勉強できる子がなぜ勉強できるのか。
とっても当たり前すぎる疑問ですが、なぜなのでしょうか。
「うちの子も○○さんみたいに勉強できる子になって欲しい」
「やっぱり才能なのかしら・・・」
学校や習い事で出会う「勉強できる子」に対し、羨ましい気持ちや秘密を知りたい気持ちが入り乱れる親は少なくないはず。
そんな気持ちを抱えたままでいるのは、精神的によろしくありません。
今回は、超シンプルに【勉強できる子がなぜ勉強できるのか】という理由を考えていきます。
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ありがとうございます。
勉強=苦行という意識がゼロ
仕事をしている時も、子ども①②を介して【できる子】を見聞きしていると、ある共通点があります。
それは、【勉強できる子は勉強を苦行とは思っていない】ということです。
勉強しない子は【勉強=苦行】と捉えています。
その意識を持ったまま勉強しても、正直なかなか伸びません。
そこが、勉強できる子と勉強しない子の決定的な違いです。
それでは、なぜ【勉強を苦行】を思っていないのでしょうか。
理由1.家庭が勉強する雰囲気に包まれている
家庭環境はとっても大切です。
私も小学生の頃は全く勉強しませんでしたが、振り返ってみると【勉強する雰囲気ではなかった】というのも大きかったと思います。
言い訳がましいかもしれませんが、
・母がテレビっ子でずっとテレビをつけている
・漫画や本やモノが散乱している(片付いていない)
・親が子どもの宿題チェックを全くしない・気にしない
・そもそも親が向上心ゼロ
こんな感じでした。
自分自身が親になり、【親のテレビ視聴(今はスマホアプリのゲーム等)】、【子どもの宿題チェック】そして【親の向上心】はかなり重要なポイントだと考えています。
ある意味、上記の真逆をすればある程度、勉強に向き合う環境は整ったといえます。
モノが散乱、も程度によりますがモデルルーム並みだと子どもが逆に行き詰まりますね。
【畳や床にモノが放置されていない状況】を保って入ればOKです・笑。
そして、親がテレビばかり視聴&スマホのアプリゲームばかりしているのに【勉強しなさい】と言っても説得力ゼロ。
ビジネスの場でも、上司が率先して手本になるような行動をすることが大切です。
グータラで、遊んでばかりいるのに【成果を出せ】と言われたら、部下がキレても仕方ありません。
子どもの勉強への関心も必要です。ただし、あまりにもキツキツで管理するのは逆効果。
励まし&軽いアドバイスや努力を褒める、というスタンスが効果的です。
一番大きいのは、親も日頃から家で勉強している、ということ。
親がゴシップネタをネットニュースで読んでばかり&アルコール飲料片手にスマホゲームしている家庭と、
親がすきま時間に語学の勉強や資格の勉強をしている、のどちらが勉強する子になりやすいか。
言わずもがなですね。
子どもは親の行動を見ています。
最近、我が家の子供③が【パパはヤフーでいつもエンタメばかり読んでいる】と指摘し、ダンナは非常にばつの悪そうな顔をしていました・・・。
理由2.努力はウソをつかないと理解している
簡単に痩せる方法、簡単に成績アップする方法。
人間、基本的に楽をしたがるので【簡単に○○】というのに弱いです。
こうした商法は、私が子どもの頃から存在しています。
本当に簡単に儲けられるのであれば、詐欺事件とか撲滅しているはずですよね。
時代が変わっても、簡単や楽という言葉に魅了されてしまうのは人間のサガでもあります。
勉強できる子というのは、多くの人が面倒だと感じる努力を「努力ではない」と感じることようです。
理解力があり、記憶もいいから、というツッコミがあるかもしれませんが、そもそも素質があっても努力しなければ花開くことはできません。
スポーツ選手もしかり。才能+努力=選手として頭角、です。
努力せずに一流選手になることは不可能です。
勉強とスポーツの世界を比べれば、まだスポーツのほうは才能の要素が多め。
オリンピック選手にさせるよりも、賢い子に変身する方が簡単だと思います。
簡単に言えば【言われる以上のことをやると自分の力になる】を理解し、信じているです。
その根底には、努力はウソをつかないという思いを持ち、継続して勉強する習慣が身についています。
子どもの勉強時間を少しでも増やしていきたいなら、努力する大切さを日頃の会話で触れることが大切。
ただし、毎回説教していると効果は薄れるので気をつけて下さい。
理由3.オンオフの切り替え方が上手
賢い子がずっと勉強しているのかというと、そういうわけではありません。
プレジデントファミリーでも、文武両道で最難関中や大学に合格した小学生、高校生が紹介されることも多いです。
長時間ダラダラではなく、スポーツや部活をする時と勉強するときの切り替え方ができ、集中して勉強に取り組むことができています。
塾で仕事をしているとき、成績の良い子の授業中の様子を紹介しましょう。
成績の良い子は雑談しても切り上げるのが早く、そして問題を解くときの集中力は恐ろしいものがありました。
それを目の当たりにし、【大人顔負けのオンオフの切り替え方】と感心したものです。
ガリ勉タイプではないのに成績が良い子は遊ぶときと勉強するときの気持ちの切り替え方がすごく上手で、集中して物事に取り組めるタイプの可能性大です。
番外編: 塾での勉強時間が多い
小学生高学年になると、通塾する子も増えてきます。
とくに、小学校で英語が教科化されてから、地方の塾でも小学生英語を教えるところが増えています。
今まで発音や会話などは英会話教室に通わないと定着が難しかったですが、英語アプリやAIといった技術の進歩により、塾でもこうしたアイテムを駆使して弱かった分野をカバーしていますね。
さて、塾に通いだした賢い子がさらに勉強し、賢くなるには理由があります。
大手塾(地方でも)では、成績ごとにクラス分けされます。
クラスによって授業時間が異なることもあり、季節講習会では授業数も異なることも珍しくありません。
基本的に上位クラスは授業時間長め。
もちろん、全ての塾がこれに当てはまるわけではありませんが、学校で習わない応用問題も勉強するため標準クラスよりも長くなるのは必然です。
つまり、上位クラスの子はさらに勉強時間が増え、ますます勉強する、という流れに乗ることを意味しています。
加速度が増す、です。このレールに乗ると賢い子はドンドン賢くなります。
こうした事実を踏まえると、小学校高学年以降に下位の子が下剋上を果たすのにはとんでもない努力が求められる、ということを意味しています・・・。
全てには理由があることを知る
うちの子、賢くなって欲しい。
うちの子、自分から勉強するようになって欲しい。
そう願う親は少なくないでしょう。
しかし、【子どもが自分から勉強する】【賢い子になる】にはそれなりの理由があります。
中には超天才児もいるかもしれませんが、全ての賢い子がそういう特別な子ではないですよね。
そして経済力の有無以上に、親の姿勢や家庭環境の要素の方が大きいと個人的に感じています。
経済力があっても、両親が不仲だったり子どもに関心がなく、習い事に丸投げの子が健全な賢い子になれるかというと疑問符が付きます。
ただ羨ましがるのではなく、親自身も変化し(私も毎日、子どもの見ていないところで反省の毎日です)、子どもに好影響となるよう心がけることが大切です。
外堀を埋めて攻めるのではなく、内側から変えていく。
即効性は期待できませんが、子どもが勉強する土台作りを無理のない範囲でコツコツとしていくようにしたいですね。