【国語力を見抜く】意外と読解力と想像力が求められる怖い話系の児童書

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子どもの教育に関心がある保護者は【我が子を本好きな子にさせたい】と考えていると思います。

読書を通じて語彙力や想像力を得られますし、デメリットはほぼなし。

 

乳幼児期はたとえ家で本を読まなくても、保育所や幼稚園といった施設で必ず先生が読み聞かせをします。

ですから、外部で本と接する機会はどんな子でもほぼ平等。

家庭でどれだけ本と接するかで差が出てしまいます。

 

とくに、就学すると学校の図書室利用も個人差が出て【読書習慣の有無】が顕著に。

子どもが自分から本を手に取ってくれる。

欲を言えば、国語の力をアップさせるような本なら嬉しい。

 

ただ単に【楽しい】ではなく、国語力を上げるパワーを持つ怖い系の本をご紹介していきます。

 

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国語の総合力を高める怪談話

 

本を読んでくれる入り口として、ただ単に面白い本でも良いです。

しかし、やはり親としては【面白さ】【語彙力】【読解力】が身につく本を読んで欲しいな、と欲張ってしまいます・笑。

 

児童書の入り口であればかいけつゾロリシリーズが有名。

親が思う以上に語彙も豊富で、外せない一冊です。

 

ゾロリを卒業しつつあれば、その後は個人の好みで枝分かれしていくでしょうか。

 

【本好きな子に育てたい】かいけつゾロリがおすすめな理由

【低学年向け】かいけつゾロリ以外の本を読むキッカケになる本を紹介

 

児童書の中でも【想像力】【読解力】が不足していると、楽しめないジャンルの本があります。

 

それが、怪談系、ホラー系です。

 

全部を説明しないのが真骨頂

子ども①②③のうち、ホラー系が大好きなのは子ども②。

ありとあらゆるホラー系を読み、夜は怖がりを繰り返してきました。

低学年の頃に、怪談レストランシリーズを読破。

 

子ども①もホラー系を嗜みます。

しかし、5分後シリーズを含め怖い系を所望するのは子ども②が圧倒的に多い。

 

 

そして、子ども③が小学2年生になったので(ゾロリは一人で読む。本好きな子で怖い話もOK)、怪談レストランを読ませてみました。

 

結果、【何が言いたいのか分からない】の一言。

怖さを詳しく説明するのではなく、【察してください】→【うわ、そういうことか!】の流れが基本。

 

子ども③はまだそこまでの読解力がなく、ホラー系の楽しさ?を満喫できませんでした。

 

なぜ、読解力が求められるのか

 

子どもの読解力がついているのかどうかを探るには、ホラー系の【察してください】という物語が最適。

 

そもそも、怪談系は超ストレートに伝える物語は少ないです。

【近づこうとしたら、いつの間にか消えていた】

 

相手がこの世のものではないことを伝えている一文ですが、察せないと【マジシャン?】とか思います。

 

言葉や描写からストーリーの展開を考える必要があります。

文字と文字に隠されているアレコレを想像していくので、それなりの国語力が求められます。

 

怪談系のオススメ本を紹介

 

乳幼児向け、児童書にも怪談系のがけっこうあります。

おどろおどろしい雰囲気で読み聞かせをすると、100%夜のトイレに行けなくなります。

そして、夜も寝れなくなるの読み聞かせに不向きです。

 

夕立がくる直前の涼しい風が吹いてくる時が、絶好のタイミングです。

確実に怖がります。

 

さてさて、子どもにとってはトラウマになるホラー系のお話は意外と充実しています。

過去にもホラー系の本を取り上げたことがあります。

【読書のメリット】小学生にオススメのホラー系児童書3選

 

鉄板の【ねないこ だれだ】

ねないこだれだ (いやだいやだの絵本)

ねないこだれだ (いやだいやだの絵本)

 

ベストオブ【乳幼児のトラウマ絵本】として有名な本ですね。

子ども①②③とも、この本が置いてある棚は近寄りたがりませんでした。

 

とはいえ、おばけのてんぷらは好きという大いなる矛盾。

おそらく、おばけの雰囲気が真逆だからなのでしょう。

 

子ども①②③はこの他にもきれいなはこ がトラウマ絵本です。

 

一番怖がっていた子ども②が、一番ホラー好きな子になるという、これまた大いなる矛盾ですけどね。

 

せな先生のホラー系、妖怪系の絵本は、ほのぼの系もあり【ねないこだれだ】との温度差がありすぎ。

【おばけに連れて行かれたらどうなるのか】というが幼いながらに想像そ、恐ろしさ倍増になるようです。

 

おしいれのぼうけん

おしいれのぼうけん (絵本・ぼくたちこどもだ)

おしいれのぼうけん (絵本・ぼくたちこどもだ)

やんちゃな男の子たちが保育園のおしいれで経験?する、不思議でコワイ大冒険のお話

 

保育園の年長の頃、夢中になって読んだ記憶があります。

子ども③がつい最近、この本を一人で読んで【面白い!】と騒いでいました。

読み聞かせでハラハラドキドキ、自分で読んでドキドキする。

 

どちらでも楽しめる絵本です。

絵本、と言っても児童書的な絵本なので幼児から就学児への架け橋的な本でもあります。

 

いるの いないの

怪談えほん (3) いるの いないの (怪談えほん3)

怪談えほん (3) いるの いないの (怪談えほん3)

まさか、絵本の世界で京極夏彦先生の本が爆誕するとは思いもしていませんでした。

 

イラストもトラウマ級。

中身もトラウマ級の絵本です。

 

子ども①②に読み、【二度と借りてこないで】と言われた本。

同じ趣向の本も他社から出版されています。

 

日常に潜んでいそうな描写、恐ろしいですね・・・。

 

怪談レストラン

怪談レストラン(1)幽霊屋敷レストラン

怪談レストラン(1)幽霊屋敷レストラン

小学生の低学年から中学年向けの超有名なシリーズ。

たくさんあるので、好きな子はどんどん読んでしまいます。

 

人気シリーズということもあり、中古でも出回っていますし、図書館でもおいてあります。

 

一時、この本を10冊単位で借りていた時期がありましたね~。

夏のいいのですが、冬に読むと余計に怖くなります。

戦中戦後の話しもあるので、勉強にもなります!

 

怪談 5分間の恐怖

怪談5分間の恐怖(全5巻セット)

怪談5分間の恐怖(全5巻セット)

高学年になってからおすすめのシリーズ。

表紙からして完全にホラーです。

 

留守番中に読んではいけない本ですね。

子ども②には一人の時には絶対に読まないように念を押しています。

 

私や子ども①③がいる時でも、読んでいてギャー!と騒ぐことがあります。

 

ジャンルとして確立されている

ホラー系や怪談系は、立派な文学のジャンルとして確立しています。

そのため、乳幼児向けから大人向けと幅広い世代で楽しめる本がたくさん出版されています。

 

こんな風に書いている私も、怪談系は好きですが特に好きなのが山岳系の怪談話

 

 

登山の趣味はないですし、登山が好きなわけではありません。

でも、山にまつわる怖い話が好きで小さい頃から読んでいましたね。

 

おばあちゃんの家が超田舎なので、それも影響しているのかもしれません。

 

怪談系はストレートに分かりやすい描写は無い分、読み手に想像力を求めています。

この想像力、すなわち読解力が必須なジャンルです。

 

【子どもの読解力、ついてきたかな?】【うちの子は読解力あるのかな?】という時は、怪談系やホラー系の本を読ませてみてはいかがでしょうか。

※無理強いは絶対にNG!

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