【中学受験】 塾の煽りに注意! 少子化が加速して起きそうなこと | 元塾講師 透明教育ママ見参!!

【中学受験】 塾の煽りに注意! 少子化が加速して起きそうなこと

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今回は【中学受験 塾の煽りに注意! 少子化が加速して起きそうなこと】と題し、お話をしていきます。

 

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少子化が加速しているのは周知の事実で、子どもの数が日本で最も多い東京都でも今後は減少傾向が続きます。

 

東京都と言えば23区を中心に中学受験が盛んな地域として知られています。

全落ち】という言葉があるほど、合格を勝ち取るのは容易ではありません。

 

地方に目を向けると、少子化が進んではいますが教育熱心な親は存在しそして公立中高一貫校があります。

高校受験がメインなので地方の塾の顧客のボリュームゾーンは中学生です。

 

しかし、子どもの数が減っていけば東京だろうが地方だろうが自ずと受験する人数も相対的に減っていきます。

そうなると一番困るのは塾です。

 

教育産業は他の会社、企業と同じく利益を出さないと会社としてやっていけません。

教育に特化したサービス業であり、慈善事業ではありませんので。

 

少子化というのは顧客が減っていくことを意味するので利益は上げにくくなり、客単価をあげるためのことを誘導したり、低学年の頃から囲い込みをしたりとライバル塾と生徒を奪い合うなどしのぎを削って生き残りをかけてきます。

 

こうした時代に子育てをしている親としては、塾の営業セールに乗らない賢さも必要になってきます。

 

とくに中学受験でお金をつぎ込まないよう気をつけて欲しいと思い、今回は少子化が加速して起きそうなことやますます増えることを予想し、ご紹介していきます。

 

1.定員が残りわずかや早くからの入塾を勧める

 

受験熱が高い地域では中学受験塾の小学校1年生や2年生のクラスの席が少なくなることも珍しくありません。

 

体験講習会とか、季節講習会、テストを受けると【入塾しませんか?】とメールとかハガキ等が届きます。

 

今は時代も変わって塾からしつこく勧誘されることはありませんが、少しでも中学受験を考えていると人気のある、または実績を出している塾にすぐに入らないと【入れなくなる】と親の方は焦ってしまいます。

 

これは自然な反応です。

 

しかし学年が上がれば学力グループに合わせてクラスも増えます。

また、転塾をする生徒も必ずいるのでタイミングを見計らって入塾することは可能です。

 

低学年の頃は月謝が抑え気味で、ガッツリ勉強するわけでもありません。

中学受験するから低学年から塾に入る必要はないですし、それで先頭をずっと走って6年生の時にゴールする保証もないです。

 

小学3年生の2月とか小学4年生くらいから入塾テストを経て入れるくらいの学力を家庭学習で鍛えておいた方が、低学年はゆったりとした時間を過ごすことができます。

 

学年が上がると自由時間がどんどん減っていくので、低学年の時からガッツリ塾通いをして選択肢を間違えると小さい頃に経験できたことが経験できないまま成長してしまうことになります。

 

塾業界は早めに生徒を確保して他の塾に取られないようアプローチをかけます。これは少子化の時代、塾側としては生き残るためには当たり前の戦略です。

 

とはいえ、低学年の頃から塾に通っていた方が100%有利というわけではありません。

家庭の教育方針が【1年生から○○に入る】と決まっていないのであれば、塾のセールストークをそのまま鵜吞みにしないよう、冷静に中学受験までのルートを考えて決断してください。

 

2.成績が低下または芳しくないと個別指導に誘導する

 

2000年前後から塾業界では【個別指導塾】が浸透してきました。

 

集団指導とは異なり、生徒側が教科や塾に来る曜日や時間を決められるという特徴もあり、部活動で忙しい生徒や手厚いサポートを受けたい生徒、苦手科目だけを勉強したい生徒から支持されています。

 

また、集団指導塾に比べると空き事務所に机と椅子とパーテーションパネルを配置すれば教室が完成できる手軽さや、正社員1人配置であとは事務スタッフそして学生や社会人アルバイトを採用して経営できるということもあり急速に広がりました。

 

そして、【大手塾ではクラス指導とは別に個別指導部門がある】というのが珍しくありません。

 

