小学校の宿題の量は学校や地域によって異なります。
ネットで検索すればすぐにわかることですが、私が在住している地域でも極端な差ではないものの学校による「多い・少ない」はあります。
同じ公立学校でも、統一されているわけではなく、その学校のさじ加減。
はたまた同じ学校でもクラスで出される宿題が異なることもザラ。
不思議な感じもしますが、宿題の量が異なるのはある意味当たり前のことです。
今回は、なぜ宿題量が違くなるのが当然なのか、についてお話をしていきます。
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子どもの放課後の忙しさが影響?
最初に結論を言いますと、地域や学区によって小学生の放課後の忙しさが違います。
教育熱が高めな地域だと学校終了後に習い事に行く子も珍しくありません。
これまで、子ども①②の小学校生活を見聞してきた中でも「プールバック持参」(スイミング)、「公文や学研の準備をしている子がけっこういる」、「そろばん教室の手提げ袋を持っている子がいる」です。
高学年になると、中学生に向けて通塾する子もいたりと放課後はけっこう忙しい子がいる学区。
もしかしたら、「宿題を少なめにして欲しい」と言ってくる保護者がいるのかもしれません。
宿題も低学年や中学年では宿題は土日入れても少なめでした。
宿題が多いと習い事に支障をきたす?
定番のスイミングの他にも、プログラミングや英語などもあります。
学校の宿題が多いと、取り組める時間がなく出来なかったり、適当に取り組んでしまいがちに。
こうした問題を避けるため、低学年や中学年では負担の少ない量が続くと考えられます。
この負担の少ない時期に、独自の家庭学習を取り入れておくことがベストです。
宿題が少ないと、基礎学力を鍛えることが難しくなります。
そのため、親が計画的にドリルなどを購入して無理のない範囲で家庭学習を行うことが重要。
一方、習い事がそこまで盛んではない地域では宿題量が結構出されているようです。
周囲に習い事も少ない地域に住んでいる知人から、学校で出される宿題の量を聞いて驚いたことがあります。
「教育系の習い事教室がないから、学校は宿題をけっこう出して学力定着を狙っているようだ」と口にしていました。
放課後にしっかり勉強する時間を確保してもらうための、学校側の配慮ともいえます。
公立学校であっても学区の事情に合わせて、宿題量を調整しています。
高学年になると調べの学習が日課に
しかし、中学進学がチラつき始める高学年になると、ガラリと変わりました。
自由学習、自主勉強とも言われる児童任せの勉強が日課となったのです。
いわゆる、調べ物系の宿題です。
幸い、我が家では私が図書館に行って社会系のランキング本(漁獲量や果物の収穫量)を借りてきたりするので、あまり苦労しませんでしたが、みんなは苦労しているとか。
さらに、漢字の意味調べや熟語を使った文を書くなど低学年の牧歌的な雰囲気が嘘のような状況に。
これには理由があります。
中学では部活動もあり、宿題がそこまで多く出ません。そして通塾する子も増えるので、塾の宿題との兼ね合いもあるのでしょう。
つまり、子ども自身が率先して勉強することが求められるのです。
自学自習ですね。それが身についていないと、中学進学後は大変苦労します。成績の順位もガツンと出てしまいますし。
小学校では先回りして、児童が1,2年後に困らないよう先手を打っていると言えるでしょう。
ただ、こんな先生達の思いは小学生には届かないかもしれません・笑。
宿題はグリコのおまけ
小学生時代、宿題をほぼやってこなかった私が言うのもなんですが「宿題はグリコのおまけ」みたいなものです。
宿題やらなければ復習機会を失い、学習定着を手放すことを意味しています。
高学年になれば、せっかくの先生達の親心を無残に切り捨てているも同然です。
しかし、宿題だけでは学力が飛躍的に向上することはムリです。
中にはそういうタイプの子もいるかも、ですが非常に難しい。
やはり、しっかりとした学力を身に着けさせるには宿題プラスアルファなのは否定できない事実といえるでしょう。
小学校6年間の流れを振り返ると、習い事がそこそこ盛んな学区だとこんな感じになります。
小学1,2年生⇒ 家で勉強するの定着を狙って国語の音読や漢字、算数のプリントを渡される
小学3,4年生⇒ 音読や漢字練習、算数のプリントを渡され、4年生になると週末に自由勉強の課題(作文の時もある)が出されることも
小学5,6年⇒ 国語の音読はなくなる。漢字練習や算数のプリント、自由(自主)勉強が出される
つまり、家庭学習を身に着けさせるには低学年が勝負、ということになります。
それ以上の学年になると、宿題量も徐々に増えます。
さらに、子どもの自我が芽生えて親に反抗するようになるので、家庭学習の定着のハードルが鬼のように高くなりますのでご注意を。
宿題量も気にして長期計画を立てる
住んでいる地域のことではありますが、ザクっと小学校6年間の宿題の流れをご紹介してきました。
学年によって宿題量が変化し、高学年になるとそれなりの量そして中身になります。
それを踏まえて、家庭学習計画を立てることが必要です。
私自身、学年があがればハードになるとは思っていませんでした・笑。
ある意味、就学直前から家庭学習の定着に励んでいたことが吉と出たといえます。
ここでは簡単に低学年・中学年・高学年ごとの宿題との付き合いを考えたいと思います。
低学年では宿題少ないと焦らない
教育熱心な親から見ると、宿題量が少ないと焦りますよね。
通信教材や公文、学研などに通わせて学力向上を、と考える方がいても不思議ではありません。
勉強系の習い事を始める際、学年が上がってからの宿題量を気にしつつ、習い事の辞め時や増減を考えるべきです。
高学年の宿題量は近所の先輩ママに聞くと教えてもらえます。
【週末の自由勉強がけっこうハード】
【平日も質も量も増えて負担が大きくなった】
今だけではなく、先のことも念頭に置いて習い事を選ぶことが賢明です。
中学年では家庭での学習時間を増やす
習い事先で問題を解いていても、結局は家で勉強するかどうかで学力向上運命が決まります。
高学年や中学生を見据えて、学校や習い事先の宿題以外の勉強もほんの少しプラス。
、意図的に家庭学習時間を増やしていきたいところです。
前年度より+5分からスタートし、10分、15分と無理のない範囲で段階的に増やしていくのが理想的。
中学年は高学年で飛躍できるかどうかの重要な学年になるため、集中する環境を整備していく時期でもあります。
周辺に誘惑となるようなモノを排除し、勉強に取り組める環境を作っていきましょう。
中学進学後を見据えて自分から勉強する子に
高学年になると宿題の中身も濃くなるので、子どもからはブーブー文句がでてきます・笑。
しかし、この面倒さの先には成績に序列がついてしまう中学校が待ち受けています。
自分のため、と思い真面目に取り組みたいところです。
調べ学習をすると、漢字の誤字脱字が減ったり文章構成や相手に理解してもらう内容を意識するようになります。
ある意味、プレゼンテーション能力を鍛えられることにもつながるので、軽視してはいけません。
ただ、子ども①②をみているとけっこうキツイです。
私は小学生の頃、宿題やった記憶が1年生の時くらいですので、2人をみていると本当に【偉いな】と思います。
たかが宿題、されど宿題
義務教育や高校生活を振り返ると、宿題が毎日のように出るのは小学生くらいでしょうか。
量が多い、少ないと親が気をもむものですが、長い人生で6年間くらいしか出されないんですよね、冷静に考えると。
それだけ、小学校6年間で【家で勉強する習慣】を身に着けることが大切という裏返しでもあります。