【実録!】夏休み終盤に読書感想文へ足を踏み入れる恐怖 | 元塾講師 透明教育ママ見参!!

【実録!】夏休み終盤に読書感想文へ足を踏み入れる恐怖

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長いようで短かい夏休み。

前半のんびりしていても、お盆休みを明けたら夏休みがあっという間に駆け足で去っていきます。

そして、毎度おなじみ最終盤での駆け込み「読書感想文」という大きな壁が、親子の前にドドォーンと迫ってきますよね。

子供2人分・・・。

越えられるのか?

 

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キンドルとは違う読み心地かなと思いますので、読み比べもしてみてください。

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難攻不落? 読書感想文

先日、国営放送のプライム帯のニュースでも、メルカリでの宿題代行の売買が取り上げられていました。

自由研究はもちろんですが、頭の痛い宿題の代名詞でもある読書感想文は、紹介されていたものは1作品900円の値段(sold out!)がついていましたね~。

その是非は置いといて、売買が成立する世界なのですから藁をもつかむ思いの子供&親がいることは事実です。

ハッキリ言って、面倒な宿題ではありますが、今後の人生を考えると低学年から書くことへの抵抗感をなくすことは極めて重要です。

学校の授業でも、書く&発表が親世代の時より格段に増加しています。アクティブラーニングが導入されていますしね。

過去の反省を踏まえて夏休み突入前から私も事前にリサーチしてきました。

が、当の本人たちは読書感想文=駆け込み乗車、と考えているようで遅々として進みません・・・。

一度、断念したら楽な方に流れていくのが子供。いや、大人もですが・笑。

帰省から戻り、もう一度読書感想文の書き方本を読み直した私・・・。

読書感想文がスラスラ書ける本 小学1・2年生

 

読書感想文がスラスラ書ける本 小学1・2年生

↑例文では、低学年の子が実際に使う文章レベルでとても親しみがわきます。

正直、ページを開くまでは低学年には無理なレベルの例文が記載していると思っていました。いい意味で意味、期待を裏切られることに。

読書感想文がスラスラ書ける本 小学3・4年生

 

読書感想文がスラスラ書ける本 小学3・4年生

↑こちらも、中学年の子が書きそうだな、という表現や言葉つかいの例文が載っています。

これ、そうとう練り込んで仕上げているな、とただただ感心するばかりです。

 

子供①が最初に選んだ本

時計を少し戻して、夏休み前半のある日。

学校の図書室に行く二人に、読書感想文のことをチラッと言いました。

「面白そうな本があったら、それで書こうかな~」

この言葉、嫌な予感しかありません。昨年の悪夢再び、と私は怯えました(読書感想文は本選びで7割決まる!)

で、帰宅した子供①にそれとなく聞いてみると・・・。

「今日は借りてこなかったけど、『干したから』って本が面白いんだよ。カエルも干していたし

 

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出ました~、かえるネタ!!

いやね、面白い本だと思うよ。

だけどね、これで3枚分書ける自信はあるのかい?、と詰問したいところをぐっと我慢しました。

カエル=昨年のトラウマ・・・。

 

私も好きです。がま君とかえる君シリーズ。だけど、これとそれとは別問題。

書けるか書けないかの世界ですからね。

 

とりあえず、子供①の願望は完全スルーしてお昼のそうめんを茹で始めました。

このことを忘れさせるには、祖父母宅の泊りから戻ってきてからの方がよさそうだ、と判断。

で、夏休みが終わる1週間前に、ようやく子供①に指南書の3,4年生向けを渡したのです。

 

対して子ども②は?

子供①よりは、慎重に考えるところもありそうでない②(若干あまのじゃくで面倒なタイプ・笑)は、読書感想文のプレッシャーをかけないように様子を見ることにしました。

作法が分かれば問題がない、と踏んでいたので、最大の課題は「作文の書き方」。

これは、子供①が1年生の時に経験して大変苦労した記憶があります。

 

この時は、読書感想文の指南書的な本が手元になかったので、ネットを見ながらこうした方がいいよ、と指導したのですが、どの親子でも起きる衝突が起きました。

子供②は自分で何でもやりたい頑固な性格なので、私がアレコレ指図するよりは、ほふく前進する半透明人間の如くサポート

「読書感想文の指南書をパラパラ目を通してみたら」、と声をかけてみました。

低学年用は低学年の生徒の考え、言葉使いを見事に表現してる文体です。

 

