今回は【トップ高校に合格する子は何が違うのか】と題し、お話をしていきます。
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ありがとうございます。
トップ高校と言う言葉は住んでいる地域によって意味合いが異なります。
大都市圏であれば、中高一貫校だったり、公立のトップ高校であれば日比谷や北野をイメージすると思います。
地方では公立高校の中でも旧制中学のような歴史ある学校がトップ高校というケースが多いです。
ここでのトップ高校というのは、大都市圏の話ではなく地方の【トップ高校】を取り上げますので、ご承知おきください。
地方でもトップ高校の最上位層、上位層というのは最難関大学、難関大学や全国的な知名度が高い大学への進学者も多く、【他の高校とはちょっと違う】と感じさせるような進学実績を誇ります。
親戚一同その高校に合格する、それが目標となっている家庭もあったり、大学入試はさておき、トップ高校合格が最大の目標となっている親子もいたりします。
都会の方からすると、【公立高校に入るためにそれだけ熱が入るの?】と不思議に思うかもしれませんが、地方のトップ高校というのは理解できないくらいの地域での存在感があったりします。
やはり都会と地方の教育事情は異なります。
また、インターネット上で教育に関する情報を検索すると、たいていが中学受験を筆頭にした大都市圏特有の教育情報が多く、地方に住んでいる教育に関心のある親からすると【ものすごくためになるわけではない】【知りたい情報があまりない】【参考になりそうでやっぱり環境が違い過ぎて参考に案らない】と感じることがあります。
こうした悩みを少しでも解消できれば、という思いでブログやYouTubeで発信してきていますが、今回は地方のトップ高校に合格する子の特徴に関してご紹介していこうと思います。
勉強をするのが当たり前という感覚
まず、【勉強するのが当たり前という感覚】を持っています。
これは塾で仕事をしている時、私の中学生時代を振り返っても【トップ高校を目指す子ほど勉強が生活の一部になっている】と感じました。
私も、グータラ小学生から中学生で猛勉強して中学校で成績優秀者になるまでの過程を思い出してみると、【もはや勉強しない日が続くというのがありえない】という心境に達するようになると成績もよくなっていました。
小学生時代も中学生時代も、そして進学先のトップ高校でも【学年最上位】という同級生は、【生活リズムに勉強が組み込まれている】【読書や普段の過ごし方ももはや勉強の延長上】というような印象はありました。
トップ高校に受かる子の中に、親が強烈な教育ママ、教育パパという子が意外と少ないのは【強烈な誘導で引っ張ってきても高校受験までに力尽きる】からだと個人的には考えています。
ある程度の学年までは誘導型で成績を残すことができますが、子ども自身の学習意欲がないと乗り越えられないような難しい単元が増えていくと、成績が落ちることも珍しくありません。
その一方で、【子どもが自発的に勉強するような気持ちが育った】だと、子どもが勝手に勉強するようになるので、多くの子が難しくて嫌になるような単元を学んでいても【分からない状態でいるのが嫌だ】と、理解できるまで勉強をしたり、親にインターネットの無料教材を印刷して欲しいと頼んだりと積極的に動きます。
もし、親が引っ張って高校受験を突破したとしても、やはり高校での学びというのは子どもも成長しているので【子ども本人のやる気次第】になってくるので、遅かれ早かれ誘導型の弊害が出てきてしまいます。
子ども①②の周囲にいる神童さん達も【分からないままは嫌だ】【解けるようになりたいから勉強する】という気持ちだけで勉強しているところがあるようです。
もし、子どもがトップ高校を目指しているのであれば【勉強するのが当たり前という感覚】を身につけているか、勉強が生活の一部になっているか振り返ってみてください。
感情の起伏があまりない
さて、トップ高校に合格する子は感情をコントロールでき、感情の起伏があまりないです。
もちろん、嬉しい、楽しい、悲しいという喜怒哀楽はありますが、感情の波が大きくなく、勉強に影響するようなものではありません。
勉強をする、成績を上げていくというのは子どものやる気の有無で左右されるところが大きいです。
私も塾で仕事をしている時に同じ学年であってもやる気に満ちた子と全くやる気のない子によく接してきました。
やる気のない子のなかには小学生もいましたが、小学生でも【ちゃんと勉強をする子】【勉強をやりたがらない子】がいました。
とくに大変だったのが【その日の気分で勉強をしたりしなかったりする子】や【やり直しがやりたくなくてプリントをクシャクシャにしてしまう子】でした。
一旦へそを曲げると、一問も解こうとしなかったりするので、確実に解けそうな問題や、その子の好きなことの話をして【勉強してもいいよ】という気分に持って行くということで対応していました。
こうした対応は塾や家庭教師の先生でも時間をかけるので、他の子がたくさん問題を解いている間に1問、2問しか解けないということになります。
こうなってしまうと、学力差がどんどんついてしまうのも仕方がありません。
感情の起伏というのは割と早い段階から個人差が出てきます。
小学校低学年や中学年頃には勉強をしている時に解けなくてイライラしている子、宿題が多くて文句ばかりを口にする子もいれば、淡々と勉強する子もいます。
低学年では遊びの時もムキになって感情的になる子もいますが、それが勉強する中で出てしまう、ということです。
感情の起伏が激しい子は色々なことを経験して成長して、改善するようにはなりますが、やはり小さい頃から感情をコントロールできる子に比べるとなかなか学力上位層にはたどり着けないです。
ですから、子どもの性格の中でも【感情の起伏が激しいかどうか】【勉強する時にどのような気持ちが出てしまうのか】というのは気をつけてみてください。
時の流れを把握する力がある
ところで、トップ高校に合格する子は各中学の優等生ばかりになります。
そういう子達は小学生の頃から賢い子だったりします。
中学でも定期テスト対策をしっかりして、塾でも上位クラスにいられるよう条件をキッチリ揃えるために勉強をしています。
ただ勉強しているのではなく、【目標に向かって計算して対策をして行動に移す】という計画を踏まえて日々を送る中学生、と言えるでしょう。
賢い中学生は自分の学力を正確に把握し、【次のテストまでにこの教科の成績を上げていきたい】【入試まであと1年を切ったから確実に合格できるよう何をすべきか考えよう】と社会人のように目標から逆算して学習計画を立てて実行していきます。
トップ高校に合格する子は時の流れを把握し、【合格を実現するには今から着手すること】を自分で考えられる一方で、学力不振の子は時の流れをよく理解していない、ずっと今の学年が続くという感覚を持っているところがあります。
私も、小学生時代は【ずっと小学生のままでいられる】と信じていました。
そんなことはないのは中学生になって自覚したのですが、塾で出会った学業不振の子達はかつての私のように【まだまだ時間はある】と思っていましたし、定期テストも数日前になって慌てるというのを繰り返していました。
入試に関しても先生たちが説教をしても【あと1年で偏差値5上げるのは余裕】とのんびり構えていました。
もちろん、そんな考えをしている子が実際に1年間で偏差値5上げてたことはなく、入試半年前になっても模試の結果が良くならないことに焦り始めていました。
トップ高校に合格する子は、こうした態度とは180度異なっていると思ってください。
時間は過ぎ去るということを理解し、その流れの中でしっかり結果を出せるために必要な学習計画を考え、実行に移して行くことができます。
時間は無限ではないというのは小学校中学年、高学年になると気がつきます。
そして、日頃の家庭学習でも意識し、中学生になると部活と勉強を両立をしながら定期テストや塾のテスト、模試の日程を考えて勉強できる子に成長すると、トップ高校に合格に近づけます。