【9歳の壁、10歳の壁】子どもが家庭学習してくれるコツ【小学3~4年・軽症編】 | 元塾講師 透明教育ママ見参!!

【9歳の壁、10歳の壁】子どもが家庭学習してくれるコツ【小学3~4年・軽症編】

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低学年はまだ親の言うことを素直に聞いてくれます。

しかし、やはり親もそうであったように子供も成長し自我が芽生えて反抗する場面が増えてくるものです。

乳幼児期だと2~3歳のイヤイヤ期がそれですね。

で、小学生に入って最初の反抗期が3~4年生で起きます。

 

子供によってその波の大きさは異なりますが、これも成長の一つとして受け止めなければいけません。

とは言え、学習面ではやっかいな問題が起きやすいです。

勉強しなさい!、が今までのように、以前にも増して通じなくなるのですから・・・。

 

とくに、1~2年生時に家庭学習の習慣が定着していない子の場合、親からの「勉強しなさい」という印籠は通用しなくなる可能性大、です。

 

エール出版社より本が出版されました。

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9歳、10歳の壁を越えるためには?

仕事をしている時は大半が中学生を教える機会が多かったものの、夕方の早い時間や土曜日の午後イチでは年長~小学3~4年生へのプリント指導を担当していました。

小さい頃から塾で勉強、というと全員が優秀なのかと思う方は多いかもしれません。

けれど、実際はそうではありません。

 

天才肌の子を除くと、勉強への意識にバラつきがあり結果として、その考えが学習態度に出てしまう姿を見てきました。

宿題をやってこない、親が確認していないで子供に丸投げという何だか昔の自分のような生徒もいました。

そういった子たちは、小学1~2年生時代は明確な学力差が出ないのですが、3年・4年になると違いが出始めます。

普段使い慣れていない小数や単位換算という単元が契機になることが多い、と感じました。

単純に答えが出ない問題に遭遇すると、イライラし始める、という。

 

そんな時期は、就学後に親の思い通りにはいかなくなる第一段階と重なるので手を焼くことに。

勉強が面倒・楽したい・ママうるさい、etc….

今回は、スムーズに勉強しなくなる小学3,4年生=中学年向けのコツの軽症編を書いていきます。

軽症、とは家庭学習の習慣がそれなりに身に付いているけど、学校のテストがパットしなくなってきた、という子向けです。

 

アレコレ指図しないですむのがベストだけれどムリ

2、3歳の頃のイヤイヤ期という台風が過ぎ去ると、親の言うことに耳を傾けるようになってきます。

園生活、そして小学校入学期は親子共々楽しい想い出が多く残る時期。

それが、2年生の終わりごろから雲行きが怪しくなってきます。

心の成長がはやい女の子だと、2年生の後半からお母さんと衝突する回数が増えてくるという話は耳にします。

 

まぁ、それでもその後やって来る思春期での反抗期に比べれば可愛いものでしょうね。

 

で、心の成長で親とぶつかるのは自分でも経験があると思いますが、なぜ勉強面で起こりやすいのかな、と個人的にずっと考えてきました。

 

子供①をみていると、やはり小学3年生から履修漢字の数や難易度が上がり、算数の内容も単純な計算の世界から一歩でていくんですよね。

そうすると、それまでササー、と短時間で解けた問題とは違い、時間がかかる。

 

勉強に時間をかけるのは嫌なものです、多くの子供にとって。

私の場合、1年生から放棄していましたけどね・・・。

そうすると、学校の宿題が面倒、そこに家の勉強するのも嫌だな~、という条件が重なっていくのではないか、と勝手ながら推測しています。

そこにドカンと、勉強しなさい!、とお母さんからの小言が来る。

どう考えても、嫌ですよね。

それまで口ごたえしなかった子供が、自我が芽生えて反抗する、という流れが出来上がっていくのでは、と感じています。

 

教科書ワークで対策

低学年向けの勉強のようにうまくいかなくなるのが中学年。

単純な問題ばかり解いていたところに、時間がかかる問題をやることになると、やる気が失せるものです。

それを回避するにはどうしたらいいのか。

学校の内容が難しいのであれば、教科書ワークなどを使って学校のテストの得点向上を目指します

3年生以上になると、学校のテストでも高得点連発は難しくなってくるので、学校のテストを80点以上にする、と具体的な目標を掲げてみてください。

学校のテストの点数が上がっていけば、必ず子供の自信につながります。

 

自信が付いた子は、何事にも前向きになります。

すぐには効果が出ないですが、ローマは一日にして成らず、です。根気よく子供を信じてあげましょう。

私も、子供①の計算スピードの遅さに内心イライラしていましたが、口を出さずに様子をみていたら劇的改善しました。

⇒ 計算スピードが劇的改善 その理由とは?

