中学受験しない決断 高校受験から大学受験までの成功ロードマップ | 元塾講師 透明教育ママ見参!!

中学受験しない決断 高校受験から大学受験までの成功ロードマップ

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今回は【中学受験しない決断 高校受験から大学受験までの成功ロードマップ】と題し、お話をしていきます。

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地方においては中学受験をする子はかなり限定されますが、大都市圏で中学受験を選ばないという判断は、教育方針としても経済的にも、ご家庭にとって大きな選択です。

ですが、その選択を【やらなかったから不利】と捉える必要はありません。

むしろ中学受験をしないからこそ、より自由で柔軟な進路設計が可能になります。

ただし、それには【戦略的な準備】と【情報収集】が欠かせません。

中学受験をしない子は、思春期を迎える中学生になってから本格的に進路を考えることになります。

その時点で、自分の進みたい大学や将来像を意識できる子と、そうでない子では、学力やモチベーションに大きな差が生まれます。

高校受験は単なるゴールではなく、その先の大学受験につながる中間地点であることを親子で共有しておくことが大切です。

 

そこで今回は、中学受験をしない子どもたちが、自分らしい進路を実現するための【戦略的な高校・大学受験の進め方】を、3つのステップで解説します。

中受を回避しつつ、将来に備えたいと考える教育熱心な家庭に向けた、進路設計のヒントをお届けします。

 

大学進学から逆算して動くべき3つの理由

まず、【中学受験をしないから、勉強は中学に入ってからでいい】と考えているご家庭も少なくありません。

しかし実際には、中学受験組の子の多くは地方でも小学生の頃から塾通いをし、小学校のクラスの中でトップ層を堅持している、上位層のグループを作っていることも珍しくありません。

そうなると、小学校5年生時点で中受組と大きな差がついているケースもあります。

その差をただ埋めようとすると、【何のために勉強しているのか】と子どもは感じやすくなり、モチベーションの維持が難しくなることもあります。

そこで必要なのが、【大学受験から逆算して考える】という視点です。

最終的に子どもがどんな大学に行きたいか、どんな学部や学問に興味があるのかを早いうちから視野に入れておくことで、【そのために今、どんな高校に進むべきか】【中学の学習をどう進めるべきか】が自然と見えてきます。

 

中受をしない子どもにとって、中学3年間の使い方が非常に重要になります。

目先の定期テスト対策や内申点確保も大切ですが、それ以上に【自分の未来に向かって準備している】という実感が持てると、学びの質がぐっと高まります。

 

ここでは、中学受験をしないからこそ意識すべき、【大学受験からの逆算】の考え方と、具体的な行動のポイントを3つに分けて紹介します。

 

①高校選びが大学進学の分かれ道になる

高校は、子どものその後の進路に大きな影響を与える分岐点です。

中学受験をしない場合、高校受験が初めての大きな選択になります。

とくに大学進学を見据えるのであれば、【どの高校に進むか】は非常に重要です。

偏差値だけでなく、その高校の進学実績やサポート体制をしっかりと調べる必要があります。

たとえば、同じ偏差値帯でも、難関大学への進学率が高い学校と、そうでない学校があります。

そこには【先生の指導力】【受験への意識が高い同級生の存在】【学習支援の手厚さ】などの差があるのです。

つまり、自分の行きたい大学に進学する生徒が多い高校を選ぶことで、自然とその大学への道が近づくのです。

 

また、推薦枠や指定校制度など、大学への多様な進学ルートを持っているかどうかも、学校選びの大事な視点です。

こうした情報は学校説明会や進路資料、卒業生の進路一覧などから得られます。

高校受験を【終わり】ではなく【通過点】と捉え、大学進学という最終目標から逆算して選ぶ姿勢が求められます。

 

②中学の学びが大学入試の基礎になる

大学入試で問われる学力の基盤は、中学の学習内容にあります。

英語の文法・読解力、数学の計算力・論理思考、国語の読解力・記述力など、すべて中学で身につけるべき力が、のちの大学受験に直結しています。

高校から勉強を本格化させようとしても、中学での基礎がしっかりしていなければ、高校内容を理解するのに時間がかかり、受験対策が後手に回ってしまう可能性があります。

 

