ライバルに差をつける方法 | 元塾講師 透明教育ママ見参!!

ライバルに差をつける方法

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今回は【ライバルに差をつける方法】と題し、お話していきます。

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ありがとうございます。

 

ライバルの存在は親にとっては子どもの学力を伸ばすありがたい存在であり、子ども本人にとっては【負けたくない】と闘志を燃やし、学習意欲を出してくれる存在です。

マイペースに勉強するのが合っている子は無理にライバルを作る必要はありませんが、それ以外の子は【あの子には勝ちたいな】と思えるようなライバルがいると子どもの勉強に対する向き合い方も変わっていきます。

塾で仕事をしていた時も、ライバルの存在、同じ高校を受ける子の頑張りや成績の推移を気にして【自分も負けないぞ】と頑張っている子の合格率は毎年100%に近いほど高かったです。

その一方で、ライバルを持たず同じ高校を受ける子の動向も気にしない子は最終版での頑張りや気迫が少々欠けていて、残念な結果になる子も毎年一定数いました。

このように、ライバルの存在は学習意欲を高めるなどものすごくメリットがあります。

 

しかし、時にはライバルに勝つことだけに意識が向いてしまい自分の苦手な教科や単元を正確に把握することや、やるべき勉強を後回しにしてしまうなど、悪い方に影響が出てしまうこともあります。

いわゆる気持ちが空回りしてしまう子です。

親としては、子どもが頑張る気持ちがあって、実際しっかり勉強しているのに結果が出ない状態が続くと当然ながら不安を感じてしまいます。

子ども本人もライバルに差がつけられる、負けることが増えてくると焦りを覚えるでしょう。

【なにが悪いのかが分からない】【特別な何かをはじめたのだろうか】とグルグルと頭の中で考え始めれば勉強どころではなくなります。

心が落ち着いていないと家庭学習を進めるにも、塾の自習室に行ったとしても浮ついた気持ちになり勉強時間の割には定着しなくなる、という悪循環に陥ってしまいます。

【最近どうも負けてばかりいる】という時は、今回紹介するライバルに差をつける方法を実践してみてください。

一旦冷静になって自分を分析することも勉強していく上では大切なことです。

 

1.苦手にしている教科や単元の理解度をアップする

ライバルを気にしていると、自分が取り組むべき勉強が見えてこなくなることがあります。

ライバルに差をつけようと応用問題に手を出してみたけれど、テストで自分の苦手な教科や単元で点数を落としてしまい、大差がつくという笑えないことも起きます。

相手に勝つことを気にしながら勉強に励むというのは悪いことではありませんが、まずは子どもがちゃんと自分の課題を把握しているかどうか、確認してください。

子どもが小学校低学年、中学年だと【どこが苦手か分からない】ということもあります。

そういう時は、学校のカラーテストの点数の推移や、子どもの何気ない言葉を思い出してみてください。

【あの単元の時はいつもより点数が低かった】【あの教科のどこかを習っている時は分からないと言っていた記憶がある】、と思い当たることがあれば、そこが子どもの苦手単元になります。

もしかしたら、本人も自覚していないかもしれません。

とくに小学生の頃は勉強してテストを受けたら次に新しい単元を学び、またテストを受けるという流れになるので【よく分からなかった】という記憶が残っていないこともあります。

教科書で苦手と思われる単元を探し、インターネット上にある無料教材を印刷して理解度チェックをしてみましょう。

親の推理通りに【この単元が苦手か?】が当たった時、知識の定着が怪しい時は、家庭学習で苦手克服に力を入れてください。

 

【苦手な単元を放置しているとライバルに負けっぱなしになるよ】という言葉をかけると、子どもも【負けたくないからやる!】と意欲が湧いてきます。

教材を準備して取り組ませるときは、苦手単元を放置しないことや、ライバルの動向を気にするより自分の弱点を克服することに力を入れることが結果としてライバルに勝つことにつながると話をしましょう。

相手に勝つには自分が弱いところを見つけて対策をすることが不可欠です。

 

2.スマホ断ちなどをする

ライバルがいて勝ちたい気持ちがあるし、それなりに勉強していてもどうしてもスマートフォンやタブレット端末、ゲーム機に触れてしまい勉強時間が減る、または断続的になりがちな子もいます。

