【教育小噺】地方で中学受験した母として | 元塾講師 透明教育ママ見参!!

【教育小噺】地方で中学受験した母として

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今回は【地方で中学受験した母として】と題し、お話をしていきます。

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新作です。

 

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ありがとうございます。

 

中学受験というと、大都市圏の子がするもの、というイメージが強いですが地方でも中学受験する子がいます。

地方の中受の中心は公立中高一貫校がというケースが多いと思いますが、我が家では国立大学附属中の受験をしました。

しかも、地方にありがちな附属の高校がないので高校受験も必須という、中学受験、高校受験そして大学受験もする予定なので3年間隔で3回の受験を経験するというレアケースな家族です。

 

これも、親の意向、つまりは母親がさせたがったとか父親が受けさせたがっていた、というものではなく小学生の頃から塾に通わせていたら子ども本人から『附属中を受けたい』と言ってきたという、全く考えてもいなかったところから我が家の中学受験はスタートしています。

 

そもそも、なぜ受験もしないのに塾に通わせていたのかというところから説明しますが、端的に言えば『高校受験と大学受験を見据えて』ということでした。

地方での子ども時代は牧歌的でゆったりと過ごせるというのは私も子ども時代に経験しているので分かるのですが、高校受験と大学受験を考えるとそうしたゆったりとした中でも週1回塾に通って来るべき受験に小学生の頃から備えようと思ったからです。

 

小学5年生の冬の突然の宣言

さて、子どもが受験をすると宣言したのが小学5年生の冬休みの事でした。

これが塾に通っていない中ででしたら大慌てしますが、一応塾に通い、受験算数も勉強していたので、その点はなんとかクリアできる状態でした。

しかし、これまで受験を考えず学区の中学に進学することしか考えていなかった私は内心ビクビクしました。

地方とはiえ受験する子は限られていて、しかもしっかり勉強している子ばかりです。

大都市圏では子どもの人口を考えれば当たり前のことかもしれませんが、私立中学の数もかなり、偏差値の幅もあります。

しかし、地方は数が限られていて合格をめがけて各小学校の優秀層が参入する極めて厳しい戦いを強いられます。

塾で仕事をしていたので、中学受験の厳しさと時の運、国公立の学校であれば面接で左右されることも理解していたので『とにかく面接で詰め跡を残せるようにしよう』と考えました。

本番は何が起きるか分からないですし、とりあえず、子どもからの『受験をしたい』という告白を聞いてからはそう思い、色々と計画を練りました。

 

地方の中学受験は大都市圏の中学受験とは異なり、『残念ながら不合格となっても学区の中学に進学する』というのがオーソドックスです。

ですから、受験をして涙をのんでも親である私の方はダメージを受けないと思っていました。

しかし、子どもの方は倍率の意味をよく分かっていないのか『自分は受かる』の一点張りで、これには参りました。

自分は受かると思っていた子が不合格となった場合の精神的ダメージの受け方は、塾で何人も見てきているので『どうしたものか』と悩みました。

100%受かると思っていた子がダメだった時は、それこそ同級生や塾の友達とは一切の連絡を断つ子もいます。

それこそ、風の噂でしか近況を聞かないということもありました。

子どもの中学受験を振り返ると『もしダメだった時の子どもへの声のかけ方』を考えるのが一番時間をかけていたかもしれません。

 

中学受験は一筋縄ではいかぬ

中学受験をする子、しかも6年生になると連日夜遅くまで塾で勉強し、土日もテストを受けたりとまさに気が休まる時がないくらいスケジュールがぎっしりした中で入試本番まで駆け抜けます。

しかし、地方の中学受験は家庭によりますが、大都市圏の子ども達ほどキツキツではありません。

もちろん、地方の受験組の子は同級生が夕方まで遊んでいるのを尻目に家で勉強するのですから『自由があまりない』と感じているかもしれません。

けれど、大都市圏の子と比べればまだ自由時間がある中で受験学年を過ごしています。

 

周囲が牧歌的な雰囲気なので、【自分はちょっと違う】と感じさせてしまうこともあったようですが、それでも都会の子はもっと厳しい状況なんだよ、とはよく話をしました。

そんな話をすると、『都会と地方は別物だから一緒にしてはいけない』と子どもに言われて反省することもありました。

 

しかも、中学受験の時期がそれぞれ2020年度、2022年度とコロナ禍まっただ中でかなり厳戒態勢の中で受験をしました。

とくに2020年度の冬に受験した一番上の子は、学校も6月から再開、夏休みも授業数確保で短縮となり夏の講習会も例年よりも少なく、まさにイレギュラーの連続でした。

自分でいかに勉強するかということが求められた年でした。

 

幸い、春先の長期休校中にあまりにも暇すぎて総復習をしたおかげで受験に必要な基礎学力がその期間に鍛えられたという思いもよらぬことが起きたので、まさに結果オーライ状態でした。

 

二番目の子どもの時は入試直前期に、一番上を除く家族全員がコロナに感染するという緊急事態になりましたが、親の心配をよそに『二日前になるよりは』と心強い言葉を残してラストスパートをしたのは、子どもの成長を感じる出来事でした。

 

それと同時に、本当なら避けたいことですが、何が起きるか全く分からないなかで受験を迎えるという貴重な体験もできたのは、もしかしたらこれからの人生でプラスになることもあるかな、と当時は前向きに捉えるようにしていました。

 

地方の中学受験組の母はレアな存在

地方では学区の中学に進学する子が大多数を占めているので、中受するママ友を見つけることがかなり難しいです。

私自信、二人の子どもの中学受験では『一生にがんばりましょう!』というお母さんは全くいませんでした。

情報収集しようにも、知り合いのママさんからの情報、職場の先輩から話を聞くというのは望めない環境です。

また、ママ友に子どもの受験を言うかどうかの判断も難しいところがあります。

下手に言ってしまうと、『勉強ばかりさせる親』というレッテルを貼られたり、噂の対象になる可能性も否定できません。

 

もし、地方に住んでいて中学受験を考えている時は、周囲に同じようなママ、パパがいないので色々と悩んでも親が一人で抱え込んでしまいやすいということには気をつけて欲しいなと思います。

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