子ども①②ともになんとか小4の壁を乗り越えた中山家。
さて、5年生といえば算数でも重要単元目白押しの学年。
子ども①の時も相当な学力差が明確化していきました。
白黒つけられる感が半端ありません。
運よく、小学5年の時点で子ども①も子ども②も学校の勉強は脱線することなく軌道に乗りました。
軌道に乗り遅れると、どうなるか。
もう、中学校の成績に直結します。
ここで放置すると中学の順位が決まってしまうと言っても過言ではありません。
今回は、小5で学力差を認識しても放置する危険性と対策についてお話していきます。
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小学3年生から4年生で気をつけるべきことを詳しく取り上げています。
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ありがとうございます。
5年生でテコ入れするかどうかが別れ道
すみなせん、個人的な意見です。
小学3年生以降の学力の簡単な流れは以下の通り。
小学3年で学力差が出始める
↓
小学4年で子ども達の中で「勉強できる子」が区別される
↓
小学5年で学力グループ確定
これに当てはまらないケースもありますが、やはりこの流れが一般的。
私のようにグータラの子どもは、相当な努力をして学力グループから脱退する覚悟が必要。
できれば、この流れに乗りたいところですがそうもいかない。
小学5年でどうにかしないと、手を打たないとズルズルいきます。
ちょっと怖いのですが、親としてはスルー出来ないお年頃。
どのくらい怖いのか考えていきます。
公約数や速さの基本など重要単元テンコ盛り
塾業界、中学受験界隈では「小5の算数」は超重要。
それこそ、合否に関わるレベル。
地方の塾でも「小5の夏は勝負」「小5の算数はすごく重要」と言っているのですから。
そして、それが塾だけの話ではないから大変です。
子ども①②も口をそろえるのが、【最大公約数・最小公倍数の意味を分かっていない子が一定数いる】という事実。
九九やかけ算、わり算の知識を投入する単元です。
これがスラスラ出来ないと言うことは、小学2年生まで戻らないといけない。
ぶっちゃけ、それくらいキツイ。
そして、速さの基本も習います。
ゲームで言うところの、敵からの攻撃が連続でくるような感覚。
跳ねのけるには鍛える(勉強する)しか道はありません。
高学年の成績は中学に直結する
鍛錬しないとどうなるか。
何度も言っていますが、中学で成績が伸び悩みます。
学習指導要領が変わり、スピードアップ&内容も濃くなっています。
小学内容が不確かだと、以前よりも増して勉強不振に陥りやすくなります。
中学で這い上がるのは本当に大変です。
思春期や反抗期も重なって子どもは現実逃避しがちに。
親としては避けたい事態ですよね。
それに、中学に入学すると部活なども加わり生活リズムがガラリと変わります。
正直、小学生時代のような自由時間が激減します。
すなわち、毎日まとまって勉強する時間が減少することに。
なので、【中学に入ってから勉強する】では手遅れ。
高学年で挽回しないと、そのまま中学でも勉強不振になる可能性が高くなります。
一度ついたイメージから脱するのは至難の業
どんな世界やグループでも、「この人はこういう人」というイメージがつきがちです。
小学校という狭い空間は村社会に似ていて、高学年になると【この子はこういう子】と定着してしまいます。
大人になれば分かりますが実際は狭い世界。
けれど、子どもにとっては大きな世界。
これまであまり勉強していなかった子がいきなり勉強し始めたら【何があったのか?】と大騒ぎ。
周りの目があるので勉強モード全開にしたくない。
そもそも友達と遊ぶ時間が減るから勉強したくない。
こんな感じでしょうか。
小学5年生になると、子どもも反抗期にどっぷり入ります。
親の言うことを100%聞くことはほぼありません。
少しずつ改善していきたいなら親の根気が絶対条件です。
小5からの改善策はいばらの道
反抗的な態度をとることも増える小学5年生の子ども相手には、親のガミガミ攻撃は厳禁。
一方的な主張をすると、余計に態度を硬直させます。
子どもの気持ちに寄り添う、という言葉は便利ですがいざ実践すると大変です。
小学5年生を改心させるには、現実的な話をすることが一番。
分かっていても面倒でイヤ、ということになるかもしれません。
ただ、このまま放置するのは避けたいところ。
いきなりドリルの山をドスンと置くのだけはやめて、少しでも勉強へと向き合ってくれる改善策をご紹介していきます。
将来設計と進路パターンを話す
ぶっちゃけ、小5の時点でザクっとした進学コースが見えてきます。
勉強していないのに、地域トップ高校に入って旧帝大や医学部に進みたいと本気で考えている子は超レアでしょう。
将来、どういった進学ルートをたどり、どんな職種に就きたいのか。
あと、子どもの今の成績では地元のどのあたりの高校に進学できそうかを足し算なしに考える。
小学校の成績はすごく曖昧です。
カラーテストで高得点を取っていても、必ずしも【うちの子、秀才!】とは限りません。
小学校のテストを完全に信じるのはキツイ言い方ですが、楽観的過ぎます。
高学年になったらもう中学進学は目前。
近所のお兄さん・お姉さんの進学パターンを参考に、この成績ならこんなコースを考えておくべきです。
○○中の▲▲番くらいなら□□高校
↓
□□高校の進学や進路はこんな感じ
↓
就職はどうなりそう?