とくに中学では【学習習慣を確立する時期】であるため、ただ内容を理解するだけでなく、【自分で勉強を進める力】【分からないところを解決する姿勢】なども育てていく必要があります。

こうした学びの姿勢は、高校、そして大学受験でも強い武器になります。

 

また、高校受験で公立上位校を目指すには、中学3年間で内申点や定期テストも高水準で維持しなければなりません。

これらの取り組みが、そのまま大学受験に向けた土台作りになるのです。

【今は中学生だからまだ早い】ではなく、【今こそ大事な時期】と捉えて行動することが、将来の進学を大きく左右します。

 

③早期に目標があると学習がブレない

人は【なぜそれをやるのか】という目的意識があることで、行動の質と継続力が高まります。

これは子どもにとっても同じです。

中学受験をしない場合、進路に対する具体的な目標を持つ機会が少なくなりがちですが、逆に言えば、その分、自分で目標を定めたときの集中力は非常に高まります。

 

中学生のうちから【この大学に行きたい】【この学部でこういうことを学びたい】というイメージを持つことで、日々の学習に意味が生まれます。

ただ点数を取るためではなく、【自分の未来のために勉強している】という感覚が、勉強へのモチベーションを高めてくれます。

 

もちろん、最初から具体的な大学名でなくても構いません。

【海外留学する子が多い大学】【理系で研究が盛んな大学】【教育学部で先生になりたい】など、漠然とした方向性でも十分です。

親としては、その思いに寄り添いながら、一緒に大学のパンフレットを見たり、オープンキャンパスに行ったり学園祭に行ったりすることで、進路への関心を高めていけます。

早期に目標を持つことは、学習の軸を安定させ、進路選択に自信を持つことにもつながります。

 

大学に近づける高校に合格するための3つのコツ

さて、中学受験をしていない子にとって、最初の大きな【進路選択】は高校受験です。

そしてその選択が、大学受験のスタートラインを決めるといっても過言ではありません。

どの高校を選ぶかによって、学習環境・進学実績・受験対策の質が大きく変わります。

だからこそ、公立中出身の子どもが大学受験を見据えるなら、まずは【どの高校に入るか】に全力を注ぐ必要があります。

偏差値だけではなく、【どんなタイプの生徒が集まっているか】【塾が不要なほど授業が優れているか】【推薦や指定校枠が充実しているか】など、多面的な視点で高校を選ぶことが重要です。

また、志望高校合格のためには、内申点の取り方や定期テストの戦略もカギを握ります。

ただただ勉強するのではなく、【合格ラインを確実に超えるための計画的な取り組み】が求められます。

 

ここでは、大学進学につながる高校選びと合格に向けて、実際に取り組むべき3つのポイントを紹介します。

 

①内申点を確実に取る【提出物&授業態度戦略】

高校受験において、公立高校を志望するなら内申点(調査書点)の存在は無視できません。

日々の学校生活の積み重ねが合否に直結します。

地域や高校によって当日の入試得点と比重が変化するため、盤石に合格を引き寄せるには入試以外の部分も気にすべきであり、子どもが【内申点を良くする】という認識を持つことが不可欠です。

 

では、内申点を上げるためには何を意識すればよいのでしょうか。

まず確実に行いたいのが、提出物を期限内に丁寧に出すこと。

教師の評価は、実は小テストやノート提出などの【基本を丁寧にこなす力】も重視しています。

また、授業中の態度も見逃せません。

積極的な発言はもちろん、集中して授業に臨む姿勢、ノートの取り方、先生との受け答えの丁寧さなどが、すべて内申点に反映されます。

さらに、定期テスト前の準備の質もカギになります。

目標点を決めて逆算した勉強スケジュールを立てることで、学年末に焦ることなく安定した成績を維持できます。

とくに中学2年の終わりから3年生にかけての通知表は、内申点に大きく関わるため、早いうちから意識しておくことが大切です。

 

