【家庭学習のススメ】子どもが勝手に勉強するのは親の幻想です | 元塾講師 透明教育ママ見参!!

【家庭学習のススメ】子どもが勝手に勉強するのは親の幻想です

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今回は【家庭学習のススメ 子どもが勝手に勉強するのは親の幻想です】と題し、お話をしていきます。

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ありがとうございます。

 

成長したら自分で勉強する。

学年が上がったら自分から勉強する。

さすがに中学生になったら焦って学習時間も増えるはず。

 

子どもが成長すれば勉強すると期待している親は少なくありません。

ただ、残念ながら大きくなれば自分から勉強する子はほぼいません。

 

「このままではいけない」と気がついて勉強する子は、すでに小学生の頃から勉強しています。

自発的に勉強する子は、小学校低学年からできるようになっています。

また、そうなるよう親が上手に誘導しています。

 

どうして子どもが勝手に勉強すると親は思ってしまうのでしょうか。

また、どうしたら家で勉強する子に近づけるのかを考えていきます。

 

まずは、子どもが勝手に勉強すると思ってしまう親の特徴をご紹介していきます。

 

1.親が勝手に勉強する子だった

 

稀ですが、自分から「勉強しないといけない」と思い立って勉強する子がいます。

親がそういうレアケースの子だと【何もしなくても子どもが勉強するはず】と思っています。

 

ただ、自発的に勉強する経験があった親はそもそも「家にたくさんの本があって好奇心旺盛だった」「親が山や川、博物館や図書館に連れ行ってくれた」とその親の親が、知的好奇心を刺激するような子育てをしていた可能性が高いです。

 

ですから、【先取り学習をして家でずっと勉強させて】ではなく、【小学校低学年までは色々な経験を積ませてきた】という育て方をされてきているので、今は【自分から勉強していない子】だけど、そのうち「将来はこういうことについて勉強したいな」と自分で思い立ち、自発的に勉強するようになると思っています。

 

そういう風に成長してきた人の子どもも、たいていはある段階で勉強するようになります。

自分がされてきたようなある意味理想的な子育てをしていれば、子どもの方から「そろそろ勉強しよう」と立ち上がります。

 

とはいえ、自分とは真逆の子育て、つまりは色々な経験をさせずに休日はゲーム三昧や夜更かし三昧をしていると、なかなか勉強する意欲はわいてきません。

 

親が自分から勉強する子であっても、日頃の子どもの過ごし方を振り返ってみて「これでは危険だな」と感じたらやはり対策を講じるのをおすすめします。

 

2.親が家庭学習の進め方を分かっていない

 

これは私自身が経験しているのですが、親が家庭学習の習慣がないと「家で勉強させる手順」「習慣化するまでの道筋」が分かりません。

 

人生で一番勉強に対して意欲が湧いてくるのは個人的に就学を控えた年長頃だと思っています。

小学生のお兄さん、お姉さんになると学校生活に期待を膨らませていて「勉強頑張る!」と多くの子どもたちが思っています。

ランドセルを購入するタイミングだとなおのことです。

そういうタイミングに就学準備に向けてひらがな、カタカナのドリルを購入して取り組ませていくのがオーソドックスかつ一番軌道に乗りやすい家庭学習の習慣化です。

 

小学校に入ってから宿題が出されて、1人で勉強する子は少数派です。

親が確認したり声掛けをして勉強するようになり、宿題以外の勉強も親が準備をして丸つけをします。

 

こうした流れを一切経験していない親だと、子どもにどのように勉強させればいいか分からず、極端な教育ママ、教育パパに走ったり、教育に無関心な親になりやすいです。

 

そのうち自分自身の経験を忘れて【学年が上がれば勉強するはず】と気長に待つようになります。

 

3.親がガミガミ怒るだけだから

 

勉強に関心はあるけれど、宿題をやらないことやテストの点数だけみてガミガミ叱る親がいます。

どうしたら宿題に取り組んでくれるか。

親が用意したドリルをどうしたらやるか。

そして学校のテストで点数が取れるかどうかという具体的な対策を考えて動く。

そういうことができない親だと、子どもの成績が上がることはもちろんのこと、家庭学習が定着することは難しいです。

 

