(Last Updated On: 2020年3月9日)

 

レトロ物が好きな私が、最近見つけた本があります。

リビングでパラパラっと読んでいたら、子供①が最初に近づいてきました。

「美味しそう。みせて!」

読んでいる途中で取られるのは嫌だったので、とりあえず一緒に読むことにしたのですが、夢中になって読み始めました。

「バブル時代ってどのあたり?」と質問してきたり・笑。

その様子を見ていた子供②も近づいてくると・・・。

「わ! 見せてよ!」

結局、二人に取られてしまいました。

さて、その本の正体は一体なんだと思いますか?

 

日本懐かしシリーズは優良教材

日本懐かしアイス大全 (タツミムック)

日本懐かしアイス大全 (タツミムック)

今は懐かしいアイス。昔のガリガリ君の姿・・・。親世代なら手に取らない方はいない、と思います。

完全に自分の世界に入って読んでいたのですが、アイス大好き人間の子供たちがワラワラと近寄ってきました。

で、ふと思ったのです。

あ、これ社会の教材として最適だな、と。

 

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1. 時代で物価が変わることを知る

この本は、写真が載っているだけではなく、発売当初の値段が記載されています。

最初に登場していくるのが、ホームランバー。デビューした1960年は1本10円の価格設定!

2017年に子供③を除いた4人でホームランバーを購入、うち2人が当たりでした。

私は、2ベース。子供②がシングルヒット。

最初から知っているアイスが載っていたので、私から本を取ってしまいました・・・。

子供①、ここで手持ちのお小遣いで、当時の値段で何本買えるか計算し始めました・笑。

ホームランバー HPより

当たり付きアイスの元祖ですね。ガリガリ君より先だと教えて驚いていました。

2018年現在、販売価格は1本60円(税抜)ということになっています。←スーパーだともう少し安い価格設定の印象。

58年間でお値段が6倍になりましたが、この期間の物価の推移を考えれば妥当でしょうか?

ちなみに、1960年の映画館のチケット代は180円。新聞は390円です。

本は3部構成になっており、Part1では、ホームランバー、ガリガリ君など誰もが知っているロングセラー商品が紹介されています。

 

2. 企業の開発秘話で商品開発という言葉を知る

大人になると、ライバル企業同士の商品開発競争があることは知っていますが、子供は機会がなければ知りません。

この本を読んでいくと、アイス一つでも、単価が安くても、企業が商品開発でしのぎを削ってきたことに気が付けます。

井村屋のあずきバーのページでは、他社追随不可能のような記載があります。真似できない品、ですね。

私がいくら熱く語っても、あずきバーに興味がない2人は「ふ~ん」の一言・・・。

となると、二人が好きなアイスで勝負!

ロッテHP より

通年販売を昨年発表し、「冬季限定だったの?」と知った方も多かったでしょう、ロッテの看板アイスの一つ、雪見だいふく。

販売直後からヒットし、類似品がたくさん出回ったそうです。(その時代、知っているハズなのですが記憶にないです)

餅を伸ばすさいの加熱で中のアイスが溶けるといった問題をクリアしないと商品化されない、といった開発苦労話に耳を傾けていました。

身近な商品も、試行錯誤をして自分たちの手元に届く、という現実を初めて知った瞬間です。

こういった裏話は、子供の将来の夢のきっかけにもなったりするので馬鹿に出来ません。

 

