【夏休みの勉強】部活でスケジュールがぎっしり 忙しい中での夏休みの学習計画 | 元塾講師 透明教育ママ見参!!

【夏休みの勉強】部活でスケジュールがぎっしり 忙しい中での夏休みの学習計画

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今回は【部活でスケジュールがぎっしり 忙しい中での夏休みの学習計画】と題し、お話していきます。

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ありがとうございます。

中学生、高校生になると部活動で夏休みも毎日のように学校に行ったり、練習試合を行ったり、強豪校であれば泊りがけの遠征もあったりと多忙な日々を送る子もいます。

 

小学生時代の牧歌的な夏休みがもはや遠い過去のようで、【ほんの数年でこんなに夏休みがガラリと変わるものなのか】と思ってしまいます。

そのくらい忙しく、親にとっては「勉強大丈夫かしら」と心配するほどです。

部活動は青春時代の1ページを飾る大切な記憶になりますが、やはり学生である以上、そして高校進学や大学進学が控えている以上、勉強を疎かにすることはできません。

しかも、部活によって平日は全部練習で、土日は練習試合で夏休み期間中の休みは親と同じようにお盆休みくらい、というケースも珍しくありません。

ただ、昨今は部活動に携わる顧問の先生の働き方改革もあり、昭和や平成初期の頃のような一日中部活動をするという学校も少なくなってきているとは思います。

そうはいっても、運動部であればクタクタになって帰ってきてからすぐにシャキッとなって勉強に向き合うということも難しいです。

塾に通っていても、自習室に午前中からきて勉強している子に比べて、授業のある時だけ勉強しに来ていると他の同級生との差が広がってしまうのではないかと不安になります。

1ヶ月から1ヶ月半に及ぶ夏休みですが、部活でスケジュールがギッシリ埋まっている時はどのように学習計画を立てれば良いのでしょうか。

夏休み直前期の今、部活の日程が出てくるタイミングで充実した学習計画を考えて、勉強面で遅れを取らない夏にする秘訣を考えていきます。

 

1.隙間時間を見つける

部活が忙しい時は、【忙しい】ということに意識が向いてしまい空いている時間がどこか考える余裕がなくなることがあります。

【忙しいから勉強する時間がない】と考えていると、本当に勉強する時間が全くないような感覚に陥り、慌ててしまいます。

慌ててしまうと勉強に落ち着いて取り組むことができません。

そういう状況にならないよう、夏休みの一日の動きを考えてみましょう。

中学生、そして高校生になれば子どもが主体となってスケジュールを考えて行くと思いますが、全員がそういうのが得意とは限りません。

とくに忙しい部活に所属している中高生はインターネット上のスケジュール表などを印刷して、親子で話し合いながら【勉強できる時間はないか】と探すことが不可欠です。

1日の過ごし方は部活が午前中にあるか午後にあるかで異なります。

同じように【部活のある日】と一言にいっても、活動時間帯が変われば一日の使い方も変わります。

多忙な子は自分の24時間の過ごし方をリアルに洗い出し、そこから隙間時間を探すことが必要です。

予め決まっていることが多い分、予定の前後に空白地帯を見つけることができます。

概要欄に【3種類の24時間タイムスケジュール表】のリンクを貼っています。

無料でダウンロードできるので、是非活用してみてください。

「平日のスケジュール」「土曜日のスケジュール」「日曜日のスケジュール」と記載されていますが、それを修正テープなどで消して「午前中に部活がある日」「午後に部活がある日」と書き直して利用してみてください。

24時間の過ごし方が分かると「この時間で勉強できそうだな」というのが分かります。

忙しい分、子どもに与えられている自由時間を探し、その中から勉強に当てる時間帯を見つけてください。

また、親も自分の一日の過ごし方を振り返ってみると「夏休みに親子でいる時間はあるのか」という共通した時間の有無を確認することもできます。

とはいえ、24時間のスケジュールを書き込んでいる時に浮かび上がった『隙間時間』を全部勉強する時間にすると子どもは疲弊してしまうので、気をつけてください。

 