どういう道に興味ある?
その進路で夢が近づきそう?
このように、夢がないかもしれませんがある程度の現実的な流れがみえてきます。
親が誘導するのはNGですが、子どもにはまだ大人の世界は遠いと考えています。
やはり現実を教えないと、ですね。
学習漫画攻めを敢行
いっきに学習漫画を購入するのは金銭的にもキツイ。
そういうときは、図書館で大量に借りてきましょう。
歴史を学ぶのに学習漫画は必須。
図書館には超ド定番の小学館の学習まんが少年少女 日本の歴史が置いてあります。
私も愛読していましたが、子ども達の様子を見て【歴史好きな子には最適だけれど、そうでもない子には情報多すぎ?】と感じました。
いや、名作には間違いないのですが世の中歴史好きで溢れているわけではありません。
そういう時は、角川や学研が出している学習漫画がオススメ。
我が家の場合、角川で揃えて学研で苦手な年代を補充しました。
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学研がオススメなのは、漫画がフルカラーなのです。
ですから、当時の人々の衣装や建物の色が分かるのが特徴。
歴史が苦手な子でもすんなり当時のことを理解するようになります。
学習漫画はマンガなので、子どもにとっても受け入れやすい教材の一つです。
馴染みのあるキャラクターの学習漫画を積極的に取り入れましょう。
ただし、コナンの学習漫画は中身が濃いので購入する前にチェックしてくださいね!
通信教材や塾の力を借りる
なかなか自分から勉強しない時は、通信教材や塾の力を借りるのもアリです。
通信教材は、今ではどの会社もタブレット端末コースを激推し中。
Z会は少々立ち位置が違うので(Z会の中学受験コースだけで難関中合格可能なカリキュラム)、ここではスルーします。
気になる方は、資料請求してみてください。
教材の見本が同封されているので、Z会のレベルが分かります。
さて、もともと家で勉強するのが好きではない子どもにいきなりガツンと勉強させるようとするのは至難の業。
とりあえず、毎日コツコツ勉強してくれる。
とりあえず、今の授業内容を理解して欲しい。
こういう時は進研ゼミのチャレンジタッチが無難でしょうか。
ゲーム感覚で学ぶことに抵抗を感じる保護者も少なくないと思います。
ただ、何も手を打たないで時間が過ぎるのはもったいない。
中学に入ってから勉強しようにも、生活リズムがガラリと変わり、そもそも勉強する時間も激減します。
小学5年から勉強時間を少しでも増やす。
小学校高学年から中学進学に向けて意識する。
ハッキリ言って待ったなしです。
グータラ小学生だった私も、中学の最初の定期テストで悲惨なことになり、母親が塾に比べてかなり安価な進研ゼミ中学講座に勝手に申し込みをしました。
進研ゼミを何度も解いて努力した結果、成績が劇的に改善した経験を持っています。
何度も解くことが大切ですが、やはり子どもが勉強に対して前向きになるツールの存在は大きいです。
英検や漢検対策にも力を入れるようになっており、見逃せません。
タブレット端末の通信教材のパイオニアであるスマイルゼミの存在も忘れてはいけません。
スマイルゼミの登場で、巨人である進研ゼミがタブレット端末コースを開設しましたしね。
ある意味、通信教材の歴史を大きく変えたと言っても過言ではないでしょう。
スマイルゼミは中学生になっても同じタブレット端末で学習を継続できるのもポイント。
◆スマイルゼミ◆タブレットで学ぶ 【小学生向け通信教育】が誕生!
塾選びは費用以上に学力層を確認する
塾通いを検討する際は、月謝や使用する教材のレベル、そして在籍している生徒が進学する高校のボリューム層(トップ校・中堅校など)をチェックすることが大切です。
そして、周囲が友だちばかりだと勉強に身が入りません。
また、塾は核となる生徒のレベルによってカラーがあります。
進学したいと思っている高校に多くの合格者を出している塾がベスト。
地元中学でどのあたりの順位なら合格圏内と言うことも先生やスタッフさんは把握しています。
子どものレベルより高すぎても低すぎてもいけませんので、塾選びは慎重に行ってください!
天下分け目の小学5年生
重要単元テンコ盛り、という小学5年生は学力の決定的な分かれ目の学年になります。
もちろん、5年が全てではありません。
その後、劇的に改善する子もいることでしょう。
けれど、努力をしなければ大方決まってしまいます。
かなり恐ろしい学年なのですが、いかんせん小4の壁に比べると扱われ方が小さいです。
子育てをする際、9~10歳までにそれなりの学力をつけるということが一つのテーマになります。
それ以降は、反抗期もあったりと子ども本人の意思ややる気に寄るところが大きくなります。
人生100年と言われる時代で10,11年は短く感じます。
しかし、子どもの10年、11年はその後の人生に大きな影響を与えることは忘れてはいけないでしょう。