2019年、子ども①②が【ズッコケ三人組】にはまっていました。
きっかけは、子供①が学校の図書室で以下のような話を聞いたからです。
クラスメイトA「これ、お父さんが好きで買ってくるんだよね!」
クラスメイトB「何の本?」
クラスメイトA「【ズッコケ三人組】。お父さん、面白いからって子供の頃に読んでいたらしいよ」
面白い本、と聞いた子供①は早速1冊借りてきました。
読み終わった直後、子供①が口にしたのは以下の言葉です。
「これ、図書館でも借りてきて」
ご存知の通り、表紙は最終巻の「ズッコケ3人組の卒業式」まで全く変わりません。
「今の子が本当に読むのかな?」と疑心暗鬼でしたが全ては杞憂に終わりました。
そして、今更ながら【ズッコケ三人組】の魅力を再発見したのであります。
エール出版社より本が出版されました。
小学3年生から4年生で気をつけるべきことを詳しく取り上げています。
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ありがとうございます。
1.子供が好きな要素を凝縮されているズッコケ三人組
親世代なら、多くの方が知っているズッコケ三人組。
学校の図書室や図書館にも必ず置いてある本です。
本を手にするかどうかは、表紙で判断する子も多いです。
ズッコケ三人組は一見すると「古めかしい」と敬遠されそうですが、内容では現代っ子の心もつかみました。
ここでは、その理由を考えて行こうと思います。
理由1.子供が好きなミステリー・探偵・冒険がテーマ
ズッコケ三人組は子供なら誰もが好きなミステリー・探偵・冒険がテーマとなっています。
各巻で要素はことなりますが、どれか当てはまる内容です。
完全に、男児向けなていすとですが、ミステリー系が好きな女の子でも大丈夫!
初出版が1978年とザ・昭和ですが、年号が変わる時だからこそ社会勉強の一環も兼ねて読ませてみましょう。
団地っ子など、団地全盛期が舞台ですからね。
理由2.ストーリーのテンポがいい
ズッコケ三人組の最大の特徴は、テンポの良さです。
いくつかの章に分かれてストーリーが進んでいきます。
子供ウケするには、このスピード感は重要です。
小学生に、噛めば噛むほど味わいが伝わる純文学のゆったりさは酷ですが、ズッコケ三人組はその対極に位置しています。
理由3.シリーズものは読書好きへの最短ルート
我が家の子供①②はシリーズものが好きですが、様々なシリーズ本によって読書習慣が身に付いたといっても過言ではありません。
単発だと、そこで終了しまた気に入る本を探さなくてはいけませんからね。
しかし、シリーズ化されていると続きの巻を借りてくればOK。
親の方も、探す苦労が軽減されます。
ズッコケ三人組は1巻完結型なので、図書館で出版年を気にせずにドンドン借りてこれます。
2.ズッコケ三人組以外でおすすめのシリーズ本
ズッコケ三人組以外でも、シリーズ化されている本はたくさんあります。
ここでは、学年別に独断と偏見でおすすめの本をご紹介していきます。
「こんなの面白くない!」というクレームはお許しを~・笑。
1.年長~低学年向け
主に年長から低学年向けにおすすめの本を紹介していきます。
この年齢は面白いお話を読んで、本の世界へ入っていく、という時期です。
子供が1人で読めない時は、寝る前に読み聞かせをするのも効果的です。
私も、子供①②によくせがまれました。
正直、しんどかったですが本好きに成長した2人を見て「やって良かった」と思っています。
おしり探偵
子供②が年長児だった頃、おしりたんていの人気がジワジワ出てきた頃でした。
このブログでは影の薄い?子供③がハマっています。
バムとケロシリーズにも似た背景の細かさが好きなようです・笑。
子供③につられて、子供①②も読んでいます。
ちなみに、おしり探偵のおかげで子供①②③は【劇画タッチ】という言葉を覚えました。
子供が好きな、事件を解決する探偵ものですしキャラクター設定もしっかりしているので、気に入ればすぐに本の世界に吸い込まれていくのがおしり探偵の特徴です。
おばけマンション
女の子向けには、おばけマンションシリーズがおすすめです。
ドタバタ劇が毎回起きる、女児向けでは貴重な長寿本。