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3. 時代背景を知る

「バブルってどのあたり?」

子供①がページをめくりながら私に聞いてきました。

PART2では昭和のアイスが年代順に紹介されています。子供①は幾度となく、【バブルは凄かった】という言葉を耳にしているので、気になった様子。

短距離でもタクシーを乗る、万札をヒラヒラしながらタクシーを止めようとするetc…

バブル時代のアイスは、想像を絶するくらいゴージャスだと思ったようです。

で、ページを進めていくと・・・。

森永製菓 パリパリバー<バニラ> 48ml×8本×9箱森永製菓 パリパリバー

私も大好き、子供も大好きなアイス。1986年デビューです。

「う~ん・・・」、と子供①が呟きます。どうやらバブル、のイメージと重ならないようです。

金粉がかかっているバニラアイスが販売されていたとおもっていたのでしょうか。

次に見たのがコチラになります。

日本懐かしアイス大全 P94より

親世代なら分かるかもしれませんが、【青山】とか都会のお洒落なイメージ。まさにトレンディ・ドラマ・笑。

スプレーチョコ、憧れましたね~。クレープ屋さんの見本には、必ずスプレーチョコが使用されていたのをよく覚えています。

けれど、子供①的にはまたもや「う~ん・・・」

金の延べ棒が隠れているアイスを考えているのでしょうか・笑。

バブル時代、今なら企画すら通らないであろう、遊び心1000%のアイスが販売されました。

日本懐かしアイス大全 P96より

無謀なプレゼント企画が多数ありますね・笑。

たしかに、今よりもバブル期は企業のプレゼント企画が多く、豪華だったのを覚えています。そして、バブルが弾けた後、サーっと潮が引く様に減っていきました。

本の中で登場してくるもの、覚えているのがいくつかありますが、【必ずヒットするもの】を求められる現在、絶対店頭に並ばないと思います。

経営側も、余裕があったから実行可能だったのでしょう。

バブル時代はお金が湯水の如く使える状況と勘違いしていたから、売り上げ度外視のアイスやプレゼント企画があったのでは?、と話をしました。

「信じられないね・・・」

子供①はそう呟きました。

 

番外編・高級アイス

日本懐かしアイス大全 には、昭和生まれの親ならきっと憧れたであろう、アイスクリームも紹介されています。

面白いのが、旦那さんは全く憧れアイスとかなかったそうです・・・。

家にお母さん(義母)が買ってくれたアイスがあったから、と・・・。

私のように、祖母からお小遣いをもらうなど苦心の末に得た小銭を握りしめてスーパーのアイスコーナーで時間をかけて購入する品を選ぶといったこと、しなかったからでしょうね。

この差が、アイスの記憶の差につながるのだと思います。

こういった別格の高級アイスについて、語る時、親も童心に戻れます。

いつも口うるさい親でも子供時代があったんだ、と子供は感じてくれることでしょう。

 

宝石箱

著者のアイスマンさん ツイッターより

販売期間が1978年~1981年と、ちょど記憶に残るかどうか、という年齢だったこともあり、うろ覚えです。

貧乏一家だっあので、食べていないのは間違いナシ・笑。食べていたら確実に覚えいます。

スーパーのショーケースの中に場違いな黒いカップと輝く紙ふたのアイスが陳列されていたのは覚えていますよ~。

それが宝石箱だったのです。

値段が安いアイスのコーナーは、私のような子供がガチャガチャ触るので、いつもキチンとしていません。

ですが、宝石箱級アイスになると、そんな野暮なことをする子供は近づけないので、綺麗なまま並んでありました。

ちなみに、旦那さんはよく宝石箱のメロン味をよく食べていたそうです・・・。

 

レディーボーデン

ロッテ レディーボーデン パイントバニラ 470ml×8袋 レディーボーデン

あぁ、この茶色のパッケージ。金色に縁取りされた蓋とマーク。別格でした。

私が子供の頃、祖母からもらったお小遣いを握りしめて、近所のスーパーでアイスを買う時、レディーボーデンとは正反対の位置にある、赤城系かフタバ系のものを買うのが常でした・笑。

アイスのショーケースは、完全に価格帯で場所が決まっているんですよね・・・。

いつだってラクトアイス。私のお友達はラクトアイス。安くて美味しい。

本音を言えば、アイスクリームだって食べたいんだよ~、という子供の心の叫びの最上階に鎮座するのがレディーボーデン。

バブル時代に突入し、ハーゲンダッツの上陸や明治との解消などもあり、高級アイスの座を受け渡ししましたが、私にとっては永遠の憧れアイスには変わりません。

あと、雪印のリーベンデールも高級アイスとして私の憧れした。

 

ビエネッタ

[冷凍] 森永乳業 ビエネッタ バニラ 530ml ビエネッタ

衝撃のアイスクリーム、ビエネッタ。THE 高級アイスとして脳裏に焼き付く一品です。

この波状の形、安いわけがありません・笑。

スーパーのアイスクリームコーナーに長方形の箱を、毎回見ましたね~。その辺りは、ビエネッタやレディーボーデンなどの定位置。

私の低位置(ラクトアイス・50円未満)からは遠い場所に並んでおりました。

こっそりと一人で食べる機会を密かに狙っています・笑。

 

まとめ

今回紹介した日本懐かしアイス大全 以外にも、色々なジャンルの本が出版されています。

親子で盛り上がりそうな1冊を選んで、経済の仕組みや現代史を親子で会話しながら理解できる楽しいシリーズだと思います。

私的に、気になるのは日本懐かし文房具大全 (タツミムック)です。

日本懐かし文房具大全 (タツミムック)

多機能筆箱、今では禁止されている学校もありますからね。

表紙のような設計のものはもはや幻。

 

我が家的に外せないのが、日本懐かし鉄道大全 (タツミムック) 。

最近、国鉄系がキニナル子がいるので興奮間違いなしですね・・・。

アイスだけでも、かなり盛り上がりました。

物価は変動するもの、バブルのようにお金が余剰していると利益度外視商品が出たり、プレゼント企画の実施回数が多い、と理解してくれました。

親子の会話に一役買う1冊になりますよ。