叱って改善することはほぼないのですが、親の方はそれに気がつかない。

ガミガミ言われれば子どもはどんどんやる気を失うので、負のスパイラル。

ガミガミ叱るのを辞めて、どうすれば勉強するのかと考え方をかんがえることが必要です。

ただ、それに気がつくのかどうかといえば難しいです。

なぜかと言えば、【ガミガミ言うのは無駄】と気がついている人は最初から気がついてやりません。

気がついていないからずっとガミガミ怒っているだけです。

 

勉強する子に近づく秘訣

 

それでは次に、家で勉強する子に近づける秘訣をご紹介していきます。

私自身は小学生の頃勉強せずに外で遊んだりテレビや漫画三昧のグータラ小学生でした。

そのため、勉強しない子の気持ちを理解しているつもりですし、なぜ勉強しないのかも普通の親に比べれば分かっている方だと思っています。

 

1.親が家庭学習するために色々と準備をする

 

小学校に入る時、誕生日が4月2日から7日とかでない限り、大半の子が6歳です。

6歳の子が勝手に宿題をして自分からドリルを欲しいとねだって家庭学習をすることはほぼありません。

 

親が宿題を確認して丸つけをして、(余談ですが先生の働き方改革で親が宿題の丸つけをするケースが増えています)、さらに家庭学習として計算ドリルや漢字ドリルに取り組ませる。

 

最初の頃は親が近くで見て、勉強しようと声掛けをしたり分からないところがあったらヒントを教えたりと親のサポートが不可欠です。

 

家庭学習で使う教材は市販のものからインターネット上の無料教材と色々あります。

その中で、子どものレベルに合ったものや子どもの苦手単元を把握して、ピンポイントでそういう教材を準備しておく必要があります。

 

これは私自身が経験しているのですが、親が宿題をチェックしない。

ドリルを買わない、買ってもノータッチ、公文に通わせたとしても子どもが宿題していなくても全く気にしない、というスタンスではいつまでたっても子どもが自発的に勉強する子にはなりません。

 

やりなさいの一言で勉強習慣が身につくことはないので、親の方が色々と準備をしていくことが【家で勉強する子】に近づく第一歩になります。

 

2.勉強する場所を決めてその周辺を整理整頓する

 

家で勉強するには場所が必要です。

低学年の頃はリビング学習がおすすめですが、それは親の目が届きやすく声掛けもしやすいからというメリットがあります。

ただし、リビング学習をする際は乱雑なテーブルだったり周囲にタブレットやスマートフォンが置いてあると勉強に集中できません。

 

家で勉強する子になるには、環境を整えるということはとても大切で見過ごせないポイントです。

最低限、これだけは抑えて欲しいポイントは以下の通りになります。

 

・子どもが集中力をなくすようなマンガ、スマホ、ゲーム機が視界に入らないようにする

・サっとドリルやノート、宿題のプリントが十分置けるスペースがある

・宿題中は親はスマホでゲームや動画視聴を控える

 

子どもにアレコレ指示をして勉強させるのであれば、勉強中は静かに過ごすように心がけてください。

 

3.勉強する時間を固定して継続させる

 

3日坊主という言葉があります。

ダイエット、散歩、ランニング。やるぞと心を決めても、継続するにはかなりの根気強さが必要です。

 

勉強も同じで、やったりやらなかったりを繰り返しているといつまでたっても学習習慣が定着しません。

 

定着させるには、まず日々の勉強する時間を固定することがカギです。

夕方の5時半から6時に勉強をする、夕飯を食べる前に終わらせる、など家庭によって帰宅後の流れは異なると思うので固定しやすい時間を決めて、そこにガツンと学習時間枠を日常生活の一つとして組み込んでみましょう。

 

まとめ

子どもが勝手に勉強すると勘違いしてしまう親のタイプや、家庭学習をする子に近づく秘訣をお話していきました。

 

【家で勉強する子にさせるぞ!】と思い立っても、それを実行してやり続けることはなかなか難しいですし、最初は親のサポートが必要です。

 

親側が手助けを出来るかどうかという根気というか根性のようなものを持っているかどうかで左右されます。

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