2.志望校を設定して勉強する

部活が忙しいけれど、近い将来は「受験」「進路選択」が待ち受けています。

中学3年の冬には高校入試が行われます。

高校生は入試自体が多様化したこともあり高校3年の夏休み明けから大学受験がスタートします。

部活で忙しい毎日を送っていても、中学1年、高校1年でまだ新入生気分が残っているけれど誰もが通る人生の分岐点が2年後には待ち受けています。

これが中学2年、高校2年になると1年後になります。

1年というのはあっという間に過ぎ去っていきます。

そして、受験は避けることはできないので、「部活で忙しいし」と言い訳をして勉強を遠ざける、後回しにすることはできません。

少しでも勉強する意欲が出てくるようにするには、早めに志望校を設定しておくようにしましょう。

『まだまだ先のこと』と考えると痛い目に遭います。

勉強よりも部活と考える子がいますが、それだと選択肢が狭まります。

私の経験談になりますが、中には「自分の学力で行ける学校に行く」と考える生徒もいました。

受験学年での学力で受かるところならそれでOK、という考えですから学習意欲が湧いて来ないのは当たり前です。

しかも、厳しい言葉ですが軽はずみな考えで学校に進学した子の大半は入学後に後悔していました。

『校則が厳しすぎる』

『思っていたのと違う学校生活』

『卒業生の就職や進路がすごく偏っている』

具体的な目標を持たずに『自分の学力で入れるからいいや』で学校を選ぶのだけは絶対に避けましょう。

 

部活で忙しいことを言い訳にせず、勉強もちゃんと取り組むには『この学校に入りたい』という志望校を早々に想定しておくと、勉強を疎かにしなくなります。

中学生であれば1年生の夏には気になる高校を2~3校に絞り、高校生は卒業後の進路やどういう職種に就きたいかを考えながら専門学校か短大か、それとも大学かと進学したい学校の種類を考えるようにしてください。

明確な目標を持つと忙しい中でも勉強する時間を確保する気持ちを持つようになります。

また、部活動の成績が進学で有利になりそうなときは部活も勉強も大切』という気持ちが育ってきます。

部活が忙しいと学業との両立が難しくなりますが、『進路をするときに実績として認められそう』『でも勉強もクリアしないと合格できない』となると勉強を軽く見ることはできません。

 

3.復習を軸にした勉強を心がける

夏休みだけでなく、普段の学校生活でも部活動が活発だと勉強する時間を確保するのが難しいです。

部活が忙しくても頭に知識が入ってくる、他の子よりもサクサク理解できる神童タイプの子もいますが、大半の子は『勉強する時間がないから授業内容をちゃんと理解できていないかも』という不安を抱えがちです。

夏休みは部活があるものの、ある程度自分の時間を確保することもできます。

24時間スケジュールで気がついた隙間時間は、理解不足を解消させるべく復習を中心とした勉強を心がけましょう。

苦手科目はどれか考え、勉強する時間の多い教科を順番に決めていき『この科目は忙しくても必ず毎日勉強する』『用語の暗記をしていく』と定着していない内容をしっかり頭に叩きこみ、1学期の遅れを挽回するよう気合を入れて取り組んでください。

塾に通っていない場合は通信教材や市販の教材を利用して復習していくわけですが、忙しくても書店に出向いて自分のレベルに合った教材を見つけるようにしましょう。

今は実際に書店に行かなくても簡単に書籍を買える時代になりました。

しかし、問題集やドリルは実際に解く人が目にして『これならできる』と判断しないと、子どもの好みと合わない

親に丸投げ、かつインターネットで購入すると『口コミで高評価だから』で買うのはやめましょう。

手元に届いてページを開いたら子どもの学力と合わない教材ということもよくあります。

夏休みの時期の本屋さんは総復習系のドリルが多く並んでいるため、必ずページをめくって『この問題集なら取り組めそう』と感じるものを買ってください。

苦手な教科、問題をたくさん解きたい時は1冊だけでなく2冊くらい買っておくと学習量が増えます。

復習をし、学力を鍛えていくには『自分にマッチした教材を使って勉強する』ことが不可欠です。

『人気があるみたいだから』で選ばないでください。

そして、もし余裕があれば2学期以降に勉強する単元もちょっと予習しておくと学校の授業で『分からない』が減ります。

勉強をして『分かる』『知っている』と感じると、勉強への苦手意識というのが和らいでいきます。

夏休みが終わってからも、忙しい中で学習時間を確保する気持ちが出やすくなります。

 

まとめ

子どもが成長し、中学生、高校生になると部活中心の毎日となるようになります。

夏休みは連日学校に行き、土日も練習、試合、泊りがけということが続くと親としては勉強は大丈夫なのかと不安を感じてしまいます。

とくに、1学期の定期テストの成績が悪いと『部活ばかりでいいのか』と思い、部活動に励んでいる子どもに部活との向き合い方を問いただしたり、場合によっては辞めさせようと動き出す親もいます。

こうなると親と子の間に大きな溝を生むだけです。

そういう事態にならないよう、忙しい中でも夏休み中にできる限りのことをする、しっかり復習する時間を確保できるよう学習計画を考えていきましょう。

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