恥ずかしながら、教科書ワークに見向きもしていなかったのですが、子供②の1年秋に書店でパラパラ見かけて惚れました。

子供②の場合、学年での学習指導が甘く、学校の進度より先に勉強することに抵抗感があったのです。

教科書ぴったりテスト東京書籍 算数 3年

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その他に、我が家のドーナツ作戦のようにご褒美作戦をプラスすると家庭学習への意欲も高まります。

本来ならば、そんな作戦をしないで着実に学習を定着させたいのですが、やはり子供は子供なのでご褒美作戦は抜群の効果アリ、です。

 

教科書準拠の通信教材を使う

学校の内容を理解していないと、更なる飛躍は望めません。

学校のテストで高得点連発、を謳っているのがお馴染みのチャレンジですね。

従来型のペーパー形式と、猛烈プッシュのチャレンジタッチがあります。

子供からしたら、チャレンジタッチの方を選ぶかと思いますが、親的には紙押し、ですね。

資料を見ると分かるように、学校の内容理解と定着を目的としている教材作りとなっています。

私自身、中学1年の夏から中学生講座を受講し、何度も問題を繰り返して解いていったところ中学1年の学年末では劇的に成績がアップしました。

 

まぁ、元々の成績が悪すぎだったのですが、学年上位層まで到達できたのも進研ゼミのおかげです。

真面目に教材に取り組むと、学校のテストで必ず結果が出るのがチャレンジですね。

同封の漫画や冊子がためになる、チャレンジ小学生の無料資料請求はコチラからできます。

 

一方、チャレンジよりシンプルな作りだけれど、学校の内容定着でオススメなのが月刊ポピー

月刊ポピーは私が塾講師で働いていた時、副教材として使用していました。

塾の教材は大まかに説明しますと、大手は自社開発、中堅あたりだと自社開発か教材会社のを使用、個人塾は教材会社を使用。

副教材は、責任者が、業者からウチの教材使いませんか?というDMを見て使用する場合もあります。

ポピーは、塾にやってくる生徒の定期テスト対策や学校内容の定着をはかる教材の立ち位置として使用していました。

学校のテストでいい点を取ると、母親は喜ぶ・本人も嬉しい、という好循環になります。

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勉強に遊び心を取り入れる

学習に関して軽症の場合は、ガツンと勉強系、ではなく遊び心を取り入れるとやる気スイッチが入る可能性が。

我が家の子供①の計算スピード向上や、子供②のサクサク終わらせる態度に役立っているのが、タイマーです。

 

100均のキッチンタイマーでもいいですし、学校の50m走で先生が使用するストップウォッチを用いれば、気分アゲアゲ間違いなし、です。

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ストップウォッチは男の子にはとくに効果発揮するかも、です。

⇒【悩み解決】子供のやる気スイッチを押す秘密道具

 

女の子向けでは、リビングのカレンダーにお気に入りのスタンプを押して学習チェックを家族全員で共有する、と維持率が高まります。

女の子は男の子に比べて、どうしても周囲の目を気にしがち。それを良い方に利用しましょう。

グータラすぎると、周りの目も気にしなかった私のようなことになるので、軽症なら大丈夫のはずです。

 

どの科目が足を引っ張っているか観察する

中学年になると、科目ごとの成績差が出始めます。

理科、社会、算数、国語と旧来の小学校4教科が揃う学年です。

国語なら漢字なのか、算数は極端に苦手な単元はないか、理科と社会への興味関心はあるかどうか。

9歳、10歳の子供が自己分析することはほぼ不可能なので、返却されたテストの点数をガミガミ叱るのではなく、間違える問題の傾向を分析しましょう。

 

ちなみに、子供①の塾の成績は完全に算数が足を引っ張っていますが、毎回単純計算や数字の書き間違いで10点~20点損をしています・怒。

分析以前の問題です・・・。

 

夏休みなどに行われる保護者面談で先生に質問してみるのも手です。

が、学校の先生は事務的な仕事を膨大に抱え、クラス全員の苦手を詳細に把握しているのを期待するのは酷です。

やはり、保護者が客観的に分析するのがいいでしょうね。統一模試のような無料のテストを利用するのもいいです。

 

苦手克服しやすいのも、3,4年までです。

それ以上の学年になると、かなり遡って苦手単元を復習する必要が出てくるので時間がかかります。

3,4年生だと夏休みなどの長期休暇を利用して軽症から脱皮しやすいですね。

 

単元別のドリル

1年生の時の子供②は、は・を・へが苦手でして、それに特化したドリルを解いて克服に励ました。

小学1年生「は・を・へ」のつかいかた (くもんのにがてたいじドリル こくご 1)

小学1年生「は・を・へ」のつかいかた (くもんのにがてたいじドリル こくご 1)

2020年度から新しくなったようですね。

 

小学3年生時こくと時間 (くもんのにがてたいじドリル 算数 3)

小学3年生時こくと時間 (くもんのにがてたいじドリル 算数 3)

3年生で地味に差が出やすい時間もこれでサクッと復習ができます。

痒い所に手が届く系のドリルを使いこなすのはいいアイディアですよ。

 

まとめ

何だか考えることが増えて面倒だな、と思うようになる子が増えてくる3年、4年。

そのまま放置すると、ズルズル勉強習慣が抜けていき楽する法に気が向いてしまいます。

どうして面倒になってきたのか、なにか本人も自覚していない分からない単元があるのでは、と疑ってみましょう。

何が苦手なの!!、と怒りに任せて聞くことだけは避けてくださいね。

絶対に衝突しますから・笑。

子どもの「10歳の壁」とは何か? 乗りこえるための発達心理学 (光文社新書)
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