今回は【トップ高校に入っても勉強に苦労しない小学生とは】と題し、お話をしていきます。
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ありがとうございます。
親が子どもの教育に関心が強くても、その子どもが必ずしも優等生になる、進学校に進む、そして地域のトップ高校に入るとは限りません。
小学校低学年の頃の【勉強ができる子】は中学年、高学年になると少し人数が減り、中学進学後は【同じ小学校で中学でも成績上位層は5人くらい、場合によっては数人程度】になることも珍しくありません。
進級進学をしていくにつれて【優秀な子】というのは絞られていきます。
そして、トップ高校に入ったとしてもサクサク学校の勉強、大学受験を乗り越えられる子というのはさらに選別されていきます。
私の小中の同級生の中で、トップ高校でも上位層にいたという子は1人、2人くらいでした。
このように選別されていくという流れを理解することも大切です。
また、地方と都会の教育事情の違いも知っておくのが望ましいです。
地方では高校受験を経て大学受験に挑むというケースが多く、先取り学習していないということを踏まえて、トップ高校では中学の時とは比べ物にならないくらい授業スピードも速く、その内容もレベルの高いものになります。
ですから、中学の時に優等生だった子でも高校に入ったら学業不振の生徒になってしまうこともあります。
とくに地方に住んでいると【この高校に入ればそれで満足】となってしまう子も少なくありませんし、親自身もそういう気持ちが強くて、大学受験のことを横に置いてしまう方もいます。
だた、高校での勉強についていけないというのは親にしても子どもにしても、避けたいところです。
できれば、小学生の頃からトップ高校進学、または進学校を目指している時は【高校に入ってからの勉強に苦労しない子】に育つよう、家庭でも意識することをおすすめします。
それでは、どのような子がトップ高校での勉強に苦労しないのかをご紹介していきます。
間違いを受け入れて改善する子
まず、トップ高校で勉強に苦労しない子に育てるには、単に成績が良いだけでなく【間違いを受け入れて改善する力】を持っていることが大変重要なポイントになります。
この力は、将来的に難易度の高い内容に取り組む際の【伸び続ける力】の土台となります。
では、なぜ間違いを受け入れて改善するという姿勢が重要なのか言えば、まず1つ目に、トップ高校の学習内容は応用・発展が多く、正解を出すまでに何度も試行錯誤を求められるからです。
授業の進度が速く、教科書レベルを超えた問題に取り組むことも多いため、初めからうまくいかないことが当たり前になります。
そこで【間違えたからダメ】と思ってしまう子は、自信をなくし、学習そのものが苦痛になります。
その一方で、間違いを成長のチャンスと捉えられる子もいます。
そういうタイプの子は、失敗から学び、自分で考えて修正する力を身につけていけるため、困難な問題にも粘り強く挑戦できます。
自分の弱点を知り、学習方法を改善する力がある子は、自学自習の質が高まります。
トップ高校に合格し、その後も成績を維持するには、先生に教わる時間だけでは足りず、自分で課題を見つけ、解決する姿勢が必要になります。
間違いを【恥ずかしいこと】として隠す、誤魔化すのではなく、【なぜ間違えたのか】【どう直せばいいか】と考える習慣があると、学習の精度がどんどん上がり、同じミスを繰り返さなくなります。
これは、学力を着実に積み上げる上で極めて重要なスキルです。
そして、間違いを受け入れられる子は、学びを楽しめる心の余裕があります。
トップ校に通う子どもたちの多くは、勉強に対するプレッシャーが高い環境に身を置きます。
その中で、完璧主義に陥ると、少しの失敗で心が折れてしまいます。
しかし、【このくらいなら間違えても大丈夫】【そこから学べる】と思える子は、挑戦を恐れず、結果的に深い学びを得ていきます。
小学生のうちにこうした柔軟な考え方を身につけていることが、将来の伸びしろにつながります。
このように、間違いを受け入れ、そこから学び、改善できる子は、知識の吸収力だけでなく、思考力、分析力、行動力を兼ね備えていると言えます。
それはまさに、トップ高校での学びに不可欠な資質です。
小学生のうちから、間違えることは悪いことではなく、間違いこそが学びのチャンスと捉えられるよう、家庭や学校での関わり方も工夫していくことが大切です。
小学生のうちから、【できなかった問題をどう克服するか】に意識を向ける習慣をつけましょう。
基礎学力が盤石過ぎて自学自習の習慣がある子
さて、トップ高校で勉強に苦労しない子は、小学生の頃から基礎学力が盤石で、自学自習の習慣があります。
トップ高校では高度な応用問題や深い思考が求められるため、基礎が盤石であることは絶対条件です。
