なにかと国語・算数もしくは英語・数学に隠れてしまいがちな理科&社会。
とはいえ、全ての科目が小学1年生からの積み重ねと同じように、理科も社会も低学年からの積み重ねがモノを言います。
中学受験に目を向けると、学校によって受験科目や採点も異なりますが、やはり理科も社会も大切なことは明らか。
地方に住んでいて激アツ中学受験と無縁の小学生時代を過ごしている身でも、その2科目を疎かにはできない事実があることを私は仕事を通じて肌で感じていました。
今回はそのうち理科にスポットライトを当てることにしました。
エール出版社より本が出版されました。
小学3年生から4年生で気をつけるべきことを詳しく取り上げています。
kindle出版しました。unlimitedでも読めます。
完全に無料で読めるコミックエッセイです。
↓こちらはアマゾンの縦読みfliptoonです。
キンドルとは違う読み心地かなと思いますので、読み比べもしてみてください。
内容は一緒です!
透明教育ママの絵日記 教育系コミックエッセイだけど役に立つ可能性ゼロ【ブログ放置編】
新作です。
kindleのジャンル別ベストセラー獲得しました!
ありがとうございます。
理科の大切さは後で分かる
私の苦い想い出をしましょう。
小学6年生のとき、社会以外全く勉強しなかった私はとうとう、理科で20点、30点をとってしまいました。
学校の単元確認テストです。
小学生のお子さんをお持ちの保護者なら目にする、1つの単元を習った後に行う大判のテストです。
ハッキリ言って、応用問題はほとんどありません。
完全に、私が全く家庭学習の習慣ゼロだったことが原因です。
で、私はそのテストを人生で唯一ビリビリに引き裂いて捨てました。
のび太君の心境を味わったのも後にも先にもあの2回です。
そして、中学校では小学校の分までとばかりに理科の知識を頭にインプットするために猛烈に勉強することに。
修行僧の気分でした・・・。
私のように、小学校で理科の積み立てが乏しかった子は中学校に進学後、誰も成績上位者になれませんでした。
そして、表やグラフを読む力や分析力、段取り力は理科的なものと痛感。
将来、社会に出た時に求められるスキルは理科から学んできたもの、と最近気が付きました。
ということは、子供が理科好きにさせるように根回しせねば、と思い細々と実行しています。
理科の大切さに気が付かない・小学生編
小学3年生から理科、という科目が始まります。
2017年度の子ども①がそうでした。
子ども①は理科のスタートを楽しみにしていて、理科がある日は嬉しそうでしたね~。
2018年度になり、4年生の教科書をみたら・・・。
厚くなっていたのと、内容もかなり濃くなってきました。
理科の教科書を見て小4の壁・10歳の壁、を感じました。
かつての私のように、理科は放置しても平気系の子はかなりいるハズ。
アツクない親御さんは、理科まで意識が届かない傾向が。
しかし、小学生の理科と中学生の理科は全く異質なものではなく、小学生が初級で中学生では一歩踏み込んだ中級、という印象。
全てがピラミッドのように下から上へと積み重なっていく教科です。
子ども①②③と出かける時は季節の花や天気の話、モノの仕組みなど適当に話しています。
そして、私からナゼだと思う?、と問いかけて説明させるようにしています。
今後、説明能力が求められる教育に舵を切られるので、小さい頃から家庭で訓練するのが良いですからね。
今のところ、理科を唯一習っている子ども①は理科好きになりました。
おそらく、母親のように20点、30点は取らない子になっていると思います。
小学生への対策
今は、学習漫画など沢山の楽しく読んで知識をつける本が数多く出版されているので、利用をオススメ。
いきなり、ドリルだと子供が引くでしょうから。
⇒ 無駄なく知識を植えつけるドラえもんの学習漫画はオススメ!
↓子供向けの人体本。お子さんが医学部志望ならマストアイテム?
個人的におすすめなのがこち亀。
連載終了しているので、今の子ども達には馴染みがないかもしれませんがギャグ漫画好きな子は読むと思います。
我が家の子ども①②③も大好きです。
アマゾンでのレビューも評価高いですね。
子供①は天体系が好きなようで、そのうち家庭用プラネタリウムでも買おうかな、と検討中。
点けたら、そのまま爆睡しそうな予感しかしません。
理科も社会も暗記系かと思われがち。
しかし、学年が上がり試験で差が出る問題は、知識があって運用できるものばかり。
学年の後半になってきたら、教科書ぴったりテスト を使用して理解を深めさせてみましょう。
小学生時代から理科への好奇心の眼差しを持つようにさせたいところです。
高学年になると、器具の取り扱い方がテストにでたりします。
また、4年生で習う星の移動や地球の自転・公転がチンプンカンプンのまま、という子もいますよね。
そういうのが苦手!、というお子さんは動画系で復習するのが最適。
スマイルゼミ、チャレンジタッチなどのタブレット型通信教材を利用して小学生の頃から弱点克服しておくと、中学に進級後に深刻な事態から回避できます。
放置し続けると成績は上がらない・中学生編
国語・算数 or英語・数学より目立たないものの、大学生や社会人になったあと、理科で習った知識はとても大切だということに意識が向かないのでは、と感じています。
また、小学→中学に進級時に現実を思い知らされることが多々あり。
中学に入ると、裸子植物・被子植物など植物好きな生徒以外、知らないようなことを習い、理科を長年放置していた子は更に嫌気が差します。
そして、成績も下位に沈んだまま上がってこれず・・・。