お笑い要素が強いので、男の子でも読むはずです。
迷路シリーズ
学校でも大人気の迷路シリーズに、子供①がハマったのは小学1年生の時でした。
寝る前に、みんなで挑戦するのですが「あと1つ!」という時は何が何でも見つけようと、なかなか電気を消せないこともありました。
家族や兄弟姉妹でこの本を読むと、コミュニケーションが増えるのも嬉しいポイントです。
進化の迷路 や伝説の迷路 、時の迷路などは知識を増やすこともできるので特におすすめです。
就学前~低学年向けの読書に関する記事はコチラをご参考にして下さい。
2.小学校中学年
小学3,4年生になると、読書好き・嫌いが出始めてきます。
ここから読書好きにさせるには、楽しさで攻めることや学習漫画で攻めることが大切です。
女の子は、青い鳥文庫(若女将シリーズ)などに手を伸ばす子もチラホラ出てきます。
性別によって、読む本が分かれてきますが、ここでは「男女どちらも読める」「読書嫌いな子の足掛かり的な本」、を紹介していきます。
ミルキー杉山
テンポが良いのと、サブキャラの設定がハチャメチャで子供ウケします。
1冊の中に3話入っており、ずっと字を追いかけるのに慣れない子でもOKです。
以前出た人物が再登場するなど過去巻との繋がりがあるので、順番に読んでいくことをおすすめします。
我が家の子供①②は、一時こればかり読んでいました・笑。
ドラゴンスレイヤー アカデミー
ドラゴン・スレイヤー・アカデミー2 (7) ドラゴン・キャンプ
海外系は、ドラゴンスレイヤー・アカデミーがおすすめです。
子供たちの冒険と成長という、ド定番もの。
分厚くないのと、主人公たちと自分を重ねながら読めます。
本好きの低学年の子も読めるので、兄弟姉妹間で共有できるので便利です。
ドラゴン・スレイヤー・アカデミー2 では、女の子も入学しています。
学習漫画
学習漫画は親世代の頃に比べて多様化しています。
理科・社会を学び始める小学3年生以降は学習漫画を積極的に活用していきましょう。
子供に馴染みのあるキャラクターものがたくさん出版されています。
定番中の定番はやはりドラえもんです。
小学館の最近の戦略?として、園児向けの内容も出版しています。
コナンは高学年向けと使い分けしている印象を受けています。
学習漫画に関しては、こちらの記事を参考にしてください。
3.小学校高学年
子供①は2019年4月から5年生と、高学年の領域に足を踏み入れます。
国語の授業の時に読書習慣の調査をしたそうですが、読書の有無はとてつもない開きがあるそうです。
「全く読まない子もいるんだよ!どうしてだろう?!」と子供①は頭を傾げていました。
本好きでもあまり本に触れない子でも、興味を持ってくれる本はどんなものなのか、最近よく考えています。
現在、以下の2冊がベターかな、と個人的に思っています。
空想科学読本
子供にお馴染みのアニメや漫画の不思議を科学的に分析、解説する本です。
「サザエさんのエンディングで出てくる小屋の伸び縮みするのはどうして?」などなど。
内容は、高学年向きですが扱われているのは子供からの質問をベースにしているので、「本が苦手」という子も興味を持ってくれるはずです。
「全部読みなさい!」、ではなく面白そうなQ&Aのところを読んでくれれば、というスタンスをおすすめします。
小さな積み重ねから、本との距離を縮めていきましょう!
5分後に意外な結末シリーズ
5分後に意外な結末はミステリー、恋愛、などなど様々なジャンルのある人気シリーズです。
子供①は、ミステリー中心に一時期はまっていました。
朝の読書時間にぴったりなようで、学校でも男女問わず人気を集めているようです。
短編なので、本が苦手な子も手に取る確率が高くなります。
まとめ
ズッコケ三人組を読んでいる姿を見て、シリーズものの本に夢中になると自然と読書好きへと近づくと再確認しました。
子供①から学校の話を聞いていても、小学4年生以降は【読む子・読まない子】は本当にハッキリしてきます。
本への抵抗力は幼少期~低学年の間が勝負、と仕事をしている時にも感じていたので、可能な限りたくさんの本に触れさせたい、という気持ちで子育てしてきました。
読書と勉強に関するベネッセの調査結果に関する記事はコチラ↓