼロ【ブログ放置編】
新作です。
kindleのジャンル別ベストセラー獲得しました!
ありがとうございます。
算数と数学の違いとは?
小学校の算数はどんな意味があって学ぶことになっているのか。文部科学省のHPを覗いてみました。。
算数的活動を通して,数量や図形についての基礎的・基本的な知識及び技能を身に付け,日常の事象について見通しをもち筋道を立てて考え,表現する能力を育てるとともに,算数的活動の楽しさや数理的な処理のよさに気付き,進んで生活や学習に活用しようとする態度を育てる。
↑の文を勝手に超訳しますと、生活していくうえで事足りる算数力をつけるようにする、です。
大人になってからも、割合、速度、分数(ケーキやピザの分けっこ)は使いますね。ただ、最近はスマホのアプリで問題解決できちゃいますが。
で、中学校から習う数学はどういう意味合いがあるのか、と深く考える方ってそう多くはないと思います。
数学的活動を通して,数量や図形などに関する基礎的な概念や原理・法則についての理解を深め,数学的な表現や処理の仕方を習得し,事象を数理的に考察し表現する能力を高めるとともに,数学的活動の楽しさや数学のよさを実感し,それらを活用して考えたり判断したりしようとする態度を育てる。
小学校の算数の概要とは全く内容が異なります。生活に活用しよう!、なんて文言ありませんね。
これまた勝手に超訳しますと、物事の段取り、適切な処理手順を考えて出来るようにしましょう、と社会に出て働くときに必要な思考を育てるため、と言いたげですね~。
たしかに、子供①②が宿題で持ってくる算数も家で取り組んでいる問題も、日常生活に密着した内容ばかりです。
例えば、飴が12個ありました。3人でわけると幾つずつもらえますか、等々。
おやつの時間の会話ですな~。
算数は楽しい
子供①②も国語の漢字の練習的な下積みが嫌いです。
私が「大切だから!」、と言っていますが完全に面倒くさいモード全開です。
反対に、算数は好きと言っています。
この、算数好き!、が嫌いに変わるのが4年頃、5年で固定されると睨んでいます。
その時期に自分で決めつけると、進学した中学で出会う数学も拒否反応を示す可能性大なんですよね。
最初は正負の計算で楽は楽なんですが・・・。
4年以降は、この3年までの算数好き!、という気持ちを大切に維持させたいので、親としても見えない対策を講じる必要性があります。
割合だったら、スーパーで値引き品のお菓子を計算して合っていたら買うよ、とか。
速度だったら、高速で時速100km&SAで30分の休憩を挟んだらおばあちゃんの家に何時間で到着するか、を計算して合っていたらおばあちゃんからのお小遣いを丸ごと渡すよ(預からないよ)と持ち掛けたり。
図形や立体図形対策は積み木&レゴ、そして点描の問題集を通して遊び感覚で下地を作らなければ、と思ってしまいます。
[amazonjs asin=”4887596200″ locale=”JP” title=”天才ドリル 立体図形が得意になる点描写 【小学校全学年用 算数】 (考える力を育てる)”]
ただし、難関私立中学受験とは縁のない地方にいるので、ガンガン攻めて結果を求める機会がありません。
しかし、先々の大学入試を考えると、フレキシブルに対応できる力を養っていく、という観点では触れさせるべきものなのでしょう。
小学生向けの進学塾の模試やテストでは出題される、整数の問題も、小学校の授業では扱いません。
答えを導き出すための思考力を得るためにも、地方にいようが受験しなくても、高い問題に触れさせるようにすべきだと思います。その先の大学入試があるので。
数をこなせば何とかなる中学数学・公立の話ですが
小学校のときにユルユルと過ごしたおかげで、中学の時はかなりの時間数、勉強しました。
部活動のない日曜日は、家が貧乏だったこともあり家族で遠出やショッピングなどは無縁。
1日5時間以上勉強していましたね~。
中間層以下からトップに這い上がるにはそのくらいの努力が必要でしたが、粗削りな勉強でもかなりの数を基本→応用の順にこなしていけば、公立中学校ではちゃんと結果が出ます。
しかし、県立入試問題でも最後のに難問が出題されます。その問題が解けるのは、トップ高校でもそれほど多くはなく、その子たちは入学後も順調に上位に位置している事実があります。
ちなみに、私は高校入試の際にそういった数学の問題に手こずりました・・・。
というか、答えを考えている最中にタイムアウト、となりました。
トップ高校の数学
授業は巻き巻きで進んでいきました。近隣の男子校のトップはもっと速い、と聞いたときは驚きましたが、両校とも医学部などで数ⅢCを受験で使う子もいるのですから当然のことでした。
けれど、地方のトップ高校は中学校時代と異なり、中間層以上の子に標準に授業が進んでいくので私のようにスタートラインがマイナス100Mに立っていた人間からしたら速く感じました。
そして、当時はまったく気が付きませんでしたが、数学特有の解に至るまでのプロセスを考える力が欠落していました。これは致命的ですね~。
確率なんて、まさに当てずっぽうで問題解いてしまい、小テストで人生初の〇なしを喰らいましたし・・・。
センターでは数学を受験しましたが、すっかり記憶は彼方へ飛んでいき、覚えておりません・笑。
これは、公文で計算力がついた後に、文章題や図形、割合・速度といった高度な思考を要する問題(学区の中学に進学するにしても)を、全くやらずに放置したことが後々重くのしかかってきた、と断言できます。
上記の小学算数は、頭でさっさと答えが出る内容ではありません。
紙に書いて、こうなったからこうなる、と試行錯誤しながら答えを導き出す訓練が必要となります。
その作業を一切していなかったツケが高校数学でドカンと壁となって出てきました。目の前にヌリカベがいた状態です。
このことに、子育てをし、勉強を生温かく見守っているこの1,2年でようやく気が付きました。
遅いわ~、ですね。子供には反省を生かすべく、紙を渡してプロセスを書くよう誘導しています(;’∀’)