塾で仕事をしている時、中学生がメインでしたが、あることに気が付きました。
成績が中位以上の生徒でも理科が苦手な子がいる。
けれど、苦手な単元を把握しており、そこを集中して勉強すると成績がアップする。
成績が下位の生徒は、理科が苦手。どの単元も全て理解不足でどこから手をつけていいのか分からない状態。
塾では英数を受講しているが、家庭で理科・社会などを自学自習していることもない。
こういった子は、小学生時代から勉強する習慣が定着していないので、理科の積み立てが崩壊。
まさに、悪循環。
小学生時代から遡らないといけないほど、知識が欠如している場合がほとんどなので、高校のランクアップを望むことは不可能に近くなることばかりでした。
理科は、生物系でも化学系でも、モノの仕組みを知る・実験などを通じて段取り力をつける・分析力が必要・表やグラフを読み取る、といった社会に出た後に役に立つスキルを養える教科です。
教育改革で、理科でも自分で調べたことをグラフや表にまとめて皆の前で発表する機会も増えると予想されます。
プレゼンテーションに最適な科目ですからね。
いくら偏差値が高い学校を出ていても、プレゼン能力がないと評価されない時代に突入しているので、そういった意味でも、理科を放置してはいけません。
中学生への対策
↓小学生時代の理科がズタボロなら、こういった本で復習してみましょう!人生変わるかも。
理科は数学と同じように、応用問題の出来不出来で高校入試の結果に影響を与えます。
思春期&反抗期の子供が多くいるので、親がアレコレ口を出して素直に言うことを聞くとは思えません。
そういった場合は、映像で分かりやすいタブレット型の通信教材を利用して理解を深めるのが最短かな、と個人的に思っています。
タブレットといえばこちらですね。◆スマイルゼミ◆中学生向け通信教育
あとは、お手頃だけどクオリティ高いと評判なのがスタディサプリ。スタディサプリ←小学生は4年生から対応。
公立中学校でもトップ層の子は誰もが満遍なくどの教科もできるので、理科が苦手だけでも順位がガクっと下がるので要注意。
基本問題を繰り返す→徐々に問題のレベルを上げていく、と計画的に学習して苦手克服しましょう。
理科系科目で選択肢が激セマに!・高校生編
高校に入ると、理科は生物・化学・物理・地学に分かれます。
地学は、なかなか公立高校ではお目にかかりませんが、灘、開成や桜蔭などの最難関私立では地学の授業もあります。
ちなみに、国立大学附属の最高峰・筑駒も地学勉強しますね。
さて、話を戻しましょう。
理科が苦手→大学の幅が狭くなる、は常識の世界。センターで思うように点数取れなさそうだから、私立文系一本に絞って頑張る、という同級生を何人も見てきました。
家の台所事情もあり簡単に、私立に流れることが出来ない私・・・。
だからと言って、生物や化学は優なのか?、モチロン優ではありませんでした(;’∀’)。
文系なので、国語や英語も重要。国語はなんとかなるも英語が壊滅的に足を引っ張る・・・。
勉強時間を投じたいけれど、数学や生物もやらなきゃ!、と悪循環に陥りました。
ですから、理科系科目の出来不出来は大学選択の幅を広くするかどうか、という自分の将来に直結する大切な事だと身をもって知っています。
公立高校だと、高1から順次学んでいくので、中学生から先取りで授業を受けている私立中高一貫のライバルに後れをとっている、という意識を持たないといけません。
私はそれに高校2年生の秋以降に気が付きました・・・。
高校生への対策
自分でアレコレ考える年頃になりますが、親の放任は混乱を招くので色々相談しながら解決策を探してください!
私自身、丸投げで途方に暮れ、親は「金がないから国公立!!」、とカネ・カネ・カネとお金のことは言うけれど、それ以外は無関心で口にしないという、辛い経験をしています。
問題集などはお友達や先輩(レベルが似ている人に限る)からおススメを聞いて、取り入れてみたりしたら、とアドバイス。【スタディサプリ】動画授業で苦手を克服←今の高校生には抵抗なく受け入れられている動画授業もいいですね。
《高校生注目》スタディサプリ進路で学校パンフをまとめて請求←スタディサプリでは資料請求も可能。早目に気になる大学の資料を請求で特色を把握しておきましょう。
まとめ
塾で仕事をしている時も、小学生の親御さんが「理科を克服したいです」と言ってきた方はゼロでした。
どうしても、国語と算数、英語と数学に隠れがちになってしまいます。
国語の漢字スキルのように、理科や社会は学年が上がってからヤバイ!、と気が付く科目です。
中学受験を考えておらず、教育熱もソコソコだと中学の定期テストの順位で現実を知る、がよくあるパターン。
小学生だと、いきなり理科の知識を詰め込むのではなく、公園に出かけた時に植物観察をしたり、休日のお出かけ先に科学館や天文台、博物館を選んだりと理科に親しむ環境つくりを心がけておくといいですね。
子供①の4年生・理科の教科書を眺めて、自分の小学生時代の記憶を辿っていきましたが、全く記憶がありません。
あ~、もっと真面目に勉強しておけば良かったなと後悔先に立たずとは、まさにこのこと。
長い目で見ると、理科で学ぶものは社会に出てから役立つスキルばかりなので、理科嫌いにしないように心がけて子育てしましょう!
あと、理科系を全てカバーしてくれそうなのが、宇宙系です。
地学・生物・物理・化学、全ての知識を必要とします。知らず知らずに星や月、惑星好きにさせておくのも良いですよ。
小さい頃から、理系ジャンルの本に親しませて理科嫌いにさせないようにしましょう。