【教育小噺】難しい反抗期に心がやられる | 元塾講師 透明教育ママ見参!!

【教育小噺】難しい反抗期に心がやられる

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今回は【難しい反抗期に心がやられる】と題し、お話をしていきます。

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キンドルとは違う読み心地かなと思いますので、読み比べもしてみてください。

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透明教育ママの絵日記 教育系コミックエッセイだけど役に立つ可能性ゼロ【ブログ放置編】

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新作です。

 

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ありがとうございます。

 

反抗期というのは親にとっては子育ての中でも最もシンドイ時期かと思います。

受験期もなかなか精神的に参ってしまう、不安な気持ちになりますが、反抗期は子どもが冷たい態度をとるなど、これまでの親子関係がガラリと変わるような事態になることも珍しくありません。

良好だと思っていた親子の絆が簡単に壊れる。

子どものためにと一生懸命色々とやってきたのに、それが馬鹿らしく思えるような親子関係になってしまう。

親自身があまり反抗期というものがなかった場合、子どもの反抗期をどのように乗り越えて行けばいいのか分からず、混乱すると思います。

本当に家庭によって子どもの反抗期の出方というのは異なるので、インターネット上にあふれている反抗期の対処法が役立つとは限りません。

【教育小噺】子どもの反抗期 親が子どもに干渉する気持ちを捨てるべきか、に以下のようなコメントを頂いています。

 

冷静にスルーしたいと思っててもいざ本人も堕落した生活態度を目の当たりにすると、だまっていられなくなるのです。

いきなり怒ったりはしませんが、向こうからの返答がイライラスイッチをいきなりオンにします。

毎日疲弊し、辛いです。

コメントありがとうございます。

最初からダラダラしていた子であれば、小学校高学年、中学生になってもダラダラしていたら親の方もカチンとくることもあまりないかもしれません。

または、親の方もダラダラ過ごしている人でしたら、【似ているな】という感覚なので叱責することもないでしょう。

ただ、親がしっかりしていて、子どもの小さい頃の性格が激変してしまうと、その分親が戸惑うこともあるのが反抗期です。

自分の知っている、育ててきた子どもの姿と、今目の前にいる子どもの姿、言動のギャップが大きいと、一緒に過ごすのももの凄いストレスになります。

反抗期は子どもの人生の中で数年間程度なのですが、ものすごい嵐となることもあるので親にとっては心に残る辛い思い出になる方もいるでしょう。

 

反抗してくる理由を考える

ただ、子どもの方も成長しているから自動的に親に歯向かっているわけではありません。

反抗期の子どもの心は色々な思いを抱えています。

小さい頃から積み重なってきた親に対しての文句が溜まって爆発してくるようになります。

言葉だけではありません。

自分の力を誇示したくて荒っぽい言い方をするだけが反抗期ではないです。

確実に親を困らせるような行動をする子もいるでしょう。

何気なくやっているわけではなく、意図的にやっている子もいます。

【なんて性格が悪いんだろう】と親は思うかもしれませんが、そんな一言で片づけられるものではありません。

わざと親をイラつかせたいという子どもの思いの裏に隠れている【何か】があるかもしれないと考えてみてください。

自我が芽生えてきて、学校の友達と色々と話をしていく中で【親について色々と感じること】が増えていきます。

親だけでなく、家庭の雰囲気や親子関係など他の家庭、友達の家との比較をして【こういうところが嫌だ】【友達の家みたいになりたい】ということを子どもなりに考えるようになります。

家庭により親子の在り方は異なりますが、隣の芝生は青く見える、とばかりに友達の家を羨ましく思い、ムシャクシャした気持ちが親に対する反抗となって出ることがあります。

親としてはこれまで大切に育ててきた我が子から反抗されるというのは辛く悲しいことです。

そして反抗してくる意味が分からない、理由が分からない方も多いでしょう。

【なぜ自分にこんなに反抗してくるのか】という理不尽な思いでいっぱいになるのは当然です。

しかし、全くもって何の理由もなくギャーギャー騒ぐこと、不愛想な対応をすることはちょっと考えにくいです。

【子ども扱いされていた自分が親を困らせることができる】という気持ちが芽生えてきたり、これまでの親の子育てについて色々と思うところがあって冷たい態度をとる子はいます。