学校の成績は【受験のための評価】だけでなく、【日々の学習習慣の鏡】でもあります。

丁寧な取り組みを重ねることで、高校合格に必要な学力と姿勢が自然と身についていくのです。

 

②高校の【進学実績】から逆算する学校選び

志望校選びの際、多くの家庭がまず注目するのが偏差値ですが、本当に大切なのは【この高校からどういった大学に進学しているのか】という冷静な目を持つことです。

つまり、その高校の卒業生がどの大学に合格しているか、どのような進路に進んでいるかという【進学実績】に着目することが、大学進学を見据えた学校選びでは欠かせません。

たとえば、偏差値は高いけれど進学者の多くが専門学校や短大という高校と、偏差値はやや下でも難関国公立大や有名私大への進学者が多い高校があったとします。

どちらが大学進学に適しているかは一目瞭然です。

 

また、推薦枠の豊富さや、学校独自の学習支援制度、たとえば、課外講座・模試サポート・進路指導もチェックポイントです。

指定校推薦が充実している学校は、内申点と学校生活をしっかり積み重ねれば、一般入試よりも安定した進学が可能になります。

学校説明会やオープンスクールでは、進学実績を隅々まで確認し、担当の先生に直接質問してみましょう。

校風や生徒の雰囲気も含めて、【ここで3年間がんばれるか】【大学への道が描けそうか】を親子で話し合うことが、後悔のない高校選びにつながります。

 

③定期テストを【戦略的】に攻略する習慣

内申点アップにも、高校受験の実力養成にも欠かせないのが定期テスト対策です。

ただ漫然とテスト勉強をしても、点数は思うように伸びません。

大切なのは、計画的に・戦略的に取り組むことです。

まず意識したいのは、【試験範囲が出てから勉強を始める】のではなく、普段の授業から出そうなポイントを意識して学ぶことです。

先生の口調や黒板のまとめ方、配布プリントの使われ方などには、テストに直結するヒントがたくさん含まれています。

 

次に大事なのが、自分に合った勉強方法を知ること。

例えば暗記科目はノートまとめよりも反復演習、数学は理解と問題演習のバランス、英語は文法だけでなく音読や例文暗記など、科目ごとに効率的な学習法があります。

自分の得意・不得意を分析しながら戦略を立てることが重要です。

さらに、テスト直前に焦って詰め込むのではなく、2週間以上前から逆算したスケジュールを立てることで、余裕を持って理解と暗記ができます。

定期テストで高得点を取り続けることは、内申点の維持だけでなく、入試本番に向けた力を着実に育てることにもつながります。

【戦略的なテスト勉強】を習慣化すれば、高校受験にも、さらには大学受験にも大きく差をつけられる力になります。

 

高校生になったら意識したい進路戦略の3つの視点

ところで、高校受験が終わって【一安心】と思うのはまだ早いです。

ここからが本当の勝負です。

高校に入ってからの過ごし方が、そのまま大学受験の合否を左右します。

 

とくに大学受験では、都道府県レベルの競争ではなく全国レベルでの戦いになります。

そのため、学習ペースも中学時代より一段階引き上げる必要があります。

加えて、筆記試験、つまりは学力試験だけでなく、総合型選抜・学校推薦型選抜といった入試制度の多様化にも対応しなければなりません。

また、大学進学は教育方針だけでなく家計や生活設計にも関わるため、地元に進学するのか、家を出るのかというライフスタイルの話し合いも早めにしておくことが大切です。

 

ここでは、高校生になったあとに親子で意識すべき、大学進学のための3つのポイントを紹介します。

 

