良くも悪くも成績が激変する子の特徴 | 元塾講師 透明教育ママ見参!!

良くも悪くも成績が激変する子の特徴

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今回は【良くも悪くも成績が激変する子の特徴】と題し、お話をしていきます。

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ありがとうございます。

 

子どもの学力というのは親がいくら力を入れていても、伸び悩むこともありますし、急に悪くなることもあります。

逆に、あまり勉強してこなかった子が心を入れ替えて勉強し始めるということもあります。

教育に関心のある親なら【急激に悪くなるのは避けたい】と思うでしょう。

成績が激しく変動する子には、伸びしろがあると前向きに捉える一方で、いくつかの明確な問題点も存在します。

最大の問題は学力が安定しないことや、やる気が出て頑張っても【入試に間に合わなかった】という親としては避けたいような事態になりやすいことです。

成績の安定が維持できないため、模試や受験など一発勝負の場で実力を発揮できないケースもあります。

いずれにしても成績が大きく変化する子には共通する特徴があります。

【環境や気持ちの変化に影響を受けやすいタイプ】であることです。

良い方向に向かえば一気に伸びますが、逆に悪い状況に入ると急激に成績が落ち込むこともあります。

 

早い段階で子どもの特性を把握することができればいいのですが、高校受験が迫っている中学生になってから気がつく、または親自身がそのことに全く気がついていないとなると、改善することができないまま受験に突き進むことになってしまいます。

そこで今回は、良くも悪くも成績が変わってしまう子の特徴をご紹介していきます。

少しでも子どもが悪い方に流されていくのを防ぐことのお役に立てればと思っています。

 

勉強のやる気が感情に左右される

まず、良くも悪くも成績が激変する子は感情の波が成績に反映されやすい特徴があります。

勉強に対するやる気が感情に大きく左右される子どもは少なくありません。

嬉しいことがあった日は机に向かうのが楽しくなったり、怒られた日や落ち込んだ日には全く手につかなかったりします。

習っている単元が好きだったり、苦手だったりで【やる】【やらない】を決めている子もいます。

こうした【気分による勉強に対するやる気の波】は誰にでも多少はあるものです。

しかし、その影響が大きすぎる場合、学力の安定的な向上にとっては大きな問題となってきます。

 

最大の問題点は、学習の継続性が保てないことです。

勉強は一夜漬けでは身につかず、毎日の積み重ねが必要です。

しかし感情に学習意欲が左右されるタイプの子どもは、良い気分のときには積極的に取り組めても、少しの不安やストレスがあると極端にやる気をなくし、机に向かう時間が減ってしまいます。

結果として学力にムラができて、成績が不安定になります。

 

【勉強をするかしないか】を感情で左右されることを繰り返してしまうと、遅かれ早かれやってくる受験にも影響がでてきます。

私も塾で仕事をしている時に受験に対して危機感を感じない子というのは【今日は勉強する気になれない】【勉強っていう気分じゃないです】と平気で口にする子ばかりでした。

受験は子どもの人生において大きなイベントですし、どのような人生を歩んでいくのか決めることもあります。

最悪な事態を避けるためにも学習のルール化や習慣化を進めること、そして【やる気があるからやる】【やる気がないからやらない】のではなく、【やることが決まっているからやる】という感覚を育てることが必要です。

感情はコントロールが難しいものですが、行動を習慣にしてしまえば、波に左右されず安定した学習ができるようになります。

 

自己肯定感が高いか低いか

さて、自己肯定感が高いか低いかで子どもの成績は変わりやすくなります。

自己肯定感が高い子は諦めない気持ちを持ち、一度勉強を頑張ろうという気持ちになると【目標に向けてやり抜く】という姿勢で勉強を継続していきます。

【自分はできる】【努力すればすぐに成果が出る】と信じてしまうところがあり、波に乗れば短期間でも結果を残すことができます。

ですから、親としては自己肯定感が高い子に育てることに力を入れると思います。

ただ、自己肯定感が高すぎると自分を過大評価してしまう問題点も抱えています。

自分の実力を正確に把握できていないことが多く、壁にぶつかった時に【こんなはずじゃなかった】と一気にモチベーションを失ってしまうリスクも高いです。

自信満々なところがある一方で、失敗への耐性が低く、理想と現実のギャップに直面すると急にやる気を失い、成績も急降下するという極端な変化が見られやすい、という傾向を持つ子もいます。

