【10歳の壁以前の問題】低学年の学びが難しくなっている【元塾講師師ママも驚いた4つのこと】 | 元塾講師 透明教育ママ見参!!

【10歳の壁以前の問題】低学年の学びが難しくなっている【元塾講師師ママも驚いた4つのこと】

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今回は【10歳の壁以前の問題 低学年の学びが難しくなっている 元塾講師師ママも驚いた4つのこと】と題しましてお話をしていきます。

 

2020年度に小学校で新学習指導要領がスタートしました。

コロナ禍もあって、本来ならメディアでも大きく取り上げられるはずでしたが、世の中それどころではありませんでした。

 

学校も6月からスタートして、緊急事態でしたからね。

我が家でもてんやわんやで、大変な日々でした。

あれから3年が経過しましたが、人生でもトップ3に入る大事件でしたね。

 

さて、新学習指導要領により2020年度から小学5年生と6年生で英語が教科として学ぶことになったのはご存知の通り。

子ども①は当時小学6年生でしたので、、栄えある第一期生になるわけです。

 

学習指導要領の改定では英語が注目を集めていましたが、蓋を開けたら全体的に学びの質が変わっていることに気がつきました。

 

子ども①②と異なり、2021年度に小学校に入学した子ども③は入学した時から新学習指導要領で学んでいます。

 

子ども①②との違いをヒシヒシと感じている点をご紹介していきます。

Kindle出版しました。Unlimitedでも読めます。

 

YouTube版です

1.1年生でもテストらしい内容

 

小学1年生でも、夏休みに入る前の時点で慣らしではなくガチなテストを学校で解いています。

小学校の大判のテストは一般的にカラーテストと呼ばれています。

 

子ども③が1年生の時に夏休み前に国語のまとめの問題を解きました。

返却されたのを見たんですけど、学校で習っていない文章題が出ていたんですよね。

 

初見、つまり初めて文章を読んで問題を解いているんだ、と純粋に驚きました。抜き出しなどテストらしい構成にも驚きました。

 

こうした国語のテスト形式っぽい問題って1年生の、まして夏休み前に解くのかという衝撃。

子ども①②の時にはこういうのはなかったので【これが新しい学習指導要領か】と思いました。

 

2.2年生で分数の概念を習う

子ども①②の時は分数を学ぶのは小学3年生でしたが、今は小学2年生で概念を先に学びます。

これまでは小学3年生で分数の概念やたし算、引き算を勉強していました。

子ども③世代は2年で概念、3年で計算と分けるようになりました。

 

学校ではまず、一本のリボンを二等分する、三等分する。

それを1/2,1/3と表現します、と教えてくれます。

しかし、2年生の時点で【等分する】の意味が分からない子にもいることでしょう。

先生の言っていること、説明していることがちゃんと理解できない子も一定数いるのでは、と個人的に考えたりしてしまいました。

 

3.説明する文章を学んでいる

 

今の学校教育ではアクティブラーニング、児童生徒が自分から学ぼうとする授業が行われています。

 

班に分かれて調べ物をしたり、発表したりする機会が親世代の頃に比べても増えているなと感じています。

そして、学習指導要領が新しくなり、発表する際に使う【私は・僕はこう思いました。なぜなら●●●だからです】という論理的な表現の仕方、雛型を小学2年生の頃に学んでいます。

 

子ども①②は小学4年生くらいに学んでいたので、大きな違いを感じてしまいました。

 

4.計算式と合っている問題文か考えさせられる

個人的に一番驚いたのが算数での文章題が増えたことです。

たとえば、小学2年生の算数ですけど、以下の3つの式に合う問題を考えるなどです。

・7-4+5

・5+7-4

・5-4+7

三つの式はどれも答えは8です。

 

それぞれの式に当てはまる文章問題を考える、という問題がありました。

宿題でこうした形式の問題を見た時、【こんな問題も学校の授業で勉強しているんだ】と素直に思いました。

 

遠い昔のことですし、真面目な小学生ではなかったんですけど、自分が子どもの頃にこうした問題を解いた記憶がありません。

子ども①②も【ない】と口にしていました。

 

勉強内容は変わっていませんが、学び方が変わっています。

 

これまでの小学生の学力の分岐点は10歳の壁、小4の壁と言われてきましたし、塾で仕事をしている時も、そして子育てをしている時も肌で感じていました。

 

けれど、、学習指導要領が新しくなって、10歳の壁よりも早くに分岐点が訪れそうだなと感じています。

 

ブログでも取り上げ、Kindleでも出版したんですけど、やはり小学3年生が学力の分岐点として認識されるようになるのではと。

3年生って、ザックリ小学校6年間を半分で分けると低学年の分類されますよね。

今では低学年、中学年、高学年の二学年ごとに分けるのが多くなってきていますけど、低学年として見てしまう方も多いと思います。

 

低学年だと、まだまだ勉強させなくても良いと声かけちゃいたくなるかもしれません。

しかし、現状を考えると3年生は低学年ではありません。

 

勉強出来る子はますますできるようになります。

そして、ちょっと勉強量が不足している子はつまずく単元が増えてくる。

【これっとどういうこと?】と思う瞬間が増えてくる。

 

理科と社会の勉強も始まる学年であるので、3年生は注意が必要です。

子どもの勉強の様子、テストの点数などをしっかり確認してみてください。

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