親にガミガミ叱られて仕方なく勉強する子。
こういう子にはなって欲しくないな、とほとんどの親は思っているはず。
親の理想は、
・言われなくても自分で勉強する子
・宿題プラスαのことをする子
でしょうか。
小学生になったら勉強する。
高学年になったら勉強する子になるはず。
いやいや、中学生になったらさすがに勉強し始める。
親がそう思っているだけでは自分から勉強する子にはなりません。
「勉強はやるもの」と普通に捉えられるどもになるにはどうすればよいのでしょうか。
時間が解決してくれると思い、待っていても「勉強する子」に変身しません。
とはいえ、「子どものため」と習い事をギチギチに詰め込んだり早期教育をするのも考えもの。
戦略的かつ自然に「自分から何か学ぼうとする子」「勉強に対して抵抗しない子」になるよう意識して子育てをしていくことが肝要です。
今回は、【家で自発的に勉強する子に育てる3ステップ】と題して、幼児期から低学年にかけて実践して効果のあった対策を紹介していきます。
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ありがとうございます。
「勉強する子」になるために大切なこと
自発的に勉強する子に育つために、親が先取りに必死になったりガンガン勉強させる必要はありません。
親が焦れば焦るほど、逆効果になる。子どもから子どもらしさを奪いかねません。
自分から進んで勉強する子は好奇心旺盛で、未知のことを知ろうとする探求心を持つ子。
ある意味、子どもらしい心を持っている子が「勉強する子」といえます。
1.一日の流れをルーティーン化する
毎日起きる時間もご飯を食べる時間も、そして寝る時間もバラバラだと安定した生活を送ることができません。
もちろん、売れっ子のタレントさんならバラバラということも珍しくないでしょう。
しかし、生活リズムが整っていない職種の人は超少数派です。
そして、子ども時代は「一日の流れが決まっている」ことで安定した生活を送れるようになります。
基盤が落ち着いていないと、何かをやろうと思っても上手くいきません。
勉強する習慣を身につけるには、まず「1日の流れをある程度ルーティーン化する」ことが大切です。
例えば、就園前なら
・朝〇時に起きて、晴れていて気温も適温ならば公園で遊ぶ
・夜よく眠れるよう、おやつを食べた後に公園で少し遊ばせる
・お風呂は〇時、夕飯は〇時を崩さないように気をつける
こうした流れが出来た上がってようやく、
「1日5分から10分程度お絵かきや鉛筆練習をさせる」と市販の幼児向けドリルを活用する、が生きてきます。
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スマホを与えて動画を見放題状態も考えもの。
見せるなら、時間を決める。
おやつを食べた後など、子どもでも分かるルーティーン【おやつを食べる→YouTube見る】とし、時間もタイマーを設定し、ダラダラを回避。
まだ小さいから、ではスマホを手放せなくなるのでルーティーン作りは最初が肝要です。
スマホといえば、話題の親書も親なら必読。
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ジョブスの話がチラリと載っています。
しかし、ビル・ゲイツも自分の子ども達には14歳?くらいになるまでスマホや携帯を持たせなかったという話も有名です。
2.勉強が特別なことだと思わせない
子どもが勉強していると【偉いわね~】、という声をかける親は少なくないでしょう。
勉強する=エライ、という図式が成り立つと遅かれ早かれ「何のために勉強するか」が分からなくなります。
偉くなりたいから勉強する、ではなく【なりたい職業に就くために勉強する】【こういう分野に進みたいから勉強する】、という考えを持っている子の方が伸びます。
勉強する=エライ、だと勉強が特別なことになってしまい重荷になってしまうことも。
子どもが重く感じないよう、幼少期から【勉強する子がエライ】という意識を持たせない、そして親も持たないようにしましょう。
