【冷酷な事実】学校に学力向上を求めてはいけません

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挑発的なタイトルですが、内容はまったりしています・笑。

 

ところで、教育に携わる先生、というと大きく2つに分類されますよね。

学校の先生と、塾の先生(ここは学研や公文、そろばんでも可)。

親も子も、勉強と言えば最初は学校を思い浮かべますが、現状の公立小や中学に学力向上を求めるのは酷だと個人的には感じています。

それはなぜなのでしょうか?

 

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さらなる学力向上は学校以外で伸ばすしかない

先日、こんなツイートをしました。

学校と塾では役割が全く異なっていますが、どれだけ違うのかを探っていきます。

 

【生徒みんなが成長する】というクラス運営がメイン

公立小や中学を前提にして話を進めていきますが、学校でのクラス運営は【全員が成長する】【団結して何かをやり遂げる】を重要視しています。

 

よほど学力に問題がない限り、先生はアレコレ手を差し伸べることはしません。

 

たとえば、夏休み明けに子供①のクラスで漢字テストが行われましたが、平均点が悪かったらしく、全員が再テスト。

クラスの半数以上が70点以下だったとか。

 

 

子供①は98点、近くの席の子は100点だったので、【自分たち無関係なのに】と内心怒りまくっていたそうです・苦笑。

 

連帯責任的に、再テストや説教が行われることも多いのが公立の学校です。

実際、子供①②も上記のようなことを複数回経験しています。

 

で、先生目線で考えてみると【連帯責任で一体感を狙う】、なるのでしょうか。

 

人格形成の場なので学力向上を求めるなかれ

小学校や中学校では、団体行動などの社会に出た後に困らないよう、人格形成の場です。

そこで、ガヤガヤと【うちの子がもっと出来るように!】と騒いでも無意味かな、と思っています。

 

校外学習や野外活動そして修学旅行など段階を踏んで集団行動ができる子に成長させることに重きを置いています。

 

私は元グータラ小学生でしたが、グータラで宿題を放棄していても先生から激しい叱責を受けた記憶はありません。

勉強しなくても、なんとか過ごせるのが義務教育です。

 

ここまで冷めている自分が嫌になりますね~・笑。

しかし、学力の基本は学校の授業で学び、さらに飛躍させるには家庭中心で行うしか道はありません。

冷静になって考えてみても、それが現実です。

 

ただし、担任の先生によっては【理解の浅い子に対してプリントを出す】などの策は取っているようです。

 

でも、5年生に位になると単元をピンポイントで復習しても劇的に改善するとは思えません。

 

悲しいですが、結局は応急処置なんですよね。

それでも、処置はした方がマシですけど・・・。

 

学校の授業以外で勉強している子は増えている

首都圏や近畿圏では当たり前の話でしょうけど、地方でも学校以外の場で勉強系の習い事に通う子が増えている印象があります。

 

公文や学研、そろばんが定番ですが、そこに英会話などが新たに参入。

通ってはいない子も、チャレンジやZ会を受講している子はゴロゴロです。

 

高学年になると、中学受験はしないけれど中学入学に向けた準備をスタートする家庭も出現!

こちらは主に、英語を習う子が多いようです。

英会話だと中学以降の文法の勉強に不安を感じる、という親の不安から通わせているかな、と思っています。

 

学校以外で何かしらの勉強をさせている親は、【学校だけではムリ】と感じています。

昭和や平成の前半、地方では【小学生から勉強させるなんて可哀そう】が主流でしたが、ネットの発達で教育事情も筒抜け状態です。

 

【何にもしていないと乗り遅れる】と感じ、動いている親が増えていますね。

 

塾は教育産業・会社なので利益が出てなんぼの世界

公立小は基本的に授業料は無料です。

 

理科の実験セットや給食、校外学習のバス代などの経費はかかりますが、基本無料です。

無料で人格形成ができるので、ある意味お得。

 

一方、塾は教育という言葉を聞くと清らかなイメージですが、企業です。

利益が出なければ倒産、廃業に追い込まれます。

 

お金を出して来てくれる生徒に対し、成績向上させることが求められるのです。

 

塾の先生は生徒の成績向上が使命

一方、塾業界は教育という名ですが、ぶっちゃけ産業です。

儲けないといけない世界。

 

会社経営なので、【成績を上げたい】【志望校に合格したい】と門を叩いてきた生徒に対して結果が出るように努力します。

ストレートに言うと企業努力、ですね。

 

こういうと夢もないですが、先生方は担当の子供たちの成績向上させようとアレコレ考えます。

【何が苦手なのか】【どうしたら分かってくれるのか】と頭を悩ませます。

 

基本的に、生徒の人格形成よりも成績向上がターゲットです。

クラスといった集団形式だと、雰囲気やらを気にしますが、学校のクラスとは違い成績別編成になっているのが基本。

激しい成績差がないので、学校でのクラス運営とは異質なものです。

 

ある意味、塾というものは学校で足りない部分を補完している存在なんですよね。

これが今の日本の教育の実情ですから、【うちの子の成績をどうにかしたい】【受験を控えているから】と悩むと、塾やら家庭教師に駆け込みます。

 

通塾スタートが早くなってきている?

学区の中学校では、クラスの9割近くが塾やら家庭教師やら通信教材に頼っていると先輩ママさんから聞いたことがあります。

中学校からでは遅いらしく、遅くとも小学6年の夏休み明けから中学準備で通塾スタートするそうです。

 

少子化なので、教育産業も生き残りをかけてあの手この手で早い段階から生徒を呼び込もうとしていますね。

地方だと【中学準備を今からしよう】をアピール。

または、【小学校では学べない英文法を勉強しよう!】でしょうか。

 

とにかく、2020年の教育改革に向けての心理戦がすでにスタートしているのは確かです。

首都圏の有名私立大学の入学難化や、それに伴い首都圏近郊の高校生が地方の有名国公立に流れ込んでくることも予想できます。

 

そういった時代の流れを見越して、動き出す必要性を、リアルタイムで育児している者としては感じていますね。

 

学校だけでは学力の向上は望めません

私自身が証拠ですが、学校の勉強だけでは学力は向上しません。

やる気がない子は授業中も、他の事を考えています。

 

私の場合は、アニメや野球でした。

しかも、家ではノー勉強・・・。

公文の算数には通ったことはありますが、宿題も9割以上やっていませんでした。

 

学校の勉強内容を定着させるためには、家庭学習をしつつ通信教材や公文、学研、そして通塾も視野に入れる必要があります。

 

学校の勉強だけでOK、という天才児も稀にいますが、それは超レアです。

みんながみんな真似できるものではありません。

 

中長期的な計画を練りつつ、子供の学力向上で最適な方法をとっていくのがベストといえます。

教育費は何かとかさむので、これも念頭に置いて通わせてくださいね~。

 

ほとんどの場合、学年が上がったり受験学年は月謝が高くなります。

テキスト購入も別途ということも多いので、メルカリで通っている塾の中古テキストを集めるなどの努力も必要になってきます・・・。



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