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トップ高校を目指すまでの段取りシリーズの第三段は【算数・数学】です。
これまでのシリーズは以下のリンクからどうぞ。
地方の地域トップ高校合格を目指す場合も、中学受験と似ていてカギとなるのが【数学】です。
中学受験では算数、高校受験では数学になります。
もちろん、他の教科もかなりハイレベルな戦いになりますが数学は落とせません。
今回は、算数そして数学に特化して家庭で行う対策をご紹介していきます。
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算数や数学がトップ高校を目指す際に重要な理由
地方公立の高校受験の科目は国語・数学・英語・理科・社会が基本です。
トップ高校を受験する子は、ほぼ全員【一定水準以上の点数が取れる子】になります。
そして、トップ高校は難関大学の理系そして医学部を目指す子がかなりいます。
中学生の頃から【○○大学の工学系に進みたい】【歯学部・医学部に行く】と考えている子が普通にいるので、自ずと算数や数学を勉強しているまたは得意な子が一定数いることになります。
数学の出来不出来は軽視できない
志望するトップ高校が理系が多く、理系科目を重視している。
そうすると、理系学部を志願する子が多く集まります。
言わずもがな、受験では内申点は反映されますが当日の点数で合否が決まります。
数学の出来が悪く、他の教科を頑張ってもやはり数学が出来て他の教科もよく出来る子には敵いません。
トップ高校を目指す場合、数学を蔑ろにすることは危険です。
そして、【他の教科が凄くできるから大丈夫】と過信するのも禁物。
当日の問題が確実に取れる保証はありません。
入学後の数学のスピードも速い
数学が苦手だけれど、何とか合格しても苦難の道が待ち受けています。
地方のトップ高校の授業スピードは速いです。
数学が苦手なままだと、あれよあれよと単元が進み、消化不良が続き理解不足のまま数1Aが終了することもあります。
そして、数学のみに復習の時間をかけることも出来ないので【数学が全くできない】という状況にあっという間に追い込まれます。
脅しではなく、大学受験もあるので地方のトップ高校の授業スピードは速いです。
【算数・数学は難しい】からの脱却
親の口癖や考えは、思っている以上に子どもへの影響が大きいです
【小学生の頃、算数苦手でね】と口にすれば確実に【親も苦手なら自分も出来ないのは当然】と捉えてしまいます。
本気でトップ高校を目指すのであれば、絶対に【算数や数学が苦手だった】は口にしないでください。
思い込みをして勉強する気力ややる気を奪うかもしれません。
子ども①が思うように算数のテストの結果が出ない時も、絶対に【センスないね】とは言いませんでした。
とにかく【算数が好きなら努力を続けて行けば必ず結果が出る】と鼓舞する言葉をかけてきました。
子どもにとって親の言葉次第で【苦手なのか・・・】【よし、頑張ろう!】と変わります。
ここでは、家庭で取り組める算数・数学克服をご紹介していきます。
先手を打って算数の苦手意識を払拭する
【トップ高校を目指す!】という時は、算数や数学対策は常に念頭に置いておくようにしてください。
苦手なら、苦手になった単元や学年まで戻って徹底的に復習する。
計算ミスが多発しているなら毎日計算ドリルを取り組ませてミスをしないようにする。
こうした地道な作業を続けて算数の土台そして苦手を克服していきましょう。
【算数の成績を上げるコツ】基本を軸に計算力と問題量のバランス次第
【最短ルートは無い】算数の成績が上がる秘訣はあるのか【小学1年から3年にかけてを振り返る】
小4の壁は絶対超える
トップ高校に合格できるかどうかの第一段階が、小4の壁を楽々と越えられるかどうか、です。
なかなか越えるのに苦労する子もいます。
しかし、簡単に越える子の方がトップ高校へ近づけるのは言うまでもありません。
【小4の壁対策】小学校4年生までにやっておくべきこと TOP3
小学4年生以上になると、小数や分数の計算、図形の面積、割合、速さなどなどパット見で解ける問題がほぼなくなります。
確かな計算力そして思考力を駆使しなければいけないので、小学校高学年で算数に躓かないように注意深く見守ってください。
プライドを捨てて、前の学年の教科書ワークなどを使って基礎学力を固めて応用力をつけるようにしましょう。
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高学年の単元は何度も問題を解いて理解を深めることで、算数や数学に必要な考え方が身についていきます。
図形に慣れ親しむ
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小学校での図形は【丸三角四角】という形の認識からスタートし、高学年で台形の面積の求め方、円周率、円の求め方などにまで発展。
そして、中学では作図や証明と細々と図形の単元が続いていきます。
図形は日常生活にゴロゴロ存在しています。
しかし、幼児期からブロックなどを通じて図形に親しんでいる方が細かい図形の違いに気が付けて知識が増えます。
円でも、楕円形があります。
視覚でも、長方形や正方形だけでなく、ひし形や台形、平行四辺形があります。
種類を前から知っているだけで、それだけで図形に詳しいと思い込みます。
単純かもしれませんが、そういう変な自信が算数好きにさせる秘訣です。
我が家では、図形に親しませるべく小さい頃からレゴ (LEGO) 、ニューブロック 、積み木、を使って遊んでいました。
天才肌ではないので、遊びを通じて図形の違いを学ぶことを意識していました。
数学の目玉は一次関数に証明や図形
中学入学後、文字式や一次方程式といった計算系を学びます。
この単元は、計算力があればさほど難しくはありません。
差がガツンと出るのは、一次関数、図形そして証明です。
一次関数は計算力も必要ですが、与えられたデータでグラフを作ります。
図形や証明は論理的思考や記述力が求められます。
この三つは特に数学力のレベルが分かる単元です。
そして、入試で頻出問題。
基本問題を何度も繰り返し、型を覚える。
その後、応用問題をガンガンといてどんな問題が出てもある程度解けるようにする。
中学生になると部活動などもあり、忙しくなります。
1つの教科に集中して時間を割くことは難しくなりるので、苦手を放置せずに早めに対策しましょう。
バランスの良さが大切
トップ高校を目指す場合、数学が極端に出来ても合格できません。
年によって、教科の問題の難易度が変わります。
自分が受けた年の数学が比較的簡単だと、数学で差を広げることができません。
そのため、トップ高校を目指す場合は【満遍なくどの教科もよく出来る】が必須。
その上で、理系が出来る子も多くいることから数学が足を引っ張らないようにしておくことが必要です。
【そこそこ出来る】以上を目指して、小学生の頃から算数や数学嫌いにさせないように気をつけていきましょう。