幼児期から低学年にかけて、このような流れを意識して子育てしていくと親の方も楽です。
あんまりにも、ガツガツし過ぎると共倒れします。
生活リズムを整え、椅子に座って鉛筆やクレヨンを持ってドリルをやる時間を設ける。
↓
年長の晩秋以降から、就学準備に向けたドリルを購入し勉強する時間を+5分程度増やす。
↓
入学直後は小学校の生活に慣れるのを最優先にする。
↓
学校に慣れてきたら本格的に算数や国語のドリルを取り入れる。
こんな流れでしょうか。
ちなみに、2021年度に小学1年生になった子ども③は、簡単な算数のひき算のドリルを4月下旬からスタートしました。
子供③、子ども①②の姿を見て成長中。
そのため【勉強はコツコツするのは当たり前】という感じで毎日解いています。
小学校中学年から塾に通うことを考えている場合、
・乳幼児期から生活リズムを整える
・決まった時間帯に机に向かう習慣(ドリル、工作、折り紙、お絵かきetc)をつけさせる
、というようにしていると楽です。
小学校時代から塾に来るような子は、勉強習慣が完璧に仕上がっています。
子ども①のようにカルチャーショックを受けないよう、気をつけてください・苦笑。
3.幼児期や低学年は体験を重視する
少子化に伴い、家庭の教育方針や経済面によっては子ども1人当たりにかける教育費がガツンと増えやすくなっています。
昔なら、習い事は決まったものしかありませんでした。
しかし、現在は多種多様。
英語やプログラミングなどを含めスポーツも多岐にわたっています。
幼児期から一週間の日程がみっちり、という子もいることでしょう。
でも、個人的には【キツキツ】はおすすめできません。
大人になった自分と重ねても、毎日予定キツキツでは疲れがたまります。
子どもが楽しんでいるから、という見方もできますが【自由時間】は確保したいところ。
意外と自由時間にその子の好きなものが分かったり、好きを伸ばせます。
大きくなってから無邪気に鬼ごっこ、滑り台、砂場遊びはムリ。
【今しかできない事】を楽しませるのも大切ではないでしょうか。
あと、小さい頃に遊んだ記憶がしっかりあると子どもの充足感もバッチリです。
【遊びたかったのに遊べなかった】という気持ちをズルズル引きすったままにはさせたくないですよね。
家庭の雰囲気は最重要
子どもが勉強する子になるには、家庭の雰囲気も重要です。
ゲームやスマホ、タブレットは使いたい放題。
テレビも起きている時間はずっとついている。
親自らがスマホのアプリでゲーム三昧。
親が寝かしつけすることは幼児期から全くせず、生活リズムが不安定。
この状況で【勉強する子に育つ】のは厳しいです。
あと、両親の不仲も子どもへの精神的ダメージ甚大。
時は金なりという言葉があるように、時間は有限です。
自分のこれまでの歩みを振り返っても、ほんとうにあっという間に過ぎていきます。
早寝早起きを心がけ、親子の会話を大切にする。
超基本的なことですが、こうした土台がしっかりしている子ほど、勉強に対して前向きになります。
目標を持って努力することで、人生の幅が広がることを子どもに伝えることも親の役割です。
我が家の場合、
・語彙力を増やすと作文の質が上がり、自分の考えがより明確になる
・勉強してこなかったことで夢を諦めると一生後悔する
・スポーツも勉強も努力した人ほどチャンスをものにできる
頻繁ではないにしろ、ここぞという時に子ども①②に伝えています。
毎日言っていると、効果は半減どころか皆無。
普段はガミガミいわず、ワンポイントが効果的です。
夢に関しても大いに語り合うようにしています。
我が家の場合、子ども①は宇宙系の分野に進みたいので【どうすれば近づけるか】とルートを考えさせています。
早い話が、JAXAや宇宙飛行士の方々の経歴を見せるのが一番・笑。
みなさん、とんでもないのですが親が【無理でしょう】と口にしたらおしまいです。
何ごとにおいても、子どもが勝手に勉強する癖がついていると将来の選択肢も増えます。
幼児期から低学年の時期に、意識して手助けしていくようにしたいですね。