一度【なんでこうなるの】と悩むと継続した努力が難しくなります。

はまった停滞期を抜け出すには【結果が出るにはやはり時間はかかる】と話をし、親は努力を認める言葉をかける、そして【今は暗いトンネルを歩いているけれど続ければ抜け出せる】とイメージさせるようサポートしていきましょう。

 

反対に自己肯定感の低い子は【頑張っても結果が出ないのは自分がダメだから】とマイナス思考を強めていき、学習意欲は低下し、成績がさらに低下していきます。

褒められた経験が少なく、【どうせ自分にはできない】と思い込み、学習に対して消極的になりがちです。たまたまテストでよい点が取れたり、先生や親に認められたりすると【自分もやればできるかもしれない】と一時的に自信を持ち、やる気が急激に高まり成績が上がることがあります。

しかしそのやる気は環境によって左右され、自発的なものではないため少しうまくいかないことがあればすぐに落ち込んでしまい、成績も再び下がってしまいます。

このようなタイプの子には安定した環境とこまめな声かけ、成功体験の積み重ねがとくに重要です。

 

成績の激変は弱点でもあり、可能性を秘めているという前向きな捉え方もできます。

自己肯定感が低い子は、やみくもに勉強させるよりは日常生活で【自分の長所を気づかせる】【努力を褒める】ということを親が意識して行い、自己肯定感がアップしてきたら勉強面でさらに力を入れるという流れを作っていきましょう。

 

友達などの交友関係に影響される

ところで、成績が良くも悪くも激しく変わる子のなかで、一番厄介なのが交友関係に影響を受ける子です。

子どもが成長し、小学校高学年以降は親よりも友達関係を重視する子も珍しくありません。

交友関係の影響は非常に大きく、それが成績の変化にも直結することもあります。

子どもは周囲の雰囲気に敏感で、仲間意識が強まり、【人と同じでいたい】という思いが強くなります。

たとえば、仲の良い友達が勉強熱心であれば、【自分も頑張ろう】と前向きに影響を受け、学習意欲が高まり、成績が伸びることがあります。

一方、仲の良い友達が勉強を軽視する言動を取っていたりすると【頑張ってる自分が浮いてしまう】【やらなくてもいいか】という気持ちになり、勉強を蔑ろにしてしまうようになります。

これはとくに、自分の軸がまだ育っていない小学生や中学生に多く見られる現象です。

私の身近な例であげると、中学の部活で周囲の子があまり勉強に熱心ではなく、それにつられて勉強しなくなって小学生時代に比べると大分成績を下げたという子もいました。

周囲の目、クラスメイトからどう思われているかで勉強に対するモチベーションが変わることもあります。

クラスで【すごいね】【頭いいね】と言われたことが自信となり、学習意欲が高まり、成績が良くなることがあります。

しかし、友達の多くが学力グループミドル層以下だと仲間内での空気にのまれて勉強と距離を置いてしまう子もいます。

 

また、塾や学校で仲の良い友達と成績や順位が並べられることで、【負けたくない】という気持ちが勉強へのエネルギーになることもあれば、【どうせ自分なんて】と自己否定につながってしまう場合もあります。親が思う以上に交友関係から得る感情が勉強に対する姿勢を大きく左右します。

このように、成績が激変する子は、自分自身の内面よりも、交友関係を通じた外的評価や周囲の目に大きく影響される傾向があるため、人間関係の質がそのまま成績の結果となって表れることもあります。

だからこそ、家庭では【友達からどんな影響を受けているか】にも目を向け、学習面だけでなく人間関係も含めた総合的なサポートが、子どもの成長に伴い必要性が増してきます。

 

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