【教育小噺】中学受験するかどうか分からない中での教育方針 | 元塾講師 透明教育ママ見参!!

【教育小噺】中学受験するかどうか分からない中での教育方針

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今回は【中学受験するかどうか分からない中での教育方針】と題し、お話をしていきます。

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小学3年生から4年生で気をつけるべきことを詳しく取り上げています。

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キンドルとは違う読み心地かなと思いますので、読み比べもしてみてください。

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透明教育ママの絵日記 教育系コミックエッセイだけど役に立つ可能性ゼロ【ブログ放置編】

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新作です。

 

kindleのジャンル別ベストセラー獲得しました!

ありがとうございます。

 

子どもの教育に関心が高くても、必ずしも中学受験するとは限りません、

都市部のように私立中学がたくさんあるわけではない地方では、基本的に学区の中学に進学して高校受験をするという流れになります。

地方に住んでいて中学受験する場合、大本命は公立中高一貫校であり、その次に国立大学附属中、私立中学になります。

ただ、受験する子どもの人数は限られており、交通の便が良くない場所であれば中学受験する子が皆無という地域も珍しくないです。

バスや電車などで通学できる地域に住んでいる場合、中学受験を考える家庭もありますが、それでも少数派と言えるでしょう。

しかし、我が家の子どもたちのように突然受験したいと言い出す子もいます。

地方でもこういうことがあるのですから、周囲で中学受験する子が普通にいる都市部では【小学5年の冬に受験したいといきなり子どもが言い出した】というケースも起こりえます。

その時、親は当然ながら慌てます。

なにせ中学受験する子のいる家庭では小学校入学する前から受験することを前提として、家庭学習や習い事をしています。

そういう子達の中にいきなり飛び込んで受験するというのは、相当な覚悟がないと受験を走り抜けることができません。

塾選びはもちろん、学校選びもしないといけませんし、親も受験に関する知識を増やすなど大変です。

住んでいる場所的に中学受験する可能性がゼロ、教育熱は高いけれど学区の中学を経由しで高校受験でトップ高校を目指しているという家庭を除けば【もしかしたら中学受験するかもしれない】と想定して、情報を集めたり家庭学習を強化していくことをおすすめします。

 

受験する可能性がある中での勉強との向き合い方

中学受験すると言っても、大都市圏と地方とでは選択できる、受験できる中学の数が違います。

大都市圏は私立中学は多数ありますが、人口も多いので人気のある学校は当然ながら倍率は高くなります。

ただ、中学受験する子が普通にいるので塾などを含めて子どもの性格や学力に見合う塾を選べるという利点があります。

ですから、小学校低学年の頃は受験することを考えずに過ごしていても小学4年生の後半や5年生になってから受験を決意した際も、対応してくれる塾を探しやすいです。

一方、地方での受験はそもそも中学受験に特化した塾が限られています。

受験する学校も限定され、定員も少ないです。

限られた枠を地方の教育熱の高い家庭の子が競い合うので、都会の人が思う以上に激アツです。

私の塾で仕事をしていた時の経験、子ども①②の周囲を見ても地方で中学受験する子は小学4年から塾通いを始める子が多いので、その点は都会の子と変わらないと思います。

中学受験する可能性があるけれど、まだ決めかねている時は家庭学習でカバーして塾通いをするタイミングを見計らうことが必須です。

 

受験を決めて、いざ塾に入る時は入塾テストがあり、その結果を踏まえて所属するクラスが決まります。

できれば、より良いクラスに入りたいと思うので、【受験するか分からない】という状態でも家庭で学校以上の勉強に取り組んでいることをおすすめします。

我が家でも、中受する予定はなかったものの、巷で受験する子が低学年の頃に解くような応用的な問題集を家庭学習で取り入れていました。

実際に、トップクラスシリーズの【徹底理解編】、今では残念ながら廃刊となってしまった【徹底理解編】を解いていたので、塾での勉強にすんなり慣れることができました。

塾に入る予定がある、もしかしたら中学受験にも対応している塾への入会もあるかも、と考えているのであれば小学校1年生から家庭学習で難しめなドリル、問題集を解くようにしてください。

