本屋での立ち読み、図書館から借りてくるetc…
とくに、最近の育児書は教育改革を控えているので、本屋さんに行くたびに新刊が並んでいたりとすごい勢いで出版されているのを感じます。
出版不況と言われていますが、需要がなければ世に出ませんので、やはり手にする保護者の数も多いのでしょう。
私の本との付き合い方は上記に書いたように本屋での立ち読み&図書館の力を借りるがベースです.
しかし、手元に置いておきたい!と購入するものもあります。その中の一つを今回は紹介します。
kindle出版しました。unlimitedでも読めます。
完全に無料で読めるコミックエッセイです。
↓こちらはアマゾンの縦読みfliptoonです。
キンドルとは違う読み心地かなと思いますので、読み比べもしてみてください。
内容は一緒です!
透明教育ママの絵日記 教育系コミックエッセイだけど役に立つ可能性ゼロ【ブログ放置編】
新作です。
kindleのジャンル別ベストセラー獲得しました!
ありがとうございます。
頭のいいユダヤ人
ユダヤ人=大富豪、というイメージがありますよね。
その一方で、アメリカの超有名大学の教授のユダヤ人率が高いなどの話は知られている話。
ノーベル賞でのユダヤ人率も高いです。(世界人口でみると0.2%~0.25%に対し、ノーベル賞受賞者では20%!!!)
こうなると、気になりますよね。何がどう違うのか、と。
ユダヤ人は長い間迫害を受けていた歴史があります。
現代ではそんなことはとりあえずはありませんが、ヨーロッパではユダヤ人が土地を持つことを許されなかったのを受け、農業などはムリ→都市で、商売などで身を立てて生きていくしか道はなかったのです。
そのため、ユダヤ人=商売上手でお金持ち、という図式が出来上がったのでしょう。
それと同時に、いつ身ぐるみはがされて追い出されるか分からなかったので、新天地でもまた生活できるように子供の頭脳を鍛えることを子育ての重要任務の一つとしていたことが、様々な本を読んでわかりました。
島国の日本では、この危機感は想像しても分からないでしょうね。
どのような教育理念をもって子育てしているのだろう?
子供①が幼稚園児だった頃にとても興味をもち、ありとあらゆるユダヤ人の教育本、ついでにお金持ち系(笑)の本を読み漁りました・・・。
グーグルの創始者
Google Boys グーグルをつくった男たちが「10年後」を教えてくれる
とても有名な話ですが、Google創始者の2人、 ラリー・ペイジとセルゲイ・ブリンはユダヤ系です。
とくに注目すべきはセルゲイ・ブリン。
彼は元々ロシア(当時はソ連)生まれで、お父さんは数学者、お母さんは宇宙工学が専門と超インテリです。
が、ユダヤ人ということでソ連の中枢部での仕事を与えられんかったそうです。
宇宙開発の歴史はソ連がリードし、それに焦ったアメリカがNASAを立ち上げたりしたり(スプートニックショツク)と国の威信をかけていた部門。
(↑の本、読んだことありますが大変面白かったです。読み応えあります!)
