【放任は危険】幼児期に教育方針を考えることの大切さ

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子供③も、早いもので2021年4月には新1年生として小学校デビューをします。

ブログ開始(2017年4月)から、これまで語られる機会が少なかった子供③。

これで子供①②③全員がいわゆる幼児期から巣立つことになります。

 

さて、我が家の教育方針は基本的に、

【遊びを介して様々なことを学ばせる】

【本や漫画を読む習慣】

【子どもを尊重する】

という3つの柱を基に子ども達の個性を伸ばすようにしてきました。

 

で、この教育方針はいつ頃から考えれば良いのかというと、やはり幼児期が最適です。

今回は、我が家で実践してきた子育てとその狙いを語っていきます。

 

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子どもの【知りたい欲求】を引き出せる

 

人間は【新しいことを知りたい】という本能が備わっています。

赤ちゃんでも、普段遊んでいるおもちゃと新しいおもちゃを見分けることができます。

 

児童館に行って初めて見るおもちゃに興味を示す、というもの。

ベビーカーにおもちゃを付けて最初の頃は遊ぶけど慣れると飽きる、という具合に1歳未満で判断できるようになっています。

 

もちろん、何でも新しいのはNGですし、何度もお気に入りのおもちゃで遊びます。

ただ、人間として「新しい何かを学びたい」という気持ちを持っています。

この【学びたい・知りたい】という感情を引き延ばすことが幼児期にはとても重要です。

 

幼児期は知識を活用する経験が自然とできる

 

幼児期で気を付けたことは【学ぶことは良いこと】です。

ここで言う学ぶは、イコール勉強ではありません。

 

砂遊びでも昨日と全く同じではなく、アレンジさせてみる。

ずっと晴れている時の砂と、数日前に雨が降った時の砂の質が異なることを教える。

湿った土は型抜きしやすい。

乾燥している砂ばかりなら、湿った土にあたるまで掘る。

 

こうした遊びを通じて知識をアップデートしていくことを重要視していました。

「何か知ったら・覚えたらチャレンジしてみる」

 

知る・覚える

自分なりにアレンジしてみたり取り入れる

さらに改良する

 

遊びを通じて、学びの土台作りを意識しました。

 

地道な作業ですが、自分で考えて毎回アレンジしてみたり砂を上手に固める努力をずっとしていましたね。

こういう遊びを通して、忍耐力も身についてきたと感じています。

 

親がかなり話しかけて単語や文字に触れさせる

 

日本人は、言葉数が少ない方が良いとされます。

しかし、子育てに関しては親が積極的に喋ることが必要かな、と個人的に思っています。

 

読み聞かせはもちろんですが、散歩や家の中でもかなり話しかけました

もちろん集中して何かで遊んでいる時は、話しかけませんでしたけどね・笑。

 

これには理由があります。

アメリカの著名な物理学者、ファインマンの自伝に(うろ覚えですが)【父親は博物館とかに行くと自分にたくさん説明してくれた。それが合っているわけでもないけれど、とにかく一生懸命に説明した】というような記述がありました。

 

父親が一生懸命説明してくれるので、色々なことに興味を持った云々、という流れだったと記憶しています。

 

 

 

ちなみに、ファインマン博士はチャレンジャー号の事故調査委員を務め、原因調査に尽力した人物として名高いです。

 

親が色々と知識を伝えようとすると、子どもは熱心に吸収しようとすると感じました。

そういうこともあり、テレビに出ているものや自然現象を、頼まれてもいないのに一方的に説明するようにしました。

まぁ、子どもが成長すると【うるさい!】と言われることも増えていきますが・笑。

 

そのおかげなのか、子供①②③は好奇心旺盛で活字に親しむ子に成長しました。

 

子どもの気持ちを尊重して心を安定させる

 

