【教育小噺】小4の壁、10歳の壁で確実に成績が落ちる子の特徴 | 元塾講師 透明教育ママ見参!!

【教育小噺】小4の壁、10歳の壁で確実に成績が落ちる子の特徴

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今回は【小4の壁、10歳の壁で確実に成績が落ちる子の特徴】と題し、お話をしていきます。

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ありがとうございます。

 

小学4年生になるとクラス内でもテストの点数差が目立ってきます。

【あの子は勉強ができる子】【漢字テストはいつも100点】【算数が苦手な子】【勉強が苦手な子】というのが誰なのかを子どもたちが認識し合うようになります。

テストの点数でギャーギャー騒ぐことも減っていき、周囲の目を気にする、そんな学校生活へと変化していきます。

悪く言えば大人の世界に少し近づいた雰囲気になっていきますが、親としては10歳になっても小学4年生になっても子どもは子どもです。

ただ、小学4年生という学年は中学進学まで残り3年というカウントダウンが始まり、学力差も気になるタイミングです。

中学生になれば否が応でも定期テストなどで校内順位、子どもの偏差値、志望校に合格できるかどうかということが判明し、親子にとって【勉強での悩みが絶えない】という状況になっていきます。

小学4年生はそうした近未来で発生する子どもの勉強面での不安、悩みがつきまとい始める時期です。

子ども②が小学3年生の3月から小学4年生にかけてコロナ禍で臨時休校など色々起き、久しぶりにその頃の思い出話を二人でしました。

色々と話をする中で、【小学4年生まで勉強頑張っていたけれど5年生からパタリと勉強を放置し始めた子がかなりいた】【小学4年生からとくに算数でできない子が増えていた記憶がある】と話をしていました。

子ども②の場合はコロナ禍と重なるという、ちょっと特殊な状況で小4の壁、10歳の壁を通り過ぎていきましたが、子どもなりにクラスメイトの学力差や勉強に対する意識差を感じていたようです。

 

それでは、これだけ学力差がハッキリしてきますよと言われているのに、成績が落ちていく子が出てくるのでしょうか。

親としては誰もテストの点数が低空飛行を続けることを望んでいませんが、やはり伸び悩み、悪い点数を取ってしまう子はいます。

そういう子はどのような特徴があるのか、皆さん気になっていると思います。

 

理解が不十分な単元を放置している

まず、成績が下がる子は【理解が不十分な単元を何もせずに放置している】という特徴があります。

4年生の内容は算数も抽象的な学びが増えてきたり、理科や社会も各教科の専門性が増してきます。

これまで学校の勉強についてきた子でも【分からないことが増えてきた】と感じる学年です。

そうした中で、理解が足りないと自覚しているのにも関わらず、復習をしたり家庭学習でじっくり苦手克服のために時間をかけるということもしない子は待ったなしでテストの点数が下がっていきます。

小学3年生の頃よりも高得点を取れる子の人数は厳選され、80点台が多い子、70点台や60点台を取ってしまう子と点数のばらつきも目立ってきます。

小学校のテストは一般的にカラーテストと呼ばれ、単元が終わる度にテストを受けるのと問題レベルも基本問題が主体であり【80点以上取っていればOK】という考えが浸透している印象はあります。

 

ただ、80点と言っても決して高得点だとは言えませんし、安心はできません。

常に20点分の間違い、理解していないところがあるという意味です。

これが中学の定期テストで学年の最高点が89点での80点ならまだいいのですが、小学校のカラーテストの80点で満足していると、学年が上がってから新しい単元を学んでいく中で【よく分からない】が増えていくので、親子で【この得点ならいいか】と納得してしまい、よく分かっていない問題の見直しをしなかったり単元の復習をしないと後で子どもが困ることになります。

勉強内容が難しくなる小学4年生、5年生そして6年生で80点取れていたテストが70点台が増えていくという流れになっても不思議ではありません。

成績が低迷してくるには何かしらの原因があります。

とくに多いのが躓いた単元を面倒だからと何もせず、放置していることが【どんどん分からなくなる】の発端になっていることです。

小学4年生以降の学びは難しくなるので、放置したままの苦手教科や苦手単元の克服に力を注いでいきましょう。

 

家庭学習の習慣がない

さて、成績が落ちる子の原因の一つが【勉強時間が圧倒的に少ない】です。

塾で仕事をしている時、中学生を教えていて感じたのが、小学生の頃から家庭学習の習慣がある子とない子の違いでした。

やはり、多少なりとも家で勉強する習慣が定着している子は【勉強はやるもの】と考えていて、【自分の苦手なところはどこか】を把握していました。

小学校生活6年間の中で、学校の勉強も学年が上がるにつれて当然ながら難易度もアップしていきます。

学力差が顕著となる小学4年生は、家庭学習の有無でテストの点数もどうなっていくのか決まってしまう分岐点になります。

もちろん、学校の宿題と授業を聞いただけで全てを理解し、テストも100点連発してしまう神童タイプの子も少なからずいますが、大半の子は【勉強していなければ理解できない単元がどんどん増えていく】になります。

 

テストの点数が下がっていくのを感じた親が、焦って家庭学習の習慣を定着させようとしても、10歳頃というのは子どもも反抗期に突入していたりと簡単にいきません。

勉強したくない子どもとさせたい親の衝突が繰り返されたりと、家庭内の雰囲気が悪くなる、親子関係に溝が生まれると問題が多発します。

また、家庭学習の習慣がない子どもが学年が上がって【このままではいけない】と自発的に勉強するのを期待して待つのも非現実的です。

塾で保護者面談をした際に【さすがに中学生になったら自分から勉強するようになると思っていました】というお母さんたちの声をよく聞きましたが、そんな時が来るのを待つのは無謀です。

勉強しなければ成績が落ちるのは当たり前であり、ノー勉強で乗り越えるほど小4の壁、10歳の壁は甘いものではありません。

 

まだ小学生時代が続くと思っている

家で勉強しない子は小学4年生になるとテストの点数で高得点を連発することが難しくなってきます。

そして、そういう子ほどなぜか未来に対して楽観視しており、【まだまだ小学生時代が続く】と勘違いしています。

かつての私もそうでしたが、勉強する習慣のない子は【ずっと子ども時代が続くから勉強をやらなくても大丈夫】という意味不明な解釈をしています

自己解釈も甚だしいと思うかもしれませんが、本当に永遠に子ども時代がこのまま続くと思っているので勉強しなくてもまだ平気と信じています。

なぜそんな考えになったのか改めて振り返ってみると、【家で勉強する習慣がなくても毎日を普通に過ごしていた】【親から勉強の大切さを教えてもらわなかった】【学年が上がるとどのくらい勉強内容が難しくなるのか想像もしなかった】と、学校の生活の場以外の普段の生活で勉強の重要性を考えさせる機会がなかったからだと感じています。

 

そして、親の方も子どもと同じように【まだ小学生だし】と考えていると、家庭学習に力を入れるということもなく、子どもの成績が低迷していくことを後押ししてしまうことになります。

子育てをしていると、子どもの成長は早いですし、小学校に入ってからはさらに時間の流れが加速していくような感覚になります。

小学校は6年間と中学や高校の2倍の長さですから親子そろって【まだまだ長い】と思うのも仕方がないかもしれません。

しかし、何もせずにノンビリしていると学校の勉強でも分からないことが増えていきます。

一度躓いた教科や単元をそれなりに仕上げるには並みの努力ではカバーできません。

そうならないためにも、小4の壁で成績が落ちないようにしてください。

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