子どもの教育方針を夫婦で話し合うことのメリット【サクッと解説】 | 元塾講師 透明教育ママ見参!!

子どもの教育方針を夫婦で話し合うことのメリット【サクッと解説】

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子供①②の同学年での算数の偏差値(某塾のテスト)の差を知った旦那さんと教育方針について話し合いました。

基本的に、私に子供の教育は任せているのですが、今回の18差!という結果を受けて、イロイロと厳しい意見が出ました。

ネットでもよく見かける、【教育方針の違いで離婚の危機!】というような深刻な事態とは程遠い状態ですが、やはり夫婦間の考えというものは衝突しやすいのが、子どもの教育問題。

今回は、夫婦間で早めに教育方針の確認をしておくメリットを書いていこうと思います。

⇒【偏差値の差18で確信】塾のテストは家庭学習の質で左右されます

 

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夫婦のズレが起きやすい教育方針

塾で見聞してきたことと、自分が現在進行形で経験中なので断言できます。

夫婦揃って子供の教育方針が100%一致、は無いに等しいです。

1万組に1組くらいあるかもしれませんが、本当に完全なる意見の一致は夢物語的な【教育方針】。

どうやって子供の長所を伸ばせられるのか、ということを置き去りにして感情的になりやすくなります。

受験学年になっていきなり方針を語るのではなく、長期的&短期的な目標と方針を夫婦で確認していく必要性、ありますよね。

 

低学年から子供の教育方針を確認する理由

中学受験激アツな地域に住んでいる場合、低学年から教育方針を考える家庭は多いと思います。

就学前は体力つけるために運動系の習い事。それに並行してピアノやバイオリンの音楽系。年中長からは公文で計算力をつけ、小学校3,4年で通塾スタート。

企業の年間事業計画書のように、家庭ごとの教育方針が決まっていることでしょう。

 

それに比べるて地方は、大半が入試=高校になるので、小学1,2年生から今後の方針を夫婦で話し合うのは稀です。

地方都市の教育熱高い学区だと、親が羅針盤を持って方角を取る家庭も一定数いますが、大半は中学校入学直前頃。

小学校6年くらいになり、学区の中学校ではクラスの9割が塾や通信で勉強しているらしい、と噂を耳にして慌てる、といったパターン。

 

親世代とは比較にならないほど、地方でも学力格差が広がっている事実を知っておきましょう。

思春期真っ最中の子供の羅針盤を親が取ることは不可能です。

地方在住でも、低学年から方針を夫婦間で話し合うのが良い理由は何なのでしょうか?

 

1. 子供は親が自分に関心がある、と思い安心→勉強する

7、8歳になり少しは親の手を離れたかな、と思ってもまだまだ子どもです。

とはいえ、親の関心があるかないかで子供は勉強する・勉強しない、の【わかれ道】を選択します。

親が見ているのなら勉強しなくてもいいや、は私のケースです・笑。

学校の様子や授業の進捗状況(繰り上がりのある筆算までやった、等)を子供の前で何気なく会話している親と、「宿題したのか?!」と言うだけで確認作業ゼロの親とでは、子供が安心するのは圧倒的に前者でしょう。

 

ただし、【しつこく聞く】・【ガミガミ言う】・【他の子と比べる】・【子供の意見無視】はNG行為です。

子供が高学年や中学生になった途端に、教育方針を掲げると子どもが「今まで無視はなんだったの?」と衝突する確率が高くなので、やはり低学年から道筋立てておくべきでしょう。

 

2. 子供の性格を多角的な視点からみられる

我が家の例。

子供①は私から見たら3人の中で一番甘えん坊。一方旦那さんから見ると、短気な性格で準備(学校の用意)が出来ない、けれど心配性な子。

子ども②はしっかりしていそうで抜けている(私)、子ども②はとにかく要領が良い(旦那)。

子ども③は超慎重派(私)、子供③は好き嫌いが激しすぎる(旦那)、と親が感じている子供の性格はバラバラです。

 

教育方針を打ち立てる場合、子どもの性格に沿っていないと倒れる可能性が高くなります。

一方通行な考えを押し付けると、必ず歪みが生じて夫婦ケンカや親子不和に繋がるので要注意です。

長子の戦法が次子では通用しない、という感じですね。

 

認識のズレを避けるためにも、子供の性格を夫婦双方が述べ合うとお互い知らない部分が見えてきて、より深く子供を理解できるようになります。

子供①に関して、旦那さんは私が指摘するまで【一番甘えん坊】、とは思っていませんでした。

表面上は子供③が年少なのでよく甘えてきますが、子供①は寂しがり屋で甘えん坊なところを長子なのでグッと堪えていますね。

 

端的に言えば、甘えん坊なのに甘えるのが下手な子です・・・笑。

かまってちゃんなので、勉強している時はよく声をかけてあげたり、一緒に難しい問題を考えたりを意識的に行っています。

 

対して子供②は、自分でやる!が強い子なので、難しい問題はヒントを与えて自力で解いている感を強めるために、子供①に比べて声掛けの回数は少なめにしています。

 

3. 将来設計が踏み外しにくい【主に経済面】

プレジデントファミリーや経済雑誌でよく見かけるのが、フル公立VSフル私立の学費。

その他のパターンでも、【大学だけ私立】、【高校から私立】、【中学から私立】と様々なモデルが紹介されています。

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地方の場合だと、トップ高校の子が【首都圏の難関私立大】or【国公立大】の進路選択で有名私立大を経済的な理由で蹴って国公立を選ぶ(除く旧帝大・東工大・一橋)が一番現実的でしょうか。

 

理系に進学する場合は6年間、と計算するのが当たり前の世界。

国公立だから安いとは一概に言えません。

 

さて、少子化が進んで、様々な習い事の宣伝が低年齢化しております。

たとえ通園前だからと言って、その習い事が本当に役に立つのか、とシビアな消費者目線で見極める必要性が年々高まっていると感じます。

 

教育産業に身を置いていた人間なので、昨今は顧客争奪戦が激化しているのは分かります。

親は子供がかわいいのでお金をかけて習い事させて、何か才能があるのでは?、と夢を見てしまいます。

ある意味それは正しい親なのかもしれません。

 

けれど、将来の学費を考えると無駄な出費は抑えておいて、来るべき時に支払い可能な状態で子供の背中を押す方が正しい親だと個人的に考えています。

習い事をする場合、月謝が発生します。

 

子どもの性格や才能にフィットした運動系や音楽系の習い事を選択するさい、夫婦で話し合い、いつまで続けさせるのか、といったゴール地点まで決めておくことをおススメします。

知り合いのママさんの話を聞いていても、大人向けにシフトチェンジしているところも多いですからね。

 

まとめ

我が家の話で恐縮ですが、夫婦の話し合いの結果、以下のようなことが決まりました。

  1. 子供②の家庭学習の内容をレベルアップさせてみる
  2. 丸付けはその日のうちにする(私はズボラなので放置気味・・・)
  3. 毎日(日は除いてOK)コツコツ勉強する習慣を完全定着(子供②は土日祝日完全勉強休みを勝手に掲げているので・笑)

長期的な目標は、難関国公立大合格ですが、中期&短期の目標も定めておく必要があります。

そして、逆算することがすごく重要です。

難関大学に入るには、地域トップ高校の上位層にいなければいけない。

そのトップ高校に楽に入るには中学校でトップにいないといけない。

中学校でトップに立つには小学校時代から勉強習慣がないとムリ。

小学校低学年でも宿題以外の家庭学習する習慣をつけないといけない。

 

地方から難関大学に合格するには、簡略的ですが、これがひな型になるといえます。



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