私、グータラ小学生時代でも社会だけは高得点連発していました。
要因は3つあります。
- 学習漫画ばかり読んでいた
- 地図を見て【遠くに行きたい】と旅行を妄想
- クイズ番組をよく見ていた
この3つの条件が揃ったおかげで、ノー勉強でも高得点連発。
他の教科もちゃんと勉強していればよかったのに、と今は深く反省しています。
しかし、子ども①②を見ていると、意外と社会は躓きやすいことに気がついたのです。
グータラだった自分でも高得点取れたから社会は楽な教科と思っていたのですが、現実は違うことに気がつきました。
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ありがとうございます。
宿題もなくテストの回数も少ない社会
社会は、普段から学習漫画や地図などと接する機会が少ないとなかなか点数が伸びないと感じています。
私のように、勉強しない&暇な時間はほとんど学習漫画を読む&地図も好き、という子供はノー勉強でも高得点が取れるはずです。
しかし、冷静になれば分かりますが、宿題で社会が出されることは滅多にない、でえすよね。
夏休みなどの長期休暇くらい。
国語と算数のように毎日出されることはありません。
社会を克服するチャンスは何もしていないと掴めないです。
ここでは、掘り下げて問題点を探っていきましょう。
問題点1.子どもの興味関心で知識差が拡大する
習い事をしている忙しい小学生が時間をとって、社会のための時間を割くことはあまりないと思います。
まぁ、受験を考えている小学生なら、親が幼児期から色々と知識を増やそうと試行錯誤しますけどね。
地方の普通の子は【社会を勉強するのは学校オンリー】というケースが多いのではないでしょうか。
鉄道好きなら地理に詳しくなり、歴史好きなら歴史が鬼のように出来る、というのは子供の興味関心があるから。
社会に絡むことに関心がなければ、知識が自主的に増えることはありません。
そういったこともあってか、年度末の社会のまとめテストで、国算は問題ないけど社会ボロボロ、という子も出てくわけです。
問題点2.テストが少なく躓きポイントに気がつきにくい
私は、小学生時代の勉強の記憶がほぼないので言えませんが、子供①②を通じてみていると国算のテストはマメに行われているのは間違いありません。
大小問わず、毎週何かしらのテストが行われています。
一方、社会は単元のまとめ程度。
細かいテストがないので、【どこで躓いた?】と気がつきにくい面があります。
出来なくなったらドカッと点数が悪くなる、というパターン。
【うわ、どうしよう!】と思っても、覚えなくてはいけないことが増えていてやる気が失せる、という負のループに陥ります。
問題点3.国語と算数より親が深刻に受け止めない
これは、教育産業界でもよく見られますが、小学生では社会よりも国語と算数、中学では英語と数学がメインになりがちです。
私も仕事をしている時、【社会を重点的に勉強させてください】と訴えてくる保護者はレアでした。
たいてい、夏期講習会などで社会を復習する、定期テストが近づいたときに補充プリントを渡す程度。
親も子も、【国語と算数】【英語と数学】に意識が向かいます。
社会は、一度穴にはまると覚えなくてはいけない語句などを一気に復習することになるので、重労働です。
まぁ、これは社会だけに限りませんが、やはりどの教科もコツコツと復習を重ねていくことが大切。
国語と算数ほど重要視されない分、日頃から復習をしておかないと、ですね。
躓いた社会が得意になるコツ
躓いた社会だからと言って、問題集を大量に購入してきても効果は期待できません。
【これ、買ってきたから】とドサッと子供に問題集を渡しても、やる気は芽生えてこないでしょうね。
いかに社会への関心を高めていけるかがカギとなってきます。
いきなり司馬遼太郎の本を与えるのもNGです・笑。
楽しく、ラクに、さり気なく、で攻めていきましょう。
クイズや旅行のテレビ番組を親子で見る
クイズ番組は昔から人気が高く、必ずどこかのテレビ局で放送されています。
我が家では、【ナゾトリ】と【東大王】の2つを基本的に視聴しています。
そして、2019年の秋からは日テレ系で【クイズ あなたは小学5年生より賢いの?】がレギュラー放送決定しています。
本当にクイズ番組はおすすめです。
私も、【世界まるごとHOWマッチ】【ふしぎ発見!】【なるほど!ザ・ワールド】を見て育ちました。
こうして振り返ると、バブルの時代背景からか海外ロケするクイズ番組が多かったですね。
クイズ番組を一緒に見て、答えを考えると親子のコミュニケーションにもなるのでおすすめです。
グーグルマップで都道府県の名所を観光する
前回、グーグルマップで道案内すると地図の読み方マスターできなくなる、という内容を書きましたね。
なんだかな~、ですが、グーグルマップは上手に使いこなせばメリットにもなります。
地理が苦手な子は、【どこに何川が流れている】【どこに何山がある】というのが定着しません。
教科書と紙の地図だけでは、苦手から脱却することは難しいです。
そういう時は、グーグルマップのストリートビューを使いましょう。
これが利根川、これが木曽川、と一緒に見ます。
【川というと同じ】という概念が変わるはずです。
グーグルマップを活用するには、以下の3ステップを踏んでいきましょう。
- グーグルマップの基本の地図
- 地形
- ストリートビュー
このように段階を踏んでいくと、ビジュアルでストンと理解できるはず、です。
地図だけではなかなか頭に入りません。
最新技術を利用しない手はありませんよ。
やっぱり学習漫画が不可欠
学習漫画は社会が苦手な子にとって、最強の克服ツールです。
鉄板はドラえもんですが、今は多種多様な学習漫画が出ています。
コナンだけは、中学受験もOKな立ち位置なので、苦手な子がいきなり読むにはハードル高すぎるので注意してくださいね~。
本屋さんだと、最近のモノばかり並んでいますが、どれが我が子にあるのか悩んでしまいますよね。
そういう時は、図書館で歴史や地理などの学習漫画を片っ端から借りてみましょう。
【これは面白い】と子供が興味を持つ本と出会う確率をグッと上げてみてください。
雑多系でおすすめは完全版 こども歴史人物新聞 (こども新聞)です。
地理系でしたら、新版 オールカラー 楽しく覚える! 都道府県 (ナツメ社やる気ぐんぐんシリーズ)が入りやすいかな、と。
とにかく、社会は学習漫画が豊富なので、最適な方法を見つければ、克服するチャンスは他の教科より多いと個人的には思っています。
中学に入る前に手を打つことが何よりも重要
中学では、小学校で習ったことをベースにしつつ、さらに深い内容を学んでいきます。
用語も問われることも難しくなるので、小学校時代に社会を放置していると、這い上がるのが難しくなります。
中学校では定期テストが実施されますが、これは小学校のテストとは別次元です。
範囲も長いので、【小学校の社会のテストは回数が少ない】レベルなんてものではありませんから。
対策は充実しているので、あとは早め早めに動くことが大切ですね。