 

受験算数と国語の読解力は5年生が分岐点

中学受験は小学校の学習内容から大きく逸脱するわけではないのですが、受験算数など特殊算を勉強している必要があります。

受験算数を本格的に学ぶのは小学校5年生からなので、5年生になるまでに受験することを決意して塾に入るというのが参入決定のギリギリのラインです。

6年生になって【やっぱり受験したい】と言われても、他の子どもたちは小学校低学年から家庭学習で塾に入る準備をしています。

小学3年の2月から受験に特化した塾での新小学4年クラスが始まり、約3年間かけて入試本番に向けて塾のメンバーと切磋琢磨していきます。

それこそ、死に物狂いで勉強している子達の中に軽い気持ちで飛び込んでも、簡単に合格できる世界ではありません。

跳ね飛ばされてしまうのが関の山です。

その中でもスイスイ泳ぎ、合格を勝ち取れるのは神童さんなど極々限られた子だけの話なので、少しでも中学受験をする考えがあるのなら、通塾する、季節講習会に通って中受する子達のレベルを経験するということをした方が良いです。

 

そして受験算数だけでなく、国語の読解力や学校よりも数段難しい理科と社会に慣れておかないとたとえ地方での中学受験でも突破することは難しいです。

国語に関してはもはや小学校の授業内容とは別物で、カラーテストのような問題が出ることはありません。

子ども①②の小学校時代の塾のテストを見ていても、【小学生が読むような文章量、文章内容ではない】と感じました。

また、学習指導要領が改定されてからは文章量のボリューミーになり、どの教科も資料を読み込むような学びも学校でしているので、入試問題もかなり変わっている点は頭の片隅に入れておくべきでしょう。

親が中学受験経験者という時も【自分の時と同じ勉強法で大丈夫】と過信せず、最新の中学受験の入試傾向を把握するようにしてください。

 

子どもの性格や学区の中学の様子を踏まえて決断を下す

数年かけて入試に向けて走っていく子どもばかりですから、途中参入するにしても【そこそこの学力】ではなく【かなりの学力】がないと上手くいかないと思ってください。

厳しいかもしれませんが、義務教育が終わってからの受け皿先となる高校受験とは異なり、義務教育期間にわざわざ受験する中学受験は大都市であっても全ての受験生を受け入れるだけの枠はありません。

全落ちという言葉があるくらいですから、優しい入試ではないのは明らかです。

中学受験をする場合、以下のような考えがあって受験すると思います。

 

・家庭の教育方針が合う私立中学があった

・子どもの性格を考えると内申書が悪くなるのは明らかだから中高一貫校に進んで大学受験に備えた方が良い

・学区の中学が荒れていて入らせたくない

・習い事を高校受験で中断したくない

・教育に関して同じような感覚の家庭の子と切磋琢磨して思春期を過ごして欲しい

 

受験を決意するに至る経緯は各家庭で異なるとは思います。

親の考えで受験する家庭もありますが、やはり多くの場合は子どもの性格、学区の中学の事情を踏まえて受験を決断します。

または、我が家のように子どもの方から【受験したい】と突然言い出してくる家庭もあるでしょう。

その時、【よし、受験しよう!】と親の方も言えるには、日頃の家庭学習のレベルが元々高い、または受験算数に対応している塾に入会しているかどうかというのも中学受験攻略には不可欠です。

中学校の3年間、または中高一貫校に進む場合は6年間と子どもが思春期に突入する人生でも大きな時期を過ごすので、受験するかどうかという決断はそのまま思春期の過ごし方、どのような友達と出会うのかも決めてしまうくらい大切なものです。

たとえ素晴らしいと思っていた中学でも、入ってみたら苦労の連続であったり、学校に行くのが辛くなるということもあります。

見えない未来に対して小学生の子どもが勉強に励むという傍から見るとすごい冒険、チャレンジャー精神にあふれることです。

そういう混沌とした未来も含めて【中学受験をするかもしれない】と少しでも考えているなら、受験できる学力に鍛えておくよう小学校低学年の頃から意識しておくようにしましょう。

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