今の子ども達はいかに勉強時間を増やすか考えるよりも、いかに勉強の妨げとなるアイテム、ツールを遠ざけるかの方を親は考えるべきだと個人的に思っています。

子ども①②③の話を聞いていても、勉強していた子がスマートフォンのアプリゲームに夢中になり成績が下がるということが起きています。

本当にライバルに勝ちたいと思っているのであれば、スマートフォンなどの使用時間をコントロールする、減らす、または中学受験をする小学生や中学生、高校生になればスマホ断ちする時間、期間を決めることも時には必要になってきます。

我が家の子ども①の周囲でも、高校受験のラストスパートの中学3年の秋の終わりころからアプリゲームを全部消した同級生がいたようです。

【目に入るとついついやるから入試が全て終わるまで全部消した】と宣言。

無事、その子は志望校に合格していましたが、そこまでのことができない子は【休憩時間も必要】とダラダラやり、不合格となる子もいれば、合格したけれど高校の勉強についていけなくて困っている子もいるなど、スマホ断ちできない心の弱さが勉強に影響しているようです。

 

ライバルに勝つ、ということは【今よりも良い成績を取りたい】ということを意味しているわけですから、勉強時間を増やすことも検討しなければいけません。

今の子ども達にとって明らかに勉強の妨げになっているのがスマートフォンです。

それに対して異論を唱える人はほとんどいないでしょう。

スマートフォンは1台あればゲーム、動画視聴、友達との連絡などありとあらゆることができます。

小学生である子ども③も【家ではテレビを見ずにTikTokのショート動画を次から次へとみている子も結構いるみたい】と口にしているなど、暇さえあればスマートフォンを利用している子が珍しくないです。

中学生や高校生になると、成績や学力とスマートフォンの利用時間はリンクしてきます。

楽しいことだらけのスマートフォンをどれだけの時間断てるか、触らずに過ごせるかというのがライバルに差をつける一歩になります。

 

3.ケアレスミスをしない

ライバルに勝つにはどうすればいいかと考える時、色々と派手なことを考える子もいます。

しかし、結局は点数の世界ですから普通に点数の取りこぼしをしないということが重要です。

計算ミス、漢字の書き間違い、英単語のスペルミスなど、多くの子どもが【ケアレスミス】と一言で片づけてしまうようなミスをしないようにしましょう。

ケアレスミス対策は地道な勉強になります。

テストを振り返り、間違えるパターンを見つける。

計算問題を解いて計算力に磨きをかけ、書けない漢字や間違う漢字の練習をし、英単語を正確に書けるようにする。

非常に地味な勉強で、継続して取り組むことが求められる勉強です。

多くの子は【こんなことやりたくない】と音を上げます。

ただ、この地味な勉強をできるかできないかが成績を上げるカギを握ります。

 

ライバルに差をつけたいという思いだけ強くても、正直勝てません。

苦手克服と同じように自分の弱点を少しずつ克服していかなければいけません。

毎回ケアレスミスをしている単元、教科などがあれば過去のテストが手元に残っていればよく見て【子どもの癖】を見抜く、または子どもと一緒に【ケアレスミスはどこか】と話し合って確認してください。

その際はケアレスミスの多さや、【こんな簡単な問題を間違えて】と叱責することはせず、冷静に心を落ち着かせて確認作業をしていきましょう。

我が家でも子ども①②がよくミスをする社会の用語があったりしたので【次はミスをしないよう気をつけよう】と声をかけていました。

表情は穏やかでしたが、内心は怒りがふつふつと湧き上がるような思いをしました。

 

まとめ

ライバルの存在は子どもの学習意欲を高めます。

これは疑いようのない事実です。

そして、ライバルに負けまいと切磋琢磨する子どもの姿を見ると、頑張っているなと思います。

しかし、勝ちたいという気持ちばかりが強くなると、自分の苦手克服や弱点発見が遅れることもあります。

ライバルに差をつけたいという感情は良い方に転ぶことが多いものの、ちょっと間違えると違った結果になってしまうこともあります。

 

親の方も【ライバルがいて良かった】と安心するのではなく、【大丈夫か?】と気に留めるようにしてください。

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