ここでいう基礎とは、ただ公式を暗記して使えるというレベルではありません。
たとえば、算数であれば四則計算、分数、小数、割合といった概念を正確に理解し、それを自由に使いこなせる状態が必要です。
国語であれば、語彙や文法、段落構成を理解し、自分の考えを筋道立てて表現できる力が求められます。
こうした基礎の定着が不十分なまま中学や高校で応用に取り組むと、理解が浅く、苦手意識が一気に強まります。
一方、基礎が確実な子どもは、新しい内容もスムーズに吸収し、応用にも抵抗なく取り組むことができます。
自学自習の習慣があることで継続的かつ着実に学力向上のレールに乗りやすい点が挙げられます。
トップ高校では授業のスピードが速く、課題も多いため、授業だけに頼っていてはとてもついていけません。
自分の弱点を見つけて補強したり、予習復習を自主的に行ったりする必要があります。
そのためには、小学生のうちから毎日少しでも机に向かい、わからないことを放置せずに調べるといった学習習慣を身につけておくことが不可欠です。
勉強はやらされるものではなく、【自分の意思で進めるもの】と捉えている子は、高校のハードな環境にも柔軟に対応できます。
基礎が盤石で自学自習ができる子は、学ぶことそのものをポジティブにとらえられる傾向が強いです。
これは、小さい頃からの成功体験の積み重ねによって、勉強するとできるようになるという実感を持っているからです。
だからこそ、【もっと知りたい】【難しい問題にも挑戦したい】と自然に思えるようになります。
このような子は、自分から課題を見つけ、改善し、学力を自ら高めていく力を持っています。
こうしたスキルがあると、トップ高校で学び続けるうえで最大の強みになります。
トップ高校に入っても勉強に苦労しない子は、小学生時代からしっかりとした基礎学力の上に、自分で学ぶ力を積み重ねている子です。
この2つの力は相互に作用し合い、【理解する→実践する→さらに理解が深まる】という好循環を生み出します。
その結果、中学高校と進んでも安定した学力を維持し、成績上位を保ち続けることに近づけます。
論理的に話し、書く力がある子
ところで、トップ高校で勉強に苦労しない子の特徴の一つに、【論理的に話し、書く力があること】が挙げられます。
これは単に国語が得意という意味ではなく、あらゆる教科の学びを支えるスキルとして、極めて重要な力ですし、大学入試は多様化し、小論文や面接でも必須のスキルです。
論理的に考え、説明し、表現できる力こそが、高校での勉強、そして大学受験での入試問題といった難度の高い問題を解くためには必要になってくるからです。
高校での学びは単に答えを出すだけでなく【なぜそうなるのか】と筋道立てて説明することが急激に増えてきます。
これは数学でも理科分野でも国語と特定の教科問わずに求められるようになります。
たとえば、数学では、答えが合っていても【どう考えたか】【なぜその式を立てたか】を説明する力が問われます。
理科でも、【この変化の理由は何か】【何が証拠となるか】と論理的に説明する必要があります。
こうした問いに対して、日頃から論理的に考え、文章化する力を持っている子は深い理解に結びつく学びができ、応用問題にも強くなります。
論理的に書く力は、思考を整理し、学習内容を確実に自分のものにできているかどうかを推し量ります。
書くという行為は、頭の中で考えていることを構造化する作業です。
小学生のうちから【理由をつけて意見を書く】【出来事を順序立てて説明する】という経験を重ねていると、単なる暗記ではなく、【なぜ?】【どうして?】という視点で学習に向かうようになります。
これは、高校での論述問題やプレゼン、ディスカッション、そして大学入試などでも大いに役立つ力です。
さらに、論理的に話す力は、先生や友人とのやり取りの中で、自分の考えを正確に伝える力として機能します。
学びの中で質問したり、意見を述べたりする場面では、単なる思いつきではなく、根拠を持ってピンポイントで相手にわかりやすく伝えることが求められます。
この力があると、授業中の発言やグループ活動でも積極的に関われ、より多くの学びを引き出せるようになります。
これは小学校でも増えているアクティブラーニングの授業でも重視されているスキルです。
そして何より、論理的に話す、書く力がある子は、物事を感情だけで判断せず、自分の頭で筋道立てて考える習慣があるという点も見逃せません。
こうした考え方の癖があることで、情報に流されず、自分の考えを持ち、必要な行動を選び取ることができます。
論理的に話し、書ける小学生は知識を深く理解し、応用し、自立的に学ぶことができる土台をすでに持っています。
トップ高校に進学しても、むしろ学びを楽しみながら成果を出し続けることができます。