今回は【10歳の壁・小4の壁に備える 賢い子にさせるより勉強嫌いにさせないことが大切・これだけには気をつけてください】と題し、お話をしていきます。
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子育てのなかでも教育に関心のある、ないは個人差が大きいです。
教育熱心な方は子どもがまだ小さい頃、乳幼児期から知育玩具や、子どもの脳の発育に良いことなどの情報を集めていると思います。
賢い子にさせたい、と思っていても、実際に本当に賢くなるかは成長しないと分からない面もあります。
小さい頃からお金を投資してきたけど、親の期待通りとはいかなかった。
こんな時は、子どものせいではないにしろ、肩透かしを食らって親も失望するかと思います。
それでは逆に、絶対に小学校に入ってからテストの点数が取れにくい、勉強を嫌がる、という子に育つことを除去していけば、かなりの確率で【勉強嫌いな子】にはならないです。
賢い子にさせることに全力を注ぐのもいいですが、やはり勉強嫌いな子にさせる要素を取り除くことも大切です。
それでは早速、小学校に入る前、小学校に入った後に親が気をつけて欲しいポイントをご紹介していきます。
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1.動画視聴はテレビ番組のように時間を決める
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今ではテレビのリモコンにYouTube、アベマ、ネットフリックス、プライムビデオのボタンがついています。
21世紀初頭ではちょっと考えられなかったことですが、テレビとインターネットが繋がって、テレビ番組以外の動画をフツーに一般家庭で見られる時代です。
ビデオもなく好きな番組をリアルタイムでしか見られない、という子ども時代を送っていた私からしたら夢のような環境です。
しかし、【好きな時にいつでも見放題という状況が当たり前】という今の子にとっては、無制限に好きな動画を見られるわけです。
とくに、テレビ番組であれば30分、1時間と区切りがありますが、動画配信だと関連動画が次から次へと出てきます。
プライムビデオやアベマといった会員制の動画配信サービスも、会員になっていれば選び放題です。
ちょっと前までなら【この番組ね】で30分から60分以内で終わっていたものが、1時間を超えることもザラ。
芋づる式に見ることになるので、小さい頃から時間制限や動画1本、2本とルールを決めておくと【動画視聴タイムと他の時間】のメリハリを作ることができます。
小学校に入ると、日々の宿題もあるので勉強時間を確保しないといけません。
就学前から自由に動画を見ることができる状況だと、いきなり変えることは難しいです。
ですから、いくらでも見ることができてしまう動画視聴は、乳幼児期からルールを作るようにしましょう。
2.宿題や勉強が大変と口が裂けても言わない
小学生になったら大変、と口にする親って意外といます。
宿題が大変、勉強が大変と言われたら、子どもはどう思うでしょうか。
当然、嫌になりますよね。
お兄さん、お姉さん気分でワクワクしているのに【勉強大変だから】と言われ続けたらテンションが下がります。
親の言葉は親が思う以上に影響が大きいです。
刷り込まれてしまい【勉強は大変だから自分は苦労するはず】とマイナスな気持ちが強くなります。
宿題に関しても、【宿題面倒だな】【やりたくないな】と自分の自由時間をなくす邪魔な存在として受け止めてしまいます。
とくに就学を控えた年長頃から口にする機会が増えるので、そういう言葉は口にしないようにしましょう。
ちなみに我が家では、何も言いませんでした。
宿題や勉強も特に言わず、意識させないように心がけました。
3.家庭学習の時間を設ける
すみっコぐらし学習ドリル 入学準備~小学1年のひらがな カタカナ
勉強は小学校入学後から始まりますが、就学準備ドリルなどが夏頃から販売が始まることが多いので、年長になってから幼児向けのドリルを使用して勉強時間を設けるようにしましょう。
家庭学習は、小学生になったからといって勝手に身につくものではありません。
学年が上がったから勝手に勉強するようになるものでもありません。
やはり、就学前後から親が率先して、意識して学習時間を設けるようにしてください。
