今回は【天邪鬼な子を放置するのは危険 性格を改善する方法はあるか】と題し、お話をしていきます。
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ありがとうございます。
子どもの性格は色々とありますが、ザックリと慎重派で臆病、積極的、外遊びが好き、穏やかと表現の仕方は様々です。
その中で、親の方も色々と面倒だなと正直感じてしまうことがあるのが『天邪鬼』ではないでしょうか。
ひねくれ者とも言われ、なかなか付き合うのが難しいなと感じるタイプの人です。
他人であれば接する機会を減らせば良いのですが、我が子が天邪鬼タイプだとなかなか大変なことがあります。
我が家でもそういう傾向のある子どもがおり、例えば公園から帰ってきてから『実はあの遊びがしたかった』と告げられるということが多々ありました。
その場で言って欲しいと言っても、本人は『言えなかった』の一点張り。
その後しばらくウジウジしていれば、家庭内の雰囲気もお世辞にも穏やかなものにはなりません。
せっかく公園で遊んでも、遊びたかった遊具で遊べなかったというのは心の底から満足していないことになります。
親子共々モヤモヤとした気持ちを抱えたまま一日が終わることになります。
これが近所の公園での出来事ならいいですが、旅行などで遠出して滅多に行けない場所でそういうことが起きるとせっかくの思いでも台無しになってしまいます。
本心が言えない、真逆なことを口にしてしまったり行動してしまうのは子どものためには決してなりません。
まず、周囲の人から信頼されなくなります。
子どもの人生でプラスにはならないので、親としては見過ごすことはできません。
天邪鬼な子は恥ずかしがり屋なのか
素直にやりたいこと、食べたいものを言えない天邪鬼な子は、本当に性格が悪いのでしょうか。
正直、根性が腐っているとは思えません。
素直に言えない子は恥ずかしがり屋で、本心を人に悟られたくなくて、わざと正反対のことを言ったり、親の考えを感じ取ってその場の雰囲気を壊さない言動をしていることもあります。
空気を読めない子ではなく、空気を読み過ぎる子で、逆に穏やかな空気を壊してしまっているのです。
または自分の意見や『こうして欲しい』という気持ちが我がままになってしまわないかと心配していることもあります。
もちろん、本当に天邪鬼で人騒がせなタイプの子もいます。
そういう子は目立ちたがり屋で、かまってちゃんということが多々あります。
私も塾で仕事をしている時に、問題を解こうとしなかったり乱雑な字で答えを書くという子がいました。
先生に対して反抗的な態度をとったり、あっち行けと言ってくるものの、本当は先生を独り占めしたい気持ちが強く、注目を集めたくてそういう言動をしていたのです。
子ども達に勉強を教える側としては、周囲の子への影響も悪いのでそういう行動が出る子は問題児という扱いになります。
とはいえ、色々と寂しい思いをしている子でしたので、他の子よりも声をかけて色々と学校の話を聞いてあげたりして『先生たちとのコミュニケーション』を多くとっていくと、問題行動もだいぶ減っていきました。
自分の言動を振り返る時間を設ける
天邪鬼な子は毎回毎回一貫して反対なことを言っているわけではありません。
ただ、素直になれないことがあってそれが親子関係に不穏な空気を流すことになります。
親と子の一対一でのことではなく、周囲に兄姉妹弟もいる状態だと彼ら彼女たちもあーだこーだと意見を言い始めると収拾がつかなくなります。
家内安全という言葉がありますが、子どもの成長や学業面でもギスギスした雰囲気の家では落ち着いて勉強に励むことができません、親子の衝突はやはり避けたいところです。
子ども本人も自分の天邪鬼なところを本当は治したいと思っています。
やはり、今までも自分の言動でトラブルを招いてしまっているという自覚は少なからずあるからです。
それでは、どう改善していけば良いのでしょうか。
まずは子どもに『本当はどうしたかった』と穏やかな口調で聞いてみてください。
ギスギス、そしてイライラした雰囲気で声をかけると子どもは意固地になって自分の本心を言わなくなります。
面倒くさい事ですが、『本当の気持ちを言えるようにする』ということを大切にしてください。
その際は、あーだこーだと言いそうな家族のいない場所で話し合いをしましょう。
周囲の目を気にして本心を言いませんし、天邪鬼的な態度をしたことをなじる家族もいるので、父親または母親と子どもの一対一で向き合うことがベターです。
一回きりの話し合いで劇的に改善することはありません。
何度も話し合いをし、少しずつ天邪鬼な言動を減らしていくように粘り強く向き合う必要があります。
私も何度も何度も話し合いをし、時には説教をしながら子どものひねくれた言動をなくしていくことに力をいれていきました。
天邪鬼な言動を完全除去するのはなかなか難しいものがありますが、自分の本音を言う回数が増えてきました。
あべこべなことを言ってしまう性格を親が無理に矯正しようとするのではなく、子どもの気持ちを聞いてゆっくりと改善していくのが子どもにとっても負担が少ないのかなと思います。
本音が言えない子や真逆なことをする性格はマイナスになる
子どもが自分の本音を言えないままでいるというのは、成長過程でも決してプラスにはなりません。
自分の気持ちを押し殺して他人に合わせてしまったり、思ってもいないことを言って後で本当のことがバレてしまうと、自分の立場を悪くするだけです。
とくに今の小学校ではアクティブラーニングが増えており、校外学習での班別行動やグループ学習の回数も多いです。
同級生と意見を交わす中で、天邪鬼な性格が発動すると班の中がギクシャクした雰囲気となり、トラブルが発生したりと要らぬ問題を招くことになります。
これでは学習の時間がイライラを募らせる時間になり、双方にとって大きなストレスとなります。
小学生の頃に天邪鬼な性格を改善していかないと、学年が上がってから野外活動や修学旅行そして中学や高校での部活動といった集団行動の時に周囲をイラつかせることもあるでしょう。
その性格が役立つことはあるかと言われれば、【人とは違うことをする】【他の人とは違うアイデアを考える】という面ではプラスに働きます。
ビジネスで成功する可能性はありますが、それも確実とは言い切れません。
子ども時代も大人になってからも、天邪鬼なままだと人との付き合いの方ではトラブルや誤解を招き、孤立を深めることもあり得ます。
【これは生まれ持った性格だから】と天邪鬼な性格をそのままにするのではなく、子どものこれからの人生を考えてゆっくりと、時間をかけて改善していくようにしたいですね。