我が家の場合、幼児期は「公園で遊ぶ、本を読む」を最優先していました。

時間的に問題がなければ、子どもが切り上げるまで遊ばせたり本を読んであげたりしました。

一番すごい経験は、子供②にした【2時間読み聞かせ】です。

お茶休憩、トイレ休憩を入れましたが、子供②が3歳の頃に【これ読んで】で2時間読み聞かせをしました。

 

子供②の小さい頃は、お気に入りの本を何度も何度も繰り返し読んでとせがんできました。

正直、面倒だとは思いつつ可能な限り読んであげましたが、大変きつかったです・苦笑。

そうした努力の甲斐もあってなのか不明ですが、子供②は本を読むスピードが速く映画のパンフレットや説明書等を信じられないくらい細かいところまで読み込む子に成長。

 

悪いことではなければ、子どもの欲求を満たしてあげることは大切なのでは、と個人的に感じています。

私の幼児期の経験も踏まえていますが、親が相手してくれなかったり、子ども丸投げだと嫌なくらい冷めた子や自己肯定感の低い子になります。

 

幼少期に自分の願望・欲求(お金が絡む物欲は程ほど・愛情が重要)が満たされると、健全に育つと思います。

子どもが健全、ということは勉強やスポーツなどでも力を伸ばす上で必要な要素です。

 

小1から全員同じ位置でスタートは夢物語

幼児教育の大切さは近年よく指摘されています。

非認知能力などの専門用語も、子どもの教育に関心のある方なら知っていることでしょう。

 

実際に塾で働いていた経験、そして3人の子どもの子育てを通じて痛感したことは【小学校からスタートは遅い】という残酷な事実です。

就学から本格的な勉強が始まりますが、この時点で差が出始めています。

もちろん、諦めるレベルではありませんが【勉強への意欲】【学ぶ姿勢】に対する差があります。

 

ただし少しの先取りで十分

 

単に、「漢字が書ける」「算数の九九もスラスラ」という知識面での差は天才児を除けば、あまり気にしなくても大丈夫です。

両者の差は、勉強への意識の違いによって縮小可能です。

しかし、勉強に対する気持ちが成長するにつれて学力差の決定打になります。

 

学ぶことが当たり前、という考えは小学校入学以前から家庭で熟成されていきます。

こうした環境を整えていくことが重要だと感じ、子育てをしてきました。

 

↓小学校での学力差がどのように広がっていくのか検証

 

ただ、あんまりにもガンガン先取り教育をしていくのは子どもの貴重な時間を奪いかねないので反対の立場を取っています。

就学に向けて幼児期にしていたことは、

【ひらがなカタカナを読める】

【1+3レベルの足し算はできる】

【年長の冬から可能なら足し算の繰り上がりを教える】

という程度でした。

 

小学1年の夏休み前後までに学ぶことは家庭で先取りをして自信をつけさせておく、というのはおすすめです。

それプラス、やはり幼児期の子どもの【学びたい欲求】を高めることに注力するべきだと思います。

 

軌道に乗せるための準備期間

 

幼児期というのは、子どもが成長して自分で好きなことを見つけ、それに向かって頑張れる人間に成長するための基礎を作る期間です。

 

子どもの人生を子ども自身がコントロールし、軌道に乗せるまでの準備期間。

 

躾(人を殴らない等)、人との接し方も含めて幼児期に学んだ方が楽です。

成長してからやろうとすると、労力500倍くらいかかります。

 

とはいえ、勉強を最優先すると心の成長や幼児期にしか体験できないことが未消化のままになります。

子どもらしさを奪わないようにしつつ、就学に向けた準備もする、がベストです。

 

 

 

親の思いをゴリ押しはNG

幼児期にある程度の教育方針を打ち出すことは大切です。

ただし、親の思いや期待を押し付けるのはNG

子どもをよく観察してみましょう。

どういったことに興味関心があるのか見て、図書館から本を借りてきたり、子どもが喜びそうな場所に連れていく。

 

当たり前すぎることですが、こうした地味な作業を繰り返すことで子どもの個性を伸ばしていけます。



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