①高校1年から全国レベルを意識した先取り学習

高校に入学すると、学習のレベルもスピードも中学とは段違いになります。

とくに進学校では、大学受験を見据えて授業が高速で進んでいくため、授業に受け身で臨んでいるとすぐに置いていかれてしまいます。

そこで重要なのが、【先取り学習】と【全国レベルでの意識】です。

中学までは定期テストで高得点を取っていれば評価されましたが、高校では模試の結果が受験力の指標になります。

全国規模の模試で自分の立ち位置を知り、【全国にどれだけのライバルがいるのか】【今の実力でどこを狙えるのか】を常に把握しておくことが大切です。

 

また、英語や数学など積み上げ型の教科は、先取りしておくことで授業理解も深まり、余裕を持って復習や応用に取り組めるようになります。

高1の時点から【大学受験は始まっている】という自覚を持ち、学習のスピードと深さを早めに意識することが、難関大合格への土台を築く第一歩です。

 

②多様化する大学入試制度を正しく理解して活用する

現在の大学入試は、かつてのセンター試験+一般入試だけではありません。

総合型選抜や学校推薦型選抜など、多様な入試制度が用意されており、それぞれに合った対策が必要です。

高校1年からこれらの制度を理解しておくことで、より自分に合った進学ルートを選ぶことができます。

たとえば、総合型選抜では学力試験よりも【課外活動】【プレゼン】【志望理由書】などが評価対象になることがあります。

早い段階からボランティアや探究学習、表現活動などに取り組んでおけば、出願時に強力なアピール材料となります。

 

学校推薦型選抜では、高校の成績(評定平均)が出願要件に含まれるため、定期テストの重要性はさらに増します。

高校1年の成績も反映されるため、入学直後から気を抜かず、学習と生活態度の両面で評価されるよう意識することが必要です。

また、一般選抜では共通テストや大学独自試験への対応力が問われます。

自分がどのルートで受験するのか、あるいは複数のルートを併用するのか、早期に戦略を立てることが大学合格の鍵となります。

 

視点③地元進学か家を出るか?早めに親子で考える

大学進学には、学力や学部の選択だけでなく、進学先の地域や生活スタイルも大きな要素になります。

つまり、【自宅から通える地元の大学に進むか】【一人暮らしをして遠方の大学に進むか】という選択です。

これは学費や生活費などの家計への影響が大きく、親子での話し合いが欠かせません。

地元大学に進めば、生活費を抑えることができ、親の目の届く範囲で生活できます。

一方で、選べる大学・学部が限られたり、環境の変化が少なかったりするデメリットもあります。

逆に、家を出て遠方の大学に進学する場合、学びの幅や新しい人間関係が広がる反面、経済的・精神的な自立が必要です。

 

このように、どちらにもメリット・デメリットがあるため、【大学に行くこと=地元に残るか、出るか】という視点は、遅くとも高校2年生頃までには共有しておくのが理想です。

学校選びや模試の受験校設定にも関係するため、親子で早めに情報収集し、現実的な選択肢を整理しておきましょう。

進路を偏差値だけでなく、生き方の視点から選ぶことは、大学進学後の納得度にもつながります。

 

中受しない選択を進路戦略で【強み】に変える

中学受験をしないという選択は、決して【受験から逃げた】ものではなく、【家庭の方針】と【子どもの成長ペース】に合わせた一つの道です。

ただし、その分、戦略的に高校受験・大学受験を見据えた準備が必要になります。

中学3年間の過ごし方が、将来の可能性を大きく左右するからです。

中学受験をしない子は、大学から逆算して高校を選ぶという視点を早めに持つことが重要です。

そのためには、中学の学びを軽視せず、土台となる基礎力をしっかり築いていく必要があります。

そして、高校受験で結果を出すために、内申点の積み上げや学校選び、定期テスト対策も考えないといけません。

こうした対策を早めに意識し、地道に積み重ねることで、志望校合格とその先の進路実現が見えてきます。

 

高校に入ってからはあっという間に時が過ぎていくので、大学受験に向けた学習戦略や多様化する入試制度の理解、大学選びにおける生活面の話し合いをしていくようにしてください。

このように、中学受験をしなくても、着実に準備を進めることで、むしろ柔軟に、そして主体的に未来を選べる力が育ちます。

 

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