そこに入れないのであれば、お先真っ暗状態。そこで、ブリンの両親はアメリカへの亡命を決意します。
アメリカに住んでからは、お父さんは数学教授、お母さんはNASAの研究員として働くことに・・・。
う~ん、とんでもなくインテリ。
自分の周囲で似たような超インテリ理系夫婦っていませんが、皆さんどうですか?つくば市近郊ならいそうですけどね~。
さて、現代の代表的なIT長者の経歴を見聞きしていると、家庭での教育はどういうものだったのか気になります。
そして、先に述べたノーベル賞の受賞率の高さから、色々読んでいく過程の中で1冊の本と出合いました。
「親バカ教育」
ユダヤ人が語った親バカ教育のレシピはタイトル通り、親バカの勧めという訳ではありません。
親がアレコレ指図をしないで子供の性質をよく観察して、興味関心のあるジャンルを見つけ出し、才能を伸ばして上げることが大切、ということが書かれています。
レシピ、とあるように、7つのキーワードが出てきています。
- 本棚をつくろう
- とにかく観察
- 体験させる
- 魔法のことば
- 信じる態度
- あなたがボス
- 親離れ
1~3に関して
1.本棚
日本の子育て本でも登場するのでご存知の方は多いと思いますが、ユダヤ人家庭の本棚は凄いことになっています。プチ図書館状態です・笑。
「与える」より「引き出す」! ユダヤ式「天才」教育のレシピ (講談社+α文庫)
【「与える」より「引き出す」! ユダヤ式「天才」教育のレシピ】は同じ著者夫妻の別の本です。
表紙に載っているのは家庭の本棚↑だそうですが、これでも蔵書の10%!!。
本はこの何倍もあり、入れ替えしているとか。凄いですね・・・。
この本を見てからは、より一層図書館通いとブックオフに定期的に出かけたり、就寝前の読み聞かせの時間を多めにとったりしました。
なかなか大変なことでしたが、読書習慣は完璧に身に付き、子供①&②は隙間時間に本を読む子に育ちました。
ときどき、藤子不二雄先生の漫画を読んでいますけどね~。まぁ、私も読んでいます・笑。
2の観察
子どもの興味関心のジャンルを見極めよう、ということです。
我が家もよ~く観察していますが、本人の夢と親が感じる適性の開きが大きくて困っています。
なにせ子供①はスシ好きなので、料理系に興味があるのですが、食べることが好き、なタイプ。本当は天体や科学に興味があるのに、気が付いていないようです・・・。
伸びやすい子の親はどんな人?!観察に関してはチラッとこちらにも書いていますが、大切です。
3.体験
は美術館、博物館、史跡、天文観測などが載っていました。
体験に関しては、我が家は不足気味かなと反省。
上と下の年が離れていると、親子参加などの条件面で厳しかったりと難しいですからね~。
子ども①&②のように2歳差なら、就学と同時に色々と参加可能なイベントも増えてきます。
③の成長を待っていたら、子ども①は中学生になっていますからね。
この本に関してですが、単なる説明だけではなく、著者や身近な人のエピソード、対処方法なども書いてあり、子育て中の私にとっては繰り返し読むことで反省したり振り返ったりできる作りになっています。
貧困でも学力高い子はこういった条件が重なっているようです。
頭のいい子が持つ6つの特性
本の後半に、賢い子が持つ6つの特性が記載されています。
人工知能などの分野で活躍して、いまは教育関係の仕事に力を注いでいるユダヤ系のロジャー・シャンク博士の定義によるものです。
- 言語能力
- 独創性
- 分析能力
- 忍耐力
- 大志
- 好奇心
で、以上の特性は学校教育では身に付けることができない、とハッキリ書いてあるんですよね~。
グーグルの創始者のセルゲイ・ブリンも、親からあーだこーだと指図された記憶はないそうです。自分の興味関心に忠実に生きてきた結果のようなんですよね。
あと、大学時代に仲間と楽器演奏にハマったという話はどこかの本で読んだことがあります。失念しましたが。
ちなみに、ブリンとラリー・ペイジはたまたまなのでしょうか、2人とも幼少期にモンテッソーリ教育を受けています。
インタビューでもよく、ユダヤ人云々ではなくモンテッソーリ教育が基盤となっている話をしています。
将棋の藤井先生モンテッソーリ教育受けていてマスコミなどで取り上げられていますよね。
ということもあり、幼児向け教育本ではプチ・モンテッソーリ教育祭りが続いています。
Facebookのザッカーバーグも、Amazon創始者のベゾスも受けてきたとか。
無から何かを創り出す才能を発揮する教育なのかな~、と感じずにいられません。
まとめ
家庭教育のベースとなるもの、としてすぐに手に取れる場所にいつも置いてあります。
最近は子供③のカマッテ攻撃によりに読書時間は激減ですが、秋の夜長に読み直しては色々修正しなければ、と心に誓う自分がいます。
さて、大量に子育て本が出回っていますよね。
これからの国際化社会に子供達が出ていくには、世界基準ともいえるエリート層のユダヤ人家庭で実践されている家庭教育を取り入れることで、子供の成長のアシストが出来るのではないか、と思います。
シリコンバレーで起業して、田園調布に家を建ててくれるほどの大物になってくれたらな~、と夢見る親バカがここに一人いますよ~。