同年代の子が書いた文と思って集中して読んでいましたね。

色々なジャンルの本も紹介されているのも尚更よかったのでしょう。

そして、子供②はあることに気が付きました。

「マジックツリーハウスが載っているよ!」

よっしゃー!、と気がついた!!!、と私が心の中で叫んだのは言うまでもありません。

夢中になって読んでいる作品が、冒険のジャンルで紹介されていたのです(例文はなく、あくまでオススメ本として)。

 

覚醒した子ども①

マジックツリーハウスで書けることが判明し、がぜんやる気になった②を羨ましそうに見ていた①でしたが、中学年向けでも「マジックツリーハウス」が紹介されているのが分かり、自分も書くぞ!、と前向きになりました。

私が子供①に丸投げし、大失敗した昨年の反省が活かされた瞬間でもありました。

ここまで読んでお気づきの方もいるかもしれませんが、両方に「マジックツリーハウス」が載っていたこともポイントだったのです・笑。

 

100%食いつくと思いましたし。

なにせ今年は初・読書感想文の子供②もいるのですから、確認作業などで時間がかかるのは必至です。作文をまだ習っていない1年生が800字書くのは大変な作業です。

ですから、本選びは大切!

やはり、子供が日頃から慣れ親しんでいる本で書くことは重要なポイントだと思いますね。

 

得てして、親は超有名な名作を読ませて書かせたがりますが、子供にとってはいい迷惑・・・。

来年以降も子供ファーストでありながら、変な道に行かないように道路整備をしなくては、と感じた出来事でもありました。

 

マジックツリーハウスで書いてみた結果

図書館で好きな巻を借りてきた二人は、さっそく下書きを書き始めました。

一度読んでいるものなので、一通り読んでストーリーのおさらいをしていた様子です。

私は子供③の相手をしながら黙って見守っていました・・・。

 

汚名返上?子供①

運よく子供①の学年に、国語の専門の先生がいるので、意見文などの宿題も学年全員に課せられたりと4月からだいぶ書くことの訓練を受けてきています。

そのおかげなのか、指南書をパラパラめくると書き方が頭に入ったようで、スラスラ書き始めていきました。

おぉ~、凄い成長です。下書きを読みましたが、まぁ突っ込みどころは多々あるものの、低学年の事件の数々がウソのような文章になっていました。

あれだけ時間もかかり、衝突もあった過去が走馬灯のように頭を駆けていきました。

かと言って、入賞レベルではありませんのであしからず・笑。

マジック・ツリーハウス 第23巻江戸の大火と伝説の龍 (マジック・ツリーハウス 23)

 

マジック・ツリーハウス 第23巻江戸の大火と伝説の龍

子供①のポイントは以下の通りです。

  1. 鎖国制度
  2. 主人公の兄妹がお箸をうまく使えない
  3. 松尾芭蕉などが登場

「マジックツリーハウス」は歴史の勉強にもなります。

 

子供②はモーツァルトで!

子供②が選んだのはこちらです。

マジック・ツリーハウス 第27巻モーツァルトの魔法の笛 (マジック・ツリーハウス 27)

 

マジック・ツリーハウス 第27巻モーツァルトの魔法の笛

さて、こちらは幼き頃のモーツァルトが登場するお話です。

ドタバタが面白かったようで、そのことを伝える文章を書いていました。

やはり、作文の書き方に苦労していましたが、頑固な子供②と小さな衝突もしながらも、完成までたどり着きました。

子供①にも言いましたが、初挑戦の②にはとくに「頑張ったね!」と褒めました。

子供②のポイントは以下の通り。

  1. 魔法の笛で大騒動が面白い
  2. カツラを被っていて不思議
  3. モーツァルトは6歳でピアノが上手

 

まとめ

今年は、一昨年&昨年の反省を活かすことができました。

しかし、やはり駆け込み乗車は親子共々大変なので、やはり夏休みの前半にカタつけたい課題だな、と痛感しましたね。

ちなみに、②のクラスで読書感想文を提出した子は課題図書の子ばかりだったそうです。

夏休み前に課題図書を図書館で借りてきたものの、見向きもしなかったので自由図書にしましたが、来年以降も自由図書で提出するのは確定な予感です・笑。

作文の力をつけるのは、ほぼ家庭でのみなので、作文の通信教材を使用して今から記述力をつける訓練をしておくこともお勧めします。

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教育改革で、大学入試も記述問題が登場、国公立の2次試験や私立大学の入試でも論理的な力が求められるのは必至です。

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