【教育小噺】スマホと子ども 学力に与える影響は無視できない | 元塾講師 透明教育ママ見参!!

【教育小噺】スマホと子ども 学力に与える影響は無視できない

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今回は【スマホと子ども 学力に与える影響は無視できない】と題し、お話をしていきます。

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エール出版社より本が出版されました。

小学3年生から4年生で気をつけるべきことを詳しく取り上げています。

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kindle出版しました。unlimitedでも読めます。

完全に無料で読めるコミックエッセイです。

 

↓こちらはアマゾンの縦読みfliptoonです。

キンドルとは違う読み心地かなと思いますので、読み比べもしてみてください。

内容は一緒です!

透明教育ママの絵日記 教育系コミックエッセイだけど役に立つ可能性ゼロ【ブログ放置編】

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新作です。

 

kindleのジャンル別ベストセラー獲得しました!

ありがとうございます。

 

スマートフォンはもはや生活必需品の一つになった印象があります。

今の子育て世代と一口に言っても年齢層の開きはあると思いますが、私のようにアムラー世代の方であれば高校生時代にポケベル、PHSそして携帯電話と青春時代からずっと自分専用の連絡手段が取れるアイテムを持って生きてきたことでしょう。

 

そして2010年代に入り、日本でも一気にスマートフォンが浸透して、所有する年齢も大人から子ども、最初は高校生そして中学生へと年齢が下がっていき、今では小学生でも自分専用のスマホを持っている子も珍しくありません。

 

スマホはそれ以前の携帯電話のように連絡手段に特化したものではなく、高性能カメラ、インターネット検索、音楽を聴く、動画視聴そしてアプリゲームとマルチなことができる夢のようなアイテムです。

大人でもスマホ依存が問題になっているのですから、子どもは尚のこと流されずに使用するということが難しいです。

自分から楽しいことが詰まっているスマホから距離をおくのが出来ないのが分かっているので、親もペアレンタルコントロールを設定してアプリ使用や課金の制限、スマートフォンの使用時間を決めることが出来ます。

 

ただ、私自身、小学生が放課後スマホを持って遊んでいるのを見かけたことがある中で、【コントロールの解除方法を友達と調べている子】や友達の家は何も制限されていなく、そのスマホで遊んでいる子、というのを目撃したことがあります。

【我が子はしっかり守って使用している】と信じていても、『親の知らないところで何かしているかもしれない 』と思っておいた方がいいでしょう。

 

渡すタイミングとルール作りは必須

小学生の頃は親がしっかり管理していても、アプリゲームをやりたいという気持ちが勉強する気持ちより上回ってしまえば、ルールを破ってゲームをしたり、友達のスマホで遊んだりしていると本来やるべき家庭学習もそっちのけにしてしまうこともあります。

 

親が叱っても、なかなかスマホを叩き壊すという行動に出る人はいないと思います。

または、スマホを没収してキッズ携帯に変えるということも子どもが猛反発するでしょう。

ただ、あまりにも魅力的なアイテムです。

【何とかスマホを取り返す】と子どもの心の中での重要性も勉強以上に大きくなると、もはや勉強への意欲が低下していくのは避けられません。

渡す前に子どもと話し合いをして紙に色々とルールを書いて、証拠となるように写真を撮り、書いた紙をリビングに貼るなど契約のように【ルール厳守】という意識を持たせることがやはり必要です。

子どもを信じたい気持ちはありますが、大人でも律するのが難しいあれだけ魅力的なものを子どもが何の葛藤もなくルールを守り使うのかというのは怪しいです。

また、子どもに渡すタイミングも重要です。

これは昭和の頃からゲーム機やゲームソフトなどでも同じような現象が起きてきましたが、【友達が持っているからスマホが欲しい】と言ってくる子がいます。

スマートフォンを書いた与えるタイミングは家庭によって異なります。

私の周りでは、中学進学のタイミングや子どもが学童保育を卒業したタイミングと小学校4年生から6年生にかけてが多いかな、という印象を受けています。

 

使用時間がそのまま学習時間を削ることになる

ただ、小学生の頃や中学進学時に渡してしまうと、それは中学での定期テストを経験する前なので自分の学力がどれだけのものなのか子ども自身が知る前、ということになります。

定期テストを受けて結果が出た後だと【ちゃんと勉強しないと成績が下がる】【あれ以上順位が下がったら行ける高校が限定される】と子どもの方も少なからず危機感を持ちます。

やはり小学生と中学生は同じ義務教育期間であっても、学校生活は全く異なります。

部活もあって定期テストに向けてコツコツと勉強をしていかないといけません。

その両立をする前にスマホを買い与えてしまうというのは、【継続して勉強する】という習慣を定着しにくくさせる原因にもなってしまいます。

 

小学生の頃にスマホを所持し、学校の宿題や家庭学習をちゃちゃっと済ませてもクラス内の順位が分かることもないので危機感は持ちにくいです。

その感覚のまま中学に進学し、部活もスタートしていくと、帰宅後にスマホを使用する時間よりも勉強する時間が長くなることはないでしょう。

また、中学生になれば新しい出会いがあり、LINEでメッセージを送り合うことも増えます。

小学生の感覚で使用していると、どんどん学習時間が削られていき定期テストで惨敗することも起きてしまいます。

本当は進学校を受験したいけれど、スマホに夢中になっていれば合格する可能性は低くなります。

親の方も【そのうちコントロールできるようになる】と悠長に構えることなく、明らかに勉強に悪影響を及ぼしている時は断固とした態度で子どもからスマホを没収したり、専門家の意見を聞きに行くなどしてください。

 

私が塾で仕事をしている時はスマホは存在していませんでしたが、インターネットやオンラインゲームのはしりに夢中になっている生徒に出会ったことがあります。

夜遅くまでインターネットをしているので、学校ではずっと居眠りをしていて学業不振に陥っていました。

親が子どもが喜んでくれるならと買い与えても、それが子どもの為になるとは限りません。

自分に甘い子や流されてしまう子は、より慎重に渡すタイミングをしっかり見極めてください。

 

付き合う友達の影響も受けやすい

そして、スマートフォンの恐ろしいところは決して便利なアイテムと言い切れないことです。

SNSなどはトラブルの温床にもなっています。

また、家庭で決めているルールも友達の家も同じように設定しているわけではない、ということを知って欲しいなと思っています。

 

SNSの投稿について、個人情報漏えいなどを考慮して小学生や中学生のいる家庭ではそもそも禁止しているとは思いますが、中には野放し状態の家庭もあります。

そういう家庭の子は個人情報に気をつけるという危機感が薄かったりします。

友達を隠し撮りしてグループLINEで共有したり、勝手に好きな子に告白している様子を映してグループラインに流したりと、【みんなが盛り上がる】と悪意なくSNSに投稿してしまうという行動をすることもあります。

実際、我が家の子どもの学年でも【勝手に撮って投稿される】という問題が起きましたが、学校以外の場所で起きた出来事なので先生は対処しきれませんでした。

また、当の本人は悪いとは思っていないので注意されても心には響かずじまいです。

このように、スマホの使い方は家庭によって温度差がかなりあるので【我が家はしっかりルールを決めているから安心】とは言い切れない怖さがあります。

もし、子どもの友達がスマホをあまりにも自由に使っているようであれば【スマホで動画投稿をしていないか】など確認してみましょう。

 

スマートフォンを使用している人間からすると、やはり便利です。

便利だけれど、子どもにとっては学習時間や個人情報がバラまかれるという凶器にもなるということを十分理解してください

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