集団指導のクラスで成績が低下してきてクラス分けテストの結果次第では落ちてしまう、という生徒に対して【理科がとくに頑張らないといけないので個別の方で見てもらいますか】と授業数を増やすことを提案するケースもあります。

 

担当の先生としては【なんとか頑張って欲しい】という気持ちと【グループの売り上げに貢献する】という営業成績を上げる、という二つの意味合いを持っています。

 

塾によっては異なると思いますが、基本的に集団指導部門と個別指導部門の売り上げは別です。

 

ですから、個別指導の方の売り上げが先生が所属している集団指導の方に入る訳ではありません。

ただ、個別指導の授業を取ることで他の塾、他の個別指導や家庭教師に通うことを阻止できるので、会社に貢献したという点では【利益を上げた】【転塾を阻止した】と認められます。

 

3.その気はないのに受験させる方向に誘導する

 

地方では受験と言えば高校受験で、塾のボリュームゾーンも中学生になります。

一方、中学受験が盛んな地域では小学生がボリュームゾーンです。

 

ちょっと話は脱線しますが、大学受験は入試選抜が多種多様になっているのとスタディサプリのようなアプリで勉強できたりするので、例えば医学部受験するというような特別な事情がない限り、塾が高校生でガッツリ利益を上げることが難しくなっています。

 

高校生のいる家庭では目の前に大学進学という一番教育費のかかる時期が迫っているので、節約志向になります。

 

それでは、ガッツリ塾側が利益を出せるのはどの受験なのかと言えば【中学受験】になります。

中学生になると、ある程度子どもの学力とか学校の定期テストの順位でハッキリしてきます。

【お金を費やしてもトップ高校に入れるかどうか怪しい】というのが分かってしまいますし、思春期真っ只中なので子どものやる気がなければ教育費を出すべきかどうかと悩んで躊躇してしまいます。

 

中学受験は小学生の頃から塾通いをして、学年が3年生とか4年生だと親の方も【頑張れば○○中に入れるかも】と期待を込めてお金を出しやすいです。

 

5年、6年と学年が上がると塾代もドンドン上がっていきます。

夏期講習会の振り込みの時期になるとSNSでどのくらいかかったとか、ボーナスのほとんどをつぎ込むという書き込みを目にすることもあります。

 

けれど、3年とか4年生の頃はそこまで高くはありません。

 

【うちの子は高校受験で】と考えていても、先生の方から【高校から入るよりより、中学受験をしてより良い環境で6年間過ごして大学受験に余裕を持って臨めますよ】とか受験させる方向に誘導させられないよう、気をつけてください。

 

学力が高くて軽い気持ちで中学受験する子が在籍するクラスに入ってしまうと、周囲は受験をする子ばかりですし【自分も受験したい】という気持ちにもなります。

 

また、【受験するつもりはないから好きな時に辞めればいいし】と思っていても、受験からの撤退の決断を下すのは塾に入るよりもすごく難しいです。

 

学年が上がると【ここまで勉強してきたのに】【学区の中学に進むよりは】と色々と親の方も考えてしまいます。

 

そうなると、受験するかどうかという答えを先延ばしにしてズルズルと続けてしまい塾側の思う壺になるので【中学受験せず高校受験ルートで大学受験をする】と決めて、そのルートでできることを子どもが小学生の頃から考えるようにしましょう。

 

まとめ

少子化が加速しているので、教育産業の先細りは確実です。

その中でも各塾は生き残りをかけて利益を上げるために色々と考えています。

 

少子化なので逆に言えば1人の子どもにかける教育費を出す親も存在しているという意味にもなります。

子どもの受験は主に中学受験、高校受験そして大学受験の3つありますが、保護者が一番ヒートアップし、教育費を出してしまうのが中学受験です。

 

まだ子どもの学力とか、他の子との違いが残酷なほど明確になる前の段階なので【塾に通わせてより良い教育環境に】という親の願望が強い時期です。

 

ですから、いかに小学生に塾に入ってもらえるかを考え、地方であれば公立中高一貫校への受検、大都市圏であれば私立中学を中心とした受験の世界に来てもらえるよう誘導してきます。

 

ただ、中学受験はよほどの理由がない限り飛び込んでしまうと、そこはです。

沼から這い上がるのも大変です。

教育方針が定まらず、塾の営業トークに乗ってどんどんお金を出してしまうこともあります。

受験をする際は必要以上のお金を出さないよう心に決めて中受の世界に飛び込んでください。

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