・ご飯を食べた後にリビングでドリルを解く
・お風呂から出たらドリルを1ページ解く
このように、日常生活の中に学習時間を組み込んで【椅子に座って机に向かって勉強する】という経験を積んでいきましょう。
4.親子で定期的に図書館に行く
2020年度から小学校で始まった学習指導要領は、思考力や読解力を重視した学びです。
低学年から算数の文章題がけっこう出たりと、学校の学びも難しくなっています。
ご存知の通り、読解力は簡単に鍛えられるものではありません。
そして、読解力には文字を追うスピードや、書かれている言葉の意味を理解することも含まれています。
こうしたスキルを向上させるには、本を読むことが一番です。
活字に親しむためにも、親子で定期的に図書館に足を運んで、子どもの好きなジャンルの本を借りてみましょう。
図書館は無料で本を借りられますし、書店にはない本も並んでいます。
本をじっくり選んでいると、子どもの好きなものとかも把握できますし、本を介して親子で色々と話をすることもできます。
例えば、昔からあるロングセラーの絵本や本は親子で読み継がれています。
私が子どもの頃、保育園で読んだ【おしいれのぼうけん】を子ども達も読んで、怖くてふるえていました。
お互い、同じ年齢の頃に読んでいると【お母さんはこんな風に思ったな】とか時代を超えて意見交換できます。
親子の絆を深めつつ、読解力向上にも繋がるので、図書館通いは良いことばかりでおすすめです。
5.ゲームの取り扱いは4歳から5歳までに決める
ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム -Switch
今の子育て世代イコール、ファミコン世代、ゲームボーイ世代、またはスーファミ世代だと思います。
親も小学生の頃、普通にゲームをしていたので、家にもゲームがある、という家庭が多かったことでしょう。
ですから、【子どもと一緒にプレイしたいな】と思っていて、5歳前後から遊び始める子もいます。
さらに、昔は据え置き型のゲーム機が大前提で、家に集まらないとゲームできませんでしたが、今やタブレット端末やスマホで無料のゲームアプリで遊べます。
出先のファミレスで料理がテーブルに運ばれるまでの時間、遊べるわけです。
そして、昭和末期や、平成中期頃までのゲーム機を購入するハードル、ゲームソフトを買うハードルが全て無くなっている状態です。
そうなると、子どもにとってはあの手この手を使って【ゲーム買ってください】【ゲームさせてください】と懇願しなくてもいいわけなんですよね。
親世代なら、クリスマスや、誕生日、祖父母にねだる、お小遣いをためる、とゲームをゲットする難易度が高かったわけですが、今の子は戦略しなくても簡単にスタートできる環境にあります。
親世代と比較すると、ゲームがかなり身近であり、そもそも親自身が遊んでいる。
こうなると、どう考えてもプレイする年齢が下がっていきます。
一度楽しいことを覚えてしまうと、それをストップするのは難しく子ども一人でコントロールはできません。
ルールを決めておかないと、ずっと遊べる状態なので、最初が大切。
【お父さんやお母さんが休みの日にだけ一緒に遊ぶ】と約束をする。
こうしておくと、平日遊ぶ時間が制限されて休日のお楽しみになります。
これは我が家でも導入して、【休日で1時間程度】と決めています。
しかも、使用しているのは夫が独身時代にDVD観賞用に購入したプレステ2です。
私はそもそも、ファミコンにつなげられるテレビのない家でしたので、クラスでドラクエの話で盛り上がっていても【そうなんだ】と聞く専門でした。
最初に無制限で遊ばせて、途中でルールを決めると間違いなく子どもが納得しません。
ゲームで遊ぶならルールを決める。
そうすることで、就学してからの学習時間をしっかり確保できるようになります。
まとめ
技術進化で、今の子どもたちは生まれながらにして周囲に魅力的なものがコロンと転がっている状態です。
【まだ小さいし】とついルールを決めずにいると、成長してから方向転換するのが難しくなります。
今日お話をしてきたことは、すごく基本的なことですが小さい頃は【まだいいか】と甘くなってしまうものばかりです。
子どもを賢い子にさせる! と気合を入れて力むよりは、こうした生活ルールから見直していってください。