塾で仕事をしている時も【親の教育方針が嫌になって逆張りする子】に出会ったことがあります。

 

子どもの立場で【嫌なこと】は何か

親の思いとは裏腹に、子どもにとって実は嫌なことだったということはよくある話です。

例えば、【ピアノを習わせたい】【ソロバン教室に通わせたい】という親の一方的な考えで通わせて、子どもは大人しくて静かに親の言うとおりに通っていたけれど、自我が芽生え、【こんなのやりたくなかったんだよ】【勝手にやらせやがって】と言葉を使って反抗するようになるなど、信じられないくらい激変する子もいます。

私も激しい反抗期を送りました。

反抗期が激しいかどうかは個人差があります。

ちなみに、夫は人並程度かそれよりもやや弱い反抗期だったようで子ども①や②の反抗的な態度にイチイチ反応して大騒ぎしていました。

私は毎回【あんなの全然かわいいものだよ】と言い聞かせていたのですが、夫はあまり納得していない様子でした。

そのうち、子どもたちは私がどんな言葉をかけられても動じない、スルーしている様子を見て【何言っても無理だから反抗しても無駄】という境地に達したと言っています。

ただ、子ども②の反抗期はちょうど小学校のクラスの雰囲気が悪く、コロナ禍の抑圧された学校生活の影響もあって荒々しい言動が目立っていた時期だったので、学校でのクラスメイトの言葉の悪さなどからストレスを受けて、家庭でイライラを爆発させるために親に反抗的な態度をとっていたところもかなりありまいた。

ですから、『ただ単に成長過程の一つの反抗期』ではなく、『色々と苦しんでいるのが反抗的な態度として出ている』ということもあります。

 

後者の場合は親の方も嫌がらず、子どもを叱責せずに受け止めることも必要になってきます。

なかなかキツイことかもしれませんが、この場合は親への文句ではなく学校生活などで感じる嫌なことを反抗という形で発散しているので、無理矢理封じ込めるのは逆効果になります。

学校などでストレスフルになっている時は親への反抗だけでなく、朝起きるのが遅い、学校に行きたがらない、休日は元気になるという行動が出るので、注意深く観察しつつ休みの日に親子で平和的に会話が出来そうな時はしっかり子どもの話に耳を傾けてください。

 

反抗期を自立の一歩と考えたいが

子どもから大人になるというのはすんなりと進むわけではありません。

とくに心の中では他の子と自分を比較する、勉強面では中学以降は校内順位が出て自分の理想と現実の狭間に悩んだり、他の子を羨ましく思う気持ちが強くなるようなシーンが増えます。

こうした心の葛藤、自分らしく生きていくという思いを持ち努力をするなど子どもは成長していきます。

非常に複雑で、ただただ『すくすく成長して欲しい』と思っていた幼児期とは全く違う親子関係になっていきます。

親からは見えなくても、子どもは大人になるために自分と戦っています。

戦いの中で親への反抗という手段で自分の言動の影響力や、成長を確認することもあります。

親としてはたまったものではありませんが、自分もかつてはそうやって成長してきました。

言葉で言っても、文章を読んでも納得できるものではありませんが、腹を決めて『反抗期は子どもの自立の一歩』と考え、なかなか厳しく辛い時期を過ごしていきましょう。

 

反抗期に完全に子どもを無視する、子どもの反抗的な態度を力尽くで押し込めると大人になってからの親子関係は確実に悪いものになります。

反抗期を境目に親子関係が変化していきますが、絶対に手を上げるなどの行動はしないようにしてください。

私や他のキョウダイは父親から力や言葉で封じられたことで、心に大きな傷を負い、親に対して冷たい気持ちを完全に持つようになりました。

親の方はそんなことを思っているなんて全く考えてもいませんが、やられた方はずっと記憶に残ります。

こうなるともう関係改善、関係修復は難しくなるので、大人になってからも良好な親子関係でいたいのであれば本当に気をつけてください。

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